NO.1663 「くつがえせるとも!くつがえさなきゃ!」 条約を覆した歴史がある
沖縄出身の青年が、
と語りかけてきたので、「くつがえせるとも!くつがえさなきゃ!」 と書いた。苦しいかもしれないけど、きれいごとを言っていきませんか?
みんながきれいごと言っとけば綺麗が実現すると思います。
だから僕は前は基地と経済を天秤に掛けてたけど、きれいごとを言うことにしました。
とにかく、抑止力でしか世界平和が実現できないとなれば悲しすぎる。
本当は、
誰もがいらないと思っている武力のために、
誰もが美しいと思っている海が消えるのは、いかがなものか。
国民みんなで、絶望はくつがえせないのか。

ここでシーサーならよかったけど、ただの鬼瓦!
確かに大変だが、過去にくつがえした経験がある。
今度の「辺野古移設、徳之島分散」声明なんて、たかだか「2+2」の合意だろう。条約でもなんでもない。
憲法に次ぐ拘束力のある条約をくつがえした歴史があるじゃないか。沖縄県民(その時は県民じゃなかったけど)運動と、それに連帯した日本中の世論と運動で。民主主義の力ですよ。
先の戦争の戦後処理で連合国との間で結んだサンフランシスコ講和条約。
その3条で、日本は沖縄本島を初めとする琉球諸島の領有権を放棄させられた。
しかし、沖縄県民の本土復帰の願いとこれに連帯する本土のたたかいが、サンフランシスコ条約の厚い壁を破り、1972年の沖縄施政権返還に結びついた。もちろん、本土並み返還とは行かず「基地付き」「核付き」の弱点が、今日に及ぶ沖縄の人々の苦しみにつながるのだが・・・。
こんどの「普天間基地無条件返還」のたたかいは、沖縄から日本から米軍基地をなくすたたかいの新たな出発にもなる。そして日米安保をも問う、真の独立をかけたたたかいへの発展の契機を含んでいる。
「くつがえせるとも!くつがえさなきゃ!」
それは対米従属を断ち切り、アメリカに対等にモノ言う政治に前進させるたたかいでもある。
そこで大事なのが本土の私たち。
是非このブログにアクセスして欲しい。「写真で見る・知る沖縄」
当道場のリンクに加えさせてさせていただきました。(我樹丸さん、よろしく!)
先ずは知る努力をしてみよう。
そこからたたかいが広がる。
そして、こんな話もある。
タイムズ紙に反論投稿 下地琉大名誉教授(琉球新報 2010年5月30日)
【米ワシントン29日=与那嶺路代本紙特派員】米軍普天間飛行場が辺野古移設となったことを「オバマ政権の勝利」と書いた米ニューヨーク・タイムズ紙に対し、下地良男琉球大名誉教授は「米国の民主主義の原則に反した勝利は自滅的だ」との反論を投書した。同紙の28日付読者欄に掲載された。
下地良男氏
下地氏は編集者あてに「確かに、2006年合意にこだわるオバマ政権の圧力に、鳩山政権は負けた。だがオバマ政権は、その勝利が自滅的であることに気付くべきだ。非民主主義の国々に対してワシントンが主張する民主主義の原則に、矛盾している」と指摘。「大多数の沖縄県民は沖縄に基地を置くことに反対している。よくもオバマ氏は、同胞である鳩山氏の意思を無視することができますね」と痛烈に批判した。下地氏は名護市辺野古の海を写真に収め、写真集を出版するなどして、県内移設に反対している。
こんな話だって。
アメリかのデニス・J・クシニッチ下院議員が米議会の中で「沖縄の人々の闘いを支援」する声明を出している。

『日本の人々への連帯メッセージ 在日米軍基地をめぐって』2010年4月25日
たたかいは拡がるもの。それが正義であればこそ拡げなければ。沖縄の人々は長い間、在沖米軍基地再編に反対を表明してきました。彼らのその強い意志は、本年初旬の稲嶺進氏を市長に選出した選挙での圧倒的な票に明らかです。稲嶺氏は名護市に米軍基地を建設しないとの公約で選挙運動した候補者です。
先週、私は米下院歳出委員会防衛小委員会の委員長に手紙を送り、普天間基地に駐留する米軍海兵隊の名護市への移転計画についての私の懸念を表明しました。海兵隊がその部隊を名護市へと移そうとするに際し、その議論には地元住民の視点がまったく存在していないのだ、と。
稲嶺市長の選出は、自分達の環境と暮らしを守ろうとする地元の人々の勇敢なる闘いにおける重要で象徴的な勝利でした。沖縄の人々の懸念が考慮されなければなりません。基地移転への彼らの強い反対、そして新たな軍事基地建設から生じるであろう環境上、経済上の損害を脇に押しやることはできません。その地の
海洋生物に自然の生息地を提供してきた脆弱な珊瑚礁は、地元漁民の経済的基盤と共に脅かされています。
私は沖縄の人々の懸念が米国連邦議会の中に確実に伝わるよう沖縄の人々の闘いを支援し、彼らの土地と環境を擁護する努力を続けます。
だから、普天間基地無は条件返還を!

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2010.06.02 | | Comments(3) | Trackback(3) | ・普天間基地問題Ⅱ
