そりゃそうでしょう。 障害のある仲間たちに日々一生懸命関りながら、この現実の前に「金がないから、経営を守るために職員をへらそう」なんてことは、思いも及ばないもん! そこに行くと民主党や自民党の議員連中は、よっぽど仕事してねえんだな!って、思うのは私だけ? 民主党政治改革本部が決めましたね。 「1票の格差」是正を口実に、小選挙区制の小手先の手直しにとどめる300小選挙区の「0増5減」の自民党案を丸のみするとともに、衆院比例定数80削減法案を通常国会に提出する方針を。 樽床伸二同本部長は「定数削減の一点張りで、最初の大きな風穴を開けていく」と息巻いたそうです。もちろん、消費税増税に向けてです。 「ムダを削る」と見せかけて、とんでもないことです。 比例定数削減は「民意の切り捨て」に他ならない暴挙です。 日本の衆議院のように、比例がブロック制をとっている場合、その定数削減の影響は特に大きくなります。比例定数が減少すれば、ブロックごとの定数が減少り、どんどん小選挙区に近づいてしまいます。小選挙区比例代表並立制の建前である「比例代表で多様な意思を反映」は意味をなくしてしまいます。大政党にむりやり国民の意思を収れんさせようとす暴挙と言わざるえないでしょう。 政治家自身が「身を削る」必要があり、その決意を見せることが消費税増税の前提だというのです。 「身を削る」と言いながら臆面もなく320億もの税金にはたかる・・・。 320億と言えば障害者自立支援法で負担増になった額と一緒。 「比例定数80減」で削られる税金は議員一人7000万円×80=56億円だけで、政党助成金のわずか6分の1。政党助成金をなくせば457人分の議員経費削減ができる。こんな簡単な算数でもわかる政治の腐敗劣化に騙されてなるもんですか。 そもそも政党助成金は憲法違反だし、即刻廃止し復興支援に回すべきです! 昨朝の「みのもんた」で、小沢氏の「政治資金報告にはいちいち目を通さない」に関して「目を通すかどうか」民主党議員にアンケートした、と・・・。流石に回答率は低かったわけですが、 「目を通す」の理由に「国民の税金だから」という回答が。 あきれたものです。民主への年間交付額は168億円、何と民主党の政治活動資金の83.8%を占めています。民主党議員なんかは、税金で政治活動するのが常識になってるのですね。退廃の極みですね! 1995年に企業献金禁止と引きかえ(こちらはサボり)に創設されて、2010年までの16年間の交付総額は5038億円。 障害者福祉予算に回してほしかったわ!!
民主3年連続トップ 11党が政党交付金申請 産経2012.1.17 18:27 総務省は17日、平成24年分の政党交付金を受け取るため、1月に旗揚げした新党2党を含む計11政党が届け出たと発表した。交付金総額は約320億円。産経新聞社の試算によると、民主党への配分予定額が165億400万円と3年連続でトップ。ただ、昨年末に離党者が相次いだこともあり、前年より約3億2000万円下回った。一方、新党きづなには2億700万円、新党大地・真民主には1億1500万円が配分される見込み。
自ら認めるムダな国会議員は即刻辞めちまえ!
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2012.01.19 |
| Comments(2) | Trackback(4) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、…」 日本国憲法前文の冒頭である。 かれこれ20年来の友。若いころ労働組合のオルグに赴き、時間調整のため車で 一休みした時に、寝過ごさないように買った980円の代物。長寿だ! これは民主主義の骨格にかかわる問題だ。 日本の選挙は期間も短く、しかもべからず選挙である。 分けても、小選挙区制というとんでもない仕組み・・・。「不当に選挙された・・・」 現在の公職選挙法では、衆議院議員の総議員定数480名のうち、300名が小選挙区、180名が比例代表選出議員に配分されている。同じく、参院は、総数242名のうち、146名が選挙区制(うち1人区が29選挙区、2人区が12選挙区、3人区が5選挙区、5人区が1選挙区)、96人が 比例代表選出だ。 実に、国会議員の3分の2は「不当に選挙された代表」ということになる。 国会では、憲法違反の「一票の格差」是正問題をきっかけに、選挙制度改革が議論されている。政府・民主党は、自民とともに衆院の小選挙区の区割り作業を先行させ、その先には比例の定数削減を狙っている。 導入から17年、5回の選挙を経た小選挙区制は、4割台の得票でも7割の議席を占めるから、比較第一党にはもってこいという訳だ。その陰で少数の声は切り捨てられ、多様な民意が排除される。 主権者・国民の民意が不当にゆがめられることにより、政治は劣化し閉塞状況にある。主犯格の「後悔」 小選挙区制は、1994年1月28日の細川護熙首相、河野洋平自民党総裁の会談から本格始動した。17年経って、当の導入当事者が”後悔”の弁を語っているという。 「一方の政党に偏りすぎる。落ち着いた政治にならないといけない。」(細川)「今の制度はうまくいってない。皆さんに申し訳ない」(河野)と。 その会談に立ち会った森喜郎自民幹事長(当時)は、「政治の劣化をもたらす要因は、根本的には小選挙区制に原因がある」と言い切り、細川内閣の幹部・現たちあがれ日本幹事の園田博之は「25年の政治生活で最大の間違いは、小選挙区制を選択したこと」と述べているという。 ・・・だったら、反省のもとに政治家としての責任を果たすべきだ。政治の劣化の中で格差と貧困は広がり、国民生活は窮している。その上に胡坐をかき続ける自民、民主の二大政党…。 選挙制度改革を言うならば、小選挙区制は廃止し、主権者・国民の民意を正確に反映する比例代表中心の選挙制度に抜本改革をすべきじゃないか。そうしてこそ、憲法前文「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、・・・」が生かされ、民主主義の基本が守られると言うものだ。国会議員は多くはない! 今や、国会議員削減はあたかも、歳出削減の切り札のように語られている。 しかし、我が国の国会議員の総定数は、国際的にみてOECD加盟の(34カ)国のなかで下から2番目と少ない。定数削減は民意尊重に逆行するものであり、ましてや比例定数を削減とは論外である。 ま、先の3主犯の”後悔”も、自らの党略が逆作用した恨みだろうが、ことほど左様に2大政党の党利党略で選挙制度改革が語られることは絶対に許してはならない、…と思う。 ポチポチッと応援よろしく。 ↓ ↓
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2011.11.29 |
| Comments(2) | Trackback(2) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ
明日は憲法記念日。 せめてこの日だけでも、きちんと考えたいもんだ。
@oowakitomosan 2011.05.02 08:47 明日は憲法君の誕生日。暮らしに生かそう。震災復興は憲法の視点で。 RT @kamiwaki: 上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 : 再度のご案内(2011年5・3神戸憲法集会) http://lb.to/kP78a6
最近、一票の格差が憲法違反だという最高裁の判決があった。
国民主権、議会制民主主義にとって、一票の価値を平等にすべきことは誰が考えても当然なことだ。したがって、民意を正確に反映する選挙制度は民主主義の土台だ。
1人区や2人区などは、死票を多く作り、その時点で主権者の参加を排除しているのである。
小選挙区制のふるさと=イギリスでは、その弊害から小選挙区制を見直そうという動きがある。
最早過半数を得る政党がない中、労働党と連立を組んだ自民党が「小選挙区制の廃止」を掲げ議論になった。
(ただし、自民党は学費値上げなど、公約を破り、そんな政党が提唱する政策としてその信頼が落ちているようだが・・・)
わが国でも二大政党に対する支持は、参院選挙につづき、先の一斉地方選でも減ってきている。
「勝者なき選挙」の結果は、「民主党大敗」だけでなく自民党も議席を減らし「二大政党」に対する国民の不信が示されたものといえる。
そうした中、多様な民意を正しく反映する選挙制度にする必要がますます明らかになってきている。
投票価値は平等でなければならず、選挙区間の格差を正すことは無論、小選挙区制などは廃止すべきなのだ。 憲法学者の
上脇博之 先生が、ツイッター
@kamiwaki 上で、つぶやいている。
@vkamiwaki 2011.05.01 22:53 今夜は、一人一票運動で、44回呟きました。賛同いただいた皆様、リツィートしていただいた皆様、ありがとうございました。 via web
「
勿論、議会制民主主義が実現しても、有権者が賢明な投票行動をとらなければ、真に政治は良くはならない。しかし、議会制民主主義を実現しなければ、ワーキングプア、格差社会は改善しないだろう。小選挙区制は世界の少数派。多くの国、特に福祉政策を重視する国は、比例代表制。 」ですね。
是非、この機会に読んでいただきたく、了解をいただいて当道場に転載させていただくことになりました。・・・ちと、長いですよ、なにせ44ツイですから。
”続きを読む”でどうぞ。
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【“NO.2044 憲法記念日に考える 投票価値の平等と選挙制度 上脇博之先生に学ぶ”の続きを読む】 テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2011.05.02 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ
民主党が、国会議員の定数削減や議員歳費削減を先送りしたことがメディアの批判の対象になっている。 その報道の基本姿勢は、民主党の「内紛」を描き出し公約破りを叩くと言う構図だ。 「衆院比例80、参院で40程度」の議員定数削減とした民主党の公約が、日本の議会制民主主義にとってどういう問題なのかという本質への言及が全く無い。 それどころか、行間に「公約を守り、議員定数を削減せよ!」とさえも読めるものだ。 タレントのゴシップで売ろうという3流週刊誌並みの劣化が完成した感がある。 もっとも、今に始まったことではないが・・・。歳費削減、結論先送り…岡田氏への当てつけも (2010年11月13日08時49分 読売新聞)
民主党は12日、国会内で政治改革推進本部(本部長・岡田幹事長)の総会を開き、岡田氏ら執行部側が国会議員歳費(月額129万7000円)の1割削減案を提示した。 しかし、出席者から反対意見が相次ぎ、結論を先送りした。岡田氏には今後の歳出削減や増税をにらみ、議員自ら身を切る姿勢を示す狙いがあったが、出はなをくじかれた形だ。 「大きな会社に支えられている人は良いが、そうでない人は国会議員になれなくなる」 森裕子参院議員は12日の総会で、声を荒らげて歳費削減に異を唱えた。 ・・・ 民主党は7月の参院選公約で国会議員経費の2割削減に向け、「衆院比例80」「参院で40程度」の議員定数削減の方針を明記したものの、議論は党内でもほとんど進んでいない。岡田氏は比較的合意を得やすいとみて歳費削減を先行させることにした。 ・・・ 岡田氏は「党の公約である公務員人件費2割削減のため、来年の通常国会に法案を提出する。国会議員だけ歳費を削減しないのでは説得力があるだろうか」と強い口調で訴えたが、出席者からは「まず議員定数削減を必死にやるべきだ。公務員の人件費削減も給料を2割減らすわけではない」と反論された。 ・・・ 党執行部の一人は「岡田氏の考えは分かるが、多角的な議論が必要なのに、歳費削減だけが取り上げられると小手先の大衆迎合に見えてしまう」と指摘した
民主党 定数削減方針を先送り 政治改革看板倒れ (毎日新聞 11月13日(土)2時53分配信)
・・・企業・団体献金の自粛撤回に続き、首相が約束した政治改革の看板倒れとなる。 ・・・今後の政治改革への取り組みを決めた12日の政治改革推進本部総会では、議員定数削減は議題にもならず、事実上、年内のとりまとめは困難となった。この背景には、衆院の比例定数削減に強く反発している公明党への配慮がある。来年の通常国会を見据え、公明党との連携の余地を残したい民主党にとっては議論を進められない状況だ。 ・・・ これを受けて総会では小沢氏に近い森ゆうこ参院議員が「いきなり発表して、1割削減という安易な方法を取る」と岡田氏を批判。資金力の乏しい新人議員らからも「定数削減がままならないから歳費削減というのは短絡的だ」などの反対意見が噴出し、結論を先送りせざるを得なかった。野党と党内の反主流派の板挟みで迷走する政権の姿が露呈した。
民主党の「迷走」の根底には、議会制民主主義破壊を許さない国民の世論があり、そういう政治の力学が作用していることも見逃せないのだ。
当道場はこの間、以下のキャンペーンを張ってきた。
■
NO.1272 国会議員定数削減・比例削減反対への共同を呼びかけます。 http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1306.html 議員定数削減の狙いは比例定数を削減することで、単純小選挙区制を作ることだ。
今や世界でも比例制が主流という選挙制度を逆行させることによって、多様な民意を切り捨て二大政党化を促進しするのが狙いだ。
二大政党化が何をもたらすかは「政権交代」で明らかだ。
最早、多くの国民が「民主党の中に自民との違いを見つけるのは、闇夜に黒猫を探すよりも難しい」「日本晴れのの秋空に雲を探すよりも困難」と感じている。
先の参院選でも、二大政党の得票率は50%台だった。
二大政党化は、政治の劣化を招き「選挙による独裁」をもたらす。すなわち民主政治の形骸化につながる。この間の国会論戦の不毛を見れば明らかだろう。
メディアの劣化と政治の劣化の相乗作用を嘆かねばならない今日この頃・・・。
★
今日のつぶやき →
http://twilog.org/oowakitomosan iiポチポチッと応援よろしく。
↓ ↓ 「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html 福祉目的なんて嘘っぱち!財政再建目的なんて嘘っぱち! 消費税は、昔も今もこれからも「法人税減税目的税」
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2010.11.13 |
| Comments(1) | Trackback(0) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ
社民党党首福島みずほがつぶやいている。
mizuhofukushima 議員定数問題、比例区削減は問題で、社民党は、わたしと重野幹事長で、公明党の井上幹事長と漆原さんと会談。比例区削減は問題であり、民意をどう反映するか選挙制度を含めてしっかり議論すべきであり、国会のなかで、多数決で、拙速に比例区削減すべきではないということで一致しました。 4:55 PM Sep 14th Keitai Webから
社民党は小選挙区制の導入に賛成した経緯があるのだが・・・。
大津留公彦のブログ2
「福島党首が小選挙区制導入時に賛成した誤 りを自己批判」 以下のように書いている。
昨日参加出来ませんでした「小選挙区制と二大政党制に批判を!」集会の報告を掲示します。 福島党首が短いメッセージのなかで、一九九四年に小選挙区制導入時に賛成した誤りとその時に党議拘束に反対して党から除名された国会議員らの名誉回復も行っていることを表明したことは、率直で真剣な態度の表れだと感じた。 という村岡到氏の報告には快いショックを覚えた。 過ちを認める所から進歩が始まると思います。 定数削減問題では少数政党は全て共闘出来るはずです。 過去のしがらみを越えて目の前の火事の火を消す事が大事です。 民主党の代表選挙でも菅直人首相も小沢一郎元幹事長も「衆院比例区の八〇議席削減」を主張している。「国会議員が身を削る」などと説明しているが、経費削減が必要なら、議員歳費を減らせばよいし、三二〇億円もの政党助成金を減らせばよい。比例区を削減することは、小政党の排除・消滅を結果することは明らかであり、歪曲民 主主義をいっそう深めることになる。その狙いは、消費税増税や九条改憲にあるのではないか という認識を早急に多数派にしなければならないと思う。 ・・・(以下略)
同感。
共産党は、この件に関しては「大いに共闘を呼びかけるものであります」といつも言ってるが、実際足を運んで話し合いの席を作ってるのかしら・・・。いろいろあろうけど、ダメモトでも実際に動かないといかんと思うけど・・・。
以下は、最近のつぶやきから関連部分。
■oowakitomosan 【大脇道場】ぶろぐあっぷ。 NO.1842 「比例削減」は崩れかけた「二大政党制」の延命策。
http://fc2.in/bMelnj #fc 2管も小沢も「国民主導の政治」と言いながら、比例削減とはもってのほか!
1,284,378,305,000.00 FC2 Blog Notifyから
■oowakitomosan カンナ音が公約する「衆院80、参院40の比例定数80削減」。大政党本位に民意歪めるひどいもの。この特集はわかりやすい→
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-09-06/2010090602_02_1.html 5:33 PM Sep 5th webから
■oowakitomosan 【大脇道場】ぶろぐあっぷ。 NO.1844 接戦の民主党代表選 「大差」を演出した小選挙区制
http://fc2.in/b1lbQK #fc2 国民的教訓は、比例定数80削減を許すな!
1,284,472,316,000.00 webから
■oowakitomosan NO.1845 管民主党の一党独裁を許すな! 「比例80削減」に対する 民主主義のための大同団結を
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1878.html 1,284,503,584,000.00 FC2 Blog Notifyから
■
kamiwaki 比例定数削減について民主党の岡田新幹事長は、「マニフェストにも書きましたし、党の従来からの主張です」から、「ぜひ実現したいというふうに思います。」と発言したようだ。この暴走をどのようにして阻止するか。今後この運動が重要になることは、間違いなさそうだ。
about 16 hours ago webから
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2010.09.18 |
| Comments(1) | Trackback(0) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ
今日もしつこく、比例削減反対を唱えるわけです。比例定数を減らせば民意切り捨ての小選挙区の比重が高まり、「虚構の多数」「一党独裁」が進む。 と書いたわけだが・・・。 実際、小選挙区制導入以来の日本の政治は、「虚構の多数」による悪政のごり押しだった。 下表は、この10年間に政権与党が国会で強行した主な法律や政策。(□かこみは再決議強行) 2001年、「聖域なき構造改革」路線を掲げる小泉政権誕生以降、医療・介護・年金の大改悪や労働法制の規制緩和、自衛隊の海外派兵などが急速に推し進められた。 小選挙区制の“虚構の多数”の害悪を劇的に示したのが05年総選挙だった。 「郵政民営化一本」で国民を欺き、自公は衆院議席の3分の2を超える327議席を獲得。その“虚構の多数”で自公政権退場となる09年総選挙まで「与党3分の2議席」を使って国民が反対する法案の強行を繰り返している。弱体化した政権末期、福田、麻生両政権下で実に9回も再議決強行がなされたのである。なりふり構わぬ数の暴力であった。生まれる時から 「消費税など国民につらくて苦しいことを訴えるのが選挙制度改革の本質」(石破茂 1993年)、「まったくその点は同感だ」(細川首相 当時)・・・。 小選挙区制導入当時の国会でのやり取りだ。 小選挙区制導入の狙いが、悪政おごり押しのため、それに反対する声を締め出すことにあったことをあけすけに語っている。 この問題に関する共産党の立場を紹介しておきます。
共産党 民意反映の制度に 日本共産党は、比例定数の削減は議会制民主主義を根底から覆す問題だとして、断固反対し、比例定数削減反対の一点で一致する、すべての政党、団体、個人に日本の議会制民主主義を守るための共同のたたかいをよびかけています。同時に、「国民の声を反映する民主的選挙制度とは何かを正面から議論すべき」(志位和夫委員長)だと考えています。 選挙制度のよしあしを測る最大の基準は、民意を正確に議席に反映するかどうかです。この立場から日本共産党は、衆院選挙制度について主権者・国民の意思を正確に反映できない最悪の選挙制度である小選挙区制を廃止し、比例代表など民意を反映する選挙制度に改めるよう提案しています。 また政党助成金の撤廃、選挙供託金の国際水準なみへの引き下げ・選挙活動の自由化などを求めています。
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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
2010.09.16 |
| Comments(0) | Trackback(2) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ
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