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NO.824 トノの進化と自立。

 ああ、自宅のパソコンがおかしくなってしまった。ブルーバックが出て、ネットがつながらない!パソコンオンチの私にはお手上げ。早速出張サポートをお願いしたが・・・。時間がかかりそうだ(涙)。で、職場のパソコンから。
 
 1201 011

 ところがこちらはいい話。
トノのお父さんから、昨日電話があった。・・・ン?何事?
「実は言葉の調子の問題だから、連絡帳ではなく直接・・・」と言う。

で、あ~~あ、記録に残そうと電話をメモしていたがその紙が・・・無い、無い、無い!
今まであったのに、・・・ボケだしてる!(涙)
一つ一つの言葉は正確さを欠くかもしれないが、記憶に基づいて書くことにします。

 トノは、34歳、自閉症で重い知的障害とされている。言語によるコミュニケーション能力が著しく困難で、どうしてもいいたいときに自分から「ラーメン!」「オカワリ」「デンシャ!」などの一語文で話しかけてくる。

 彼は、熊本での中学校時代の先生が好きで、お父さんに「ナツヤスミ、クマモト、アオイフク、○○センセイ」とよく言うらしい。昨日、地下鉄駅まで送る車の中で、お父さんがそのフレーズを言って、話題でも作ろうとしたらしい。

 すると、「フユヤスミ」と返し、「クロイフク」と返してきたそうだ。「お父さん、今度は冬休みに黒い服を着ていくんだよ」と言う意味だ。

 お父さんは、「ニコニコして言い返し、言葉遊びを楽しんでいる」と言うのです。今まではなかったことだ、と。最近ガイドヘルパーからも、「最近、ラーメン、食べたいです、と文章で話すことが多い」と報告があったそうだ。付け加えて、「人と話をするようになった」と。
(実は彼にとっては周りの人は人の形をしているが、ただのモノではないか、・・・そう考えるとすべての行動が納得出来ると、以前の話されたことがあった)

 確かに彼は作業所で、みんなが受け容れてくれる空気の中で少しづつ落ち着きながら、自分がしたいことを要求したり、いろんな主張をするようになった。周囲との関係が出来、彼なりのコミュニケーションのとり方が周りから受け容れられてきている。関係が出来るということは、「それはダメよ」も含めて、「双方向」で「帰ってくる」ものになってきたということだ。

 そういう関係の中で、言葉がその機能を発揮し、言葉は彼の中でより有意義な意味を持ってきたのだ。そういう関係の中でこそ言葉が発達し、トノの中では”遊び”にも使いたいほどの位置を占めていったと考えられる。


自立について考える。
 これは、ある障害を持つ青年の成長・発達の一つの断面に過ぎない。人は、支えあい支えられながら、自分らしい歩みで自分の人生を歩み成長し人生を作っていく。その過程こそが自立では無いだろうか、そう思うのである。自立を、結果としてではなくそのプロセスの中にとらえたい。

 ところが、 障害者自立支援法は、社会的就労こそがの最大の価値とばかりに、就労移行支援には報酬を高目につけている。そしていかにもその他の就労に遠い障害者は厄介者だといわんばかりだ。社会的就労を自立の指標にするのはいかがなものか。

 もっと、拡げていえば、「自立」が誰の世話にもならずに生きてゆくことだとしたら、最も自立に近い人は、生活保護にも頼らず、会社にも頼らず、公園で寝泊りしながら生きている人たちではないかと言えば極論だろうか?

 いま、多くの若者達が生きる土台の労働市場から路上に捨てられている。彼らにしても望んで派遣になったわけではない。いろいろな事情で食うために自立するために、そういう選択が余儀なくされてきたのだ。あたかも、それが自己責任で仕方ないとでもいうような風潮の社会は、病んでいると思う。

 いろいろ見聞する多くの派遣の人たち身の上を思うにつけ、障害者の「生きづらさ」(私は障害とは「生きづらさ」だと言ってきたが・・・)と、この国に生きることの「行きづらさ」が、同じ根を持つことを感じている。

こんな社会でいいのか?!
 人事ではないのだ。問われているのは、障害者が生きづらいのは「自己責任だ」とはいわないまでも、仕方ないとするこの社会のあり方なのだ。同じように問題なのは、ハケンや期間工がきられるのは仕方が無いことだとしてしまう社会のありかたなのだ。


 ・・・知的障害を持つ仲間たちは、人間とその社会のあり方を、語らずに問いかけてくる。私たちは、その問いかけにこそ向き合わなければならないのだ。
そこに政治がどう役割を果たすかを問わなければならないのだ。

 
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2008.12.17 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・仲間とともにⅡ

NO.820 「きらっといきる」の思い出。

  ちょっと古いですが・・・。
こうして喜んでいただくともっと知って欲しくなります。。

 もう10年近く前になりますが、NHK教育番組きらっといきる」で陶友の陶芸班の仲間が紹介されました。

2001年10月26日放送(第107回)
「つくっとっと!僕(ぼく)だけの陶器(とうき)~知的障害者(ちてきしょうがいしゃ)の作業所(さぎょうしょ)・工房陶友(こうぼう とうゆう)の仲間(なかま)たち~」


こんな風にして作っています・・・ということで。
こちらからどうぞ→ http://www.nhk.or.jp/kira/04program/04_107.html

 仲間3人と新幹線でNHK大阪放送局まで一泊で行ったものです。今見ると、実になつかしいものがあります。みんな若かった・・・。

 番組は最初は、友さんが中心になる予定でしたが、カメラを回すと余りにも「キャラが立ちすぎ」で、「周りと調和しない、周りがかすみすぎる」ということで、私はとうとう裏方になってしまいました。それ以来、私には主演男優の口は来ません(笑)。

 このときのディレクターI氏は、「人を撮りたい」と言ってNHKに入った大学でたての若者でした。この作品が彼の始めての全国放送作品でした。このシリーズの中でも大変評判が良く(これはNHKライブラリー保存版になりました)、その後彼は本社に行き、「プロジェクトX」の後番組(なんだっけ、ど忘れした,そうそう『プロフェッショナル 仕事の流儀』 )のディレクターとして活躍している。

 私は最初に、「障害者が一生懸命にやってるという絵は、撮らないでくれ。仲間たちをそういう目でとらえて欲しくない。アホで間抜けでどうしようもないもないところもある、普通に俺たちと一緒や、」とだけ注文しました。彼はカメラをいれずに何日も作業所に通ってきた。夕方、ああでもないこうでもないと酒を飲みながら話した日々が懐かしいです。

 NHK福岡放送局の福岡発地域ドラマ「いつか逢う街」の演出を手がけた後、東京に「栄転」でした。

 ここで名前も出ているからいいか。石田涼太郎君。元気かな?
凄く忙しそうで、行き違いばかりだったが、「陶友は自分の原点です。」なんて嬉しいことを言ってくれ・・・、何かにつまづいたときに、時々ふらりと酒を下げてやってきてくれました。色々人生のことを語り合ったものです。ついでに例の「慰安婦報道」も批判したりして・・・。

 そんな中で生まれた「きらっといきる」でした。
・・・ああ、懐古調になってきた。歳かなあ。


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2008.12.15 | | Comments(7) | Trackback(3) | ・仲間とともにⅡ

NO.812 いい話もしなきゃね。

 我が社のトノ。
本人の中では一年分十分に働いたのか、最近は年末年始休業モード。
5ヶ月近くも作業モードが続くという快挙を成し遂げたのだから・・・。

「仕事せんね。マグカップ作らんね」と言っても、「ふとん!ねむい!」と、さらりと交わして、終日自由人をしている。

イモ


昨日は給料日だった。
お父さんが今日の連絡帳に次のように書いていた。

昨日「日本一のタイヤキ」を5個袋に入れて帰りました。ホカホカしていました。
びっくりして「買ったの?もらったの?」としつこく尋ねたら、手をかみました。
事実を確かめようと、近くのタイヤキ店に行って聞いて見ましたら、「確かに500円出して買っていかれました。お釣りももらわれましたよ」と即答されました。
「これまでも時々覗きに来られていましたよ」と付け加えられました。

給料日に、親にプレゼントしてくれたのは、これが初めてでした。
みんなでコーヒーと共に、美味しくいただきました。



 陶友に来てから、自販機に金を入れると缶コーヒーが買えることを知った。コンビニでの買い物も覚えた。
何かができるようになると、それだけまた問題や心配事も増える。
「たい焼き?どうしたんだろう?」というお父さんの心配が、目に浮かぶ。

杞憂でした。
どこで、何をどう思ったのやら・・・。
「タイヤキ!」と、例のように人差し指を立てて、店員さんに言ったんだろうな・・・。
500円玉を出すのが好きだから、500円出したら5個来たのかな?

「おいおい、大丈夫か?自閉症を忘れて、普通のよか息子になりよるんじゃあないか?」(笑)

こういう話を聞くと、嬉しくなってしまいます。
皆さんにも、嬉しさのおすそ分け。
・・・で、多分今年中は、自由人モードで行くことでしょう。

「トノ、俺にも何か差し入れしてくれ~~」




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2008.12.12 | | Comments(3) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅡ

NO.674 営業するトノ。(陶友祭にて)

 先日の陶友祭でのこと。
トノがお客さんを捕まえ「ゆのみ!」と、自分の作品を売り込もうとしている。
偶然のチャンスにシャターを切った。

tono1715.jpg

 自閉症で重度知的障害(言語コミュニケーションが苦手だが、結構知恵者だぞ)は、こだわりが強く、他人とのコミュニケーションが苦手だ。

 陶友に来てもう5年になるだろうか。
職員も少なく、とてもマンツーマンの支援は出来ないことをお断りした上で、仲間に迎えた。
時間中も勝手にいつの間にか出歩いて、ラーメン屋めぐりやコンビニめぐりをし、そのたびに受け入れと見守りのお願いに行った。

 「放し飼い」・・・言葉は悪いが、いつも職員がくっつきまわって行動を規制しては、本人も生きた心地はしなし、ストレスが溜まり逆効果なのだ。適度な距離で彼の自由を確保しながら見守り援助しなければならない。しかし、その距離も管理できず、近所迷惑になることも度々で、その間、管理責任を問われ厳しい批判も受けた。

 そうこうしながら、落ち着き、かつてはたくさんの人の賑わいの中には入れなくて逃げ出していた彼が、段々賑わいの周辺に居場所を作り、仲間たちと共に、「自分の距離」を作りながら「参加」する事ができるようになった来た。

 陶友祭準備のバタバタの中でも、彼は自分の場所を見つけ「掃除大臣」(思い立ったように、ガラスの窓拭きから車拭きまで掃除をしまくるのでそう呼ばれる)になったり、彼なりの「作業モード」を保ち安定した日々を過ごしていた。

 今年の陶友祭では、「大丈夫、彼なりに参加できるだろう」ということで見守りもつけなかった。案の定、班毎のあいさつの時もきちんと自分の作品を持って、マイクを握りあいさつをしていた。・・・ホンの一瞬だが。そして好きなカレーや焼きそばを買って食べたり・・・自由に賑わいの空間を泳ぎまわり、彼なりに「参加」出来ていた。

 そして私が出くわしたシーンが、トノの「営業する」姿だった。自分の思いや要求を表現するのは限られた時に限られた人に対してである。「ラーメン!」「おかわり!」「コーラ!」「でんしゃ!」・・・など。ところが、この陶友祭でお客さんに自分の作品を、「ゆのみ!」と差出し、「(買ってください)」と営業していたのである。

 私たちは、自立支援法でいじめられながら、低賃金と長時間重労働ににもめげずに、こうしたささやかな仲間たちの人間らしさの発露を発見しては、それを喜びに働き闘い続ける。

 思うに、福祉の仕事というのは実にシンプルな世界だと思う。
難しく困難にしているのは、この国がそのシンプルにしてささやかな人間本来の営みを、応援するどころか、その足を引っ張り妨害する事にあるのではないだろうか。だから、私たちはその国のやり方が許せないのである。

今日は、自立支援法の抜本見直しを求める福岡県民集会に、仲間たちが代表数名で出かけた。

 
  


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2008.10.30 | | Comments(6) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅡ

NO.628 祭りにて露天販売。

 「西新・中西・高取 勝鷹夢まつり」というのがあります。

キャッチフレーズは
ーーーー中身もぎっしり!距離も長~い 一日遊べる商店街のお祭りーーーー

福岡市でも有数の商店街ですが、景気が悪く商店街はどこも大変です。
そこで、お客さんをたくさん呼ぶためのお祭りをしているわけです。

105まつり1470

メインのパレードですが・・・。ま、お祭りの中身は置いて・・・。

105まつり1478

3年前より、応援団のRさんの紹介で、露天で陶友の仲間の作品などを販売させていただいています。
当日は、場所が急遽変わったこともあり10時開始前に8時搬入。
学生ボランティアも5人助っ人に来てくれました。

仲間はツンクンとナツさん。
ナツさんの張り切りぶりは凄い。
「おはようございます。いかがですかあ。
今日だけ、祭りのため安くなっていますよお。3000円が1000円!400円が100円・・・」
声は出るわ、お客さんは捕まえて売り込むわ!
まあ、積極的で、商売熱心。
私は「おいおい、相手も見て、押し売りするなよ・・・」と、いつもハラハラですが、
ご本人はイタってお気楽!

実は好きなのです、こういうのが。
還暦過ぎの「あつかましさ」と根性です。
いつもは「お寺さんのお手伝いがあるから・・・」と休むことが度々なのですが、販売のときだけは「お寺さんに言ってきたから・・・」と、出てきます。

ツンクンは、マイペースで笑顔を提供。

昼ごろからの小雨も、雨脚が少し強くなり4時前には終了。
例年は、7~8万円の売り上げでしたが、雨で今年は6万円弱かな?

在庫の整理もかねて、100均、200均・・・安く出します。
通常の3割から5割値。大丈夫かと思いながら、在庫抱えても仕方ないし、兎に角、カネに変えなければ・・・!

露天で、オバチャンが2,3人座り込もうものならしめたもの。
次々に座り込み、どんどん売れます。一種の群集心理ですね。
日ごろは批判する行動も、こういうときは目をつむり、感謝!(ゲンキンですみません)

こういう商売には昨日の雨は大敵でした。
10万目標にしていましたが、ま、でも、ボチボチと言うことで・・・。
Rさん初め、学生さんたちありがとうございました。

 ちなみに私は搬入搬出と、基本のセッティングにご近所挨拶だけ。
店頭に立つとお客さんが避けて通るんじゃないかと言われていますので・・・(笑?涙)

いよいよ次は、陶友祭に向けて追い込みです。

10月25日(土)、26日(日)は、是非陶友祭にお越しください!


 


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2008.10.06 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅡ

NO.559 お盆休みに入ります。

 明日から7連休。仲間たちはそれぞれに、盆休みを過ごす事になります。
職員は一息入れます。わたし的にはたった1週間では足りないんだが、仲間たちが退屈する事と作業所の経営を考えればギリギリでしょう。

木陰0550

 今日は大掃除と反省会。今、それぞれに振り返って発表中。
「リヤカー(販売)をがんばりました」
「夏越祭りが楽しかったです」
「遅刻をしたのが悪かったです」
「腹かいて怒ったのがわるかったです」
・・・
十年一日のごとき反省ではありますが、それぞれに頭の中に映像があるようです。

 これから、わずかだがボーナスを貰って、いざ打ち上げへ!です。
知り合いの居酒屋を昼間に空けてもらって、貸し切り宴会です。
お腹が落ち着くと、どう時間を過ごすのか・・・。
とりあえず2時間コース。

では行ってきます。

追記:15時30分。

飲まずに付き合うのは私は苦手。今日は中途半端な時刻。
侭よと開き直り、一緒に飲みました。ビール中2杯、ホンチャンがゴマすりに持ってきた「出羽桜」吟醸3杯、芋焼酎「富の宝山」4杯・・・中途半端でいちばんっきついところ。
ついでに乗っちゃいました。
「友さん好きゲーム」
「お前、誰が好いとっとや?」といって、「友さんが好きです」と言わせるのです。
8割はこれで行きますが、自閉症のジュンクンとかはこう言うふうには行きません。

・・・まあ、そんなアホまでして参加してきました。
この量は、いわゆる「蛇の生殺し」。
・・・夕方からは真面目な会議があるし、どうしよう。
ゆっくり覚ますなんて、もったいないなあ。

もう一つ。
今日はトノとの勝負でもありましたが、なんと2時間も参加してくれました。
店に入ると「ラーメン!」 いつもならしばらくして別行動をするんですが、今日は貸切で他のお客さんに気遣う事もなかったので、どこまで参加できるか挑戦してみました。
最初の「ラーメン」に、「待て」を出すと、メニューを見て「ひやしソーメン!」と来た。お店の人に頼んで特注をかけ、その場をしのぐ。次は、「オオワキサン。カラアゲ!」・・・しばらくして空揚げも出てくれたし。その後も「ラーメン ラーメン」を連発したが、「無いよ、まだ」で引き伸ばし・・・。
どうしてもムリだったら。途中退場で2人でラーメン屋で二次会も考えていたが、出てくるメニューをつつきながら、結局最後までさほどのストレスを感じた様子も見せずに参加してしまいました。
イヤ、びっくり。
どうした事や!ほとんどずっと自分の席に座っているんだもんな。

家に帰ってから、反動が来ないといいが。さっき激しい雷がなっていたから、あれで脳の不要な電気は放電したかな。



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2008.08.11 | | Comments(0) | Trackback(11) | ・仲間とともにⅡ

NO.549 還暦祝い。

 先日、一人の仲間が還暦の誕生日を迎え、今日はかねてから準備をしてきた還暦祝い

( 追記:陶友ホームページ還暦祝いの様子がアップされました。ご覧ください。)

カゴサンは、養護学校を卒業後転々と職を替え、20年前に知り合い、以来ずっと一緒に作業所で関わってきた。

 蓮0461

 「自分は陶友が一番好きで、死ぬまで陶友で働きたい」という。
自立支援法で利用料を負担しなければなくなったとき、苦手な文字を鉛筆をなめなめ書いて訴えた

朝は一番乗りで、一番よくしゃべり一番よく働く。リヤカーを引いて、豆腐を配達に回る。お得意さんとのおしゃべりを楽しみながら、「仕事やけんね」と、雨の日も風の日も、雪の日もぎらつく炎天下にも・・・。

 今日は晴れの日。沢山の人たちからお祝いの品々やメッセージをもらい嬉しそうにしていた。
「いつも優しい声かけをしてくれて、気が効くカゴサン、70までも80までも元気に陶友にきてください」
「優しい笑顔とおいしい豆腐をいつも待っています」
・・・彼の人柄を表すメッセージたち。

他の15人の仲間たちと比べても一番元気な働き者。
60年・・・色々と大変な事があった人生だが、今が一番幸せだという。
「一番感謝しているのは、友さんです」とゴマする事も忘れない。

還暦以上は3人。
2人は身よりも無い一人暮らし。これから先、どう支えていくのか。
簡単に老人介護システムも使えない。入所の施設も空は無い。
少ない職員で、一人暮らしの支援もしているが・・・。

仲間の自治会から貰った、派手な真っ赤なTシャツを着て、無邪気に喜ぶカゴサンや、仲間たち。
「都合悪い事や辛い事は見ず、忘れ・・・スルーして」楽しいことを精一杯感じて生きている姿に、「人のいうことも聞かないで・・・!」と思いつつも、「そうでもしなきゃあ生きていけないよな」と思ってしまうのだ。

私は人間ができていないので、そんなに無邪気に一緒には喜べないよ。
この国の貧しい福祉の中で、あなたたちを「骨にして収める」まで、これから先の途方も無い日々の事が頭から離れないのだ。

でも、その無邪気さを救いにし励みにもしなきゃあな。
「70歳までも80歳までも元気で来んならね。俺はあと5,6年でさいならやから・・・」と、言って茶化す。
そう言った後の自分のかっこ悪さ。
この国の福祉の貧困に押しつぶされそうになる。
「ああ、今日は浴びるほど飲みたいな!」

何が、内閣改造だ!
顔を並べ替えたところで、中身は自公政権そのままだ。
人の命や暮らしよりもそんなに金儲けが大事なのか!

政治を変えなきゃあ、福祉は政治そのものだから。「自由競争」や「市場原理」の中には「福祉」の文字なんて無いんだから。
「福祉」を認め生かすのは、政治の力以外には無いんだから・・・。
「自由競争・市場原理」に規制をかけ、「福祉」が成り立つ空間を作るのが、現代の政治の中心の柱にならなきゃ。
だから、「内閣改造」も「政権交代」も中身なんだよ。
内閣改造問題についても書きたいと思ったが、ここは一つゆったりと・・・。


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2008.08.02 | | Comments(2) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅡ

NO.528 汗だくの作業モード。

 トノ(33歳・重度知的・自閉)、汗だくの作業モードにござる。

創る20001

もう2ヶ月も作業モードが続く。
自由人モードになると、一日中さえずりまわり、気ままな居場所で気ままな行動で一日を終わるが・・・。
二つのモードの繰り返し。サイクル不明。
「トノ」は、父親の命名。
人のいうことは聞かないのである。偉いのだ。

創る0001

どうやって習得したんだ?と思うほど器用に器を作る。
「脳内検査」をしてみたいところ。
物を作るという行為は、脳が身体のすべて、分けても手先の微妙な感覚・動きまで完全にコントロールしないとうまく行かない。

職人の背中が汗でぬれているのがお分かりだろうか?
この作業室には、冷房は入れない。
土が乾き、彼らにはそういう環境の変化に対応した仕事のやり方はむずかしいから。

淡々と飄々と、脳が楽しむままに土をいじる。
二つのモードが、何をきっかけに変わるのか・・・
友さんはいまだに見抜けない。

トノのことだ。
下々が解ろう筈もないか。
人生、諦めが肝心。


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2008.07.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.522 「わたしもキャノンで働いていたんですよ」

 「今年も麦藁帽子の季節か・・・」
給食を済ませ、傘立てで休んでいる麦藁帽子のことを書こうと思って、職場の備品「キャノン・イオスキス」を取りに行くと、シノブさん(31歳)が、「友さん、私、それじゃ無いけどそんなのを作っていたんですよ」と、話しかけてきた。

麦藁帽子20003

 シノブさんは、最近から陶友 に通いだした仲間。
10年ほど前、21歳のころ大分のキャノンと静岡のリコーで働いた事があるという。派遣で。
軽度知的障害の彼女は、障害認定を受けたのは25歳の時。それまでは「がんばれがんばれ」で、苦労してきたようだ。

 「仕事は難しくは無いんだけど・・・、キズの点検をするんだけど・・・、一つに時間がかかりすぎて・・・、流れについていけなくて、非常ランプがつきっぱなしで、あせって固まって・・・」
キャノンは1ヶ月も続かなかった。

 「基盤のボンドが多すぎてはみ出したのをとるんだけど・・・、どれが悪いのかわかりにくくて・・・、次のチームからクレームがついて・・・また固まって・・・」「週に1.2回しか行けなかったし・・・」
リコーも半年ももたなかった。

 「食事はひどいもんよ。コンビニが遠かったので近くのパン屋さんの菓子パン。ほとんど」・・・
若いのに糖尿病も患ってしまった。

 彼女の場合「派遣」だったからとだけでは言えない障害があったが・・・、派遣の孤独な辛さが伝わってくる。
「それまでは自分が怠けているとか、サボっているとか言われたりして・・・」
いつも自分を責めて落ち込み固まってしまっていた彼女は、25歳で「知的障害」の認定が下りた時はホッとしたという。

 色々と道を探しながら、陶友にくるようになったが、いつも次から次に不安が湧いてきて、出てくることそのものが先ずは課題だ。
 「急がずゆっくり行こう」と話している。

 自立支援法は、就労支援に力を入れていると言うが、職場環境には殆ど手を打たずに、訓練を強化して障害者を送り込めばいいという就労支援では、人間としての誇りも自覚もボロボロにされ、彼らは「壊されてしまう」だろう。

 わたしがこれまでに見てきた軽度知的障害者は、就労に失敗し、その多くが自信をなくし、自己受容が出来ずに精神障害という2次障害を負ってきている。これはある種の「生きる力」でもある。生きるためには、「自分でなくなる」必要があったのではないだろうか。「私を認めて欲しい病」と私は呼んでいる。これからこういう人がどんどん増えるんじゃないかと危惧している。

 「いらんことせんでいいから、この人たちを壊さんでくれ!」
「沢山稼ぐ労働能力だけが人間の本当の値打ちじゃない!」
「尻を叩いて、納税者に仕立てあげるのが自立支援ではない!」
こうした仲間たちに日々向き合いながら、こう叫びたい時がある。
国や心無い人々の彼らへの政策や処遇について。

もっとゆっくりでいいんだ。
人には人それぞれの歩幅と歩調がある。自分の足で自分らしく歩く事こそが、自立のポイント。そのことをこそ応援すべきだ。
何よりも、そのほうが本人の幸せではないだろうか。


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テーマ:ワーキングプア(働く貧困層) - ジャンル:政治・経済

2008.07.13 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.520 麦藁帽子と共に夏が来た。

 こんなに暑い日でも、食品班の仲間たちは麦藁帽子をかぶり、地域に豆腐を配達したり、リヤカーで販売に行く。
麦藁帽子20002

 「こんなに暑いとに、もうやめときい。日本人はアホや。こんなに暑くても仕事して。フランス人は1ヶ月以上もバカンスって言うて、仕事は休むとぞ」」と、私はイジワルを言う。
「なんがですかあ。お客さんが待っとっとですよお」と返ってくる。

普通だったら、「イヤだなあ、この暑さ、・・・」だろうが、
待ってくれる人がいて喜んでもらえる。
その価値と喜びは、麦藁帽子も必要としないほど仲間たちを元気付けている。

働く喜びがあり、自分を誇りに思うことが出来る。
・・・自己肯定感。

汗ぶりぶりかいて、「ただいまあ」と返ってくる。
汗が誇りに輝いている。
さあ、遅めの給食だ。
・・・麦藁帽子は一休み。

今年も麦藁帽子と共に夏が来た。


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テーマ:障害児と共に生きる日々 - ジャンル:福祉・ボランティア

2008.07.12 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.443 頑固一徹?職人気質?マイペース?・・・わがまま?

久々登場のトノです。
なかなか人のいうことは聞きません。

しかし、その気になるとよく自分のいうことを聞く、繊細でしなやかで、器用な手指をもっています。

久々に作業モードが続いています。
お得意は「マグカップ!」
こだわりの専用道具もそばに置いて・・・。

かまとの 007


こうして好みの手本を並べ、口径、高さと寸法を合わせます。
どうしても取っ手をつけたがります。
このサイズでの取っ手つきは売れません。
気づかれないように後で取っ手を外します。
・・・と言ってもそこはこだわりの自閉症、後でチェックして気がつくのですが・・・。
あきらめるのか、・・・合点はしないが、パニクリはしません。

彼のタッチは非常に薄手。

粘土でここまで薄作りできるなんて、そう易いことではありません。
友さんクラスの腕がないと!
焼酎の水割り用に持って来いです。
いつもは黒で焼き上げますが・・・、今回は趣向を変えて。

「たまには自分をほめてみな」
「酒はほどほどに 女も ちょっと好きなぐらいがいい」
「お疲れさん ま 一杯やろか」
「正解ばかり さがさんでよか 思ったとおりに やってみな」
「ま くよくよするな 明日はあしたの 風がふく」
「流した涙 ながれた汗も 宝だろう」
とか色々、ありふれた言葉を並べてみたりして・・・トノと友さんの合作に。

かまとの 006


はい、窯詰め完了!
奥の上段に並んでいます。

かまとの 002


ガス窯です。
昨夜本焼きでした。

かまとの 003


最近一瞬だけ、背の高いビアカップにいい奴を作りました。
これは絶対に美味いと思います。
二度とつくらないかもしれない「限定品」でしょう。
あ、今度焼き上がりの作品もアップしてみようかな?

トノは、
頑固一徹なのです。
そして職人気質なのです。
マイペースにして、「わがまま」なのです。
吾が・侭・・・吾が意の侭に生きるのです。

最近、すこし周りにも合わせたり、こだわりを忘れたり・・・。
「おいおい、大丈夫か。おまえ、自閉症だという事を忘れたか!」・・・これはお父さんの弁。

私に対しても、自閉症である事を忘れて、
「このサイズで、この見本で作って!」と言う事を聞いてくれたら、
トノの作品のバリエーションはもっと広がるのにな。

そうなったら、トノはトノでなくなるか・・・。
やっぱり、今日ビヤカップサイズの見本を示し、
「トノ、今日はこれを作ったら?」と言うと、
手をかんで「拒否!」でした。


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2008.05.23 | | Comments(2) | Trackback(2) | ・仲間とともにⅡ

NO.347 仲間の自治会「流れ星」の総会でした。・・・イジワル言っちゃった!

 昨日はなま暖かい強風と雨。木の芽起こしとなるでしょう。
午後から、高校を卒業した青年達のグループの「卒業記念陶芸教室」があり出かけました。四女も一緒に。彼女は春休みで退屈なのと、職員のとくいに会いたかったのでしょう。「仲良し」ですから。メルアド交換でもしたのかな?
 なんかおとなしい感じの青年達で・・・。10数名、男ばっかり。それぞれ思い思いにつくってもらいました。偉そうに、青年への期待もしゃべったりして・・・。もっと交流できればよかったなとか思ったり・・・。


ところで、先週土曜の午後は、仲間の自治会「流れ星」の年次総会でした。

式次第は、

1)始めの言葉
2)所長からの言葉
3)担当職員からの言葉
4)自治会活動のふりかえり
5)会計報告
6)ひとりひとりのりの反省思い・感想
7)役員への要望
8)次年度の役員の選挙について
9)終わりの言葉 

職員の援助で一つずつ進めます。
りの反省は、何人かを除いては「私は何をしました」ぐらいしか言えませんが、それでも皆が発言します。

会長さんは気になっていたらしく(その理由は、後段で)、「自分も、いかんと思ったけど我慢できずにカーッとなって悪かったと思うけど・・・他の人も皆助け合いましょう」だと。
副会長は「自治会らしく出来なかった。ボーナスの時は話し合いが遅れて、ボーナスを貰いそこねるところだった。話し合いをしようと言っても会長がちゃんとしてくれなかった」と、会長への風当たりが厳しいようで。
さらに役員への要望で、「会長さんが怒るとみんなやる気をなくすから、考えて行動してください」と、一番年長のKさん。この人は思ったことをちゃんと言えるので、会長さんもタジタジ。

その他、
「陶友祭の時のりは職員が決めたから、次は100%自分達で決めたい」
「ゆうゆうの人たちとのボーリングが楽しかったので、又やりたい」
「旅行ばかりじゃなくて、今度はキャンプをしたい。みんなで作って食べたり・・・」などなど。
やはり、目に見えないものについて語るのは苦手です。しかし、自分が体験した事を手がかりに、みんなで考える「訓練」でもあります。

 みんなが役割を持って参加できるように、りが沢山あります。
「旅行実行委員」「対市懇談会」「還暦祝い実行委員」「誕生会呼びかけ」「署名係」「仲間の学習交流会の係」「上半期打ち上げ係」「夏越祭り呼びかけ係」「自遊会展示会呼びかけ係」「クラブ呼びかけ係」「成人式実行委員」「陶友祭の係」「なかまニュースを読んだり渡したりする係」「忘年会係」「新年会係」・・・前年度はざっと15。

 面白いのは「○○呼びかけ係」、これって「そろそろ○○の準備をしましょう」と言う係です。誰かから声が出ると、その係の人が公式に声をかける。誰も言い出さないときは、職員が背中を押します。誰でも出来る係です。それから、その企画の係決めが始まります。

以前も紹介しましたが (NO.291 民主主義は、・・・むずかしい!)、「流れ星」を運営する上で規約の中に、以下のように「守る事」を決めています。

1.人の話はよく聞き、意見は尊重する。
2.発言する時は、手をあげて言う。
3.わからない事は、ちゃんと聞く。
4.みんな冷静に考え、感情的にならない。
5.役員はもちろん、みんな意見や行動に責任を持つ。
6.意見が一致しないときは、お互いよく話し合ってから、それでも決まらない時は、多数決で決める。そして、決まったら、みんなでそれに取り組む。

 会長さんが気にしていたのは、実は私が所長挨拶の時この「守る事」をもじってイジワルを言ったからです。
「人の話は聞かないでいいから、自分が言いたい事を、人の話中だろうがどんどん言ってください。解らん時は、居眠りでもしてください。いやな事があったら、かんしゃく回して怒っていいです。役員もみんなも、自分がしたいことをやり散らかしてください。意見がまとまらない時こそ、人の話しは聞かないで、大きな声で自分の考えだけ言ってください。」

 思い当たるのですね。まだ民主主義には遠いのです。
力が働くのです。弁がたつひとが強いのです。
話はそれますが、かつて「五つ子ちゃん」のドキュメンタリーであったでしょう?言葉を持たないころは、物理的な力・体力が強いものがリーダーシップをとる(集団の中で自分の意を通す)が、言葉を獲得し言葉が集団関係に意味を持つようになると、言葉が発達した子がリーダーシップをとるようになるという話。似たような現象です。単純にそうとは言えませんが、そういう育ちをしてきたのでしょう。

 特に力で通そうとする人は、自分より強い力に弱い。会長さんは(人がよく全く悪意はないんですが・・・)典型的にそういうところがあり、ちゃんとものを言うKさんのような仲間には弱いのです。仕方がありません。一般就労の世界で、管理され押さえ付けられてきたから、立場が違うと自分がそうするのです。彼なりの生きる知恵が染み付いているのでしょう。

 それでも民主主義から学ぶと言う面もあります。
「みんなで作った自治会です。みんなの願いや、やりたい事を力を合わせてやるために、しっかり話し合って、頑張ってください」と挨拶を閉めました。


最後まで読んでくれてありがとうさん。
やっぱり民主主義はむずかしい。
それでも、どこぞのボス支配の組織よりはマシかな?
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2008.03.24 | | Comments(1) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.338 「戦争の時代から生き抜いた 60年」・・・Rさんの事(2)。

 昭和14年。逆子の難産で仮死状態で生まれたRさん。重い知的障害を持つ事となった。
当時は産めや増やせの時代。しかも、若者の価値は天皇の立派な兵隊になること。「不倶者は座敷牢に入れろ!」と、人権もへったくれも無い時代だった。お父さんは戦争に行き、小学校の時は戦火を逃れ転々・・・。当時は特殊学級もない時代だったが、皆にかわいがられ毎日休まずに学校に行ったそうだ。そんな時代から戦後の混乱期を経て、60年間生きてきたRさんの、還暦祝いがもたれた。

 仲間でお祝いの実行委員会を作り、ささやかな還暦祝いをした。
その模様を陶友通信NO.49から引用し紹介します。1999年3月、当時Rさんの孫のような年齢の女子職員による記事です。

戦争の時代から生き抜いた 60年」

 「なんか買うちゃるね!」と満面の笑顔で声かけて、いつも私のことを気にかけてくれるRさん。3月で還暦を迎えられました。お祝いです。

  「オレぁ カンレキ!」

 仲間から少しずつ「還暦やね」という声が出てきたころ、「オレぁ カンレキ!」。こんなに「カンレキ」を楽しみにしている人はいません。
 Rさんは作業中でもいろんなことが気になって、よく油を売りに行くし、人よりできない事が多い。みんなはそれを「自分より出来ない」と見て、馬鹿にしたようなところがある。何を言われても「うん、うん」としか言わないRさん。(言い返さないのは皆よりもずっと年上だからかもしれない)何かが出来ようができまいが、RさんはRさんなりに苦楽と共に60年生きてきた。

  よく気が利き、「人がいい」(母)

 Rさんのいいところ?「あれがない!」などとよく気がついてくれたり、街の新情報を教えてくれるところ。「ホウキがなか!」とよく職員に訴えていたある日、いつもは黙っているミーティングなのに、皆の前でそのっことを言ってくれた。そしてその訴えに応えるべく、ホウキを購入。あんなに意気揚々としているRさんは久しぶり。その朝は言うもと違う空気でした。

  戦争の時代から行きぬいて

 還暦お祝いの実行委員には仲間から3名。陶友 にいるRさんは知っているけど、60年間どんな風に生きてきたかを知るために、お母さんにインタビューに行きました。話の内容はよく理解できなくも、90歳近くになった小さなお母さんに会っての帰り道、「身体が痛そうでかわいそう」とポツリ。

  赤頭巾に大好きなお酒

 いよいよ当日、赤い頭巾をかぶったRさんが、大好きな「はぐれ刑事純情派」の主題歌に乗って堂々の入場。親の会、仲間たちからのメッセージとお酒で上機嫌。最後に一言「よかった!」・・・記念品には、だお好きな写真を入れる写真立てと赤い帽子。あれから毎日かぶってきています。



以上の記事に、私は次のコメントをカコミ記事で加えておきました。

   「Rさんなりの人生の重み」

 何かが「できる」「できない」は、人間の尊厳の軽重を決めるものなのか?陶友は無菌室ではない。現代日本の現実を反映した縮図でもある。「できない」Rさんがみんなに軽んじられているのは、残念ながら事実である。そんなRさんの60年を、皆で見つめる事を通じて「個人の尊厳」について改めて考えてみたかった。・・・年輩のRsんへの接し方に変化が出てきた仲間もいる。
 憲法13条には「すべて国民は、個人として尊重される」と、個人の尊厳が謳われている。


 そんなこんなのシーさんとRさん兄弟でしたが、お母さんが亡くなり、さる事情で陶友を辞める事になりました。お母さんの謂わば「遺言」でした。次の機会に葉、お母さんの想いについて書いてみたいと思います。   (つづく)


「いつも来て粘土は作られんと」といって、追い返してからシーさんは、顔を出しません。
ちょっと悪かったなあ・・・。ま、又来るでしょう。
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2008.03.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.336 「トウユウガ スイトッチャン!」(陶友が好きだ)・・・Rさんの事。(1)

 シーさんのお兄さん、Rさんは昭和14年生まれだから、そろそろ70歳になるはずです。
彼も最重度の知的障害があり、中学校を卒業してからは在宅で暮してきた。40年間も。

 陶友が、認可され定員が増員されたとき彼も通う事になった。
当時の様子を、陶友通信NO.24(1996.2.25付け)は次のように伝えている。

 Rさんは中学卒業以来ずっと在宅生活だった。
「これが外にも出んで、身体も動かさず何もせんで、喘息ばっかり出て困っとりますと」・・・とお母さんを嘆かせていた。1年前、(こんな感じでは仕事も出来ないだろうけど、近所だし昼飯を食べに出て来るだけでも、少しでもお母さんが助かるかもしれない)「とにかく出てきてみて!」と声をかけた。

 入所式ではビールを飲み、赤ら顔で嬉しそうにお酌をして回っていた。
ビールが効いたのか、次の日から休むことなく、嬉々として通所している。粘土こねに参加したり、ゴミ出しをしたり、簡単な頼まれごとを(それなりに)片付けたりして、「弟さんよりも兄貴さんのほうがしっかりしている」と仲間たちには評されている。

 気がついてみれば、ずっと喘息が出ていない。
陶友の空気がよっぽどいいんだろうか?休みの日も必ず作業所に顔を出しては、職員がいると「ネンド ナイッチャン! ネンド ナイッチャン!(粘土が無いよ)」としつこく心配してみせる。

 「トウユウガ スイトッチャン!」(陶友が好きだ)と何べんでも言う。
彼の人生で、自分が自分であることを感じることができる初めての居場所なのかもしれない。このおじさんの笑顔を守るには、年老いたお母さんや他の弟妹たちのことも支えていかなければならない。・・・

以上引用。


 この兄弟は2人とも、名前を呼ばれても返事をする事ができなかった。どちらかの名前を呼んで、「返事せんね!」と言うと、2人とも「アイ!」と応えていた。多分、ずーっと面と向かって名前を呼ばれるような、人との関係の中で生きてこなかったのだと思った。人がいいのは二人とも同じで、お母さんが大事にして育てられたんだろうなと想像したものだ。

 誤解を恐れずに言えば、知的障害の人たちは決して無垢ではない。すねたりいじけたり、わがままだったり、可愛くないなあと思うことも・・・、色々な性格の人たちがいる。その中にあってこの兄弟は、いやらしいところがまったく無い。人がよく、そして人好きだった。なおかつマイペース、周囲とのトラブルを起こした記憶は一切無い。大人だったのだ。

 しかし、仲間たちの中には、最重度で仕事もあまりできない(今思い出しても、はてどんな仕事をしていたやら?である)、言うこともわかりにくい、そんなRさんを軽んじるところが無いわけではなかった。

 そんなRさんが、戦争の時代から60年生き抜いてきて、みんなで還暦祝いをする事となった。
       (つづく)

 
次回は、Rさんの還暦祝いについてかきます。
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2008.03.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.333 さすらいのシーさん(3)・・・「働く」という事

シーさんが作業所に来て4年目。1997年11月の「陶友通信 NO.37」で、シーさんの働く様子を「働く仲間」というシリーズで紹介した事がある。その記事を転載し、紹介します。

「はち つくった よかろ!」と自信満々!!
 「シーさんは どこ行ったと?」作業中のいつもの風景である。

プラプラ しーさん
シーさん(54)。同じところにじっとしておれない。仕事を途中でほっぽり出して、トイレに行ったり、お客さんを見に行ったり・・・。流れに合わせて自分をコントロールしないといけない仕事は彼には向かない。だから、どこにいても落ちけず、仕事に就けなかった。

自分が認められる
 この仕事(陶芸)はいい加減なところがある。プラプラしながら気ままに作っても、面白いものが出来れば、それはそれでよしとするような。
 仕事と言うものは、自分自身の表現であり、モノをつくる場合、作品が仕事の成果として、具体的な形で自分の目の前に現れる。他者の眼前にも。そして目の前で「面白い」と買われる。シーさんは心地よく、又作ろうと意欲を燃やす。
 プラプラしとって良い訳ではないが、今は、認められる自分の仕事がある。

気まま師匠
 「師匠!」(当時、私は彼をそう呼んでいた)「アイッ!」
「もうちっと、しっかり粘土を締めんとモノにならんばい!」「アイッ!」
シー鉢は、そのままでは焼けない。土の締りが悪く、100%割れてしまう。弟子(友さん)が、師匠のタッチを大事にしながら仕上げていく。師匠は又気ままに作る。プラプラしながら・・・。

協業・集団の中で
 「これシーさんの作品と言えるだろうか?と疑ったりする。しかし、おおよそこの世の中に1人だけの力で完結している仕事はない。鉄鉱石を堀り、一人で自動車をつくっている人など・・・。それは、分業協業の中でこそ成り立っている。集団的なシステムの中でこそ、人の仕事は存在しうる。作品は師匠と弟子の協業の中で生まれ、その過程に参加していること自身が、彼にとって「働く」と言うことだ。
 かれは、「はち つくった よかろ!」と誇り、輝く。


 シーさんの働いていた当時の様子を紹介しました。当時の楽しさががよみがえり 遊びに来ると「はち」を作ってみたくなるんだろうと思います。
 
 シーさんにはお兄さんがいました。喘息もちで、出かけることもなく1日中家でゴロゴロしていて、お母さんは困っていました。そのお兄さんも、作業所に通うことになりました。
次回は、お兄さんのことについても書いてみたいと思います。(つづく)



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2008.03.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.332 さすらいのシーさん(2)・・・出会いのころ。

 腰が90度に曲がった小さなお母さんに連れられ、シーさんが陶友 に連れてこられたのは、今からちょうど15年前、50歳の時だった。お母さんの顔は、ちょうど机の高さにあった。老母が、張りのある声で幼子に言い聞かせるように、「シー、挨拶しなさい!」と言うと、シーさんは「あい!」と言い、その場から消えた。そしてしばらくして又戻ってきた。

 お母さんは当時77歳。55歳を頭に3人の息子と1人の娘と暮していた。4人とも知的障害。下の2人は、どうにか就労していたが、上の2人は、最重度の知的障害で、家でぶらぶらしていたところを、近くに作業所が出来たからと、民生委員さんに紹介されてやってきたのだった。

 中学卒業後、人と恒常的に関わる場もなく、ブラブラしていたシーさんは、おどおどして落ち着かず、すぐに席を外しトイレに行く。・・・とにかく、受け入れて様子を見ながらやっていく事になった。

 自分の名前をフルネームで言えず、年齢も解らない。言葉は一語文。それでもシーさんは。次の日から毎日作業所に来た。すぐ近くで、歩いても2,3分もかからないのに、自転車が好きで、自転車に乗りズーッと遠回りして・・・、そして作業所に着くと必ず、チリンチリンと合図のベルを鳴らす。彼の挨拶である。

 それまで半世紀生きてきて、どれだけ人に大事にされてきただろうか?地下鉄でダンボールを敷いて寝て家に帰らなかった事もあると言う。おどおどして、人とじっと向き合う事もできないシーさんは、実は人が好きでたまらなかったのだった。・・・と言うか、関わりたくてたまらなかったのだと思う。

 お客さんが来ると必ず見に行った。そこで。お茶を運ばせる事にした。嬉しそうに運んでは「あい、おちゃ!」とお客さんに出す。おゃくさんが礼を言うのも聞かずに、すぐにどこかに行ってしまう。でも、私が、仲間たちに「シーさんのいいところは?」と聞いて、仲間たちが「お客さんにお茶を上げること」と言うと、もう嬉しくてたまらない様子だった。

 作業は?当時陶芸しかなかったので当然、土をいじるのだが、3分と続かなかった。すぐに出歩き、近所をブラブラしては返ってくる。シーさんがやれる事を見つけてやらなければならない。
 
 私は、作品を仕上げる時に出るカスを、大事にとっておき(片っ端から片付けた方が、仕事もしやすいのだが)、シーさんが帰ってきたときに、「シーさん、カスをバケツに入れて片付けて!」と言って仕事をつくり、席を移動する事を繰り返すしかなかった。

 そうこうしていたある日、シーさんがおもむろに手ろくろを机の下から取り出し、作品らしきものをつくり始めた。・・・!?どうした事か?

 シーさんも、注目されたかったのだ。人好きの彼は、人に認めて欲しかったんだと思う。
お客さんや見学の人たちが沢山来ていたが、彼らは、片づけをするシーさんを注目して褒める事などない、当たり前だが。みんな、一生懸命に作る仲間たちに注目し、声をかけ激励したり褒めてくれる。

 シーさんもその眼差しの前にいたいと思ったのだ。その眼差しを身体で受けたかったのだろうと思う。眼差しは価値ある行為、働く事、作品つくりに注がれていたのだ。シーさんは、その眼差しが降り注ぐステージに自ら立ったのだと思う。それから、「はち」つくりに励むようになった。
「はち つくった よかろ?」毎日毎日、職員に声をかけてきた。

 そうして自分を見つめてくれる人たちとかかわりながら、シーさんの日々は流れて行った。
言葉も少しずつハッキリして行き(私の聞き取りが慣れたのもあるが・・・)、毎日、自転車で張り切って出勤していた。


    ・・・・・・。          
                    
 そうそう、忘れないうちに書いておこう。お母さんがびっくりして尋ねた事がある。
「何があったんですか?これまで、いくら言い聞かせても歯医者に行かなかったシーが、自分から歯医者に行って入れ歯を入れてきたとですよ!」と。
 私がいつも「シーさん、入れ歯でも入れんと、若いお姉さん達が、シーさんはじいさんかと思うよ」と、からかい半分に言っていたからだろう。

 シーさんは人に見つめられる事で、自分を見つめていたのだ。そしてそれまではどうしても出来なかった壁を、自ら越えたのだった。人は、人とのかかわりの中でこそ、自らを成長させる。
眼差しが人を育てるのである。

なれない入れ歯を、ニーっと見せるシーさん。
「おおっ!若返ったな。いよっ、お兄さん!」
シーさんはご満悦でした。



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2008.03.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.330 さすらいのシーさん。(1)

 もう10年以上も前。知的障害を持つ兄弟が2人通って来ていた。もう2人とも60代半ばになる。
最近弟の方が頻繁に作業所にやってくる。1日に3回も4回も。

 遂に一昨日は、「はち つくる」と言って、粘土で鉢を作り出した。昔とったキネズカである。
最重度の彼は、名前を呼ばれても返事すら出来なかったし、もちろん文字も数もわからない。それでも、50歳を過ぎて初めて仲間が出来、受け入れられて、実に楽しそうにのびのびと参加していた。

 お得意の「はち」である。とてもじゃないが、形にはならない。粘土をちぎり積み重ねるだけである。しかし、その土くれのなんと生き生きした存在感か。私は、その表情を生かしつつ、割れないように土を締めて仕上げた。その個性的な「はち」は、結構な人気で売れた。

 今でも、初めて売れた時の事は、鮮明に覚えている。ある団体のイベントに参加し販売した時の事だ。公園の芝生や、庭石に直接作品を並べた。シゲさんの「はち」が生きた。自然の力強い土の造形である。お客さんが買った。シーさんが「あーいとまーす」(ありがとうございます)と、帽子を取って頭を下げた。生まれて初めて、誰かに自分を認めてもらった瞬間。シゲさんのくぼんだ目に、誇らしげな安堵があった。

 次の日から、ますますシーさんは「はち」つくりに励んだものだった。
その記憶がよみがえったのだろう。昨日は、お情けでつくっても言いと許可したら、大きな作品を2個もつくり、しそうにしていた。

 そして昨日である。出勤すると既に、早く来る仲間たちと一緒に玄関にいる。ドアを開けると、早速中に入り、ろくろを出した。「シーさん、今日は作られんとよ」と言うと、外に出て、仲間たちと一緒に箒を持って掃除を始めた。そして終わると、又入ってきて朝礼の席に入っている。当たり前のようになじんでいる。

 私は、心を鬼にして(いつも鬼って言われてるけどお。こんなこと言うから、誤解されるんだな)、「シーさんは、時々遊びに来ていいけど、いつも来て、つくる事はできんと。今日はもう、教会に帰りい!」と、追い返した。小さい背中で帰っていった。

 自分が受け入れられ心を許せる空間と人々・・・、シーさん、どれほどここに来たかろうか。
出来れば、契約をして、彼が望むだけここに来られるようにしてやりたいのだが、そうは行かない経過と事情がある。

 彼は自分の望みに逆らい、泣く泣く陶友を辞めざるを得なかったのだ。自分以外の人々の意思に従い・・・。    (つづく。何回かにわたり、過去の仲間たちのことを書いてみようと思う)


帰るときのシーさんの小さな背中、かなり切ないなあ。
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2008.03.14 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.324 健康診断です。

今日は健康診断です。
みんなで契約病院まで出かけます。
以前は検診車に来てもらっていましたが、人数も少ないし、先方も割が合わないでしょう。
ここ数年は、車と地下鉄組に分かれて行きます。

もう受診には大分なれましたが、それでも目が離せません。
売店やいろいろな場所が気になりウロウロする仲間、指示どうりに対応できない仲間・・・
マンツーマンでつきながら、全体にも目配り気配り・・・

職員の血圧が通常よりも高かったりして、・・・んなこと、ないか。

一人暮らしで病的なもの、肥満、持病持ち・・・いろいろ。
歳を重ねると、健康問題も支援の比重が高くなります。

今、早めの給食が終わり、これから給料を渡し、いざ出発です。
お世話になる民医連のちどり橋病院は、「友の会」の検診にしてくれるので、料金が安くて大変助かっています。

・・・高齢の一人暮らしの仲間を、何処までどうやって支えるのか、頭が痛いです。
四六時中考えているわけではないが、こう言うときに、グーッとクローズアップされてきます。

仲間の定年制でも敷けば、どんなに気楽だろうなどと、ずるい事も考えなくはありません。
恥ずかしい事です。

追記

健康診断無事終了。
正味1時間半かかりました。
病院のスタッフの方たちももう慣れたもので、顔見知りの人も多く、比較的スムーズに進んだと思います。
私は旧知の人も多く何人か会いました。
問診の先生は、大学時代の後輩に当たり(余り交流はありませんでいたが)、
病院経営福祉経営も大変だな」と、話した事です。

自閉症のトノについていましたが、スムーズに受診できました、回を重ねれば、彼なりに理解しどうすべきかを学習しています。
でも、少し緊張があるのでしょうか、自販機でコーヒーを2回飲み、トイレに3回行っていました。
ちゃんと「コーヒー」「トイレ」と言うようになったので、助かります。

私は、「血圧が少し高め」、初めてかな?
後は、血液検査で代謝関係のことがわかるでしょう。
今度こそ薬が必要かな?・・・憂鬱。


色々言っても健康が一番かな。はあーるよこい、はあ~やくこい
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2008.03.10 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.303 新しい仲間の歓迎会と「新年会」

 待望の新しいい仲間が増えました。
39才の女性です。

 関東から、お父さんと二人で引っ越してきました。
昨年から、通所の相談は受けていましたが、11月に引っ越してきて、この1月から、試しに通ってきていました。そして2月に入り正式に契約です。

  統合失調症があり、でコントロールして。いまは、大変落ち着いた状態です。
関東では、作業所には週に2,3回しか行けませんでしたが、今は殆ど毎日来て、話し好きで、大きな明るい声を響かせています。紙漉き班で、パックはがしを主にやっています。
 そして今日、仲間の自治会主催の歓迎会となりました。
本人は、注目される経験が余りなく、歓迎会をしようという話には、「そんなああ、・・・気持ちだけでいいですよう」と遠慮して言ってましたが、緊張の中にも嬉しそうでした。

 お父さんは、作業所の近くの団地に引っ越して来て、毎日送り迎えをされています。
お父さんにも挨拶していただきました、というより娘さんの紹介を。

 「お母さんがなくなってから、とても大きなショックで大変でした。それまでは、自転車にも乗り回し、活発で、電車ももバスも飛行機もジェット機も大好きでしたが、お母さんがなくなってからは、自転車にも乗る事ができなくなりました。そして、地下鉄にも乗る事ができなくなりました。暗くて狭いところが怖くてたまらないのです。それから、急におどろかされると、とても不安になります。みなさんも、急に驚かされるとびっくりするでしょうが、娘はその100倍も200倍もびっくりします。そして、皆さんに話しかけてもらう事が一番大好きです・・・」お父さんが説明をします。

 いつも穏やかで、仲間たちにも優しいお父さんですが、仲間たちにわかりやすいように、身振り手振りで説明します。仲間たちの目線に合わせ・・・。今日、説明する様子を聞きながら、お父さんが、娘さんと二人になってから、大変なご苦労をしながら、娘さんの障害と向き合い、理解しようとしてきたその姿を垣間見る気がしました。
 「皆さんが優しくしてくれるので、とっても楽しみに毎日通っています。そして毎日、皆さんのことを話してくれます」と。
 そしてお父さんは、火曜日の午前中仲間たちと陶芸をする事を楽しみにしてくれています。

 仲間たちも職員も、皆一言ずつお祝いの言葉を伝えました。
メッセージの寄せ書きも、記念のおも、自治会で準備をしました。
今夜あたりは、興奮で、お父さんと今日の話に持ちきりかもしれません。

仲間が増えることで、経営的にも助かります。後3,4人は増やさないといけません。
仲間たち大募集中です。実習、見学受け付けています。どうぞご相談下さい!


 その後は、どうしてもやりたかった「新年会」。
西新のお好み焼き屋に出かけ、プチパーティーです。

 私は、焼きそば大盛りを平らげてから、そわそわしだしたトノのお供で、早めにお店を出ましたが、皆さんそれぞれに満腹、満足のようでした。
 トノは、コンビニに入り、コーラを買うかと思いきや。雑誌の棚でしばし雑誌をチェック。トイレに入り。小銭を、募金箱に入れて、何も買わずに出ました。そして作業所方面へすたこらさっさ。
 途中「粘土!」というので、作業したいのかなと思ったら(最近は作業モードで、マグカップ作りに精出しています)、地下鉄駅近くになったら、「電車!」・・・地下鉄でで帰るというのです。
少し早めでしたが、今日はこれで終わり。さっさと、地下鉄駅に消えていきました。「トノさようならは?」というと、後ろ手でバイバイ!



なかなか上手く書けないけど、お父さんのあの優しさ、動画で再生したいぐらいです。
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2008.02.25 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.297 インフルエンザ流行?

寒い日が続きますね。
身近で、インフルエンザ流行の話を聞きます。
娘の中学校では、学級閉鎖があり、障害者施設でも臨時閉鎖があるそうです。
今日、仲間たちと保護者宛にプリントを出しました。
症状が出たら必ず受診して報告いただくように・・・。

今のところは皆、元気です。人ごみの中を通所する仲間もいるし、なかなか病院にかからない仲間もいます。
要注意です。

インフルエンザにかかると、身体も心配だが、もう一つ心配が増えました。
それは、経営
自立支援法で、日割り報酬制になり、休めばそれだけ作業所会計の収入が減ります。
臨時閉鎖でもする事になれば、おおごと!
この頃は、仲間が休むと、仲間のことよりも経営の心配をする自分がいます。
いやな制度が出来てしまったものです。

しっかり、手洗いうがいをするように話したものの・・・。

皆さんも気をつけてくださいね。


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テーマ:福祉のお仕事 - ジャンル:福祉・ボランティア

2008.02.19 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.229 俺の悪口?

職場で、上司が残っていると帰りにくい、という話をば聞いたことのあるばってん。
そげなことあるっちゃろうか?

俺は、どっちかちゅうと職員が残ってると帰りにくいけん。
「じゃ、先に帰るけんね!」といって、出かけてから、又戻ることがよくあるとよ。
何でか、解るや?

1人残ってると、
「ああ、ご苦労やな、悪かな・・・」と思いつつ帰ると。
ばってん、2人以上いると、
「俺が居らんごとなってから、俺の悪口言うとるんやないやろか?」と心配になって、
一度チェックに戻るとよ。

今日もクリとりょうこが、残っとった。
(ション○ンを忘れて)引き返し、
「お前ら、俺の悪口言いよらんか!?」と突っ込む。
「いいえ!」
まあ、口ばそろえて怪しか!

「もう早う、帰って寝りぃ!明日はデスマッチやぞ!」
「え~、デスマッチですか~?」

そうたい。明日は、職員忘年会
たっぷり、望年さしちゃる!
デスマッチですば~い!



3行日記・2007.12.25(水)
窯だし、納品、通信折り順調。ヒロコが、早く席についてみんなと食事。「友さんの食器も一緒にかたずけて」に、こくんと「はい」。髪も洗ってもらい、カットして貰った。「友さんと同じくらい短くしてもらいぃ」と言うと、笑って「うん」とうなずいた。ほかの会話もスムーズ。本物ばい・・・。


欲張ってもう一つランキングに参加しました。もっと多くの人の目に止まります。
2つとも大変でしょうが、ポチッと応援下さい。
1つしか嫌よ!そう言わんで・・・二つお願いしたいなあ・・・。

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2007.12.25 | | Comments(10) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.226  宿題でもなかろうに・・・。

夏休みの絵日記宿題でもなかろうに、
・・・「今日は特に書くことがありません」→こちらの過去ログを参照。

今日はほんとに何もせずボーっと一日が終わった。
私の中では、今年の仕事は終わってる。
明日窯だし、納品。後は掃除片付けをしたり、年末残務処理。
26日に陶友通信の発送作業。夕方から職員忘年会
仲間の仕事納めが27日。昼食かねて仲間の忘年会をするようだ。
ちなみに、仕事始めは1月5日(土)。


(ケロ子さん、お問い合わせの年末年始予定は以上です。)

後は、こなすだけで、組み立て考えることが終わっているので、
気が抜けたのかもしれない。
気が抜けて風邪引いて、休みが惨めになるってことにならないように、
油断禁物!



今日は、そうかクリスマスか、一応あいさつ、「メリークリスマス」・・・ ポチッと応援して下さい。



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2007.12.24 | | Comments(1) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.224 蕎麦うち忘年会

囲炉裏を囲む、蕎麦うち忘年会
30数名かな?おなか壊したりで10名ほどキャンセル・・・ザンネン。

これまで最高の6キロ、約80食分。
お土産やお届けも含めて。

又腕を上げましたよ。見た目作品は。(自画自賛)
今回のは、自分的にはいまいち、そば粉かな?
あと、やっぱり本格的な大きな窯が欲しいな。
沢山打つと、お湯が汚れて、湯で上がりが遅くなり香りが飛ぶ。

みんなそれぞれに一品持ち寄り。

手間隙かけて作ったり、参加できないからと届けてくれたり、
はたまた街の大型冷蔵庫からだしてきたり・・・。
色々あったけど、余り食べられなかった(残念)。
ヒロシさんが、9時間掛けて作ったという燻製を持ってきて、
「職人は、食べられないかもしれないから、確保して・・・」と、別に頂いた。
今冷蔵庫の中。今日帰って、ゆっくり賞しようかな。
ありがとうございました。

仲間たちも6名参加して、挨拶。口々にお礼の口上を述べていた。
普段は、家の手伝いで早退するカゴサンも、「お母さんがいいと言った」と参加。
みんな、こんな風に「普通の一人」として参加するのが、嬉しいんだと思う。
酒に目がないミホチャンなんかは、「参加してよかですか?」と言うから、
「今から髭もそって、風呂も入りきれいにせんと、参加させんばい!」と言ったら、
小奇麗にさっぱりして、旨そうにチビリちびりとやりよった。
その気になってやれば出来るだろう、・・・やっぱ、酒で釣らないかんかね。

陶友の常連さんに、そばの席の常連さん、初めての方・・・、
「そばにはやっぱり酒だな」といい酒が集まった。
囲炉裏を囲み、みなさん、それぞれに盛り上がっていました!です。

職員は、ちょっと可愛そうだな。そば居酒屋の店員さんになって忙しいからから。まあ、これもおもてなしの勉強だ。どうすれば、気持ちよくしてもらえるか・・・。
ちゃんと美しいもの食えたか?
ご苦労参でした。
職員の忘年会の時は、動かんで座ったままで、口だけ働かせればよかけんんね。

で、いつもの事だが、最後までなかなか帰ろうとしない人がいる。
3時まで囲炉裏を囲み語り合って・・・。歌ったり。
半強制的にタクシーに押し込み、・・・終了。

寝袋で2連泊。
10時に目が覚め、・・・飲んだ次の日っていつも、頭の中が空っぽ。
(飲まんでもいつもじゃないかって?・・・誰や!ま、似た様なもんだが。)
作業所やめたら、蕎麦居酒屋をやろうと思っていたけど、
毎日こんなんじゃ、たまらんな。趣味で時々ってことにするか。

片づけをして、そば粉が1キロ残っていたので、もったいない、
また打って近所の「友さん蕎麦ファン一家」にプレゼント。
半分は、たまには娘達にも持って帰ろうかな。

そんなこんなで、ブログを書いてるところです。

では、帰ろうかな、と見ると、酒が口があかずに1本あるやんか!
「出羽桜 純米吟醸」・・・こっそり貰うたばい!

今宵は、自宅の庵で、囲炉裏に火を入れて、
一人しみじみ・・・。明日は休み。何も荷はない。安心
よしっ。帰ろ!



人が飲み食いした話なんて、面白くもおかしくも無いわね。
寛大なる読者の皆さん 。そこは大目に見てポチッと応援下さい。







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2007.12.23 | | Comments(13) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.216 ガラス代弁償!・・・?

「陶友 周辺・気楽な?風景」というカテゴリーを作った。

そんなしかめっ面しなくていい、現場の日常にあるエピソード。
仲間や職員や、訪問者・・・いろいろ。
気楽とは言え、シビアな事も・・・。
ま、お気楽に書いていこうと思う。

昨日の昼休みの事である。
職員クリが、「フリースペース(お隣)のトイレのドアのガラスを割ってしまいました。」
と、報告に来た。
タッチンとキャッチボール中、タッチンの投球がそれて、当たったそうだ。

「報告して謝って、すぐにガラス屋に手配しといて!」

その後、クリが、
「報告手配、終わりました。あの~、ガラス代は、僕とタッチンで半分づつ・・・お母さんにも了解取りました。」

「よかが、誰が弁償しろっち、言うたな?!」

現場の職員には、自由昼休みなどない。
この頃よく出てこれるようになったタッチンのために、一緒にキャッチボールをやっていたのだ。
タッチンはいつも、所在無げにクリの尻にくっついて回っている。
金魚の糞と言うよりも、「背後霊」と呼ばれている。
タッチンには、「気にすんな、大リーグからスカウトが来るぐらいに、投げ込め。」と。
ニコリとしていた。
今朝は、8時前にはチャリで来ていた。
母親には「行くだけで、いいっちゃん。」と言ってたらしい。
少しづつ足が向き出したのか。

職員にとっては、
立派な時間外労働なのだ。
弁償どころか、こちらが手当てを出すべき問題だ。

そんな、つましい責任感は持たなくていい。ガラス代ぐらいはどげんでもなる。
俺が泣きたくなるやろうが。

うちの職員体制は6名。うち4人が非常勤の「ワーキングプアア」クラス。
この人たちも、終日常勤と同じように働く。
事務員は、ぎっくり腰をかばいながら、昼休みも、物品販売の商品の仕分けチェック・・・。
調理員は休日に、遠くの業務用食材屋に、安いものを求め買出し、豆腐の配達のピンチヒッター・・・。
等々・・・書けば、キリがない!

手当ては、すずめの、殆ど無償のボランティアである。

クリは「結婚も出来ない。」と言う

・・・おい!厚生労働省のキャリア組み、市の役人ども!
あんたら、ここで1週間でも働いてみろ!

・・・お気楽に・・・いかなくなったやないか!
怒り炸裂!だよ。(ははは)・・・笑えないよ。

俺は、「この甲斐性がないからだ。このの社会福祉を変えるために共に闘おう。」
と、「宣伝、教育、・・・洗脳」する。
自由のために闘うぞ!人間解放のために闘うぞ!」

皆一緒に勉強して「そうだそうだ、闘うぞ!」と言う。

・・・一体・・・どこまで~?(あ、流行語は、どんだけ~だった?)

生身の人間が、生きて働いてるんだよ。



福祉現場からお気楽で、心温まる「笑い」をお届けしたいのだが・・・。
又お笑いネタを探してみますので、ポチッと応援下さい。






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2007.12.19 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.162 鶯が来るとよ。

ここ陶友は、福岡街中よ。
ヤフードームの近くで、福岡空襲にあわなかった古い住宅街。
むかし、黒田藩の城に勤める武士たちの、いわば「団地」みたいなところやったったい。
黒田藩が、海への備えで寺を一杯作ってるが、その1つのお寺に、土地を借りとおと。

ここにが来るとよ。
と言っても、この時期は「ホーホケキョ」じゃなく、
「チャッチャッ」と啼く。
種子島では「チャッチャッキー」と呼んどったばい。

それが、所長室の窓のそばの山茶花の木に来ると。
所長室って言うても・・・。(ははは)見た人しかわからんばい。
足元1メートルぐらい近くに。
俺しか知らんやろな。

こんな街中で、友達は居るとかいな。
地味なやっちゃな。
あんまり啼きもせん。

そうや、やっぱり写真を載せられるごとしょう。
言うばっかしじゃ、伝わらんもんな。
誰か教えてんしゃい。



読んでいただきありがとうございました。
2つのお願い
1)よろしければ、一言でもコメント頂ければとても嬉しいです。
(右下Commentsをポチッとどうぞ。小さくて見にくいですが。)
2)沢山の人に読んで頂くため、ブログランキングに参加中です。
昼休み、束の間の、のんびり。
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2007.11.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.60 虫の音を聞きながら・・・。後悔先に立たず!

 急に秋らしくなってしのぎやすくなった。
明日から台風の影響もあり、湿って熱くなるらしい。
虫の音がすごい。
飯倉から早良にかけてのケヤキの街路樹に、うるさいぐらいのリーンリーン。何虫かな?

我が母屋と庵も。草ではなく木に止まる緑色の虫。
田舎育ちの癖に名前も知らない。いちいち図鑑で確かめなかったから。

 木曜夜の陶芸教室が終わり、帰宅し、風呂を沸かしながら一服。

 世間は、安倍辞任で騒然。
論評する気もなくなった。なんか、惨めで哀れさえも感じる。
勿論、その政治責任に目をつむろうと言うわけではないが。

うちにもいるな。
我儘ばかり言って、人の話は聞かず、最後は自爆する奴。
うちの仲間と比べたら、仲間たちにすまないか。

 話し変わって、
例えば、最近の若い娘さん。腰がむき出しになってるだろ?
そこに蚊が止まっていて、「あ、さされるぞ」と思ったとき、教えてあげる?
 後悔してるよ。痒そうに掻く姿を見てから。
俺、自分がいやなオヤジと思われたくなかったもんな。
見ようと思わずとも、目に入るんだよ。
俺ってかねてから仲間たちに、注意深く細やかな目配りしてるから。習慣になってるの。
(決して言い訳ではなく!いや、言い訳かな?)
そんなもの着てくるなとかいって、ファッションの自由は侵害できないし。
かといって、知らんふりしたら、相手は不幸になってしまった。目の前で。
やっぱ、後悔するね。
自分の体裁考えて、人を不幸にしてしまった。

なんでこんな事で、いちいち悩まないかんのや!

又後悔が増えた、そんな1日ではありました。


 明日は、実習生の総括会議と、本焼きの窯焚きで、深夜まで残業。
さ、風呂はいって寝よっと!


             今日は、詰まらん話だけ。
             お付き合いありがと。


2007.09.13 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.59 消化不良だーっ!!

 昨日は、午前中 養護学校のお母さんたちが見学に来て。
最近は若い職員に案内説明させていたが、前回私の話を聞いた人たちが新しいお母さんたちを誘って、又いろいろ聞きたいとのご指名だったので、1時間半ほど対応。
親も子どもたちの卒業後のことで大変だ。

午後になると、安倍首相の辞任報道。
ぼんぼんの無責任ぶりも極まれり。イラク特措法でアメリカに迷惑をかけられないと言うのが、最大の政治的理由。
やり方も内容も・・・あきれてコメントもないと言うか。

夕方からは、かねてから観たかった映画SICKO。
これもまた、一言では語れない重さ。
素朴な質問。シッコってそもそもどういう意味?
映画館の人に聞いたら、「病気ヤロウ」みたいな意味だそうで。
なるほど、病気を題材に、アメリカの医療制度が病的にゆがんでると言うことか。
いや、これは医療問題だけではない、医療を通して、社会の病的なある方を鋭く告発している。

もひとつ、夕方仲間の問題もおきて・・・。

昨日は消化不良。
今朝も、胃もたれ状態。

いずれ詳しく、整理したい。

2007.09.13 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.36 研修終わりました。

 二日間の研修が終わりました。
内容と感想は割愛。

 これでサービス管理責任者の資格が取れた訳ではありません。
秋にもう一度3日間ほどの研修があります。

 私は、所長(管理者)とサービス管理責任者と、職業指導員と3つの肩書きを持つことになります。
 野球で言えば、球団社長と監督と選手。聞こえはいいけど、零細企業は大変でーす。うちの選手たちがよくやってくれるから、勤まるようなものです。
  
 月は太りだし、虫の音が聞こえ、なんか、心持まで静かな夜半。


 

2007.08.24 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.33 研修は、退屈っぽくつらいね。

 今日から二日間、国際会議場で終日缶詰にされ、研修。
『福岡県相談支援従事者初任者研修」

 この8月から、陶友は障害者自立支援法に基づく、「障害福祉サービス事業(就労継続支援B型)」という施設に変わった。
ちょっと、面倒だが、仲間たちが働くという点では、いままでと同じです。

 そこには「サービス管理責任者」の配置が義務付けられており、そのための資格を取る研修の一部。

 資料やテキストの説明で、「必要なときに見ればいいや」などと、横着な根性を出したら、退屈で眠くて・・・。いかんね。

これで、「試験」でもあったらたまらんところ。試験が一番好かんもんなあ・

明日はもっと気合入れていこう。

2007.08.23 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

NO.31 休み明けは、ボチボチ・・・行こか。

 盆休みで一息ついて、また忙しい日常がはじまった。

この日を楽しみに、しゃべりたいことが貯まりにたまった仲間、体調を壊し休む仲間、淡々としたなかま・・・。それぞれである。

おまけに、今日から、学生の実習が入る。
しかも ギャルが4人。今はまだ静かだが、仲間たちの中で、バトルが始まるだろう。誰だって、自分に関心を引きたいし、当然だろう。健全な証拠だ。
そんな波風も、日常に刺激をもたらす。

表現が下手すぎたり、ストレートすぎたりで、トラブルになるだけのこと。
解っちゃいるけど、「エークソ!このバカチンが!」と言いたくなる未熟者の私である。

いっそのこと、私も若返ってバトルに参加しちゃおうかな?

10月まで入れ替わり実習生が入り、日常とはちがう人間関係の中で、仲間たちは、体験的学びを深める(?)ことになる。

さてと、休み明けは、ぼちぼち エンジンを回して行こう。

2007.08.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ

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