こんな時に何やってるんだか!ここにも火事場泥棒が・・・。

憲法96条改正議連が設立総会 「改憲発議要件を衆参両院過半数に緩和を」(産経新聞 6/7)
民主、自民両党などの有志議員は7日昼、憲政記念館で憲法改正の発議要件を衆参両院の各3分の2以上の賛成から両院の過半数に緩和することを目指す「憲法96条改正を目指す議員連盟」の設立総会を開いた。
総会には、両党のほか、国民新党、公明党、みんなの党、たちあがれ日本、無所属の約100人が出席。西岡武夫参院議長も参加した。顧問に森喜朗、麻生太郎、安倍晋三元首相が就任した。
呼びかけ人の民主党の小沢鋭仁前環境相は「憲法の個別の話に入る前に、時代の変化に合わせた憲法のあり方を考えるべきだ」とあいさつ。自民党の古屋圭司元経済産業副大臣は「憲法制定以来、初めての改正の動きだ。今日は歴史的な一日になる」と述べた。
憲法改正案の提出には衆院で100人、参院で50人以上の賛同者が必要なため、改憲に反対の社民、共産両党以外の議員にも参加を呼びかけた。賛同者は200人を超えたという。
議連は、活動目標を9条など議論が対立しやすいテーマを避け、96条改正に絞った。大連立構想が再び浮上するなか、保守系議員による政界再編を目指す動きとの見方もある。
憲法は宗教的信仰の対象 安倍晋三元首相は、「いよいよ厚い壁に風穴があく」、現憲法は「敗戦の大きなショックとマインドコントロールによって、不磨の大典として、長い間宗教的ともいえる信仰の対象となってきた」「今の憲法が正しいなら(改憲発議後の国民投票で)判断を下せばいい」と発言したそうだ。
第九六条【改正の手続、その公布】
1 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
狙いは9条改悪 憲法改悪のためにはまず、憲法96条第1項の「3分の2」を「2分の1」にし「改正」へのハードルを下げておこうという。
「時代に応じた憲法改正の道を広げ・・・国会が柔軟に憲法改正を提案できるようにすること」だそうだ。
発起人の一人、自民下村博文氏は、「まず96条改正、それから国会を総定数500人の一院制にし、憲法9条を改正する、これを果たしていくのが国会の役目」と、9条改憲をあけすけに語っている。
震災復興を語り「不信任劇」を演じながら、舞台裏では火事場泥棒を働く!
彼らにとっての復興とは、絶対主義天皇制の暗黒時代=戦前への復興なのか?!
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2011.06.08 |
| Comments(3) | Trackback(1) | ・頑張れ憲法君
震災復興より憲法改悪の準備の方が忙しい国会議員がいるようです。

もっとも、震災対策の肩書きを持ちながらゴルフに興じていた御仁もいたから、政治屋とはそういうものだろうが・・・。
民主、自民議員が「憲法96条改正を目指す議員連盟」の旗揚げを目指して賛同署名を集めているという。
憲法改悪のためにはまず、「改正」へのハードルを下げておこうということです。つまり、憲法96条第1項の「3分の2」を「2分の1」に緩和しておこうと。
「時代に応じた憲法改正の道を広げ・・・国会が柔軟に憲法改正を提案できるようにすること」だそうだ。
民主党は小沢鋭仁、長嶋昭久、自民は安倍晋三、古屋圭司ら、各12人が発起人。
96条改正案を国会に提出することで憲法審査会を稼働させ、憲法改正の第一歩にするというシナリオを描いているのだ。
発起人の一人、自民下村博文氏は、「まず96条改正、それから国会を総定数500人の一院制にし、憲法9条を改正する、これを果たしていくのが国会の役目」と、9条改憲をあけすけに語っている。
震災復興を口実に、あるいはその陰で悪政が進行している。
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2011.05.30 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・頑張れ憲法君
北部九州の入梅宣言はあったのかな?
そういえばラジオで梅雨のお国言葉がいくつか紹介されていた。
「ながし」・・・種子島と同じ表現のところがあり懐かしかった。
どんな字なんだろう?やっぱり「流し」かな?
今日は、仲間たちはみんなでレク。
そぼ降る雨の中、志賀島のマリンワールドに出かけている。
私は残って、釉薬掛けと窯詰め作業。
注文の期限が危ない・・・。

ところで、山本太郎は反原発の言動でテレビ番組から干されたといい、そのことで事務所をやめたらしい。
ネット上でも、色々話題になったが、彼は本気と見た。
事務所からは慰留があったというのは救いだが、「迷惑をかけたくない」という彼の意思らしい。
連帯し応援することにしよう。
一方、「俺のいうことを聞かないやつはクビだ!」と息巻いている奴がいる。
ご存知の橋下徹大阪府知事だ。
「君が代」斉唱に当たって教職員の起立を義務付ける条例案を、橋下与党の大阪維新の会が議会に提出したそうだ。
橋下知事は、違反した場合は懲戒解雇を含む条例もつくると言っているらしい。
どこまで~~~!
「国民への強制をしない」
先ず、99年に強行成立した「国旗・国家法」でも、国会審議や答弁で「国民への強制をしない」というのが確認されている。2003年の東京都教委通達にもとずく君が代斉唱不起立に対する教員の大量処分でも、この3月に、東京高裁は懲戒権の乱用だとして処分を取り消している。
橋下知事と維新の会の狙いは、
①問答無用に「日の丸・君が代」を学校現場日強制すること、②公立学校教員に条例・職務命令には無条件に従えという公務員統制、③教育委員会の懲戒に関する裁量権を制限することで、教育委員会を統制し教育を「不当な支配」の下に置くことにある。
知事が教育行政に介入することは、民主主義教育の制度的保障に対する重大な挑戦といわなければならない。
①について娘達の入学・卒業式に何度も参加した体験をもとに書いてみる。
実際の入学式や卒業式では、起立しないということはかなり勇気のいることである。
形式的には教師に対する義務付けであっても、事実上は子どもや保護者、市民への強制力を持っている。
式はどのように進行されるか。
「・・・一同起立」「開会の言葉」
そして起立したまま、「国歌斉唱」・・・である。
実際の進行では起立は半ば強制である。
その時私は、座るのであるが、圧倒的多数の人々は起立したままで口を動かすことになるのである。座る時の周囲の目線や・・・、よっぽど意志が固くないと貫けない、相当勇気がいることだろう。
思想信条や良心・内面は見えない。
確かに心には鎖はかけられない。心は自由だといえる。
しかし、その自由はそれを表現する時に試される。
行動に現れる場面で守られなければ、自由が保障されてるとはいえないのである。
大阪府の「君が代」条例案には、弁護士会や多くの市民が反対の声を上げだしている。
大阪府の事とせず、全国から反対の声を上げていこうではありませんか。
・・・ということで、
今日は窯詰めの残業だ。
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2011.05.28 |
| Comments(2) | Trackback(3) | ・頑張れ憲法君
この政府がやることといったら・・・!

震災復興の2次補正予算も通さないまま国会閉会する方針のようだ。
6月末に出る復興構想会議の提言と、税と社会保障の一体改革の取りまとめを参考にしなければならないからだと。
復興はどんどん遠のく。
それどころか、復興構想会議では住民の意見も聞かず、上からの青写真作りにこだわり、あまつさえ「復興」を口実に増税路線が打ち出されている。税と社会保障の一体改革でねらわれているのも、「復興」や「社会保障」を口実にした消費税の大増税。
復興支援どころか、逆に復興の足を引っ張ることしか出来ないのか。怒りを通り越して、あきれ果てるばかりだ。
震災の影で、憲法改悪の準備をしたり、社会保障切捨てへのたくらみを着々と進行させている。
前原で憲法「改正」
民主党は10日、党憲法調査会を設置し、改憲のエース・前原誠司前外相の会長への起用を決めた。
いま、民主党が憲法調査会を設置するのは、改憲原案の発案・審査権を持つ衆参両院の憲法審査会の始動をにらみ、政権与党として改憲論議を行う正規の機関を改めて整備するもの。
改憲・タカ派の前原氏は、改憲の運動と目標を自民、民主両党が共同で進める体制を築いた新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)に、08年から副会長として参加。外相就任後現在も役職にとどまっている。
氏は、「まずは憲法改正手続きを定めた96条を改正しないといけない。…憲法改正のハードルを低くするべきだ」と明言。現在の憲法に「緊急事態」に関する規定がないとし、「有事には個人や地方にとにかく従ってもらう必要があり、『お願いベース』ではうまくいかない」などと述べ、震災を口実とした、強権的な体制整備をあけすけに語っている。
自民との大連立を狙う布陣で、震災対策などはそっちのけ。
火事場のドサクサに紛れ、憲法改悪策動を許すべからず!
「社会保障切捨てへのたくらみ」については次回詳細に・・・。
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2011.05.14 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・頑張れ憲法君
今日は64回目の憲法記念日。
被災地・宮城県山元町の元町長・森久一さんは言います。

「家族を失い、家と土地を失い、働く場所も失った人々の多くは、茫然自失となっています。生存そのものが脅かされ、権利が無きに等しい状態です。国民・住民の生存権をいかに確保・確立していくか、憲法の原点に立ち戻って政治と行政の役割を再認識することが必要だと思います。」と。
憲法が指針
原発事故は危機収束のメドが立たず、被災後2か月近くなっても未だに13万人に近い被災者が厳しい避難生活を送ることを余儀なくさせられている。この現実を変えていく、確かな指針、それこそが憲法である。
日本国憲法は、「人類普遍の原理」に基づく「崇高な理想と目的」を掲げている。
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」(前文)と。この憲法の精神が被災地にこそ生かされるべき時だ。
憲法は、基本的人権を「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない」(11条)と定め、「すべて国民は、個人として尊重される。」(個人の尊厳の尊重)「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については(中略)最大の尊重を必要とする」(幸福追求の権利)(13条)、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有」(生存権)し、国は「すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」(国の責務)と謳っている。(25条)
被災住民が主人公の人間復興を
被災地の復旧・復興にあたっては、日本国憲法の地方自治の精神を発揮すべきで、国が上から目線で押し付けるべきではない。
復興の土台は被災者の生活再建にある。そのために、「復興計画は住民合意で、実施は市町村が主体に、財源は国が責任を持つ」という原則を貫くことです。被災者自身が主人公となた復旧の取り組みこそ真の人間復興につながるだろう。
震災からの復興は、個人の復興、人間の復興。
憲法は、人々の暮らしに寄り添ってこそその力を発揮する。
今こそ憲法君の出番だ!
■2011年5月3日(火)「しんぶん赤旗」 憲法施行64周年記念日にあたって 日本共産党 市田書記局長が談話
■2011年5月3日(火)「しんぶん赤旗」 主張 憲法記念日 被災地にこそ憲法を生かせ
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【“NO.2048 生かせ憲法 被災地にこそ憲法君の出番”の続きを読む】 テーマ:震災救援・復興 - ジャンル:政治・経済
2011.05.03 |
| Comments(3) | Trackback(7) | ・頑張れ憲法君
当道場は過去記事で以下のように述べた。
■NO.1455 法制局長官の答弁禁止は、とめどない解釈改憲に道を開く。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1499.html
小沢氏が「政治主導」の名で「官僚答弁禁止」するのは、内閣法制局長官の排除が目的だ。
これは、小沢氏の自民党時代からの狙い。ズバリ、自衛隊を海外派兵するために憲法解釈を変えるのが狙いであろう。
・・・(中略)
内閣法制局の廃止や答弁禁止は、小沢氏のそれ以来の持論なのである。
・・・(中略)
とめどない解釈改憲の危険
これは、小沢氏の持論にとどまらない。
民主党自身が、「国連決議があれば自衛隊を海外に派兵してもよい」などの解釈改憲の拡大をねらい、平野博文官房長官も鳩山内閣は「過去の法制局の答弁に縛られない」といいだしているからだ。
ここで、民主党・鳩山政権の解釈改憲策動について、もう少し詳しく見てみることにしたい。
鳩山、平野発言「政府による憲法解釈についても内閣が責任をもって行う」(2日、衆院予算委)
「現在の憲法9条の解釈をこの内閣において現在のところ変えるつもりはない」(4日、衆院予算委)
「集団的自衛権という言葉のもつあいまいさを払しょくさせ、別の考え方で日本自身の防衛のあり方を主張する時期をつくらなければならないのではないか」(同)
・・・鳩山由紀夫首相の集団的自衛権の行使をはじめとした憲法9条の解釈に関する最近の発言である。
これに呼応して平野官房長官も、以下の発言をしている。
「(憲法解釈の変更は)世界の情勢が大きく変わってきたとき、そういう事態が起こったときに、その時点で判断する」(4日)
「憲法の解釈について、鳩山内閣においては、現時点では、解釈は従来と変えておりません」
「政府内の憲法における解釈の判断は、時の閣僚によって構成する内閣によって判断する」(5日)
首相や官房長官からこうした発言が出てくるのは、民主党自身が海外での武力行使につながる集団的自衛権の行使や、自衛隊の海外での武力行使を容認する立場を取っているからである。
民主党の解釈改憲の立場 2006年末、小沢一郎代表当時にまとめた
「政権政策の基本方針(マグナカルタ)」では、武力行使を含む国連の集団安全保障活動に参加すると同時に「自衛権は、これまでの個別的・集団的といった概念上の議論に拘泥せず…行使する」として、集団的自衛権の行使を容認する立場を明らかにしている。
8月の総選挙時の
「政策INDEX2009」でも同じ立場だ。
改憲作業に着手 これらの立場に基づき民主党幹部は解釈改憲について言及してきている。
直嶋正行政調会長(07年当時)は、政権に就いた際には「(憲法解釈変更の)作業に着手する」と明言し、小沢一郎代表(当時)は、「私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAF(国際治安支援部隊)への参加を実現したい」述べていた。
そしていま、小沢一郎幹事長は、国会改革案の中で内閣法制局長官の国会での答弁禁止を主張している。
この間、内閣法制局は、自衛隊の海外派兵を容認する解釈改憲を続けてきたが、一方で、あからさまな海外での武力行使や集団的自衛権の行使は許されないという立場に立ってきた。
小沢氏と民主党にとっては、法制局のこの立場が目障りなのだ。
そして、法制局長官の答弁禁止にとどまらず、「「政府内の憲法における解釈の判断は、時の閣僚によって構成する内閣によって判断する」(平野官房長官)ことを狙っているのだ。
民主党・鳩山政権の解釈改憲策動にストップをかけるために、世論の喚起が急務である。
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2009.11.20 |
| Comments(0) | Trackback(5) | ・頑張れ憲法君
イル・サンジェルマンの散歩道さんから、「ちょっといい話」というコメントをいただいた。
「声高に改憲を叫ぶ人にも、聞かせてあげたい話」だそうです。
「へえ~~、そうなんだ」という話。
気楽な話題として紹介しておきます。
(読みやすいように改行しています)
ちょっといい話
私の先輩が東京町田市の「町田南9条の会」の世話人をやっているのですが、その機関紙に先輩が載せた文があります。なかなか良い文なので紹介します。
<前略>平成13年、全国植樹祭が山梨 県に2回目にめぐってきたとき、「葉っぱのフレディ」の訳者みらいななさんが、美智子皇后にご挨 拶することになった。皇后とみらいさんの間で、素敵な会話がすすむ中で皇后が、みらいさんの後ろに隠れるようにしていた田中さんに目礼を送った。
田中さんは前に出て「童話屋の田中です」と挨拶をした。
すると皇后は「あぁ、あなたが田中さん、『あたらしい憲法のはなし』を出版してくれてありがとう。わたしたち家族は毎年5月3日にはみんなで『あたらしい憲法のはなし』を読むことにしているんですよ」 とおっしゃった。その日は5月20日で、童話屋が「あたらしい憲法のはなし」を出版したのはその月の憲法記念日、5月3日だったという。
2009-08-06 木 04:01:25 | URL | jeanvaljean #- [ 編集]
すみません、舌足らずで。この話はNHKラジオ第1で、毎朝4時過ぎから放送している「心の時代」で、童話屋の田中和雄社長が語った話だそうです。天皇制についての議論はちょっと横において、日本国憲法が皇室にも定着していることに注目してもよいのではないかと思ったものですから。声高に改憲を叫ぶ人にも、聞かせてあげたい話です。
2009-08-06 木 08:02:34 | URL | jeanvaljean #- [ 編集]
あたらしい憲法のはなし みなさん、あたらしい憲法ができました。そうして昭和二十二年五月三日から、私たち日本国民は、この憲法を守ってゆくことになりました。このあたらしい憲法をこしらえるために、たくさんの人々が、たいへん苦心をなさいました。ところでみなさんは、憲法というものはどんなものかごぞんじですか。じぶんの身にかかわりのないことのようにおもっている人はないでしょうか。もしそうならば、それは大きなまちがいです。
国の仕事は、一日も休むことはできません。また、国を治めてゆく仕事のやりかたは、はっきりときめておかなければなりません。そのためには、いろいろな規則がいるのです。この規則はたくさんありますが、そのうちで、いちばん大事な規則が憲法です。
・・・(中略)・・・
ところがこの憲法には、いまおはなししたように、国の仕事のやりかたのほかに、もう一つ大事なことが書いてあるのです。それは国民の権利のことです。この権利のことは、あとでくわしくおはなししますから、こゝではたゞ、なぜそれが、国の仕事のやりかたをきめた規則と同じように大事であるか、ということだけをおはなししておきましょう。
みなさんは日本国民のうちのひとりです。国民のひとりひとりが、かしこくなり、強くならなければ、国民ぜんたいがかしこく、また、強くなれません。国の力のもとは、ひとりひとりの国民にあります。そこで国は、この国民のとりひとりの力をはっきりとみとめて、しっかりと守ってゆくのです。そのために、国民のとりひとりに、いろいろ大事な権利があることを、憲法できめていいるのです。この国民の大事な権利のことを「基本的人権」というのです。これも憲法の中に書いてあるのです。(以上冒頭部分)
学生時代、1972年の日本平和委員会による復刻版を買って読んだものです。


あたらしい憲法のはなし(あたらしいけんぽうのはなし)は、終戦後に短期間使用された、中学校1年生用社会科の教科書。
1947年8月2日に当時の文部省は、同年5月3日に公布された日本国憲法の解説のために新制中学校1年生用社会科の教科書として発行した。日本国憲法の精神や中身を易しく解説している。朝鮮戦争の始まった1950年に副読本に格下げされ、1952年には姿を消した。著作権は旧文部省に属するが、保護期限は過ぎており、各社から復刻版が出版されている。
童話屋のはこちらでしょう。

思えば、天皇家の人々も可愛そうではある。
どの程度の自由と権利が保障されているのかしら?
余談ですが、
「髭の殿下」といわれた?(名前、忘れた、三笠宮?寛仁親王だそうです)が、かつての職場に訪問され、ある福祉団体の講演で私の働きをほめてもらったことがある。
「お気楽なものよ」と思いつつも、内容は正当な評価だったので悪い気ははしなかった。
「アカ」の私に対する評価が、殿下の一言でころっと一面だけ変わったのには苦笑してしまったものだった。
「殿下」が「トド殿下」の異名もありトドが好きだということで、理事長に、「トドの箸置きを献上したいから作るように」と言われ・・・。
拒否する理由もなく、
・・・作品そのものは、なかなかの出来ではあったが。
理事長の自己満足だけだったろう。
そんな事があったのを思い出してしまった。
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2009.08.07 |
| Comments(2) | Trackback(1) | ・頑張れ憲法君
やはり、憲法記念日である。
ぎっくり腰で「安静」にしつつ覗いてみると・・・、 NPJ 注目のニュース には憲法に関する各紙の社説が紹介されている。

早良の里も田植えシーズン到来。トラクターの存在が小さすぎだな。
憲法記念日 いま生きる手だてとして 北海道新聞 社説 5/3
憲法記念日 社会保障の抜本改革を 神奈川新聞 社説 5/3
憲法記念日に―貧困、人権、平和を考える 朝日新聞 社説 5/3
憲法記念日に考える もっと魅力的な日本に 毎日新聞 社説 5/3
憲法記念日 審査会を早期に始動させよ 読売新聞 社説 5/3
日本国憲法を今日的視点で読み返そう 日経新聞 社説 5/3
憲法施行62年 脅威増大を見過ごすな 9条改正し国の安全を守れ 産経新聞 主張 5/3
憲法記念日に考える 忘れたくないもの 東京新聞 社説 5/3
憲法記念日 平和の理念再確認したい 拡大解釈は許されない 琉球新報 社説 5/3
[憲法と沖縄] 人権保障の砦が危ない 沖縄タイムス 社説 5/3
憲法記念日 意義を冷静に再確認する時 熊本日日新聞 社説 5/3
憲法記念日 国民の権利問い直そう 佐賀新聞 論説 5/3
憲法記念日に考える 変えたらどんな国になるのか 西日本新聞 社説 5/3
【憲法の生存権】 「人間」 を政策の中心に 高知新聞 社説 5/3
改正論議 「機は熟した」 といえるのか 愛媛新聞 社説 5/3
憲法記念日 暮らしの向上に生かそう 徳島新聞 社説 5/3
憲法25条の今 生存権、空洞化させるな 中国新聞 社説 5/3
憲法記念日 国民の権利を問い直そう 山陰中央新報 社説 5/3
憲法記念日 「主権者」 とは何だろう 山陽新聞 社説 5/3
憲法記念日/もう一度、暮らしの隅々に 神戸新聞 社説 5/3
国家の姿、国民主権を問う 憲法記念日 福井新聞 論説 5/3
憲法記念日/生存権が輝き増すように 北日本新聞 社説 5/3
憲法を生かす(2) いのちの土台立て直せ 信濃毎日 社説 5/3
喪失の時代と憲法 日本再生の指針として 新潟日報 社説 5/3
憲法記念日 国民の権利を問い直そう 茨城新聞 論説 5/3
憲法/「生存」 の土台見つめ直して 河北新報 社説 5/3
憲法記念日 あるべき姿議論深めよ 岩手日報 論説 5/3
現実との溝よく考えたい/憲法記念日 東奥日報 社説 5/3
憲法施行62周年記念日にあたって 憲法記念日談話 東京新聞 5/3
9条は、生存権は 憲法論議、動かぬ政治 朝日新聞 5/3
憲法9条守る?変える? シール張って意思表示 長崎 朝日新聞 5/3
憲法記念日 理念と現実、広がる格差 朝日新聞 5/3
「9条改正し国の安全を守れ」(産経)、「審査会を早期に始動させよ」(読売)と露骨に改憲を主張するものから、その現実を問うものまで、色々である。
改憲派の改憲論議の焦点は9条であり、過去の論評もこの点に集中していたようであるが、今年の論評は25条を中心に国民の権利に関するものが多くなっているような印象を受ける。
特にこの1年は、格差と貧困の広がりの元凶である構造改革路線の破綻が明らかになり、「生きさせろ!」に象徴されるように生存権をはじめとする国民の権利が広く問われてきたからではないだろうか。
9条に関する3つの世論調査がある。
高校生の意識調査 ひとつは、
高校生「憲法9条守る」6割 前回比17ポイントアップ 日高教調査 (2009年4月27日(月)「しんぶん赤旗」)。
日本高等学校教職員組合(日高教)の「高校生一万人憲法意識調査」結果。
「憲法九条を変えない方がよい」が60・9%、「憲法九条を変える方がよい」は11・5%、「わからない」は27・2%。
「変えない方がよい」は、前回調査(2004年度)の43・9%から急増。しかもその理由のトップが「戦争への道を開くおそれがあるから」で73・2%。「変える方がよい」は11%台のまま変化なし。
日高教の春名公宏書記次長は「前回調査から九条を変えることについて『わからない』が16・1ポイント減少し、変えない方がよいが急増した。高校生はイラク戦争の報道や九条の会の活動などを肌で感じ、平和への意識を高めていることがわかる」と見ていると言う。
一橋大学の渡辺治教授が「九条改憲反対の増加は社会全体の動向とも共通していると同時に高校の憲法教育の影響も反映していると推定される」とのコメントを寄せている。
読売の世論調査 次が、
憲法改正「賛成」51・6%、再び多数占める…読売世論調査(2009年4月3日00時04分 読売新聞)である。
同紙によると「今の憲法を改正する方がよいと思う人は51・6%と過半数を占め、改正しない方がよいと思う人の36・1%を上回った」そうだ。そして、「1981年から実施している「憲法」世論調査では、93~2007年は改正賛成が多数派だった。ただ、04年の65・0%をピークに賛成派が減り始め、昨年は反対派を下回った。それが今回は増加に転じた」と、その喜びを隠さない。
改正賛成の理由(複数回答)は、「国際貢献など今の憲法では対応できない新たな問題が生じているから」49%(昨年45%)が最も多かったそうで、「インド洋での給油活動、ソマリア沖の海賊対策への海上自衛隊派遣を巡る議論などを通じて、憲法を見直そうという意識が高まったようだ」としてはしゃいである。
改正賛成の理由は9条に関わるものだが、直接9条に関してはどうか?
その詳しい内容が、
「憲法」 2009年3月面接全国世論調査にこそって隠してある。
Q 戦争を放棄し、戦力を持たないとした憲法第9条をめぐる問題について、政府はこれまで、その解釈や運用によって対応してきました。あなたは、憲法第9条について、今後、どうすればよいと思いますか。次の中から、1つだけあげて下さい。
答え 1.これまで通り、解釈や運用で対応する 33.3
2.解釈や運用で対応するのは限界なので、憲法第9条を改正する 38.1
3.憲法第9条を厳密に守り、解釈や運用では対応しない 20.7
4.その他 0.5
5.DK.NA 7.5
Q 憲法第9条の条文には第1項と第2項があります。それぞれについて、あなたが改正する必要があると思うかどうかを、順にお答え下さい。
S1「戦争を放棄すること」を定めた第1項については、改正する必要があると思いますか、ないと思いますか。
答え 1.ある 17.7 2.ない 77.5 3.DK.NA 4.8
S2「戦力を持たないこと」などを定めた第2項についてはどうですか。
答え 1.ある 42.0 2.ない 50.9 3.DK.NA 7.1
質問は、九条関連に絞られ、九条改憲をどうしても描きたいようだが、読売の意に反してご覧の通りの結果だ。
9条1項を改正する「必要なし」が77.5%。2項も「必要なし」が50.9%と過半数を上回っています。9条にたいする国民の意思は「改正」反対とはっきりしている。
「読売」の恣意的な報道姿勢は明らかだと言わねばならない。
朝日の世論調査 最後に、
9条改正 反対64%、賛成26% 朝日新聞世論調査である。
憲法9条を「変えない方がよい」が64%。「変える方がよい」は26%。
憲法全体については、「改正必要」が53%。「必要ない」33%。
憲法改正が「必要」とする人は53%いるが、その中で9条を「変える方がよい」とする人は42%、「変えない方がよい」が49%。 07年は58%対27%、昨年は56%対31%だった。
朝日の報道のほうが正直と言うべきか。
最近のメディアの信頼度からして、もちろん丸呑みはよろしくないでしょうが・・・。
こと、改憲論者の九条改悪動機についてみる限り、国民世論は依然として反対であり、むしろ反対は増え続けている。このことは、調査者にどういう動機があろうと客観的な数字が証明する結果となっていることが、二大紙から読み取れる。
政府の改憲策動は、国民の世論に逆行するものであることは明らかだろう。(改憲派の策動については別のところで触れてみたい。)
琉球新聞は次のように社説を掲げている。
きょうは憲法記念日。1947年5月3日に憲法が施行されてから62年が経過した。前文に明記された恒久平和の理念をあらためてかみしめるとともに、形骸(けいがい)化させることのないよう決意を新たにしたい。
9条1項は「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とうたっている。
沖縄は去る大戦で多数の住民を巻き込んだ地上戦が行われ、20万人余が犠牲になった。
戦争の惨劇を二度と繰り返さないためには、9条を堅持することが不可欠だ。
(中略)
全国の米軍専用施設面積の4分の3が集中する沖縄では、基地から派生する事件、事故、騒音などで、県民の平和的生存権が脅かされている。沖縄から平和憲法の理念を訴え、問い直す必要がある。
もちろん憲法問題は、9条ばかりではない。
最初に触れたように、25条、生存権や基本的人権に関わる主張も目立つ。この点では積極的に憲法を生かす問題提起が特徴のようだ。
例えば、
北海道新聞は、次のように語る。
貧困、格差、派遣切り…。かつてない経済危機、社会不安の中で憲法記念日を迎えた。憲法は、人類が幾多の危機を乗り越え、よりよい社会をつくろうとしてきた努力の結晶である。今こそ、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とした生存権(二五条)や、勤労の権利(二七条)、労働基本権(二八条)など、日本国憲法が定める社会権の意義を再確認し、社会保障制度の立て直しを進めたい。
(中略)
将来への安心を確保しなければ、内需の拡大も、少子化に歯止めをかけることも望めない。憲法が規定する社会権を現実化し、真の福祉国家を建設することが求められている。
憲法は「改正」が課題ではなく、その中身を実体化すいることにこそある。
「守り生かす」、これがいま憲法君にとって一番大事なことである。
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2009.05.03 |
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62回目の憲法記念日に、それを守り生かしていく決意とともに・・・。

ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんは言う。
(益川教授「改憲は自由に兵器使うため」 9条に思いより。)
「改憲派は、なぜ憲法を変えたがるのか」
「ぼくは物理屋。因果律で考える癖がある。『なぜ』と。彼らは条文に不備があるからと言っているが、解釈改憲で自衛隊がソマリアまで行く時代。条文不備のせいじゃない。9条があったのでは出来ないことをやりたいからに違いない。つまり自由に兵器を使うということです」
戦争は突然起きるわけではないと訴えた益川教授は「最終的には理性の問題です。一つのかけらを見た時に、人間としてそこから何を想像できるか。鋭い目を持てば戦争の予兆は見える。その時、反応しなければならない」と。

九条科学者の会「4周年記念の集い」で講演する益川敏英さん 「赤旗」日曜版に寄せられたメッセージも紹介しておきます。
一部の人が憲法9条を目の敵にするのは、9条のせいでできないことがあるからです。それは戦争をすることです。「国の交戦権は、これを認めない」という条項があるから、日本は海外での武力行使はできない。大変な縛りになっています。
私は日本が戦争のできる国になって欲しくない。最後の最後まで外交努力で行くべきです。
科学と言うものは平和のためにも戦争のためにも使えます。科学者が必然的に平和主義者になるわけではありません。しかし、私は科学的知識を持つ一市民として、必要な警告や行動をしなければならないと思います。
いま大学でも憲法に逆行した状況があります。
世界的に見ても日本の大学は学費が高い。親の学歴・収入で子どもの学歴が決まるところがある。我々が学生の時は、クラスに農家や左官屋の子どももいましたが、いま再び戦前のような階層社会になってきたのではないでしょうか。
憲法に保障された国民の権利が尊重され、個人の志望が生かされる社会にしたいですね。
(5月3日号)
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2009.05.03 |
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有名な方ですから、みなさんご存知でしょうが・・・。
新しい年を望むに当たって、示唆に富んだ問題提起としてご紹介します。
ご一緒に考えてみましょう。
↓このサイトから紹介します。
http://www.magazine9.jp/kikaku09/ito.php

いとう・まこと 1958年生まれ。81年東京大学在学中に司法試験合格。95年「伊藤真の司法試験塾」を開設。現在は塾長として、受験指導を幅広く展開するほか、各地の自治体・企業・市民団体などの研修・講演に奔走している。近著に『高校生からわかる日本国憲法の論点』(トランスビュー)。法学館憲法研究所所長。
「憲法の力」を身につけるべき年がやってくる
2009年に必ず行なわれるのが、総選挙と裁判員制度です。
私たちひとり一人が、「憲法」と向き合う年ではないでしょうか?
立憲民主主義の国であるということを、改めて認識し、実践していきましょう。
塾長こと伊藤真さんからのメッセージです。
物わかりのいい市民ではなく、ものを言う市民になろう
2009年.日本では、9条、貧困・格差の問題がより深刻化するのみならず、裁判員制度も始まります。また総選挙がありますから、政権交代、政界再編の可能性もあり激動の年となるでしょう。こうした諸問題に主体性を持った市民として向き合っていくためには、私たちひとり一人が、ますます「憲法の力」を身につけなければならない年になるでしょう。その際、私たちはものわかりのいい市民になってはなりません。今まで以上に口うるさい市民にならなければいけないと考えています。
世界に目を転じると、リーマンショック、オバマ政権誕生と相変わらずアメリカ発の話題が目に付きます。これまで何度も戦争特需で不況を乗り切ってきた人類は、今回も同じ道を歩むのでしょうか。そこでも、いくら金儲けにつながっても「それは違う」と言い続けることが大切だと考えています。今まで以上に世界中の市民が口うるさく異論を唱え続ける世界を私は望んでいます。
9条を持つ日本にふさわしい国際貢献は何か? を考える年
さて、少し各論を検討してみます。
日本の国際貢献の場はアフガニスタンに移ります。アメリカの自衛権の行使としての戦争に給油という形で参加すること自体が憲法違反ですが、テロ対策の名目でさらに深みにはまっていくことがあってはなりません。
9条を持つ日本に相応しい国際貢献は何かを本気で議論する必要がより高まる年となります。自衛隊派兵恒久法の議論も進むかもしれません。民間人を武力で制圧したり、多国籍軍を警備することをも自衛隊に認める自民党案の名称は「国際平和協力法案」です。憲法に違反する自衛隊の海外派兵を自由化する法案の名称が、「国際平和協力法案」なのです。
インド洋での多国籍軍への給油法も、国際平和協力の美名の下に正当化されています。あらゆる戦争は、自衛のため、正義のため、国際平和のためと正当化されてきた事実を忘れてはなりません。
イラクで航空自衛隊が多国籍軍の兵士を運び、自ら武力行使の一翼を担っていた事実を政府は国民に知らせませんでした。インド洋での多国籍軍への給油についても事実を隠します。戦争の際には常に国民は事実を知らされず、知らないうちに戦争に加担させられています。
私たちは、政府の発表を黙って信じてしまうような物わかりのよい、お人好しの国民になってはなりません。
国際貢献、平和協力といった言葉を真に受けて、騙されてしまうことがないように、私たちひとり一人が事実を見極める眼と判断力を身につけなければなりません。
また、米軍基地のある地域では、これまで以上に米軍再編への協力を求められるでしょう。ここでも米軍にとって物わかりのいい市民になってはいけません。抗議し、主張し、抗う姿勢を示すことがとても重要です。
今ある貧困、格差問題は政治の結果。選挙でそれを変えさせよう
総選挙があります。きっと選挙でも立憲民主主義国家とはいえません。政官財の癒着と利権にまみれた政治は国民の力で止めさせることができるはずです。 憲法に基づいて政治をするまともな政治家を私たちがしっかりと選ぶのです。立憲主義がこれまでになく重要な意味を持つ年になると考えます。
主権者である国民は、選挙の際に自らの意思をしっかりと表明することができますし、しなければなりません。同時に一人の人間として、理不尽に対しては人権を主張することができます。国家に人権を保障するように要求することができます。
この国で起こっているさまざまな問題を作り上げた政治グループが恥ずかしげもなく、国民の負担を口にする。国民に説教しようとさえすることがあります。貧困、格差も自己責任という都合のよい言葉を使って、弱者自らが悪かったと思うようにしむけてきます。
私たちはものわかりのいい国民になってはいけません。現在の貧困、格差は政治の無策によって作り出されたものです。政治の結果なのですから、私たちがものを言って、人権を主張してこれを変えさせることはできるはずです。
人権は、人として正しいと自分が信じることを堂々と主張するときに初めて力を持ちます。
こういうときのためにこそ、憲法は生存権や労働者の権利を一人ひとりに人権として保障しました。私たちが堂々と主張しなければ人権も絵に描いた餅です。人間が作った貧困や格差なのですから、人間の力で解決できるはずです。
たとえ当事者でなかったとしても、自分には関係ないと思うのでなく、いずれ自分に跳ね返ってくる問題なんだとしっかりと想像力を働かせていくことが必要となります。人ごとではないと感じる感性、共感力がこれまで以上に必要な年となるでしょう。
裁判員制度では、司法権を監視する 「うっとうしいような」裁判員になろう
裁判員制度が始まります。「何の準備も要りません。負担にはなりませんから、安心して参加してください。」裁判所や検察庁は、芸能人を使ったり、キャラクターグッズや着ぐるみを利用して明るく楽しい裁判員制度をさかんに演出しています。しかし、こうした権力による広報宣伝を真に受けてはいけません。
刑事裁判が明るく楽しいわけがないじゃないですか。常識で考えればわかることです。被告人の人権、ときには生死がかかっている場に参加することになります。しかも被告人も国民も強制されてです。
ただ参加するだけでいい、というような言葉に惑わされてはなりません。しっかりとした自覚をもって参加しなければ、権力にいいように利用されるだけで終わってしまいます。これまでは職業裁判官の書いた判決を自由に批判できました。これからは、「国民が参加して下した判断ですから」と言われてしまうと批判しづらくなるかもしれません。
つまり、司法権という国家権力を正当化するために国民が利用されることになってしまったのでは、なんの意味もないということです。
司法権という権力を監視し、市民感覚で納得できない部分は納得できないと堂々とものをいう。職業裁判官にとって口うるさい、うっとうしいような裁判員でなければ意味がないのです。物わかりがいい市民を演じてはなりません。
どんな社会、
日本にするのかを決める力=憲法の力を私たちは持っている
最後に。
あらゆる場面で、今まで以上にものいう市民になりましょう。口うるさく異論を唱えることこそが、憲法価値を実現していくうえで重要なのです。そのことをしっかり自覚して市民として行動する年にしたいと思います。
2009年はどんな社会になるのか、どんな日本になるのかと受け身で構えるのではなく、どんな日本にしたいのかを自ら考え、それに従って主体的に行動する市民でありたい思います。私たちは、どんな社会そして日本にするのかを決める力、すなわち憲法の力を持っているのですから。
「憲法の力」を使って「権力を監視」する「もの言う市民」の出番が多くなりそうです。
しかしそれだけに、ひとり一人のしっかりとした自覚も必要です。
「ひどい世の中になってしまった」とあきらめてしまうのではなく、私たちがこの社会をつくり、
この日本を変えることもできるのだということを、改めて肝に銘じておくべきでしょう。
以上すべて引用。
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2008.12.31 |
| Comments(0) | Trackback(2) | ・頑張れ憲法君
日本国憲法9条君。
またモテだしとおね。
どっちかと言うとインターナショナルなもて方ですばい。

イワタバコ
山地の薄暗い湿った岩場に張り付き、タバコに似た葉をもつことから「岩煙草」と名付けられたと言われています。
なじみがない方も、「セントポーリアもイワタバコ科の仲間ですよ」と聞けば、どう?
葉挿しで簡単に増えます。
今日はそのモテぶりの一部を紹介します。
以下は、「凡人日記2.5」さんの「世界は9条をえらび始めた」より拝借。
p『世界の流れと世界から寄せられた声』
「各国議会は、日本の憲法9条のような戦争を禁止する決議を採択すべきである」
(ハーグ平和会議 1999年)
「日本国憲法9条は、アジア太平洋地域全体の集団安全保障の土台となってきた」
(戦争予防国連会議<GPPAC> 2005年)
「各国政府は、日本の9条のように、憲法により戦争を放棄すべきである」
(バンクーバー世界平和フォーラム 2006年)
「9条は、アジア太平洋に暮らす人々にとっての共有財産です」
(ジニー・マニポン フィリピン NGO)
「かつての侵略の反省から作られた日本の9条をなくすことに賛成できません」
(シム・ヨンヒ 韓国 大学教授)
「9条は、武器や紛争に苦しむアフリカにこそ必要だと思います」
(モト・ジュリアス ウガンダ 経済学者)
「私の国は軍隊をなくしました。平和憲法は、平和な社会を作り上げていくための手段です」
(ロベルト・サモラ コスタリカ 学生)
「すべての国の憲法が9条をもつべきです。今こそ戦争を廃絶するときです」
(コーラ・ワイズ アメリカ 平和活動家)
「凡人日記2.5」さん ありがとうございました。
今日は他人のフンドシで、恐縮です。

絞りすぎ。草姿全体が見えませんね。名前の由来の、タバコのような葉っぱが。
ちなみに、タバコはナス科タバコ属 の一年草。
ナス科は、ジャガイモ、トマトなども。
連作障害に弱いタイプです。予防には、トウモロコシを植えるといいとか聞いたことがありますが・・・、余談ですね。話が広がりすぎます。
大体同じ科は花がそっくりですね。
イワタバコも花のカンジは似てますよね。他人だけど。
おつきあいありがとうさんです。
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2008.05.27 |
| Comments(2) | Trackback(1) | ・頑張れ憲法君
休みでボーっとしながらも、憲法君について色々考えることがあった。
皆さんも色々とお考えのようで・・・。
大雑把な話だが、憲法をめぐる動きは明るく前向きになってきている。
世論調査の結果を見ても、「今の憲法君のままがいい」という人が15年ぶりに多くなり、特に9条については「このままがいい」という人が、変えようという人の2倍になった。
これは、7000にも増えてきた「9条の会」など、草の根の運動の力が大きいと思う。
国民が憲法君を注目して来ているといえるのではないだろうか。

ヒメツキミソウ
もちろん改憲派も、巻き返しを図り、「憲法調査会」の尻たたきをするとともに、草の根に対抗しようとしている。
今から、この局面から大事なのは、これまでのように「守ろう」という守りの姿勢では駄目で、より積極的に、国民生活のあらゆる分野で、「憲法に照らしてどうか?」と「憲法を使い、生かす」運動を進めることだと思う。
去る2日に、自衛隊のイラクでの活動を違憲とした名古屋高裁判決が確定した。
直ちに撤退するように求めていこう。
さらに重要なことは「平和的生存権が・・・具体的な権利だ」としたことだ。
基地や米軍駐留によって、平和に生きる日常が脅かされていたら、裁判に訴えてやめさせられると言うことだ。相次ぐ米兵の暴行や犯罪、騒音や危険などに対し、憲法君を使い、平和的に暮らせる地域や日本を作る運動の可能性が大きく広がって来たのだ。
後期高齢者医療問題はどうだろう?
生活保護以下のわずかな年金から天引きして、医療どころか生活そのものを圧迫するこの悪法は、生存権をうたった25条違反ではないのか?
75歳で差別するなどは、14条の「法の下の平等」違反ではないか。
生活保護の老齢加算や母子加算を削り、暮らしが立ち行かなくさせることも・・・。
障害者自立支援法の下で、わずか1万に満たない工賃のなかからも利用料を取ることはどうなのか?それ以前に、この国における障害を持つ人たちの尊厳は守られていると言えるのか(13条)。
派遣労働をはじめとする、人間を使い捨てにする働かせ方と、それによるワーキングプア状態は、労働権と労働条件について触れた27条と、25条に違反しているのではないか?
人々の日々の暮らしと労働は、憲法に照らしてどうなのか?
・・・今こそ、憲法君をその役割にふさわしく働かせて、活かそうではないか。
憲法は、国民一人ひとりの尊厳と基本的権利を守るために、国・権力を縛るのがその基本的な役割だ。
今こそ憲法君の本来的な役割が発揮できるように、使い、活かし、その力で平和を守り、戦争をなくし、貧困と格差をなくそうではないか。
私たちは、子どもも大人も、お年よりも、男も女も、障害があろうとなかろうと、かけがえのない一人ひとりの命として生まれ、いまを生きている。
このことが一番大事にすべきことであり、それを国や権力がないがしろにすることのないように憲法君が、縛り、監視し、見張っているのである。
旬であり出番である憲法君を棚において、読むだけでなく、一緒に動き回って汗を流すときなのだ。
そうやって国民と憲法君がしっかりつながることこそが、改憲勢力にとっては一番の痛打となるだろう。
大雑把な話ですが、きょうはここまで。
この件については、もう少し詳しく書く機会を作りたいと思う。

ポピー
最後までお付き合いありがとう
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2008.05.05 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・頑張れ憲法君
今日は憲法君の61回目の誕生日でした。
おめでとうです。
もう爺さんかい?
なんのなんの、「今が旬」と言われているよね。
これからもますますよろしく頼みますばい!
今日は憲法君について考えてみました。

田植えが始まった。
東側は油山山系。山は若葉がもこもこ・・・。

南側は背振山系。
煙のすぐ上の丘が我が家。
兼業農家の人たちは、連休中に一気に田植えをします。
食料自給率向上のためにも、専業できちんとやっていけるように農家を応援する農業政策が必要です。
さて・・・、
振り返れば、平和主義、基本的人権、民主主義という3原則を掲げ誕生した憲法君。
戦後の荒廃の中で、国民に希望を与え励まし、みんなに,大事にされていた。
ところが、制定直後からアメリカが憲法を変えろと言い出し、その意をうけて「憲法改定を党是とする」自民党やらが、たびたび憲法君をいじめた。しかし国民は、憲法君を大事にして、この国の発展に努めてきたよね。
しかし、そのうち国民は自分の生活に汲々として、いつの間にか憲法君のことをあまり考えなくなった。
憲法君も、肩身の狭い想いで辛抱の日が続いたね。
だんだんと「憲法を変えたほうがいい」と言う人が多くなり、近年は憲法君はこの国から追い出されそうになってしまった。
ところが、今年になり、また憲法君がだんだん見直されてきて、15年ぶり「そのままの憲法君がいい」と言う人達が多くなっている。
過去ログ:NO.371 「読売」のぼやき。・・・ 「日本政治の混迷が、憲法改正の世論を冷やしているのだろう。」
そこには、特に9条をめぐる国民の想いが強く現れていると思う。
アメリカの世界戦争に手をかすことばかりして、このまま行くとやばいと思う人たちが増えてきたのだ。
あわせて、生活も大変になってくる中で、医療や福祉など生存権・基本的人権についても憲法君を見直すようになってきたのだと思う。やはり君が必要だと。
先日は、政府がやってきたイラク派兵は「憲法違反だ!」と言う画期的な判決まで出て、憲法君が見直されたね。
過去ログ:NO.284 やったね!「イラク派兵は9条違反」・・・憲政史上最も優れた、画期的な判決。
しかも、前文の「平和的生存権」は、政府が言うように「抽象的な権利」ではなく、「基本的人権の規定的権利」「具体的権利」とまで認めた。
やったね、憲法君。
しかし、憲法君をいじめてきた連中、巻き返しに必死だね。
過去ログ:NO.314 改憲派、党派を超えて巻き返し。改憲翼賛体制を許すな!
でも僕は、憲法君を守るために頑張るからね。
そういう機運はどんどん高まっている。
その決意を表すために「頑張れ憲法君」というカテゴリーを立てちゃったりして・・・、勉強します。
これからもよろしく頼みますよ。
ところで9条ももちろんだが、25条、今とても大事だと思うね。
生活保護が老齢加算とか母子家庭加算とかきられたり、ましてや労働政策がめちゃくちゃだからワーキングプアなんていう、生活保護以下で生活を余儀なくさせられている人たちがたくさんいる。更には、後期高齢者医療制度などという、「年よりは銭ばかりかかるから、早う死ね!」といわんばかりの、国によるひどいいじめまでも始まった。
まさに「人間らしく生きる」ために、25条君が出番だと思うな。
障害を持つ人たちと作業所で関わりながら、「25条」はどこに生きているんだと思うことばっかり・・・。
もっとこの国で、一人ひとりが生きていることについて、みんなで考えなきゃと思うよ。
そこで、ちょっと突飛かもしれないが、
昨日の「しんぶん赤旗」で東京生存権裁判弁護団長の新井章さんが、大変共感できること言っていました。引用して紹介します。
「・・・憲法は平和主義、人権尊重と民主主義の確立を大原則にしています。わけても生存権保障はたんに国民の生きる権利を保障するだけでなく、日本に民主主義を根付かせ充実・発展させる土台だと考えます。
国民一人ひとりが政治の主人公として、健康で健全な精神を持つ、心身ともに充実した人間に成長することは、国民が主体的に政治、社会運営に参加する”充実した民主主義”にするうえで欠かせません。
日々きゅうきゅうとした厳しい生活を強いられ、考えることすら出来ないでいては、”やせた民主主義”となってしまいます。・・・」
どう?
最後に、憲法君の好きなところを、条文の中からいくつか上げ、誕生祝にかえます。
憲法君、誕生日おめでとう。ともにがんばろう!
〔個人の尊重と公共の福祉〕
第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
〔生存権及び国民生活の社会的進歩向上に努める国の義務〕
第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
ここら辺では「藤の花が咲くころ田植え」と言うけど・・・
散歩の途中、近所の塀から下がっていました。

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2008.05.03 |
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安倍内閣がつぶれてから開店休業の「憲法審査会」。
改憲派は党派を超えて集まり、開店の後押しを始めた。
憲法記念日を前に動きが強まっている。
今日は、簡単に紹介だけ。
「今こそ憲法改正を」 中曽根元首相が新憲法制定推進大会で 産経ニュース2008.5.1 22:04
自民、民主、公明、国民新各党などの改憲派議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は1日、東京・永田町の憲政記念館で、新憲法制定推進大会を開いた。
中曽根、海部俊樹、安倍晋三ら元首相や与野党、経済団体の代表など1000人が参加。
衆参両院に設置されながら委員選任も進んでいない「憲法審査会」の、早期始動と改憲論議の再開を求める大会決議を採択。
主な発言を見てみよう。
中曽根氏・・・「今の憲法体制では日本の地位が低下していく。日本をもう一度上昇気流に乗せて、先進一流国家として存続させるのがわれわれの目的だ」
自民・伊吹文明幹事長・・・「変化に対応した憲法をつくるのが党是」「わが党の立党精神は憲法改正。期待されている国際的な義務があり、環境など、かつて気づかなかった価値観を思い起こす余裕も出てきた」
民主・鳩山幹事長の代理・長島昭久副幹事長・・・「昨日は敵味方に分かれて国会で対決したが、民主党も憲法改正を党是とし『創憲』をかかげている。この大会を機に憲法審査会を動かしていこうということだ」
公明・白浜一良憲法調査会長、国民新党・亀井久興幹事長もあいさつ。
「福田総理の名代」と紹介された町村信孝官房長官・・・「憲法審査会がせっかくできているのに、いまだに議論が一度も行われていないのは国会の怠慢」
自民も民主も「憲法改正が党是」。
安倍政権の瓦解、「憲法を守れ」の世論が大きくなるなかで、巻き返しに躍起だ。
憲法改悪翼賛体制を許してはならない。

タツナミソウ(立浪草)
字の通り、波立つ様に似ているからだが・・・、群生だとよく解るんだが。
想像してね。
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2008.05.02 |
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去る4月17日裁判所が,米兵などを輸送する「航空自衛隊の空輸活動は憲法違反」「平和的生存権は、憲法上の法的権利」と認める画期的な判決を下したばかりだ。

隣のおばあちゃん、こんなに種を取ってどうするんだろう?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
政府は判決に真摯に向き合おうとせず、無視する姿勢だ。
イラク派遣:違憲判断「不要な傍論にすぎない」政府答弁書 (毎日新聞 2008年4月30日 )
政府は30日の閣議で、イラク派遣をめぐる名古屋高裁の違憲判決について「判決の結論を導くのに必要ない傍論にすぎない。(イラク派遣は)憲法の範囲内だ」とする答弁書を決定した。辻元清美衆院議員(社民)の質問主意書に答えた。
判決は形式上は国が勝訴し、国側は上告できないため、答弁書で反論した形だ。答弁書は航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長が判決に対し「そんなの関係ねえ」と発言したことも「(派遣中の)航空隊の雰囲気について、必ずしも正確な表現ではないが(空幕長が)自らの言葉で発言した」として正当とした。【松尾良】
以上、引用。
これは、彼らが言うように「傍論」だからではなく、正面から争う自信のなさと衝撃と狼狽の現れである。
かつてもう50年近く前に、砂川裁判の第一審は、安保条約のもとで米軍が「極東」に出動することは、日本を直接関係のない戦争に巻き込むおそれがあり、また保持を禁じた「戦力」にあたるとして、米軍駐留は憲法前文、九条二項違反とする判決を出した。 それに衝撃を受け狼狽した米側は、駐日大使が最高裁長官と「内密の話し合い」を持つなど、なりふり構わぬ「判決つぶし」に奔走し、日本政府はこの重大な干渉を受け容れるという異常な対米従属に終始していたことが明らかになった。 違憲判決を無視するか、強引につぶすか・・・対応の違いはあれ、そこに、彼らの「衝撃」と狼狽ぶりを見ることが出来る。
国際問題研究者の新原昭治氏が、米国立公文書館の政府解禁文書の中から見つけたものである。(氏は元日本共産党の幹部で外交政策の専門家だ。九大の先輩であり、私の元上司の高校時代の友人ということで、3人で酒席についたことがある。とてもそんな風には見えず、穏やかなおじさんと言う印象だったが、定期的にアメリカにわたって調査をしているとのことだった。ついでに、最後に紹介する赤旗記事も同じく九大の後輩の署名記事である。)
同窓生の労苦の成果を紹介したい。「米軍違憲」破棄へ米圧力 (2008年4月30日(水)「しんぶん赤旗」)59年の砂川裁判 一審判決直後 駐日大使 最高裁長官と密談
解禁文書で判明 安保条約にもとづく在日米軍の駐留を憲法違反とした一九五九年の砂川事件・伊達判決に対し、米駐日大使が当時の最高裁長官と「内密の話し合い」をもつなど、判決破棄へ圧力をかけていたことが米政府解禁文書で明らかになりました。国際問題研究者の新原昭治氏が今月、米国立公文書館で入手したもの。米軍駐留違憲判決に対する米側の衝撃ぶりと、干渉を無批判に受け入れる日本側の異常な対米従属ぶりが分かります。
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一九五九年三月三十日の砂川事件の一審判決(東京地裁)で伊達秋雄裁判長は、安保条約のもとで米軍が「極東」に出動することは、日本を直接関係のない戦争に巻き込むおそれがあり、また保持を禁じた「戦力」にあたるとして、米軍駐留は憲法前文、九条二項違反とする判決を出しました。解禁文書は判決当日から最高裁での弁論終了後の九月十九日まで、当時のマッカーサー米駐日大使から国務省あてを中心にした十四通の電報です。
伊達判決の翌日には、米大使が藤山愛一郎外相に閣議前の早朝に秘密会談を申し入れ。当時進行中だった安保条約の改定交渉への影響や、東京・大阪など重要知事選前に「大衆の気持ちに混乱を引き起こしかねない」ことに強い懸念を表明しました。大使は「日本政府が迅速な行動をとり東京地裁判決を正すこと」を求め、過去に一例しかなかった最高裁への「跳躍上告」を提案しました。日本政府は部内で検討していた経過もあり四月三日に跳躍上告しました。
四月二十四日付では、米大使と当時の田中耕太郎最高裁長官との「内密の話し合い」を明記。田中長官は「本件には優先権が与えられているが…決定に到達するまでに少なくとも数カ月かかる」との見通しを伝えています。
最高裁は、当時三千件もの案件を抱えていましたが、砂川事件を最優先処理。電報の五日後には最高裁が弁護人を二十一人に制限するとの決定を下すなど、「迅速な決定」へ異常な訴訟指揮をとりました。最高裁は同年十二月十六日、一審判決を破棄、東京地裁に差し戻しました。
司法の独立 侵した
砂川事件上告審で弁護団事務局長を務めた内藤功弁護士の話
一九五九年五月一日、団長の海野晋吉弁護士と一緒に、最高裁の斎藤悠輔裁判官と面会した。斎藤裁判官は「ジラード事件で米側が日本の裁判権を認めてくれた手前もあるので、この(砂川)事件は早くやらないといけない」と語った。きわめて異例である弁護人の人数制限も田中耕太郎最高裁長官と斎藤裁判官らがやったことだが、その裏で長官がじかに米駐日大使と「内密の話し合い」をしていたとは司法の独立からも由々しき事態だ。
伊達判決から五十年近くたつが、日米安保条約はいよいよ「日本の防衛」と関係のない戦争に米軍が出動するためのものになっている。安保条約のもとでの米軍駐留が憲法前文と九条違反だとした伊達判決は過去のものという感じがしない。今回の文書発見が伊達判決再評価のきっかけになればと思う。
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砂川事件
一九五七年七月、東京都砂川町(現立川市)で米軍立川基地拡張に反対する労働組合員や学生などが基地内民有地の測量に抗議して敷地内に数メートル立ち入ったとして、二カ月後に逮捕。安保条約に基づく刑事特別法違反で起訴されたもの。一審では無罪、最高裁で破棄差し戻しされ、罰金刑に。しかし反対闘争の前に米側は基地拡張を断念、七七年立川基地は返還されました。
跳躍上告
地方裁判所などの一審判決に対し、法律・命令・規則もしくは処分が憲法違反とした判断、あるいは地方公共団体の条例・規則が違法とした判断が不当であることを理由に、直接最高裁に上告すること(刑事訴訟規則第二五四条)。
以上、引用。
砂川事件・伊達判決">
59年の砂川事件・伊達判決米軍違憲判決後の米の圧力 最高裁にまで手をのばす「東京地裁の伊達判決は、政府内部でもまったく予想されておらず、日本国内に当初どきっとさせるような衝撃を広げた」―。在日米軍の駐留を憲法違反とした伊達判決(一九五九年)に関する米政府解禁文書は、日米支配層が違憲判決にいかに驚愕(きょうがく)したかが生々しく描かれています。今月十七日、名古屋高裁によるイラク派兵違憲判決が出たばかりでもあり、支配層の反応を考えるうえで非常に示唆的です。
伊達判決で日米支配層が恐れたのは、(1)同年四月の重要知事選や夏の参院選などへの政治的影響(2)日米安保条約改定交渉を複雑にしかねない(3)左翼勢力に法的対抗手段を与えかねない―などです。そのために、最高裁で早期に判決を下し、伊達判決を否定することに躍起となりました。
なかでも重大なのは、米側が行政府ばかりか最高裁にまで内政干渉の手をのばしたことです。
以上、冒頭部分だけ引用。
その生々しい経過を是非、リンク先で読んでほしい。
先の
名古屋高裁判決を学び、平和の力にせないかん!
イラク派兵をすぐに止めよ!
シマツルボユリ科の小さな花。
葉っぱに縞模様があります。高さ名10センチ。
もっとアップできるレンズじゃないと、花がよく見えませんね。
もう3年植え替えしていないので、超満員。
来年は、分けて植え替えなくちゃあ。
最後まで読んでくれてありがとう
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2008.05.01 |
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やはり「不適切」と認めざるを得なかったようだ。
当然である!
憲法や法律に従わなければならない筈の国家機関である自衛隊のトップが、それを無視する軽口をたたいて許されるわけがない。
しかし、この発言は不十分である。
「発言の一部がお笑いタレントと同じような表現になり不適切だったと思う」・・・?!こんないい加減な釈明では、到底納得できるものではない。
「不適切」という言葉は、私の記憶では、クリントンが大統領当時、不倫を報道された時に使ってから、政治家がよく使うようになった言葉だと思うが、「何がどう不適切」なのかについては、なんら答えていない。
見ごろになった
イカリソウ、ぜひ見てやってください。

不適切だった">
自衛隊イラク派遣:輸送違憲 「関係ねえ」発言、不適切だった--航空幕僚長が釈明 (毎日新聞 2008年4月26日 )
イラクに派遣された航空自衛隊の輸送活動の一部を違憲とした名古屋高裁判決を巡り、「(派遣隊員の)心境を代弁すれば『そんなの関係ねえ』という状況だ」と発言したことについて、航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長は25日の会見で「発言の一部がお笑いタレントと同じような表現になり不適切だったと思う」と説明した。【本多健】
問題発言は以下のように報じられていた。
自衛隊イラク派遣:輸送違憲 空幕長「関係ねえ」 会見で「隊員の心境代弁」 (毎日新聞 2008年4月19日)
航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長は18日の会見で、前日の名古屋高裁の違憲判決がイラクに派遣中の隊員に与える影響について尋ねられ、有名お笑いタレントの流行語を引用して「私が心境を代弁すれば『そんなの関係ねえ』という状況だ」と述べ、隊員の士気に影響はないと強調した。
田母神幕僚長は「非常に純真な隊員については、一部、心を傷つけられているかもしれない」としつつ、「大多数はほとんど影響ない」と語った。高裁がイラク特措法の定める「戦闘地域」に該当するとした空自の空輸先の一つ、バグダッド空港については、「予断を許さない状況だと思う。ただ自衛隊が戦いに巻き込まれる危険はない」と強調した。
また、元文部科学相の中山成彬衆院議員(宮崎1区)は18日夜、宮崎市内で講演。判決について「問題のある裁判長で、変な判決だった。3月末で辞め『最後っぺ』(おなら)を出したようなものだ」などと語った。【本多健、中尾祐児】
私はすぐに抗議の意を表していたが、
過去ログ
NO.293 ったく!どういう神経をしているんだろう?・・・国会喚問せよ!当然のことながら、
イラク派兵差止訴訟の会とイラク派兵差止訴訟弁護団 が抗議声明を出していたことを今日知った。
立憲民主主義国家において、三権分立を否定し、法の支配を無視することは許されないと、簡潔に批判し、責任を追及したものである。
そして、
「貴殿の発言は、憲法を無視してイラク派兵を強行し続けている政府や防衛省の「本音」を端的に示したものであり、「憲法なんて関係ねえ」と述べたに等しい。」と、その本音を鋭く告発している。
明快である。
全文そのまま紹介しておく。
航空幕僚長 田母神俊雄 殿
2008年(平成20年)4月19日
抗 議 文
イラク派兵差止訴訟の会
イラク派兵差止訴訟弁護団
4月18日,貴殿は会見の席上で4月17日の名古屋高裁の違憲判決がイラクに派遣中の隊員に与える影響について,某お笑いタレントのフレーズを引用し,「私が心境を代弁すれば『そんなの関係ねえ』という状況だ」と述べた。
我が国は、貴殿が如何にその影響を軽視しようとしても、憲法の下に法律が定められ、それが守られることを前提にして成り立つ立憲民主主義国家である。高等裁判所が政府の行為について、証拠に基づきイラク特措法に違反し、憲法に違反すると判断したことは、「関係ない」と言ってすませられることではない。むしろ、名古屋高裁判決以降に繰り返される政府の発言や、今回の貴殿の発言は、政府や自衛隊にとってイラクへの自衛隊派兵という結論こそが先にあり、法律や憲法との適合性を如何に軽視してきたかを如実に示している。
政府は、日本国憲法の下で認められた国家機関であり、自衛隊も憲法や法律に従わなければならない筈の国家機関である。そして、日本国憲法は、法律を執行する機関である行政府の行為が憲法に違反するかどうを審査する権限を司法権に与えている。その司法権の行使として、高等裁判所が下した憲法判断を無視しようとする発言は、権力相互の衝突と調整によって適正な権力行使をはかろうとした三権分立を否定するものである。
しかも、貴殿の発言は、今回の名古屋高等裁判所の司法判断を愚弄することによって、判決の価値を貶めようとするものであり、憲法尊重擁護義務が課せられている幕僚長の立場で許されるものではない。
日本国憲法は,憲法の制約の下に国家権力が行使されるべきことを規定している。とりわけ、軍事的な行動については、憲法九条により、厳しい制約を課している。また,政府の行為についての憲法適合性の最終判断権は司法府に委ねられており、高等裁判所の違憲判断は極めて重要な意味を持つ。
政府と国家機関は、イラクへの自衛隊の派遣がその根拠となったイラク特措法に違反し、憲法9条に違反するとの高等裁判所の判断を尊重することこそ求められている。
貴殿の発言は、憲法を無視してイラク派兵を強行し続けている政府や防衛省の「本音」を端的に示したものであり、「憲法なんて関係ねえ」と述べたに等しい。
三権分立を否定し、法の支配を無視するかかる発言を航空自衛隊のトップが行ったことは、到底許されるものではなく、その責任は厳しく問われなければならない。
ここに強く抗議するものである。 以上
さらに重要なことは、この発言をかばった石破防衛相や、「傍論」発言の高村外務相等、政府要人の「反省」がいまだに表明されていないことである。 憲法や司法判断を無視する行政府をこのまま、許していいものか!?
この国の基本が問われている問題である。
政治的な立場を超えて、すべての野党と国民が、この問題の追及を強め、判決を根付かせていくことが求められているのではないだろうか。

今回は大き目の手作り鉢に植えた。大株になって欲しい。
「多摩の源平」は相性が悪く、3回目に求めてやっとここまで育ってくれた。
イカリソウは、もともと丈夫なんですが・・・。
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2008.04.25 |
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花は白・・・、千利休が言ったとか・・・?

シロヤマブキ(白山吹)
白花の四弁花。ぱっと開かない控えめさ。
花数も少なく疎にして、小さな切れ込みのある葉っぱとよく合います。
好きです。
こんな清らかな花の話のあとになんだが・・・、
ったく!どういう神経をしているんだろう?
イラク派兵差し止め訴訟にたいする名古屋高裁の判決">イラク派兵差し止め訴訟にたいする名古屋高裁の判決に対して、
航空自衛隊の田母神俊雄幕僚長が「そんなの関係ねえ」と述べたそうだ。
「自衛隊には、憲法も司法も関係ない」ということか!
ギャグるほど、無神経なのか、それともうろたえているのか?
まともな立憲主義の法治国家で、しかも文民統制を言うなら、即罷免せよ!
ところが、 石破防衛大臣は、「(イラク派兵について)何ら変更がないといいたかったのだろう。部下を思い、国を思う気持ちだ」とかばった。
高村正彦外相は「大臣を辞めて暇でもできたら読んでみる」とのたもうた。
憲法判断をした判決を読みもせずに、この軽口!
憲法尊重擁護義務が課せられた閣僚として、許される発言ではない。
そもそもこの判決は、航空自衛隊が米軍の空輸を支援することが戦争行為の一環であり、武力行使そのものに当たるとし、憲法9条1項に違反しているだけでなく、政府の憲法解釈にもとづくイラク特措法にさえも違反ししていると断じているのだ。
また、イラクの実態が「外国勢力である多国籍軍対イラク国内の武装勢力の国際的な戦闘」であり、首都バグダッドが「戦闘地域」であることを詳しい証拠をあげて断定している。
「自衛隊の行くところが非戦闘地域だ」といった当時の小泉首相の詭弁(きべん)など、こっぱみじんに論破しているのだ。
ほんとに小泉純一郎と言う男は、「感動した!」「改革なくして成長なし!」とか、ワンフレーズ男で、まともに説明したことがない!
さらには、平和的生存権についても、精神的・理念的なものではなく、法的な具体的権利だと断じた。まさに「画期的」と言われる所以である。
高村正彦外相などは、「判決を導くには関係ない傍論だ」と、逃げているのが特徴だが、この訴訟は派兵差し止めとともに違憲判断を求めたものであり、判決は、傍論どころか訴えの核心部分に対する判断だ。
ちゃんと読んでからものを言わないから、的外れな事しか言えないのである。
この間、政府側は自衛隊のイラクでの活動実態を隠し続けてきた。
裁判の中でも事実を示さずにおいて、「傍論」だと?!・・・、異論がまともにあるなら、「活動実態はかくかく、しかじかだ」と明らかにして、判決を批判したらどうか。
ったく!こんなアンフェアで無能な人が政権の中枢にいる国なんて、もう先がないね。
イラクでは百万人の民間人が殺害されたという調査報告もある。
国際的な戦争犯罪にかかわりながら、「ギャグ」や「傍論」で、国内はおろか国際社会に責任が持てるはずもない。
この姿勢は、あの侵略戦争をまともに振り返らず、反省も謝罪もしないどころか、その歴史そのものを書き換えてまでも正当化しようとする立場とつながっている。いまだにそういう人々が政権で権力をふるえるという、日本政治の後進性を象徴的に示している。
いまこの瞬間にも、イラクでは戦闘がつづいている。
裁判所の違憲判断に対しても、なお派兵にしがみつく政府を追いつめ、判決と憲法を力に、
「自衛隊はいますぐ帰れ」、「派兵拡大をねらう恒久法などは許さない」の世論を盛り上げよう。
おっと、それと合わせて、
高村外相、石破防衛相、田母神幕僚長を国会に喚問し、真意をただすことを要求する。
時の最高責任者、小泉元総理も、是非国会に喚問し説明責任を果たしてもらおうじゃないか!
小泉元総理はあっちこっちででしゃばりだして、しゃべりたいだろう。
どうぞ、国会で存分にしゃべってもらおうじゃないか。
あわせて、後期高齢者医療制度についても、導入した主犯として!
最後までお付き合い、ありがとうございます。
最近ランキング下がって、ちょっとさびしい。
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【“NO.393 花は白、シロヤマブキの清しさ。かたや、この大臣たちの!・・・国会喚問せよ!”の続きを読む】 テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2008.04.24 |
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「イラク派兵は憲法9条に違反する」という名古屋高裁判決に対し、政府の要人が開き直りの発言をしている。
彼らは、派兵差し止めと慰謝料請求の訴えは棄却された事で国は勝訴しており、違憲判断部分は「傍論」だとする見方から、判決を無視する姿勢だ。
町村官房長官、高村外相、石破防衛相・・・言いたい放題だ!
違憲判決に官房長官ら、イラク支援継続「問題ない」で一致 (2008年4月18日 読売新聞)
航空自衛隊のイラクでの輸送支援活動の一部を違憲とした17日の名古屋高裁判決について、町村官房長官は18日午前、高村外相、石破防衛相と国会内で協議し、「空自の活動継続に何ら問題はない」との認識で一致した。
町村氏はその後の記者会見で、「武力行使の解釈について裁判官がどこまで実態が分かっているのか、(戦闘地域と判断する根拠となる)『国に準ずる組織』をどう理解しているのか、その辺に誤りがあるのではないかという印象をお互いに語った」と述べた。
高村外相は、判決が傍論で違憲判断を示していることについて「一人の人(裁判官)の意見。外相を辞めて暇でもできたら読んでみる。崇高なものであるかのごとく錯覚を与えて政治利用しようとするのはよくない」と述べた。
石破防衛相も「極めて遺憾だ。判決を導き出す立論過程で、(違憲判断が)論理構成上必要であったわけではない。傍論部分にすぎず、なぜあえて言及したのかやや理解しかねる」と批判した。
こんな暴論を許していいのか?三権分立ってなんだ?司法権の独立って?司法の優位という考えもあるが・・・。
行政が司法判断を無視する事ができるのならば、なんでも多数派のやり放題ということにつながらないか?そんなんで、民主主義国家が成り立つのか?
三権分立について、首相官邸だって以下のように認め、子どもたちに説明している。「裁判所は、法律や命令、規則などが、憲法に違反していないかを判断します。」と延べている。
その「司法判断」を尊重するという事ではないのか。
首相官邸キッズルーム 三権分立
権力が一つの機関に集まりすぎると、権力が濫用されて国民の人権が侵されるおそれがあるので、国会が立法権を、内閣が行政権を、裁判所が司法権を分担して受けもち、互いに独立して、仕事を行うしくみを三権分立といいます。これは、フランスの思想家モンテスキューが「法の精神」(1748年)の中で主張した考え方に基づくものです。日本も三権分立をとっており、総理大臣は、内閣のリーダーとして、行政各部の指揮・監督(しきかんとく)などを行ったり、予算を作成したりしています。
立法権(国会)
法をつくる権能のことを「立法権」といいます。法律をつくったり、廃止したりすることができるのは国会だけです。このため、国会は、唯一の立法機関といわれます。
行政権(内閣)
国会で決まった法律や予算にもとづいて、実際に行政をおこなう権能のことを「行政権」といいます。行政権は、総理大臣を首長とする内閣が受け持ちます。
司法権(裁判所)
人々の間の争いごとや犯罪などを、憲法や法律にもとづいて裁く権能のことを「司法権」といいます。また、裁判所は、法律や命令、規則などが、憲法に違反していないかを判断します。
一方、自衛隊イラク派兵差止訴訟弁護団声明は次のように政府に求めている。 我が国は三権分立を統治原理とし、かつ法の支配を統治原理としている立憲民主主義国家である。
三権の一つであり、かつ高等裁判所が下した司法判断は、法の支配の下では最大限尊重されるべきである。行政府は、立憲民主主義国家の統治機関として、自衛隊のイラク派兵が違憲であると示したこの司法判断に従う憲政上の義務がある。
私たちは、今日このときから、この違憲判決を力に、自衛隊のイラクからの撤退を求める新たな行動を開始するとともに、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意」し、「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認」した日本国憲法の理念を実現するための行動を続けるものである。
・・・ちょっと、解ったようで解りにくいような・・・?
(どなたか、中学生でもわかるように説明してくれない?)
「立憲民主主義国家」って、どういうこと? 「立憲主義は,憲法によって国家権力に歯止めをかけて人権を保障すること,を言います。」 (
津久井 進の弁護士ノート)より。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、
立憲主義(りっけんしゅぎ、Constitutionalism)とは、権力の行使を憲法に基づかせようという考え方。すなわち、憲法によって、権力の行使を拘束・制限し、統治機構の構成と権限を定めて、自由の保障を図る原理である。
はてなダイアリーでは、
広義には国家権力は憲法によって拘束されるべきであるという考え方をいうが、狭義には多数者によっても侵しえないものとしての人権を承認する考え方をいう。
要するに平たく言えば、
多数者によって民主的に選ばれた国でも、間違いを犯す事があるから、そこで作られた法律が間違っていないかどうか、国民の自由や人権を侵す危険がないかは、憲法に照らし合わせて考えてやって行こうじゃないか、と言う事かな?
改憲派は、この教訓から「解釈改憲」の限界を読み取り、本格的な「明文改憲」取り組みを強めるだろう事が予想される。
アホ大臣どもが、バカな事を言って・・・だけでは済まないだろう。
いずれにしても、この判決を力に、
「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意」し、「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認」した日本国憲法の理念を実現するため、ますますがんばろう、だ。
立憲主義とは?参考までにどうぞ
立憲主義ってなんだろう?」">→
マガジン9条、伊藤真の憲法手習い塾「立憲主義ってなんだろう?」
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2008.04.19 |
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いやあ!びっくりしました!!ここまではっきりと憲法判断までするとは。
実は、昨日から忙しくて、テレビもラジオもメディア関係は無縁で、・・・朝起きてみてビックリ仰天!
裁判所が,9条違反と明確に述べましたね。
米兵などを輸送する「航空自衛隊の空輸活動は憲法違反」「平和的生存権は、憲法上の法的権利」と認める画期的な判決は、「イラク特措法が合憲であったとしても、活動地域を非戦闘地域に限定した同法に違反し、憲法9条に違反する活動を含んでいる」とはっきりと認めました。
最近、いやずっと司法の反動化に失望しながら、正直なところ余り期待はしていませんでした。
ところがどっこい、立憲主義も司法の良心も生きていた!
2008年4月17日は、憲政史上記念すべき日となるでしょう。
控訴棄却判決なので,原告側も被告側も上告できず、この「憲法9条違反判決」確定ですね。
国際的には評価が高い9条、国内的には苦戦していましたが、「9条の会」と共に生きを吹き返した?
・・・いよいよ「9条」君が、その底力を発揮してきます。
諸君!「9条」君と共に、目覚めよ!
わくわくです!
各誌が報道していますが、2紙だけ紹介します。
「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 (asahi.com)
イラク派兵 違憲判断 空自活動「9条に違反」 (しんぶん赤旗)
愛知県などの住民ら千百二十二人が自衛隊のイラク派兵は違憲だとして差し止めを求めた「自衛隊イラク派兵差止訴訟」(原告・池住義憲氏ほか)の控訴審判決が十七日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長(退官のため高田健一裁判長が代読)は、米兵などを輸送する「航空自衛隊の空輸活動は憲法違反」「平和的生存権は、憲法上の法的権利」と認める画期的な判決を出しました。同様の訴訟は全国で起こされていますが、違憲判断は初めて。派兵差し止めと慰謝料請求の訴えは棄却しました。国側は勝訴のため上告できず、違憲判決は確定する見通し。
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判決は、「現在のイラクでは、国際的な武力紛争が行われている」と明言し、現在行われている航空自衛隊の武装兵員空輸活動は、「他国による武力行使と一体化した行動」と指摘。「武力行使を禁止したイラク特措法二条二項、活動地域を非戦闘地域に限定した同条三項に違反し、かつ憲法九条一項に違反する活動を含んでいることが認められる」としました。
また、憲法前文に盛り込まれている平和的生存権は「憲法上の法的な権利と認められるべきだ」として、「九条に違反する戦争の遂行等への加担・協力を強制されるような場合には、裁判所に救済を求めることができる」と明言しました。
一方、違憲確認の請求は「確認の利益を欠く」として棄却。差し止め請求も退け、損害賠償請求も認めませんでしたが、「控訴人らは、それぞれの重い人生や経験等に裏打ちされた強い平和への信念や信条を有している」「そこに込められた切実な思いには、平和憲法下の日本国民として共感すべき部分が多く含まれている」と原告の訴えを評価しました。
原告らは、二〇〇四年から七次にわたり三千人を超す住民が集団提訴。〇六年、名古屋地裁が原告の訴えを全面棄却したためこれを不服として控訴していました。
原告弁護団によると、九条違反を認めたのは一九七三年の札幌地裁の長沼ナイキ基地訴訟判決以来三十五年ぶり。高裁では初といいます。
画期的な判決 訴訟の会・弁護団
「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」と同弁護団は判決後、連名で「声明」を発表しました。
「声明」は、イラク派兵を「違憲」と認めた同判決を「日本国憲法の根本原理である平和主義の意味を正確にとらえ、それを政府の行為に適用したもので、憲政史上最も優れた、画期的な判決である」と評価。その上で、声明は「日本政府がこの判決に従い、直ちにイラクからの自衛隊の撤退を行うことを強く求める」と主張しています。同時に「判決を力に、自衛隊のイラクからの撤退を求める新たな行動を開始する」と決意を表明しています。
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自衛隊イラク派兵差し止め訴訟 札幌、仙台、宇都宮、東京、甲府、静岡、名古屋、京都、大阪、岡山、熊本の各地裁で提訴。原告は計五千七百人に上り、弁護団は八百人を超えます。最初の判決は二○○五年五月の東京地裁で、憲法判断に踏み込まないまま、違憲確認の訴えを却下しました。
憲法第九条第一項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
以上、赤旗より引用。
もう少し時間かけて勉強して、また書きたいと思います。今日は第一声と言う事で。
大変勉強になるサイトを紹介しておきます。弁護士さんのサイトで、判決要旨や弁護団声明なども紹介しています。参考にどうぞ。
ちなみに、津久井さんによるとこの判決を書いた裁判長は青山邦夫さんで、この3月に退官されたそうです。最後に錦を飾り、おめでとうございます、ありがとうございます、と言いたいです。
「津久井進の弁護士ノート
」
さあ!いよいよ憲法9条の出番!~名古屋高裁判決 記銘しておく名古屋高裁 9条違憲判決
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2008.04.18 |
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憲法改定論議に関する読売新聞の世論調査結果がでている。
15年ぶりに「改定反対」(43.1%)が「賛成」(42・5%)を上回った。
同紙調査では、九条については改定反対が一貫して多数でしたが、憲法全体については93年から改定賛成が反対を上回り、2004年には賛成65・0%と最高を記録していた。
この結果に対する「読売」の論調は・・・、以下を参照。
憲法改正「反対」43%、「賛成」を上回る…読売世論調査">憲法改正「反対」43%、「賛成」を上回る…読売世論調査(2008年4月8日 読売新聞)
読売新聞社が実施した憲法に関する全国世論調査(面接方式)によると、今の憲法を改正する方がよいと思う人は42・5%、改正しない方がよいと思う人は43・1%で、わずかながら非改正派が改正派を上回った。
ただ、各政党が憲法議論をさらに活発化させるべきだと思う人は71%に上り、改めたり加えたりした方が良いと思う条文を挙げた人も7割を超えた。施行61年を迎える憲法に、時代にそぐわない部分が増えているとの認識は根強いようだ。
1981年から実施している「憲法」世論調査では93年以降、一貫して改正派が非改正派を上回っていた。しかし、今回は改正派が昨年より3・7ポイント減る一方、非改正派が4・0ポイント増え、これが逆転した。憲法改正に強い意欲を示した安倍前首相の突然の退陣や、ねじれ国会での政治の停滞へのいらだちなどが影響したと見られる。
改正派にその理由を複数回答で聞いたところ、「国際貢献など今の憲法では対応できない新たな問題が生じているから」の45%が最も多かった。非改正派では「世界に誇る平和憲法だから」が53%で最多だった。
以上、部分引用。
憲法世論調査 改正論を冷やす政治の混迷(4月8日付・読売社説) 日本政治の混迷が、憲法改正の世論を冷やしているのだろう。
読売新聞の世論調査で、憲法を「改正する方がよい」と思う改正派が42・5%へ減少した。「改正しない方がよい」という非改正派は、43・1%になった。
1993年調査以来、改正派が非改正派を常に上回ってきた。わずかな差だが、今回逆転した。改正派は、4年連続の減少だ。
最大の要因は、国会や各政党の憲法論議の沈滞にあるだろう。
昨年5月、憲法改正手続きを定めた国民投票法が成立した。だが、それに基づき設置された憲法審査会が、いまだ始動していない。
憲法改正に積極姿勢をみせていた安倍前首相が、昨夏の参院選での自民党惨敗のあと、突然辞任した。後継の福田首相は、打って変わって、憲法改正問題には、ほとんど触れなくなった。
憲法改正問題に正面から取り組もうとしない民主党の姿勢が、支持層の改正派減少をもたらす一因になっていないか。
安全保障や環境問題など、さまざまな観点から憲法を議論しあうことが求められている。
以上、部分引用。
改憲派「読売」のぼやき「ああいかん、残念だ。昨年、
改憲に熱心な安倍首相が辞めてから、国会や政党の
改憲論議がなくなり、世論を冷やしてしまった。民主党も正面から取り組まなくなって来たのがいかん。」とぼやきつつ、「もっともっと議論して
改憲に突き進め!」と
改憲派の尻たたきを始めている。
2004年は、改憲世論のピークだった。9条改定賛成44%、反対46%。憲法そのものの改定賛成65%、反対23%。
2008年(今回)
9条改定賛成31%、反対60%。憲法そのものの改定賛成42,1%%、反対43.1%。
草の根の運動の力、「9条の会」→
9条の会オフィシャルサイト2004年6月には「
9条の会」が発足し、「平和憲法9条を守ろう」の
草の根の国民運動が始まった。
その広がりと並行して9条改定反対が増加し、賛成派との差は年々拡大して来た。そして、今回、憲法改定そのものへの反対も賛成を15年ぶりに上回った。
「読売」主張子もジャーナリストの、・・・じゃないか、ブンヤの端くれならこの事実をしかと見るべきではないか。もっとも、見たくはないのだろうが・・・。
草の根の運動が広がったのは、改憲の中身がたんに自衛隊を合憲とするなどということではなくて、「海外で戦争をする国づくり」なのだということをみんなが知り始めたからだ。
改憲派も草の根の運動で巻き返しを図っている。「新憲法制定議員同盟」は「
9条の会」に対抗する国民運動を提起し、それと連携して日本青年会議所が「憲法タウンミーティング」を全国で開催する計画だ。
いよいよ草の根のガチンコ勝負だ!諸君、準備はいいかい?!
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2008.04.09 |
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