11月に入っていよいよ秋深まりつつあります。 慰安婦問題についてです。右派が地方からの巻き返しを図っているようです・ 日本軍「慰安婦」問題そのものを否定するとんでもない意見書が宮城県議会で可決されたそうです!! http://nanumu.blog59.fc2.com/blog-entry-289.html
「・・・このいわゆる従軍慰安婦問題は、その言葉自体が実態のない捏造語であるにもかかわらず、日本側が毅然たる反証と歴史的事実の提示を怠ってきたことから、今日のさまざまな理不尽な現象を引き起こすに至ったものである。」 「端的に言えば、貧困による人身売買の被害者である「慰安婦」は存在したが、権力によって強制連行された被害者に対して国として補償すべき「従軍慰安婦問題」は存在しなかったと言えるのである。」 「よって、国においては、我が国固有の領土である竹島問題の重要性と、いわゆる従軍慰安婦問題が、韓国による慰安婦像の建立といった事態を招くなど、我が国の名誉を著しく侵害している危険性にかんがみ、次の事項の実施について強く要望する。 一 竹島領有についての国際司法裁判所提訴手続を進めること。 二 日韓通貨交換協定更新を見直すこと。 三 いわゆる慰安婦問題に関して、事実誤認によってなされた過去の政府要人らの談話・発言を取り消すこと。 四 教科書検定に関する近隣諸国条項の見直しを行うこと。」
橋下らの発言等も相まって、慰安婦問題をなかったことにして歴史の闇の葬ろうとするたくらみが続いています。
こうした中、国際的な批判は以前広く根強いものがあります。
◆「韓中など、慰安婦問題で日本批判 国連人権理で 」 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0100W_R01C12A1000000/ ・・・・「79カ国が日本に対して意見を述べ、韓国と中国、北朝鮮が旧日本軍の従軍慰安婦問題に言及。「責任を認めて被害者を救済するよう人権理事会が勧告したにもかかわらず、問題を解決していない」(韓国)などと日本を批判した。」
・・・この国際社会の批判に、安倍や石原や橋下ではどうしようもないでしょう。
歴史の事実を認めて真摯に反省することが国際社会に対して求められています。
中曽根元内閣総理も認めた歴史の事実 海軍主計だった中曽根康弘元内閣総理大臣による回想録には次のような記述があります。
「三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。卑屈なところもあるし、ずるい面もあった。」 「主計長の取計で土人女を集め慰安所を開設気持の緩和に非常に効果ありたり」・・・
◆
「土人女を集め慰安所開設」 中曽根元首相関与示す資料 高知の団体発表2011年10月28日 しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-28/2011102814_02_1.html 中曽根康弘元首相が、戦時中に慰安所設置に積極的に関わっていた資料が防衛省の公開している文書の中から見つかったと、高知市の平和団体が27日、高知市内で発表しました。 明らかにしたのは、高知県内の戦争遺跡の調査や保存に取り組んでいる民間団体「平和資料館・草の家」の岡村正弘館長や馴田正満研究員(63)ら。 今回見つけたのは「海軍航空基地第2設営班資料」。当時の第2施設隊(矢部部隊)工営長の宮地米三氏(海軍技師)の自筆を含めた資料をもとに1962年に防衛省(当時庁)がまとめたものです(26ページ)。第2設営班の主計長が中曽根氏です。 資料には班の編成や装備、活動内容とともにバリクパパン(インドネシア・ボルネオ島)で飛行場整備が終わり、「氣荒くなり日本人同志けんか等起る」「主計長の取計で土人女を集め慰安所を開設氣持の緩和に非常に効果ありたり」(原文のママ)と書いています。バリクパパン上陸前の地図と上陸後、民家を接収し垣やトイレをつくり慰安所にした地図もあります。 中曽根氏は『終りなき海軍』の本で「私は苦心して、慰安所をつくってやった」と書くなど慰安所建設は認めていました。しかし、外国特派員協会の記者会見でも「慰安所は軍人らが碁を打つなど休息所の目的で設置した」と、いわゆる「慰安婦」を置く慰安所設置は否定していました。 研究員は資料で(1)中曽根氏が慰安所建設に積極的にかかわった(2)インドネシア人女性を集めて慰安所をつくった(3)42年3月11日に海軍基地内に慰安所が開設されたなど具体的な記述がある(4)慰安所内の配置図が明らかになった―と説明。「防衛省の所蔵文書で確証は高い。中曽根氏が慰安所設置に能動的に動いたことが分かる。中曽根氏自ら真実を明らかにするとともに、政府はさらなる調査をすべきだ」とのべました。
最後に今日の絵日記より(笑)
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2012.11.02 |
| Comments(2) | Trackback(3) | ・歴史改ざん許すな
問題が「根深い」のは、歴史の事実を直視し真摯に反省しないからだ。 先だって開かれた元朝鮮人従軍慰安婦を撮影した名古屋市在住の韓国人写真家安世鴻(アン・セホン)さんの東京のニコンサロンでの写真展では、何らかの力が働き、ニコン側がいったん写真展の中止を表明する事件が起きた。結局は裁判所の仮処分もあり、妨害もありながらも「表現の自由」は守られ写真展そのものは開催されたのだが・・・。 ここに来て、政府外務省が関る問題が起きている。 アメリカのクリントン国務長官が3月の韓米外相会談で慰安婦について「強制された性奴隷」と発言したと報道されたことに対して、玄葉光一郎外相が米側に「『そういった言葉は違う』という」と発言したそうだ。 言葉の問題ではない。言葉としてもクリントンの表現は正確だろう。アメリカ言いなりの政府がこういうことにはモノ申すというのも、滑稽ではある。 ■米国務長官発言は確認中と玄葉外相=韓国紙報道、慰安婦は「性的奴隷」 (時事通信)
玄葉光一郎外相は10日午前の参院予算委員会で、クリントン米国務長官が旧日本軍の従軍慰安婦を「性的奴隷」と表現するよう部下に指示したとする韓国紙報道について、事実関係を確認していることを明らかにした。自民党の川口順子元外相への答弁。 外相は、米国務省と外務省の間で「性的奴隷」という表現は使ってないとし、「仮にそうであれば、これまでの首相のおわび表明、(元慰安婦支援の)アジア女性基金などの取り組みを説明し、『そういった言葉は違う』と言う」と語った。 9日付の朝鮮日報(電子版)によると、クリントン長官は先ごろ、国務省高官との会話の中で「慰安婦という言い方は間違っている。彼女たちは『強制的な性奴隷』だった」と述べたとしている。 (2012/07/10-10:14)
関連する報道は以下の通り。
慰安婦問題は深刻な人権侵害=米国務省 (中央日報2012年07月10日17時05分)
【ワシントン聯合ニュース】米国務省のベントレル報道部長は9日の定例会見で、第2次世界大戦中の日本軍の従軍慰安婦問題について「深刻な人権侵害だ」として遺憾の意を表明した。 ベントレル報道部長は、同問題に関する聯合ニュースの質問に対して「第2次世界大戦当時、慰安婦女性に起きたことは悲惨だったと言える」と答えた。また、同問題に対する米政府の立場は深刻な人権侵害だということだと強調した。 ただ、クリントン国務長官が3月の韓米外相会談で慰安婦について「強制された性奴隷(enforced sex salves)」と表現したとされることについては「確認できない」と述べた。
■
慰安婦:クリントン長官「性的奴隷と表現すべき」 (朝鮮日報/朝鮮日報日本語版)
クリントン米国務長官 旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐり、クリントン米国務長官(写真)が「慰安婦(comfort women)」という言葉の代わりに「強制的な性的奴隷(enforced sex slaves)」という表現を使うよう部下に指示していたことが、8日までに分かった。 ソウルの外交筋によると、クリントン長官は先ごろ、米国務省の高官から韓日の歴史問題について報告を受けた席で、同高官が「日本軍慰安婦」という表現を使うと「慰安婦という言い方は間違っている。(日本により動員された)彼女たちは『強制的な性奴隷』だった」と述べたという。この高官はその後、性奴隷という表現を使って報告を続けたとのことだ。 米国はこれまで、韓日の歴史問題に介入しない姿勢を貫いてきた。非公式の場で出たものとはいえ、クリントン長官の今回の発言は、日本政府は慰安婦問題に対する姿勢を変えるべきだという考えの表れとみられる。 李河遠(イ・ハウォン)記者
日本軍の従軍慰安婦に関する見解は、1993年の河野官房長官談話が、その到達点だ。これとて不十分とは思うが・・・。
慰安婦関係調査結果発表に関する 河野内閣官房長官談話 平成5年8月4日 いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。 今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。 なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。 いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。 なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。
侵略戦争とその過ちを認めない歴史ねつ造者たちは、あくまでもこの非道な人権蹂躙の事実を認めようとはしないようだ。しかし、クリントンが言うまでもなく、これは歴史の事実である。
アメリカでは、学生たちが一番多く学ぶ世界史教科書に、日本軍が当時慰安婦たちを強制動員したと明示して、次の世代に伝えているそうだ。
「性的奴隷」以外の何物でもないことは世界の認識である。
■
世界史教科書「日本軍、慰安婦強制動員し、日王の贈り物として提供」と記載 (前略)・・・アメリカ国内の数千校で世界史教科書として使われる「伝統と出会い:過去に対する世界的 展望(Tradition & Encounters: A Global Perspective on the Past)」には慰安婦問題が 比較的詳細に記述されており、日本軍が最大 30万人に達する女性たちを「強制的に組成徴集して(行為を)強要した(forcibly recruited、conscripted、and dragooned)」と銘記 されていることが分かった。 当時の慰安婦たちの写真まで載せたこの本は、続て「14~20歳の女性たちが`慰安所'と呼ばれる売春施設で性行為を強要された」と明らかにした。日本軍は慰安婦たちを「天皇の 贈り物と言いながら兵士らに提供したし、彼らは韓国と台湾、満州、フィリピンなど東南 アジア各国から(つれて)来たが、80%が韓国出身だった」と同書は記述している。 同教科書はまた強制動員された慰安婦たちが「毎日20~30人の男たちの相手をしなければならず、戦争地域に泊まっていたため、兵士らとまったく同じ危険に晒されて戦争で命を 失った人も多かった」と書いた。 慰安婦たちは「特に逃げようとしたり性病にかかった場合、日本兵士らによって殺された し、戦争が終わる頃には兵士らがこれを隠蔽するために慰安婦たちを大挙虐殺した」と同 書は明らかにした。日本軍が慰安婦を置き始めたのは、南京大虐殺のような不祥事を阻む ためだったし「日本軍はそのような蛮行を避けようと、もう一つの戦争の恐怖を作り出し た」と背景を指摘した。 同書はこれと共に「戦争で生き残った慰安婦たちは深い羞恥心で過去を隠し、家族からさ え村八分にあった」「彼らは戦後も慰安や平和をほとんど得ることができなかった」と痛 みを表現した。・・・(後略)
参考:以下のブログに詳しいので、一読をお薦めします。
■
「従軍慰安婦」は「慰安婦」ではなく、まさに「強制的な性的奴隷(enforced sex slaves)」だ(Everyone says I love you !) (前略)もう一度言いますが、日本国内の赤線の公娼でさえ、法的に言えば強制的な性的奴隷です。ましてや、「従軍慰安婦」の方々が、強制的な性的奴隷であることは反論の余地がないのです。 上記の国連人権委員会の最終所見では、日本政府に対し、法的責任を認め、被害者の多くに受け入れられ、その尊厳を回復するようなかたちで無条件の謝罪を行うこと、すべてのサバイバーに権利の問題として適切な補償を行うため法的および行政上の手段を速やかにとること、生徒および公衆に対する教育を行うこと、被害者を貶めたり事実を否定する企てに対し反駁し制裁を科すことを勧告しました。 玄葉外相が「従軍慰安婦」の性的奴隷性を否定しようとするならば、国連人権委員会に言わせれば、「被害者を貶めたり事実を否定する企て」であって、政府はこれに対して「反駁し制裁を科す」べき行動なのです。(後略)
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2012.07.11 |
| Comments(3) | Trackback(1) | ・歴史改ざん許すな
スキャンダルで叩かれる前にそそくさと逃げ出しを決めた、無責任・中田宏横浜市長のとんでもない置き土産。 ハマユウ、良く見るとこんな形だったんだ! 「つくる会」主導の歴史教科書、横浜市の8区で採択 (朝日 2009年8月4日)
横浜市教育委員会(今田忠彦委員長、6人)は4日、来春から市内全18区のうち8区の市立中学校で使う歴史教科書について、「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で編集された自由社版を採択することを決めた。同市の公立中で同会主導の教科書が採択されるのは初めて。全145の市立中のうち計71校(在校生徒数約3万9千人)が対象になる。(部分引用)
今田委員長曰く、
「自由社の教科書は歴史がわかりやすく書かれている。戦前に逆戻りするとか戦争賛美とか、植民地支配を正当化するような教科書だという風には読めなかった」
「日露戦争の記述では小国日本が大国ロシアに勝った経緯が詳しく書かれ、良い意味での日本人の誇りが感じられる」と。
今日アジアの平和と安全、友好のために日本があの侵略戦争の過ち、加害者責任を認め謝罪することが避けて通れない問題になっている。
戦後60年を過ぎ、歴史を改ざんし、若い世代を公教育という場で洗脳しようとするこのたくらみに、身の毛もよだつ思いだ。
大津留公彦のブログ2 には以下の情報が紹介されている。
横浜市教委が4日(火)の教育委員会で自由社版教科書を採択する方向です。 「新しい歴史教科書をつくる会」会長で自由社版教科書代表執筆者である藤岡信勝氏が今田忠彦教育委員長に働き掛け、今田委員長は内諾の返事をしています。市執行部や議会の一部幹部にも報告済みです。つくる会の限られた幹部も「今田さんと話が付いている」と話しているそうです。 横浜市は全市同一採択区になっているので、採択されれば採択数は約2万5000冊に上ります。 代表執筆者が教育委員長に働き掛けを行うことは、許されない不正行為です。
私も大津留さんに倣って、
横浜市教育委員会 に抗議のメールを送りました。
かつて教育委員会は、教育の自立性・政治的中立を保つために公選制であった。
洗脳による国民支配のために支配者は、教育委員会を首長の任命制にして今日に至っている。
翻って、各党の総選挙マニフェストをみるに、子育て支援や、教育費の支援での財政的言及はあっても、どういう教育をするか、日本の教育をどうするか基本的・総合的見地が無い。
参考:
「国民が主人公」の新しい日本をめざす日本共産党の基本政策 より。
2.すべての子どもの成長発達を支える教育に転換します 「教育委員会の公選制の復活」も加えてもらいたいものです。
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【“NO.1293 無責任・中田宏横浜市長のとんでもない置き土産。「新しい歴史教科書」の採択に抗議する。”の続きを読む】 テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2009.08.05 |
| Comments(6) | Trackback(2) | ・歴史改ざん許すな
田母神発言は、個人の問題ではなくなってきている。 そんな中、赤旗がスクープした防衛大学 の教科書の内容。 あのナチズム を「民族主義が燃え上がって報復を決意するのは当然の結果」と認め、明治以降の日本の侵略戦争を「戦争原因は欧米列強によるアジア侵略からの自衛を基本とし権益の増大とその衝突」の結果だと肯定しているそうだ。 靖国史観に基づく歴史教育は、既に自衛隊 の幹部養成学校の必須科目として取り組まれている。 五百旗頭(いおきべ)真防衛大学 校長は、「防大における歴史教育の内容がどのようなものであるか、改めて調べてみた。あの戦争を賛美するような講義内容は…まったく見あたらなかった」としていたようだが、国民には隠れてやっていたという意図が見え見えではないか。 過去の戦争「自衛を基本」 「日清から大東亜まで」 防衛大教科書で侵略正当化 (2008年11月11日(火)「しんぶん赤旗」)以下、引用。
防衛大学 校で必修科目となっている「防衛学概論」で使用される教科書『防衛学入門』が、第二次世界大戦について「自衛を基本とし権益の増大とその衝突」などと記述されていることがわかりました。同教科書は10日までに本紙が政府関係者から入手したもの。日本政府の立場に反して、日本は侵略国家ではないとした論文で更迭された田母神俊雄前航空幕僚長の論旨とも類似する内容で防衛大学 校の歴史教育が問われます。 『防衛学入門』は安倍内閣当時の2007年3月に、同大学校防衛学教育学群国防論教室が編さん。同書は「防衛大学 校において教育する防衛学の全体を範囲とし、4年間の教育期間に取り扱う防衛学各分野を総合したもの」(はしがき)と位置づけられ、「安全保障」「現在の戦略」「わが国の防衛と自衛隊 」など7章、全文143ページです。 第四章第二節「世界戦争史」では第二次世界大戦までの戦争について「苦役的・刑罰主義的なヴェルサイユ体制下に置かれたドイツにおいて、民族主義が燃え上がって報復を決意するのは当然の結果であった。また、この熱狂的な民族主義は、イタリア、日本、スペイン等に伝搬していった」と記述し、ヒトラーのナチスドイツや日本軍国主義の侵略を当然視しています。 第四章第三節「日本戦争史」では、日本の過去の戦争を「日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、支那事変及び大東亜戦争」と当時の呼称のままで表記。それらの「戦争原因は欧米列強によるアジア侵略からの自衛を基本とし権益の増大とその衝突であり」と明治以後の日本の侵略戦争(行為)をすべて「自衛が基本」との戦争観で書かれています。 五百旗頭(いおきべ)真防衛大学 校長は「毎日」(9日付)への寄稿で「防大における歴史教育の内容がどのようなものであるか、改めて調べてみた。あの戦争を賛美するような講義内容は…まったく見あたらなかった」としていました。
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2008.11.14 |
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航空自衛隊 のトップが「クーデター」を企てた。田母神俊雄航空幕僚長 が、日本の過去の侵略や植民地支配を正当化した懸賞論文。この制服組トップは、イラクへの自衛隊派遣をめぐる司法の違憲判断 に「そんなの関係ねえ」 と言い放った人物だ。 「クーデター」は失敗した。浜田靖一防衛相は31日夜、空幕長を更迭に踏み切った。 流石に今回ばかりは、政府も早い対応で文民統制を示した。政局含みで、これ以上の政権へのダメージを恐れたためだろう。『侵略はぬれぎぬ』論文 空幕長を更迭(東京新聞2008年11月1日 朝刊)
航空自衛隊 トップの田母神(たもがみ)俊雄航空幕僚長が「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」などと主張する論文を民間の懸賞論文で発表したことが三十一日、分かった。日中戦争を正当化するなど政府見解に反する内容で、浜田靖一防衛相は同日夜、「政府見解と明らかに異なる意見で、極めて不適切。空幕長という要職にとどまることは望ましくない」と述べ、同日付で空幕長を解任した。(以上、部分引用)
空幕長論文要旨「わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ」(産経ニュース) 「わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。」 「1928年の張作霖列車爆破事件も少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。(文献によれば)コミンテルンの仕業という説が強まっている。」 「日本を戦争に引きずり込むために、米国によって慎重に仕掛けられたわなであったことが判明している。米国もコミンテルンに動かされていた。」 「わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ。」(以上、部分引用)
・・・当時の世界はすべてコミンテルンが支配していたようだ(笑)。
空幕長は「日本の発展のため、自虐的な東京裁判史観から解放されることが必要だ」と述べているが、
歴史改ざん 主義者の共通の思想がここにある。
歴史の事実は、どんな「努力」によっても書き直しは出来ない。
侵略に関する政府見解 1995年8月15日、当時の村山富市首相が「戦後50周年の終戦記念日に当たって」と題する談話を発表。その中で過去の戦争などについて「わが国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と「侵略」を明確に認め、「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を表明した。その後も日本政府の基本的見解として踏襲され、麻生太郎首相も「私の内閣でも引き継ぐ」と表明している。
余談ですが、You Tubeの貼り付け方がわからないわからないと思っていたら、なんや、ここに「動画ツール」というものがあった・・・(汗)
ということで、あまり気持ちよくない人物写真を載せてしまったので、お口直しにどうぞ。
沢田研二さん窮状(9条)をうたう 「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html 今日もありがとうございます。 ランキングー ポチッとよろしく。 ↓ ↓
【“NO.678 「侵略はぬれぎぬ」「そんなの関係ねえ」の自衛隊トップ、更迭。”の続きを読む】 テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
2008.11.01 |
| Comments(0) | Trackback(3) | ・歴史改ざん許すな
ネットを徘徊し情報を集めるのは、苦手で時間もないのだが、前記事の映画「靖国 」中止の問題については、それぞれのブロガーたちが書いている。 たまたま覗いた人気ブログのお玉おばさんでもわかる 政治のお話 。驚く べき事実が紹介されているので、ここでも紹介したい。杉田謙一 なるもののブログ、彼は 日本会議愛知県本部西三河支部幹事長だそうだ。 http://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200804020001/ そこには、名古屋のシネマテークまで出かけていって、上映中止 へどう恫喝 したかが記されている。内容からしてフィクションではないだろう。信憑性は高い。実に不快な内容だが、全文紹介しよう。
靖国 映画放映に関しての今日の結論は 1 五月三日からの上映予定は取りやめ、五月中は放映計画を中止する。 2 支配人、社長共に靖国 及び遊就館に行った事がない。よって早急に上京し、参拝及び拝観する。 3 今後に関しては配給会社と相談の上検討する。 以上三点に集約できる。 会談はこちら側栗野大兄と杉田の二名。主催者側シネマテークは代表大倉氏、支配人平野氏の二名。 まず、靖国 、遊就館に参拝してどんな感想を持っているのか、それに対して今回の「靖国 」の主張を主催者はどんな判断をしているのかを問うた。 しかし靖国 にいったことがない、遊就館展示を見たことがないとの回答で肩透かしを食った格好。日本人の感性を問おうとしたのに当て外れ。 ならばなぜに上映を企画したのか。 刀鍛冶のかたが、人生をかけ、真心を尽くした芸術活動としての刀剣制作奉納が、戦争に加担したが如き不本意な扱われ方をしていることにショックを受けてみえる。 出演者の意図を踏みにじる作品は、表現の自由 以前の問題である.名誉を毀損していると感じないのか。また反靖国の裁判係争中の原告の意見を映画にて提示し、さらに百人切りの虚偽を映写したりと、中国側に立った主張をもつ問題作を、話題性があるからと上映、金儲けに使うとは何事か。日本人の魂の根幹にかかわる問題を、たいした見解なく、商売に使うとはどういう了見かと詰問。 その返事は、話題作であるから放映し、靖国を学び議論の橋渡しをしたいと、もっともそうな回答。出た利益は靖国に奉納しても良い。靖国神社側にたった映画を同時上映しても良いがどうか、と、逆提案をうける。 これに対しては、言論の自由の問題ではなく国体防衛、間接侵略の問題であり、政府の金が出され、つくられた映画を上映した事実が残れば必ず中国側が日本政府公認などと実績宣伝するのは必至。 反靖国のお先棒を担ぐことになり、靖国に眠るご英霊に申し訳の立たぬ結果となる。と、拒絶。あくまで白紙とされる事を要求。 2時間ほどで要望交渉を終えた。 上京し、配給会社と打ち合わせの結果、中止となるか、あくまで上映し、反靖国の運動に加担されるかは、現時点では不明である。 紳士的に話し合った結果、どう判断されるか、今後の推移を見守りたい。無論上映となれば断固抗議行動を徹底し、日本の正義を守る覚悟である。
解説は不要だろう。 これが、靖国派・日本会議の実態だ。
稲田朋美 を尖兵とする政治家が政治的に介入し、現場ではそれに呼応した右翼団体が
恫喝 して回る。そこから、上映の「
自粛 」が始まる。
幸い、京都でも大阪でも
上映中止 は見送るそうだ。映画人ガンバレ!といいたい。
結局、映画の宣伝にもなり興行的にも成功すれば、「靖国派・日本会議」はバカを見たことになる。
日本の自由と民主主義 もまだ捨てたもんじゃないな。 昨日も書いたが、その映画と「靖国神社」に対する評価は、国民一人ひとりの良心の自由だ。その前提には
表現の自由 、上映の自由、鑑賞の自由が保障されなければならない。それが、
民主主義 のイロハだ。
稲田朋美 議員は、「私たちの行動が
表現の自由 に対する制限でないことを明らかにするためにも、上映を中止していただきたくない」などとは言っている。ならば、この事実の前にどうするのか!?その正当性を明らかにするには、上映を成功させるために動くしかないのだが、如何にされるや?
ここまで下品だとは驚きです。表現の自由 のために、 よろしければポチポチッと2つとも、よろしくお願いします。 ↓ ↓
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2008.04.04 |
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靖国 神社をテーマにしたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止 について、各誌が「表現の自由 を守れ」と一斉に社説を掲げた。あの「読売」でさえも。 NJPリンク集より靖国 」 上映中止 新聞各社の社説">「靖国 」 上映中止 新聞各社の社説 2月、日教組の教研集会が、右翼の街宣でお客さんや近隣に迷惑 をかけるからとの理由で、ホテル側が使用を断った事件を引き合いに出しながら、映画館側の問題や、警察への注文など、異口同音に「表現の自由 」に対する問題点を述べている。 問題の本質は「靖国 派」の政治介入 しかし問題の本質は、「事前検閲 」を行った自民党の稲田朋美 衆院議員ら「靖国 派」の政治介入 にある。 以前にも、安倍信三、中川昭一らが、NHKの「従軍慰安婦問題」の番組に政治介入 し、番組を改ざんさせた経緯がある。あれと同質の、表現の自由 への「靖国派」による政治介入 事件である。 この作品への非難の口火を切った稲田朋美 は、「靖国」派の推進部隊である「日本会議国会議員懇談会」事務局次長。南京事件や沖縄戦での「集団自決」への軍の関与を否定する議論を唱えてきた人物だ。 今回の事態は、過去の日本の侵略戦争を正当化する歴史の亡霊、「靖国」派勢力の「歴史塗り替え策動」の一環と言える。 作品に対する「反日映画」キャンペーンを張り、国会議員による「事前検閲 」試写会 をやり、文化庁・芸術文化振興基金からの助成は、「政治性がある」から不当だ、返せといい、中国の映画会社との共同製作だから問題だと言い、文化庁も「助成手続きは適正」と説明しているのに言いがかりをつけている。 要するに、自分たちの気に食わない映画には、助成するなといっているのだ。そうした、「靖国派」極右政治家の策動に、右翼が現場で呼応し上映を妨害すると言う構図だ。 ほんとに「表現の自由 」を侵すつもりがないなら 稲田氏らは「表現の自由 」を侵すつもりはないと、まことしやかに言っているが、政治介入 の意図をごまかしているに過ぎない。だったら、積極的に上映を支援したらどうだ! 北海道新聞は「上映こそ政治家の責務」とし、「稲田議員らは上映中止 を「残念だ」と言っている。ならば上映実現に全力を注いではどうか。 国会議員として、民主主義 を守る志を、行動で示してほしい。」と述べている。同感だ。 映画「靖国」は、終戦記念日に訪れる参拝者や遺族らの姿などを中国人監督が記録した日中合作映画だ。文化庁所管の法人から助成金を受けて制作され、香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど、海外でも話題になった作品だ。 靖国神社とそれにまつわる評価は、国民一人ひとりの自由 である。その前提には、表現の自由 、上映の自由、鑑賞の自由が保障されなければならない。 表現の自由を守ろう。 論点に多少のズレはあっても「表現の自由を守ろう」は、各紙も一致している。世論の一致と見ていいだろう。 すでに日本映画監督協会など、多くの映画人が表現の自由を守ろうと声をあげている。 映画館側も、プリンスホテルみたいに不当な圧力や妨害に屈せず、表現の自由を守りぬく責任を果たして欲しい。 反撃のために、全国的な自主上映運動が巻き起こることだろう。 戦前のあの暗黒時代、自由も民主主義 もない世界への回帰を狙う「靖国派」は、安倍信三の”沈没”により、シュンとしていたかに見えたが、「亡霊」の歴史の表舞台への復活を虎視眈々と狙っている。 許してなるものか。 表現の自由を守れ! 「靖国派」による不当な政治介入 を許すな!
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2008.04.04 |
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23日、沖縄。大粒の雨が叩きつける中、「米兵 によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」に6000人が参加。 那覇市の翁長雄志市長は「事件が後を絶たない仕組みを変えるには、日米安全保障条約に伴う地位協定について根本から問いただすべきだ」 と訴えた。 どこの新聞よりも沖縄タイムスがお薦め!地元の思いが伝わってくる。沖縄タイムス社説(2008年3月24日朝刊) [3・23県民大会] 尊厳をかけた問い掛け 「安心を返して」/「涙雨」静かな怒り ぜひクリックして読んで欲しいが、記事の中でも特に米兵 による性暴力 犯罪被害者のオーストラリア出身のジェーンさん(仮名)の訴え は感動的です。
神奈川県内で米海軍所属の米兵 に性的暴行 を受けたオーストラリア出身のジェーンさん(仮名)が話し始めると、会場は静けさに覆われた。 米兵 に暴行を受け、心に一生の傷を負ったこと。「助けてくれる」と思った日本政府が捜査でも裁判でも助けてくれなかったことを語り、「私は性犯罪被害者 です。私は恥ずかしくない。私は悪くないから」、「何も悪くない沖縄、何も悪くない私」と訴えた。 率直に体験や気持ちを語るジェーンさんの言葉に、参加者はうつむいてじっと聴き入ったり、まぶたを手でぬぐったりした。 「平和 のための行動を進めていきましょう」。勇気 の訴え共鳴/性暴力 被害者・ジェーンさん 「性暴力 の被害者として、黙っていられない」。二〇〇四年に神奈川県内で米海軍横須賀基地所属の米兵 に暴行されたジェーンさん(仮名、四十代)は、犯罪を問うため闘ってきた六年間の思いを語った。訴えは、六千人に染み入った。 オーストラリア出身のジェーンさんは来日三十年で東京に在住。加害者の米兵 相手に民事訴訟を提起、東京地裁は賠償金の支払いを命じたが、米兵は審理中に帰国し行方知れずに。 「暴行されたとき、殺された方がましだと思った。何年たっても忘れられない」。帽子にサングラスで登壇したジェーンさん。時折叫ぶように語った。 二月の暴行事件後のライス米国務長官来日に触れ「きちんと謝罪するというなら、加害者の米兵を日本に戻して」と訴えた。 大会参加に葛藤もあった。自分に恥ずべきことはないとの信念と、顔や名前を隠して登壇することへの悩み。小学生の息子に「家族の名前を出していい? ママのことでいじめがあるかも知れないよ」と尋ねてみた。息子は「大丈夫。お母さんは何も悪くない。僕が守ってあげる」。涙が止まらなかったという。 ずっと一人で闘ってきたジェーンさんが、日米政府、警察から掛けてほしかった言葉だった。「悪いものは悪い、正しいものは正しい」。 訴え続ける勇気 になった。 大会後、壇上のジェーンさんのもとに、女性が駆け寄り、握手を求めた。「自分もずっと苦しんできた」と打ち明け「今日から強く生きていきたい」と語ったという。「涙が出た。つないだ手を放したくなかった」 「私たちの活動を世界が注目している。今日、私は一人ではないという気持ちになれた。一緒にやっていきましょう」。そう締めくくったジェーンさんを温かい拍手が包んだ。
沖縄の怒りに比べれば、6000人という規模はさびしい。 県議会もすべての市町村も、米兵の犯罪に抗議決議を挙げていた。しかし、
自民党 県連は「告訴を取り下げた少女をそっとしておきたい」という理由で不参加を表明。「抗議集会が野党に利用されるから」とも報じられている。
この問題に対して、沖縄県子ども会育成連絡協議会会長でもある、県民大会実行委員長の玉寄哲永さんは次のように述べている。
「1995年の事件のときも、教科書検定のときも、沖縄は大変大事なときに1つになってきました。普段はそれぞれの政党色があってもいいと思います。しかし、大事なときは1つになって当たり前だと思います。将来を背負って立つような子どもたちに対して、恥じないような生き方をするのが人のあり方だと思う。
県民大会の実行委員会幹事会で県議会
自民党 に参加を呼びかけました。1回目の陳情を受けての
自民党 の結論は「少女に対してそっとしておきたい」ということでした。
だから、私たちは事件の抗議する県民大会から「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」に変えました。その上で要請したのに、また同じ理由で
自民党 としては不参加としました。少女を逆手にとって、参加しない理由付けをしているだけです」
自民党 の態度は、米兵の犯罪を容認し県民大会を妨害したといわれても仕方あるまい。 これは、「なぜ危険な場所に行ったのか」「すきを見せる少女が悪い」「なぜ誘いに乗ったのか」「しつけが悪い」などのバッシングに同調するものだ。少女と家族が告訴を取り下げざるを得なかった理由のひとつが、こうした非難を前提にした週刊誌のえげつない取材にあったといわれれている。
イラクで拉致され人質に取られた日本人ジャーナりストにも同じようなことがあった。 「のこのこと危険なところに出かけていくのが悪い」と政府筋からのバッシングがあり、アメリカのイラク侵略を擁護し正当化するキャンペーンに使われた記憶は新しい。
大人と政治 がなすべきことは何か。 告訴を取り下げざるを得なかった少女を責める前に、少女になり代わりその怒りを表し、二度とこのような事件を起こさないために手を携えるのが、大人と
政治 がするべきことではないか。
その意味において、私は、被害者のジェーンさんが
勇気 を出して集会で訴えたことが感動を呼んだのだと思う。
「基地被害により県民の人権が侵害され続けている現状」「何ら変わらぬ現状に県民の我慢の限界をすでに超えている」( 抗議決議)
決議は、
日米地位協定 の抜本改正、基地の整理・縮小と海兵隊を含む米軍兵力の削減、人権侵害根絶のための責任の明確化を求めている。
長々と書いてしまって・・・、最後までお読みいただき感謝です。 かさねて、米軍犯罪に抗議し、地位協定の抜本見直し、基地の縮小廃止、米軍の撤退を求める! ランキングアップへ、ポチポチッと2つとも、よろしくお願いします。 ↓ ↓
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2008.03.24 |
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沖縄の声 は、やっぱりすごい! 集団自決の教科書検定の見直しを、渡海文科相が示唆した。 「沖縄県民の気持ちを受け止め、何ができるか選択肢を検討したい。」 町村官房長官は、 「修正できるか、関係者の工夫と努力と知恵がありうるかも知れない」 自民党の伊吹幹事長も 「軍の宣伝、宣撫工作によって」「究極に置かれた精神状態」に触れ、「軍の命令」でなくとも、「軍の関与」はあったと言う読み方もあるという言い回しで、事実上軍の関与を認めたそうだ。いずれも持って回ったような政治家的発言ではあるが、明らかな「見直し」である。 昨夜のニュースステーションでは、百数十名の教科書検定委員のうち、日本史担当は4人しかいなくて、その1人が「沖縄戦の議論は取分けてなかった。」と証言していた。議論がなかったところに、教科書の書き換えが行われた。ここに文科省の、恣意的な書き換えが見え隠れする。沖縄の怒り は、今までこの手の集会を黙殺してきていたマスコミをも動かし、政府をも動かそうとしている。これは、振って沸いたものではない。 先の参議院選挙での、自民党惨敗の底流には、「戦後レジームからの脱却」で、憲法9条を変え、再び戦争する国への道はゴメンダ!とする、国民の大きな世論がある。 この力と結びついた、沖縄の力である。平和を希求する力 であり、民主主義の力 である。 同時にこれは、福田内閣の政治基盤の脆弱さを、発足当初から明らかにするものとなった。 この内閣は、年金、郵政、「給油」、消費税、格差・・・等、国民の暮らしと日本の進路にとって、重要な課題をになっているが、沖縄に学び、国民のあらゆる分野からの「共同の力」で、明るい方向に持っていかねば!ということだろう。 っま、理屈はそこにおいて、久々に やっぱ!うれしかーっ! 3行日記・・・今日の友さん 07.10.02 今日から実習生が2人。びしびししごいちゃろ! 窯出しは先ず先ずの出来。 原中の先生が、職場実習のお礼に来る。生徒の感想文あり。いずれ紹介したい。 家のノートPC故障。そろそろ買い替えかな?庵に回線も引かなきゃ・・・。
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2007.10.02 |
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29日、沖縄宜野湾市の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に11万人。 宮古郡民大会、八重山郡民大会にそれぞれ2500人。 130万県民の10人に1人近くが参加したことになる。すっごーーい!! 沖縄戦での集団自決は、日本軍が関与したものではなかった。 教科書に軍の命令や強制だったと書いてはならない。 歴史を欺く文科省の教科書検定に対する怒りの声。 高校生代表の訴えを、「赤旗」記事より紹介します。(概略)「わたしたちのおばぁやおじぃたちが、嘘をついているといいたいのでしょうか」 ふたりは「チビチリガマ」がある読谷村の高校生。 ガマでは、布団を燃やして窒息をはかり、毒薬を注射したり、鎌や包丁で肉親を殺しあうなど悲惨きわまる歴史があります。 「『敵につかまるくらいなら死を選べ』という教育や指示をうけ、手榴弾が配布され、極限状態に置かれた住民たちはどう感じたでしょう。手榴弾を配った日本軍は明らかに『自決』を強要している。」 「教科書から軍の関与を消さないでください。あの醜い戦争を美化しないで欲しい。たとえ醜くても真実を知りたい、学びたい、そして伝えたい。」 歴史認識の問題は、国内政治においても国際政治においても、熱い争点となっている。 政府は、疑いようもない事実を歪め、軍隊を美化し、戦争の非人間的な本質を隠すことに、躍起になっている。 大体、軍隊は国家を守るものであって、国民を守るものでないというこの本質をこそ、唯一の地上戦沖縄で見せつけたのだった。 ミャンマーを見てみよ。 民主化を求める平和的なデモに、発砲し国民を殺したのは、軍隊そのものだ。 政府は、「集団自決」をも、軍の運命に殉じた愛国心の表れとして描きたいのだ。 教科書を通じ次の世代の洗脳を企てている。 「戦後レジームからの脱却」を目指す靖国派は、従軍慰安婦問題でも、恥知らずな歴史の書き換えをたくらんでいる。この件では、親分のアメリカ議会からおとがめを受け,しばしおとなしくなっているが・・・。 侵略戦争の悲惨な体験から学び、 二度と戦争はしないと誓って、この国の歩みが始まった。 戦争体験を風化させず、事実をそのままに伝えることがますます重要になってきている。 沖縄県民は、その怒りによって日本中に呼びかけている。 過去は忘却のためにあるのではない。過去は未来につながっているのである。「歴史の真実をそのまま 次の世代へ伝えることが 日本を正しく歩ましめる ゆがめられた教科書は 再び戦争と破壊に向かう」 (集会アピール) 右も左もなく、立場の違いを超えた文字通り島ぐるみ。 歴史の真実の生き証人がいる。真実の力を証明した集会。
2007.10.01 |
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