NO.1419 北沢俊美防衛相 給油を海賊対策に転用 「対テロ」戦争への脱法的支援だ
卵かけごはんさんからのトラックバックで知ったんだが・・・。
開いた口がふさがらないよ!
北沢俊美防衛相、とんでもない話じゃないか?
給油を今度は「海賊対策」に転用?
新政権は、安保・外交においては自公政権の転換どころか、引継ぎではないか!?
給油を海賊対策に転用 国際貢献で防衛相検討(東京新聞 2009年10月27日 夕刊)
北沢俊美防衛相は二十七日午前の記者会見で、インド洋での給油活動を行っている海上自衛隊が撤収後、新たな国際貢献策として、現在、ソマリア沖で海賊対策に携わっている各国艦艇への給油に転用することを検討する方針を明らかにした。
北沢氏は、給油活動の海賊対策への転用について、「給油活動の技術と経験を利用するのは防衛省として対応しやすい」と述べ、来月十二日のオバマ米大統領来日までに具体化を進める考えを示した。
現在、行われているインド洋での給油活動は、来年一月に新テロ対策特別措置法が期限切れを迎えることに伴い終了する見通し。
アフガニスタンでの「対テロ」戦争支援を行う海上自衛隊部隊をソマリア沖の「海賊対策」に転用する?
北沢氏曰く、「最も考えられるのは、給油活動の技術と経験を別のところで利用する(ことだ)。防衛省とすれば対応しやすい」。ソマリア沖で「海賊対策」を行う各国艦船に海自部隊が給油支援を行う可能性について「十分考えられる。(直接のアフガン支援ではなく)クッションが入った感じにはなるが、国際貢献とすれば評価できる」だと・・・!
詭弁を弄して、事実上の給油活動の継続に他ならないではないか。
「開いた口がふさがらない」とはこういうときに言うのだろうか。
ソマリア沖の「海賊対策」は、アデン湾が主な活動海域。
一方、インド洋で「対テロ」戦争支援を行っている海自部隊の主な給油海域の一つも、アデン湾。

例えば、「防衛白書」2009年版(7月発行)は、ソマリア沖の「海賊対策」で、国連安保理決議が各国に「アデン湾における海賊行為を抑止するための行動を要請」していると紹介。「米国、英国…などがソマリア沖、アデン湾に軍艦などを派遣している」と指摘している。
同「防衛白書」は、「海自はインド洋において、アメリカ、イギリス…など、テロ対策海上阻止活動を行っている各国艦艇に対する洋上での補給活動を行っている」と指摘。「主な補給場所」として、「オマーン湾」「北アラビア海」のほか「アデン湾」を挙げている。
つまり、米軍など各国艦船は、アデン湾で、「海賊対策」や「対テロ」作戦を同時に展開していることになり、海自部隊が現在行っている給油活動は、「海賊対策」への脱法的な支援になっている可能性がある。
海自部隊による給油活動を「海賊対策」に「転用」すれば、逆に「対テロ」戦争への脱法的支援になるということだ。
どうしようもないよ、この大臣!
しかし、自公政権時代にソマリア沖への海自派遣をそそのかしたのは民主党の長島昭久議員だったことを考えれば、流れはこういうものであることも理解できる。
ここのところ、普天間基地の辺野古「移設」問題といい、アメリカにモノがいえない民主党外交のボロがもろ明らかになってきている。
自公政権時代に23本も反対の記事を書いた中の多くは民主党批判だった。
NO.1136 ソマリア沖への自衛隊派兵に反対!「海賊対処法案」を廃案に!キャンペーン中!
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「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
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応援よろしくお願いします。 ランキングー



2009.10.28 | | Comments(2) | Trackback(2) | ・ソマリア沖派兵
