もう私は卒業しましたが、パチンコの話の続報です。

加治木方面より臨む櫻島。
今年は数年ぶりに鹿児島市内にも降灰があったそうです。
パチンコ屋にATMを設置して、カッカ来ているお客さんからさらに巻き上げようという話は、以下の記事で書きました。
■NO.1450 パチンコは好きですか?射幸心はコントロールできますか?
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1497.html
なんと、業者がATMを設置する時は、「風俗営業適正化法」に則って警察に届出をしているそうです。しかし、その警察が野放しにしているとのこと。
2009年11月17日(火)「しんぶん赤旗」より。
パチンコ店内
ATM設置 警察認識
届け出許可、規制せず
パチンコ客が遊興費を引き出すためだけの銀行ATM(現金自動預払機)が各地のパチンコホール内に設置されている問題で、各パチンコホールはATMの設置を所轄の警察署に届け出て許可を受けていることが16日、わかりました。警察庁はパチンコ店内ATM設置の動きを早期から、詳細に知っていたのに黙認し、何の規制も行っていませんでした。
パチンコ業界最大手の「マルハン」(本社・京都市)は傘下251店舗中5店舗でATMを稼働しています。これについて同社は本紙の問い合わせに「所轄の警察署には変更届出書にて届け出している」と回答しています。
パチンコ店は、風俗営業適正化法のもと、「風俗産業」と位置づけられており、営業の許可をはじめ、施設の変更など、ことこまかに所轄の警察署に届け出ることが義務付けられています。
現在、全国で130店舗にまで広がったパチンコ店内ATMの設置は、当然すべて所轄の警察署に届け出られています。
警察庁は、早い段階から、ATM設置の状況を知り、何らかの手だてをとることができたにもかかわらず、いっさいの規制措置をとっていません。
・・・とは言っても、警察が取り締まる法律が無いということでしょうね。
業者は試験的に導入してみたが「クレームは一件もなかった、問題ない」としているようだが。
お客さん本人がクレームつけることは、先ず考えられないですね。
「今日もまた3万円すった。ATMをおいてるからイカン。撤去してくれ」なんて、はね。
かといって、見かけたお客さんが、「問題あり」なんてことも、ね。
ましてや、パチンコに行かない人は知らないし・・・。
これはやっぱり、規制する法律が必要だと思います。
貧乏人がギャンブルにはまって身を持ち崩すのと引き換えに、もっと儲けようなんて、商売としては退廃のきわみでしょう。
「俺はパチンコに行かないから関係ない」とは言えないな。
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2009.11.17 |
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オバマ訪日についてみておく必要があるのだが、時間がないので肩の凝らない話題を一つ残して・・・。(予約投稿です。父の7回忌のために鹿児島に帰省中です。)

皆さん誰でも経験のあることでしょうね。
私も学生の頃、一時期のめり込んだものです。
大学を卒業してからは、そちらの方も卒業です。
しかし、「商売がうまいなあ」等と能天気に見ているわけには行きません。
資本というものは、いつでもどこまでも身ぐるみ剥ぎに来るもののようです。
ファンの心理をうまくついて・・・。
儲けたらいい気になって、また行く。
負けたら、もう少ししたら又勝てそうな気がする・・・。
この件で、「射幸心」という言葉を初めて知った次第です。(お恥ずかしながら)
一般的には、「思いがけない利益や幸運を望む心。」
・・・遠まわしでごめん!パチンコの話たい。
パチンコ屋にATMを設置するという話。
業界が試験的にやったけど「問題ない。」として、全国1万2000店のパチンコ屋の8000点目指して設置するそうだ。1日3万円が上限だそうだが・・・。
国民的な遊技パチンコである。
その圧倒的なファンは、低所得者の庶民。一回に平均1万円使うそうだ。
あの”闘争心に燃えた熱い!”(?)心理状態なら、どんどん引き出して1日3万円スル人が続出じゃない?
貸金業者も銀行もパチンコ業者もウハウハというところか。
子ども手当てが支給されても、かなりのカネがこういう仕組みから銀行や貸金業者に流れて行ったりして・・・!
「そんなことは自己責任」とばかりは言ってられないでしょうね。
しっかり規制する必要があるでしょう。
カネの亡者の資本主義のモラルの崩壊は、政治がシッカりと規制し国民を守るすることを求めます。
ということで、2009年11月12日(木)「しんぶん赤旗」から。
急増、深みにはめる気
パチンコ店にATM(現金自動払出機)
関東・関西 近く150台 金融機関の責任重大
各地のパチンコホール内に銀行ATM(現金自動払出機)を設置する動きがすすんでいます。試行段階にもかかわらず、すでに設置数は130ホール(10日現在)。近く関東に100台、関西に50台の計150台にまで拡大する予定です。「射幸心をあおる」「規制すべきだ」という批判が広がっています。
ATM設置をすすめているのは、ATM運用会社の「トラストネットワークス」社(東京・中央区、竹村理社長、資本金8億8700万円)。コンビニ店などに設置されたATMとは違い、その店のパチンコ客だけを対象にしたATMです。
同社側がパチンコ店内ATMのシステムをホール業界の団体である全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)に提案したのは2006年7月です。
全日遊連では、業界健全化のための自主規制として、ホール敷地内でのサラ金業者の営業やATMの設置を禁止することを内規で定めており、提案にたいしては強い懸念も出されたといいます。
結局、客の「のめりこみ」防止策として、1人1日3万円を上限とし、現金の借り入れ機能もつけないこととしたうえ、07年10月から東京と神奈川の10店舗で試行してきました。
トラスト社は本紙の取材に、1年間余の試行期間中に「クレームは1件もなく、問題なかった」としたうえ、「近く150ホールまで拡大する。実績や社会的なイメージなどを勘案したうえ、今後の事業展開を検討する」と答えています。
しかし、業界関係者は「手持ちの金をすった客が、冷静になる間も無くパチンコ店内で預金を引き出し、深みにはまるのではないか」「客の1回あたりに使う金は平均でも1万円程度で、3万円も使えば明らかな『のめりこみ』だ」と、同システムを批判しています。
このATMシステムには三菱東京UFJなどの三大メガバンクやゆうちょ銀行をはじめ、国内のほとんどの金融機関が接続しています。
金融庁監督局は「ATMの設置場所について届け出などは必要ないが、銀行法上の『顧客の利便』に反するようなことがあれば注視していきたい」と話しています。
全日遊連広報の話 のめりこみとセキュリティーの点でシステムが適正なものになるようにしていきたい。
2009年11月14日(土)「しんぶん赤旗」より。
パチンコ店 ATM8000台
IIJ社 今後4、5年で全国に
各地でパチンコホール内に銀行ATM(現金自動預払機)が設置されている問題で、今後4~5年間で約8000台のパチンコホール内ATMを導入する計画があることが、本紙の調べでわかりました。
この事業を展開しているトラストネットワークス社の親会社、東証1部上場の「インターネットイニシアティブ」社(IIJ、鈴木幸一社長)が投資家向けに説明しています。
IIJが同社ホームページで公開している「投資家の皆さまへ」という文書は、トラスト社が2年前から始めたパチンコホール内ATMの試行運営が「順調に推移」したとしたうえ、「今後4~5年間程度で約8000台のATMを導入していく」とのべています。
この計画通りにすすめば、客がパチンコ資金を引き出すためだけの銀行ATMが、全国に約1万2000店舗といわれるパチンコホールの大半に設置されることになります。パチンコ依存症の増大や経済的なトラブルなど大きな社会問題が起こることが懸念されます。
トラスト社の担当者は、IIJの投資家向けの説明について「将来展望としてはそうした中長期の目標をもっている」と答えています。
「中止検討せず」
IIJ広報の話 8000台という展望は、連結子会社であるトラストネットワークスの事業計画をそのまま記載したものだ。これまでの試行で問題はなく、「のめりこみ」防止策を盛り込むなどパチンコ業界の健全化に資するものと考えており、中止を検討することはない。
インターネットイニシアティブ(IIJ)
インターネット接続サービス、ネットワーク関連サービスなどを行っているIT関連のベンチャー企業(1992年12月設立)。官公需に強く、2009年3月期決算では営業収益697億円、当期利益14億円を計上。主要株主には日本電信電話、伊藤忠商事、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズなどが名前を連ねています。「トラストネットワークス」は同社の連結子会社で、IIJは2人の役員を送り込んでいます。
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2009.11.14 |
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