NO.76 無関心・無知な多数派に連れて行かれたくない。(内閣支持率50%?)
戦犯の孫の坊ちゃまが、ダダこねて挙句の果てに政権をほったらかしてからは、あきれ果てて政治にコメントする気になれず、元気のある政治ブロガーたちの奮闘に拍手を送りつつ、
悶々としていた。
がしかし、新しい内閣も出来、役者もそろったことだし、ここら辺で一言。
この間、自民党のテレビジャックは凄まじいものがあった。
小泉劇場の時は、好き嫌いはともかく、あの主演男優のパフォーマンスもあり、それなりの舞台ではあった。
ところが、今度は、2流の役者の田舎芝居を、これでもかこれでもかと見せ付けられた。
(両舞台の本質は同じだが・・・)
一説に、この田舎芝居を仕組んだのは、読売、日テレのトップというのがあるが・・・。
片や、一見誠実そうな福田2世タヌキ、片や、一見ノー天気なやくざ麻生。
ボケも突っ込みもなし。そりゃ同じ穴から出てき、しかも水戸黄門よりも、結末は見えている。
二人並んでも、絵になるはずも無いのに、今時のお笑いよりは視聴率稼げたのかもしれない。
メディア戦略が功を奏し、誕生した福田内閣が50%の支持率だと言う。信じられない。
メディア資本が、ますます政治権力の中枢に近づき、害毒を垂れ流すのか!
よくないことだが、ここで国民不信というか、主権者は一体なに考えとんか!と言いたくなる。
この劇場は、そもそも先の参議院選挙での民意が準備したもの。その民意がこれだけの支持を与えるなんて!
福田氏は「方向性は変わらない」と、明言している。
小泉、安倍以来の構造改革路線、アメリカについてイラク戦争へ行く、憲法は変える、と。
「希望と安心の国づくり」がキャッチフレーズ。
賛成!大賛成です!それは国民誰もが今願ってること。
ところが、同じ言葉でも、いつ、誰が言うかでまったく意味は違ってくる。
大企業から金を貰い、そのぼろ儲けを応援するために、規制緩和、労働法制の改悪を進め、
多くのワーキングプアを生み出し,貧困と格差を広げて、青年から「希望」を奪ったのは誰か!?
相次ぐ増税と、社会保障切捨てで、お年寄りや障害者から「安心」を奪ったのは誰か!?
構造改革路線を、小泉と2人3脚で進めたのは、時の官房長官福田氏ではなかったか。
テロ特措法、自民の「新憲法草案」の責任者も福田氏。
この内閣の顔ぶれは、この間、選挙で注文をつけた「大企業中心、対米従属、改憲」の政治を、
役者を変えて、しょうこりもなく推し進める布陣だ。
勿論、国民の責任じゃないけど、
残業で夜中に帰ってきて、どうしても一言言っておきたいと書き始め、しかも、焼酎チビチビだったもので
ちょっと感情的になった。
俺、最近よく言うんだけど、「関心なくても、関係ある。」と。
民主主義って、残酷なところもある。
50%も支持して、その道が続くとする。うちの知的障害の仲間たちも「法の上の平等」で
その道に連れて行かれるのだ。政治のことを考えるのが難しく、参加することができない彼らは
「多数」に連れて行かれ、苦しみを更に重くしなければならない。
いつも弱者は自分が関われないところで政治や社会に翻弄される。
こういう論法はおかしいのかな。無関心や無知は多数を占めると、社会的な罪を犯すのだと言う考えは。
目の前の、障害を持つ仲間たちは、民主主義を味方につけられないじゃないか。
彼らに代わって、いや彼らとともに呼びかけたい。
日本の政治が今変わろうとする時、みんな、しっかりと見つめ考えて、「関係」して行こうじゃないか。
民主主義が、衆愚政治となり、主権者を不幸にすることがないように。
わけても、子どもやお年寄りや障害者や、社会的な支えを必要とする人々を。
早晩、この政権は座礁し、新しい船を国民自身の手でつくる日が来るだろう。
ちょっと、率直なところです。
ご意見聞かせてください。
では、また。
テーマ:それでいいのか日本国民 - ジャンル:政治・経済
2007.09.28 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・政治一般Ⅰ
