NO.303 新しい仲間の歓迎会と「新年会」
待望の新しいい仲間が増えました。
39才の女性です。
関東から、お父さんと二人で引っ越してきました。
昨年から、通所の相談は受けていましたが、11月に引っ越してきて、この1月から、試しに通ってきていました。そして2月に入り正式に契約です。
統合失調症があり、薬でコントロールして。いまは、大変落ち着いた状態です。
関東では、作業所には週に2,3回しか行けませんでしたが、今は殆ど毎日来て、話し好きで、大きな明るい声を響かせています。紙漉き班で、パックはがしを主にやっています。
そして今日、仲間の自治会主催の歓迎会となりました。
本人は、注目される経験が余りなく、歓迎会をしようという話には、「そんなああ、・・・気持ちだけでいいですよう」と遠慮して言ってましたが、緊張の中にも嬉しそうでした。
お父さんは、作業所の近くの団地に引っ越して来て、毎日送り迎えをされています。
お父さんにも挨拶していただきました、というより娘さんの紹介を。
「お母さんがなくなってから、とても大きなショックで大変でした。それまでは、自転車にも乗り回し、活発で、電車ももバスも飛行機もジェット機も大好きでしたが、お母さんがなくなってからは、自転車にも乗る事ができなくなりました。そして、地下鉄にも乗る事ができなくなりました。暗くて狭いところが怖くてたまらないのです。それから、急におどろかされると、とても不安になります。みなさんも、急に驚かされるとびっくりするでしょうが、娘はその100倍も200倍もびっくりします。そして、皆さんに話しかけてもらう事が一番大好きです・・・」お父さんが説明をします。
いつも穏やかで、仲間たちにも優しいお父さんですが、仲間たちにわかりやすいように、身振り手振りで説明します。仲間たちの目線に合わせ・・・。今日、説明する様子を聞きながら、お父さんが、娘さんと二人になってから、大変なご苦労をしながら、娘さんの障害と向き合い、理解しようとしてきたその姿を垣間見る気がしました。
「皆さんが優しくしてくれるので、とっても楽しみに毎日通っています。そして毎日、皆さんのことを話してくれます」と。
そしてお父さんは、火曜日の午前中仲間たちと陶芸をする事を楽しみにしてくれています。
仲間たちも職員も、皆一言ずつお祝いの言葉を伝えました。
メッセージの寄せ書きも、記念のお花も、自治会で準備をしました。
今夜あたりは、興奮で、お父さんと今日の話に持ちきりかもしれません。
仲間が増えることで、経営的にも助かります。後3,4人は増やさないといけません。
仲間たち大募集中です。実習、見学受け付けています。どうぞご相談下さい!
その後は、どうしてもやりたかった「新年会」。
西新のお好み焼き屋に出かけ、プチパーティーです。
私は、焼きそば大盛りを平らげてから、そわそわしだしたトノのお供で、早めにお店を出ましたが、皆さんそれぞれに満腹、満足のようでした。
トノは、コンビニに入り、コーラを買うかと思いきや。雑誌の棚でしばし雑誌をチェック。トイレに入り。小銭を、募金箱に入れて、何も買わずに出ました。そして作業所方面へすたこらさっさ。
途中「粘土!」というので、作業したいのかなと思ったら(最近は作業モードで、マグカップ作りに精出しています)、地下鉄駅近くになったら、「電車!」・・・地下鉄でで帰るというのです。
少し早めでしたが、今日はこれで終わり。さっさと、地下鉄駅に消えていきました。「トノさようならは?」というと、後ろ手でバイバイ!
なかなか上手く書けないけど、お父さんのあの優しさ、動画で再生したいぐらいです。
新しい仲間にポチポチッと応援、よろしくお願いします。
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2008.02.25 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅡ
