昨日午後よりきょうされん30周年記念映画「ふるさとをください」の上映会があり、作業所のみんなで参加した。

あらすじはこちら。
終わってから、応援団の皆さんと合評会とビールパーティー。
20人ぐらいの参加で、和気あいあいと感想を語り合った。あわせて、実習学生の総括発表会も。
映画は極めてシンプルで、ハッピーエンド。
「映画評」は色々あるようだが、参考のために、脚本を書いたジェームズ三木氏の思いを紹介しておきます。
彼は「勝敗が決まって終わる闘争系か、愛が実って終わる恋愛系か、すべてのドラマは、そのいずれかに分かれる」と言う。もちろんこちらは、恋愛系。
「伝えなきゃならないことがある。使命感から来る緊張感」と、「みんなが楽しく笑ってみて、いつの間にか何かが伝わっているというのが目標でした。それがうまくいくかどうかという緊張感」・・・二つの緊張感を持って書いたという。
精神障害に対する世間の偏見は根深い。病状が良くなり退院しても、家族が引き取りたがらず、帰るふるさとがない。そこで、みんなで作業所を作り、働き暮らそうとする。すると、今度は地域から「危険な集団から地域を守る」と言って反対運動がい起こる・・・。
ジェームズ三木は、資料を読み漁り精神病は誰でもかかりうる病気と知り衝撃を受ける。しかも、脳神経系の疾患として科学的な治療法も進んできている。支えがあれば普通に地域で暮らすことができるのに、その支えが地域にない。作業所つくりはその支えつくりだ。
関係者の間では広く知られていることが、社会に知られていない・・・。
彼は、「受け容れない人々の気持ちは、どういうものだろうか。そこに焦点を当てて書きました。住民には住民の立場と言うものがあって、けしからんと簡単に言えるものでもない」という。
だから、「批判すれども、敵視せず」だと。
「優しさや愛情で仲良くすることを大事にしないと、もう世界は救われませんよ。勝ち負けや優劣を競う時代がずっと続いてきたが、核兵器や大気汚染の問題が出てきたら勝ち負けなんか関係ない。勝つことは絶対に気持ちがいいんです。でも、愛情系に価値観を変えないと、人類みな負けてしまう」・・・世界でいえることは、日常生活でもいえることだと。
所長さんが、反対派の会長さんに言う。
「あなたたちがふるさとを大事にする気持ちはよくわかります。どうかその大事なふるさとを、少しだけ分けていただけないでしょうか?」
映画については、必要な説明もあるし作りっぽいところもあれば、展開にも「現実にはそううまくはいかない」と言う批評もある。
氏は言う。
「仲良くできますよと、よいう理想を描いているんですね。それを『甘い』と言うのは闘争系の人だな・・・」と笑う。
全国上映日程はこちら。
お近くの会場で是非ご覧ください。
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2008.08.31 |
| Comments(2) | Trackback(2) | ・マスコミ・テレビ・新聞Ⅰ
この石井という青年、ユニークな男だ。
彼ならきっと「金」を取ると思っていた。
ここまで管理せずに自由に物を言わせたらどうだ。そのほうが柔道界にとっても、この若武者の成長にとっても有意義な事だと思うが・・・。

石井しゃべりも“黒帯”、でもTVなし(GOOニュース)
テレビ出演させてくれ! 北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧(21=国士舘大)は26日、都内で行われた日本選手団の解団式に出席した。17日の帰国後、テレビ生出演はゼロ。日本男子監督であり、大学の斉藤仁総監督(47)ら首脳陣が、石井の奔放な言動を危うく思い、出演を自粛させているとみられる。石井はしゃべりでも勝負できるところをみせたいと訴え、解団式後に行われた首相表敬訪問などでも、ユニーク発言を連発した。
・・・(中略)・・・
まさに規格外だ。記念の金メダルは、尊敬する格闘家の小川直也(バルセロナ五輪柔道銀メダリスト)が主宰する「小川道場」に飾ってもらうという。「メダルが近くにあると過信するので、ない方がいい。金メダルがすべてじゃない。ゆっくりするのは死んでからでもいい」。公式行事をこなしたあと大学に戻り、1人夜のトレーニングを行うと宣言して、姿を消した。
「1本を取る柔道」を目指す日本柔道界では、異色のスタイル。
「がむしゃらに勝ちに行く」・・・金のためにそうしたのだ。
がけっぷちに立った北京オリンピック柔道で相当なプレッシャーの中、最後に金を取った。
「金」だけを評価して、彼を見ようとしないのはいかがなものか。
優勝直後のインタビューで「遊びたいです!」と素顔をのぞかせた。本音だろう、いいじゃあないか、まだ21歳だ。
私は、もっと彼にその規格破りの奔放さで物を言わせてこそ、柔道がもっと面白くなるだろうと思うのだが。
もし監督の管理が報じられるようなものであれば、なんと懐の浅い「管理主義」としか言いようが無い。
彼の考えや思いやそして努力のありようをそのまま見ることによってこそ、「金」の意味が見えてくる。
結果として「金」があればいいとする「金」至上主義は、日本柔道界の発展にとってもマイナスだろう。
「金」は、選手が取ったのだ。
みんなその選手を見たいのだと思うが・・・。
返す返すも残念だ。
ついでにここなんかもどうぞ。
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2008.08.31 |
| Comments(2) | Trackback(2) | ・社会評論Ⅰ
(この記事が「NPJ お薦め ブログ」で紹介されました。
)
アフガニスタンの問題について再び。
お玉おばさんに「伊藤和也さんの死をふまえ・・アフガニスタンの平和構築のための議論に悩む 」というTBをいただいた。多分、私の過去ログNO.576 伊藤さんの死を無駄にせず 、「テロ特措法」延長に反対を!へのお返しだが・・・。
私のエントリーにも大いに関係することなので、少し書くことにしました。

お玉さんは、「編集者が見た日本と世界 」「アフガンの未来、責任ある議論を 」という松竹氏の指摘を読み、
・・・今求められているのは、爆撃被害の話だけでなく、自衛隊の給油活動の非難だけでもなく・・・・・ アメリカがアフガニスタンから一気に撤退できない現実も知るべきだとか、ケシ畑を焼き討ちにするような作戦はダメなこととか、そのために伊藤さん達は働いていたこととか、タリバンを消滅させるような作戦よりも対話を持つべきこととか・・・・
本当はこういうコトをキチンと知っていなければ、(知ろうと努力しなければ) アフガニスタンのために日本は何をするべきかのお話が出来ないように思うのです」
と、チョット「思い詰めすぎて」いるようだ。
松竹氏の話のポイントは以下に要約できよう。
氏は、今回の事件でマスコミ等による「自己責任論」が無いことは、伊藤さんたちの活動からすれば当然だろうと確認し、
「私は、アメリカの対テロ戦争に反対しているし、それを助ける自衛隊による海上給油にも反対だ。そういうことがテロの土壌をひろげ、日本人を標的にする方向に向かうこともあり得ることで、私自身もそう主張してきた。現在もそう思っている。」
と立場を明らかにした上で、
ただ、現在そう主張するにしても、ベースにあるのは、殺害した勢力への怒りでなければならない。あんな誇るべき役割を果たしていた伊藤さんを殺害した勢力への憤りを表明しないまま、悪いのは日本政府だと主張しても、心に響いてこない。
と述べている。
これは事件の単なる政治利用に対する批判・戒めであり、当然であろう。
そして、次のように結んでいる。
そして大事なことは、アフガニスタンの将来のため、日本は何をするのかである。伊藤さんのような人がたくさん出てくる必要がある。
そういう人びとが安心して働けるようなアフガニスタンは、どうやったらつくることができるのか。米軍の撤退だけを主張しても、治安を確保するためにどうするかを示さなければ、無責任になる。だって、そこには、伊藤さんを殺害するようなテロ集団が存在するのだから。
・・・・
志半ばでなくなった伊藤さんの想いに応えるためにも、真剣な議論、責任ある議論が求められている。自衛隊派遣の可否にとどまるのではなく。
お玉さんの「悩み」はこの結論部分にあり、私自身の発言にも大いに関係がある。
さて、アフガニスタンの治安を安定させ、支援する人々が安心して働けるための方針を提起できなければ、「テロ特措法」延長に反対し自衛隊の派兵を止めさせろという主張だけでは「無責任責な議論」なのか?
外交論の専門家である松竹氏の言だけに、なるほどとならなくも無いが・・・。
氏の、アフガニスタンが大変だから国際的に支援しようという思いは理解できるが、彼の議論は一方で自衛隊派兵批判に「自粛」をもたらす危険を持っている。
何もかもすべてを知り、復興への処方箋を持たぬもぬ物は、モノがが言えなくなる。
アフガニスタンが今日の状況に追い込まれたのは、根本にはアメリカが仕掛けた「対テロ報復戦争」があり、それに日本が加担した事で邦人にも被害が及んだ事は、戦争が始まる7年前までには外国人が誘拐されたり殺害される事は殆どなかった事実を見ても明らかだ。
私の立場は単純明快だ。
「その認識だけでも十分だ。アフガニスタンのためにあれこれしてあげようという前に、したらいけないことをすぐに止めよう」である。
アフガニスタンで活動する100を超えるNGOの連絡調整機関ACBARは、今年1月から7月の間でも19人のNGOスタッフが殺害され、昨年1年間の被害を肥えた事を明らかにして、「我々は軍事的手段によって紛争に終止符が打たれることは無いと強く確信している」と、声明を出した(8月1日)。
アフガニスタン現地で日本政府特別代表として軍閥の「武装解除」に取り組んだ伊勢崎賢治氏は、
「アフガニスタンは治安が非常に悪くなり、いま破綻国家に向かっている。・・・根源には、アメリカによる出口の無い戦争、掃討作戦がある」と述べた上で、「日本のテロ特措法に基づく活動がアフガニスタンで知られるようになって、日本が武力介入をしていないという『美しい誤解』が崩れてきた。だから延長をすれば、そのリスクを覚悟しなければならない」と述べている。
現地で苦労された皆さん発言は、リアリティーがあり重い。
テロに対する報復戦争というやり方が行き詰ったのである。今アフガニスタンを救うには、政治的・外交的な和平への取り組みと、貧困や飢餓をなくしていく民生支援を組み合わせていくことこそ必要だと思う。
そこで先ず必要な事は、「いらんことをするな!」である。
テロ特措法に基づく自衛隊のインド洋での給油活動を直ちにやめよ!延長なんてもっての外だ!
そもそも自衛隊派兵は憲法違反であり、現地の人々は歓迎していないのだ。
こう言うことが、無責任な議論だというのだろうか?
松竹氏が、外交論の専門家として、自戒し自らに課題を課すのは結構な事だ。
それ以上考えられる方は大いに考え、アフガニスタンの幸せのために知恵を出してください。しかし、それ以上じゃない人は無責任だとし、世論の「自粛」を求めるべきではなかろう。
如何なものでしょう?
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2008.08.29 |
| Comments(2) | Trackback(5) | ・9条・平和Ⅰ
なんとも嫌なニュースが続く。
アフガニスタン東部で非政府組織(NGO)「ペシャワール会」のボランティアワーカー伊藤和也さん(31)が武装組織に拉致された事件で伊藤さんは27日、遺体となって発見された。

伊藤さんは、2003年より現地に入り、乾燥に強いサツマイモ栽培を指導しながら復興支援に関わっていたそうだ。若い志ある青年の死を悼むと共に、拉致し殺害した勢力の蛮行を先ず怒りをもって糾弾する!
アフガニスタンは、2001年「同時多発テロ」に対する、アメリカと同盟国による「報復戦争」の舞台となり、民間人もまき込む戦争の泥沼化が進んでいる。つい先日も、米軍による空爆で子どもたちを含む90名もの死者が出たばかりだ。日本や世界のNGOによる地道な人道支援活動が続いていたが、治安の悪化が進み、最近はこうした外国人の拉致や誘拐・殺害が頻発していた。
日本政府は、アメリカの「対テロ報復戦争」に無批判に協力し、海上自衛隊によるインド洋での給油活動に参加してきた。
そうした中、ペシャワール会の中村哲代表がが6月頃、「日本の陸上自衛隊派兵の検討」が伝えられた時、「身辺に危機を感じるようになった」と言っていた事が思い出される。
長くなりますが、中村さんの訴えに耳を傾けて欲しい。現地で身体を張った人のリアリティーがある。
「テロ特措法」はアフガン農民の視点で考えてほしい(ペシャワール会ホームページ)
~「殺しながら助ける」支援というものがあり得るのか~
参議院選挙の直後からテロ特措法の延長問題が社会的関心を集めている。この法案成立(2001年10月)に際しては、特別な思いがある。当時私は国会の証人喚問でアフガニスタンの実情を報告し、「自衛隊の派遣は有害無益である」と述べた。法案は9・11事件による対米同情論が支配的な中で成立、その後3回に亘り延長された。しかし特措法の契機となった「アフガン報復爆撃」そのものについても、それを日本政府やメディアが支持したことの是非についても、現地民衆の視点で論じられることはなかった。
現地は今、過去最悪の状態にある。治安だけではない。2千万人の国民の半分以上が食を満たせずにいる。そもそもアフガン人の8割以上が農民だが、2000年夏から始まった旱魃により、農地の沙漠化が止まらずにいるからだ。
私たちペシャワール会は本来医療団体で、20年以上に亘って病院を運営してきたが、「農村の復興こそ、アフガン再建の基礎」と認識し、今年8月までに井戸1500本を掘り、農業用水路は第一期13㎞を竣工、既に千数百町歩を潤しさらに数千町歩の灌漑が目前に迫っている。総工費は9億円、延べ38万人の雇用対策にもなった。そうすると、2万トンの小麦、同量のコメやトウモロコシの生産が保障される。それを耳にした多くの旱魃避難民が村に戻ってきている。
だが、これは例外的だ。2000年以前94%あった穀物自給率は60%を割っている。世界の93%を占めるケシ生産の復活、300万の難民、治安悪化、タリバーン勢力の復活拡大-------。実は、その背景には戦乱と旱魃で疲弊した農村の現実がある。農地なき農民は、難民になるか軍閥や米軍の傭兵になるしか道がないのである。
この現実を無視するように、米英軍の軍事行動は拡大の一途をたどり、誤爆によって連日無辜の民が、生命を落としている。被害民衆の反米感情の高まりに呼応するように、タリバン勢力の面の実効支配が進む。東京の復興支援会議で決められた復興資金45億ドルに対し消費された戦費は300億ドル。これが「対テロ戦争」の実相である。
テロ特措法延長問題を議論する前に、今なお続く米国主導のアフガン空爆そしてアフガン復興の意味を、今一度熟考する必要があるのではないか。日本政府は、アフガンに1000億円以上の復興支援を行っている。と同時にテロ特措法によって「反テロ戦争」という名の戦争支援をも強力に行っているのである。
「殺しながら助ける」支援というものがあり得るのか。干渉せず、生命を尊ぶ協力こそが、対立を和らげ、武力以上の現実的な「安全保障」になることがある。これまで現地が親日的であった歴史的根拠の一つは、日本が他国の紛争に軍事介入しなかったことにあった。他人事ではない。特措法延長で米国同盟軍と見なされれば反日感情に火がつき、アフガンで活動をする私たちの安全が脅かされるのは必至である。繰り返すが、「国際社会」や「日米同盟」という虚構ではなく、最大の被害者であるアフガン農民の視点にたって、テロ特措法の是非を考えていただきたい。
(毎日新聞2007年8月31日に一部加筆)

中村さんの危惧が現実になった。
いま、伊藤さんの死を悼み、武装勢力を糾弾する事は当然だが、治安や復興支援の困難を嘆いたりするような「専門家達」がテレビでコメントをする。
「アメリカの『テロへの報復戦争』加担をやめ、話し合いで平和的解決に道を探るべきだ」と、はっきり言うべきだ。
「対米追随から自主外交に切り替え、憲法9条の精神で、国際的にも発言をすべきだ」と言うべきだ。
この秋の臨時国会で福田内閣が狙っている「『テロ特措法』の延長は、断じて許すな!」と言うべきだ。
これこそ伊藤さんの死に報いるために日本がとるべき唯一の道だ。
解決の道はそこにこそあるのだ。
憎しみをあおり「テロ特措法」延長への世論誘導を許すな。
報復は報復を生み、その刃は日本にも向けられているのだ。・・・日本人が殺されたのだ!
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2008.08.29 |
| Comments(4) | Trackback(8) | ・9条・平和Ⅰ
「太田農水大臣は、直ちに辞職せよ!」と、大声で言った後は、ちょっと息抜きにこんな話はどう?
ネタ元は、「米国からの便り」さんからです。
優しくないと、リーダーは務まらないのです。
お気楽にどうぞ。

横暴ボスザル、3カ月でクビ 淡路島、いじめに若手反撃(朝日)
兵庫県洲本市にある野生ザルの見学施設「淡路島モンキーセンター」で、8代目のボスザルに昇格したイッチャンがわずか3カ月でその座を追われた。弱い者いじめを繰り返す横暴ぶりに業を煮やした若いサルたちが集団で反撃したのだ。センターで抗争によるボス交代が確認されたのは1967年の開所以来初めて。イッチャンの在任期間は歴代最短だった。
・・・(中略)・・・
延原所長は「平和主義者で優しいマッキーをみんなが支持していたが、乱暴者のイッチャンがボスになり、これまでの秩序が崩れると危機感を募らせた結果の抗争劇だったのではないか」とみる。(
詳しくはリンク先へどうぞ。
過去ログNO.571 「弱いものいじめをして何が悪い!」・・・。で、日本政府は、新自由主義路線の弱肉強食政策を押し付け、弱いものいじめをしていることを書いたばかりだが、・・・サルの世界は、決して「弱肉強食社会」じゃ無いようだ。
チンパンジーの群れの研究でも、リーダーは決して力だけで群れを支配せず、メスや小さきものたちに優しく気配りをしてこそ支持されているという報告がなされています。
ま、いろいろとは言うまい。
サル社会と人間社会。ちょっと考えてみるのもいいかも・・・。
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2008.08.28 |
| Comments(3) | Trackback(1) | ・社会評論Ⅰ
年間100人近い若い自衛官が自殺をしていると言う。
上官のいじめが原因で自殺をしたことを認め、隊員の自殺で自衛隊に管理責任があることを認める判決が出たのは始めてである。

海自隊員自殺 上司の言動は違法(赤旗)より、以下要約。
若い自衛官が自ら命を絶ったのは、上官の侮辱と安全配慮義務違反が原因――。25日、海上自衛隊の3等海曹の自殺をめぐり、福岡高裁は国の責任を明確に認めた。
判決は、「国家公務員が職務上、他人に心理的負荷を過度に蓄積させるような行為は、原則として国家賠償法上違法である」であり、直属上司の言動は「指導の域を越える違法なもの」だと認定した。
さらに直属上司は国に代わって隊員に対する安全配慮義務を果たすべきところ、「逆に侮辱的な言動を繰り返したもので、この義務に違反した」とし、上司の言動と自殺には因果関係が「認められる」と断定。
原告弁護団は「審理での証拠調べや原告らのメモをしっかりと受けとめ、判決では、自殺した三曹の脆弱(ぜいじゃく)な性格との国側の主張も『安定した性格』と正面から切り返し、国の安全配慮義務違反を認定したものとして恐らく初の画期的な判決」と評価した。
毎年100人近い自殺者が出ている自衛隊・・・戦争部隊の体質。
これまで、隊内のいじめが原因だとして国に賠償請求を求めている訴訟は今回の福岡高裁のほか、横浜地裁、静岡地裁浜松支部の3件。
自殺した本人が「いじめが原因」と遺書に残していても、自衛隊側は「いじめはなかった」と否定してきた。
海上自衛隊幹部は内部の会議で公然と、
「学校で嫌いな先生を辞めさせるためには、わざと殴らせるように仕向ければいいことを知っている者がいる。それを逆手にとって殴らせるように仕向ける隊員がいるのも事実であり、優秀な隊員が処分をもらうのはもったいない」と言っているという。
優秀な隊員とは「精強」「任務必遂」のスローガンに基づき、アメリカと共に世界中に出向き「戦争する自衛隊員」のことだ。人殺しの実戦訓練だ。殴っても侮辱してでも、どんな手段でも、そういう「優秀な自衛隊員」を作る必要があるのだ。それが訓練であり、いじめなどではない、と言う本音だ。
複数の元自衛隊幹部も「いじめなどがくりかえされる不祥事も憲法違反の海外派兵の動きと無関係ではない」と指摘しているという。
再発防止対策は?
自衛官の自殺、年間80~90人 対策打ち出せず(朝日)
若い自衛官が自ら命を絶ったのは、上官の侮辱と安全配慮義務違反が原因――。海上自衛隊の3等海曹の自殺をめぐり、国の責任を明確に認めた25日の福岡高裁判決に、原告の遺族や弁護団は「素晴らしい判決だ」と評価した。ただ、その後も自衛官の自殺は後を絶たず、国も有効な対策を打ち出せないでいる。
・・・(中略)・・・
防衛省広報課によると、自衛官の自殺者数は98~03年度は59~78人だったが、04年度に前年度から19人増の94人となった。その後の3年間も93人、93人、83人と続く。
同省は00年以降、カウンセリング態勢の充実やメンタルヘルスに関する啓発教育などの自殺防止策を進めたが、自殺者の大幅な減少は見られない。この点について、原告弁護団は「上官の行き過ぎた言動が黙認される一方、悩みを抱える隊員が外部にアドバイスを求める制度的保障がない」と自衛隊の組織的な問題を指摘した。
原告らが主張する「再発防止策」としての軍事オンブズマンの創設が急がれる。
あわせて、憲法違反の海外派兵を許さないことが、最大の再発防止策といえるだろう。
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2008.08.28 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅰ
またしてもわが郷土の「代表」が、話題になってますね(苦)。先日朝、地元の自宅前(私の通勤コース)に黒塗りの車が止まってspらしき人物がたむろしていたが、とくいのお得意さん挨拶まわりに来ていたのだろうか?
他のエントリーを準備していたが、ここは一言、書かないかんやろうな。
それにしても、「辞任」しかありませんが、ご本人は「そういう考えは理解できない」と来た。

農水相に事務所費疑惑 実態ない秘書宅 「経費」2345万円(赤旗)
太田誠一農水相(衆院福岡3区)の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が2005年と06年に、秘書の自宅を事務所所在地として届け、2年間で計2345万円を事務所費などの経費に計上していたことが26日、わかりました。活動実態のない事務所などに多額の経費を計上した一連の事務所費疑惑は、赤城徳彦元農水相が辞任に追い込まれるなど重大問題です。福田康夫首相の任命責任も問われています。
2年間で、事務所費561万円、人件費1005万円、備品・消耗品費787万円、計2345万円。
何が問題か?
事務所としての実体のない秘書宅を事務所として届出して経費を落とす。かつての家賃ゼロの議員会館に事務所を置き、年間数千万円の経費を落とした「事務所費問題」と全く同じ。反省が無い!
① 家賃を払っていない ②事務所の実体がなく、看板もなく、電話は議員会館太田事務所内 ③専任職員も雇われていないのに多額の人件費を支出・・・。
事務所費問題といえば、安倍内閣時代の2007年1月3日付の赤旗がスクープし大きな政治問題になった。追及の前に当時の松岡農水大臣は自殺するという事まで起きた大事件だ。後任のバンソーコの赤木大臣も辞任に追い込まれた。
当の太田大臣は、「資金管理団体以外の政治団体の事務所を議員会館に置くことが出来ないので、次善の策としてして秘書の自宅を届けた」「問題は全く無いと思っている」・・・・
辞任については?「そういう質問は理解できない。今答えたことで、何がそんな事に結びつくのか理解できない」と応えている。
町村外相は「秘書の自宅を事務所として届けていたからといって、事務所の経費が全部不正であるとは言い切れない」とかばった。
自前内閣として任命した福田総理は、「大田農水相の政治活動の問題だから、一政治家としてきちんと説明すべきだ。それに尽きる」・・・首相として解決しようという構えも、自らの任命責任にも思いは及ばない。腹の中では「実に困った、困った・・・」だろう。思い切って切れば株も上がるだろうに・・・。
国民が納得いく説明が出来なければ(どうせ闇に手にいれ着服したか、票でも買うために使ったんだろうから、出来るはずも無いが)、即辞任しかない。
いやあ、参った。この辺でアップしようと思ったら、次から次に・・・!
<太田農相>事務所費問題 00~02年も計2483万円 5年計4828万円に(毎日)
見たくは無い悪代官面だが・・・。
伊吹、中川、松岡の3000万を越す「事務所費新記録」か?!(おい、オリンピックじゃないとばい!)
太田誠一農相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が東京都目黒区の政策秘書(現農相秘書官)宅を事務所として届け出ていながら、多額の経常経費を計上していた問題で、新たに00~02年の3年間にも計2483万円を計上していたことが分かった。既に明らかになっている05、06年分と合わせ、5年間の合計は4828万円に上る。
ダメだこりゃ!太田さんよ。選挙区民としては実に情けない(もちろん、あんたなんかには入れていないが)。
今すぐに、辞めりいよ!
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2008.08.27 |
| Comments(6) | Trackback(1) | ・政治と金の問題Ⅰ
これは明らかに権力による冤罪と思われる。
高知の白バイ・スクールバス衝突事故で、無罪を主張していた片岡晴彦さんの上告が、22日最高裁において棄却され「1年4ヶ月実刑判決」が確定した。

この事件を知ったのは7月初め頃、「SIMANTO BBS」さんに233:高知の白バイ・スクールバス衝突事故の支援をお願いします!のTBをいただいてから。
冤罪・・・罪亡き人に罪を着せるものだが、普通は捜査ミスが原因となることが多いが、これは明らかに警察・検察が証拠を捏造し、片岡さんを罪人に仕立て上げたものと考えられる。あの「自白の強要」でデッチあげた志布志事件よりもひどい権力の犯罪であると言わなければならない。
以下は、警察と検察による「証拠の捏造」を暴く、映像です。びっくりしますから、是非ご覧になってみてください。(you tube動画の貼り付け方がわからないので、リンクを貼ります)
追記;以下のユーチューブの動画はなぜかアクセスできなくなっているようです。申し訳ありません。
「KSB 瀬戸内海放送の映像ニュース」はOKです。
(テレメンタリー20080304高知白バイ衝突死1of3)①
http://jp.youtube.com/watch?v=TlmYVZbuyNQ&eurl=http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/08/post_73da.html
(テレメンタリー20080304高知白バイ衝突死2of3)②
http://jp.youtube.com/watch?v=YnxIaKMuhAg&eurl=http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/08/post_73da.html
(テレメンタリー20080304高知白バイ衝突死3of3)③
http://jp.youtube.com/watch?v=8PymV-yOGzQ&eurl=http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/08/post_73da.html
「KSB 瀬戸内海放送の映像ニュース」(ビデオのマークをクリックしたら見られます。メディアへの接続に時間がかかりますが、地方局の力作です)
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=4&sid=7
以下のサイトも参考にどうぞ。
「片岡晴彦さんを支援する会」http://www.geocities.jp/haruhikosien/
「雑草魂」(片岡さんご本人ののブログ)http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954
警察・検察の捏造はもとより、最高裁が「有罪ありき」の如く、被告の新しい証言も証拠も吟味することなく、上告を棄却する。司法が警察・検察権力と一体となって国民を断罪していく、いや濡れ衣を着せていく・・・恐ろしい事が起こっている。
国民の司法参加を合言葉に、来年5月から国民が刑事裁判に裁判人として参加する「裁判員制度」が実施されようとしている。
このような証言や証拠が明らかにされずに裁判が行われている司法の状況の中で、私たちは冤罪に手を貸さないで、公正な裁判に参加できるのであろうか。
あなたならどうしますか?
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2008.08.26 |
| Comments(6) | Trackback(8) | ・政治一般Ⅱ
朝夕は涼しくなり秋の気配が漂うようになった。3連休3日目にして、やっと休みができたので昼から郊外に写真撮りがてらドライブでもしようかなと思っているところ・・・。
・・・ちょっと古いが、気になる二つのニュースから。
これらの事件は、この国の「いじめ構造]と貧困の現われと思われる。

中3ら8人、知的障害者ら狙い恐喝容疑で逮捕 青梅 (朝日)
中学生らが、知的障害者達に強盗・傷害をはたらき、逮捕された。
加害者の9人は「遊ぶ金が欲しかったので、弱そうな人を狙った」と話し、このうちリーダー格の2人は「いじめて何が悪い」と話しているという。
少年たちは、被害者に顔を軽く殴らせた上で、「警察に言ったら、おれたちも訴えるぞ」と口止めしていたそうだ。
長年知的障害者に関わる仕事をしてきて、彼らは考えようによっては、いつでも被害者になる可能性があるところにいると思う。
思い出すのは就職したてのころ、ベテランの職員さんが「知らない人に声をかけられても、知らんふりしとかないかんよ」と、言っていた事。当時、「何で人間を信頼するなと教えなきゃあいかんのか!」といかんともしがたい気分になったものだ。人を信頼し、助け合ってしか生きていけないものを・・・。
この少年達のような行為を聞くにつけ、胸糞悪くなってくる!
「弱いものいじめをして何が悪い!」・・・。
思えばこの少年達も、日本社会を反映した姿そのものよ。この国のあり方は、まさに「弱いものいじめをして何が悪い!」そのものだ。
企業の儲けのために、日雇い・不安定雇用で使いまわし使い捨て、「自己責任だろうが」と追い詰め、知らん顔。おまけに、社会保障は切り捨て、生活保護もきり縮め、生きる事に汲々としている弱者に「自助努力」が足りないからだという。高齢者の医療を改悪し、「これ以上、お上の世話になるな。お前たちは金がかかりすぎるから、別の列車に乗ってくれ!」という。障害者には「世話してやってるんだから、金を払って当然だろう。金が無いなら、サービスは受けられないのが当たり前」・・・市場万能論で、自由競争で勝ち残ったものが生き残り強い経済社会を創る・・・新自由主義の構造改革路線の真髄だ。
「弱いものをいじめて何が悪い!」・・・これが世の中、国のあり方よ!と叩き込まれれば、「なら、俺たちが何で悪いんや!」という開き直りにも「道理」が出来てくる。政府が国民にしていることを、少年がより弱いものにしているだけのことである。
彼らを逮捕し罰したところで、弱肉強食の社会では、次のj弱肉強食の循環が起こるだけの話。
東京・渋谷で79歳女通り魔、刃物で女性2人けが(gooニュース)
79歳の女性が、若い女性二人に果物ナイフで切りつけた事件。
容疑者は、「ホームレス支援施設を逃げ出し、お金がなかった。事件を起こせば警察が何とかしてくれると思った」と供述しているという。
なんとも、ここまで生きてきた人生をこう言う形で・・・。母と同じ世代だと思うと、ほんとにやるせない思いがする。79歳でホームレス・・・。貧困の極みというべきか。
被害者は実に気の毒で、こうした犯罪が許されない事は言うまでも無いが・・・。
・・・あの暴言大臣は何かコメントをしたのだろうか?
「弱肉強食社会にあって、自己責任で生きようとする姿勢を大いに評価したい。背を丸めて引きこもっているよりは元気があってよろしい。こう言う活力こそが必要で、そこで勝ち抜くものこそが強い日本を作るのだ」とでも。
弱きものは、食われないように徹底して鍛えなおすか、せめて餌食にならないように、「知らない人に声をかけられたら・・・」と、自己責任で身を守る方法を教え込むか・・・。
「貧すれば貪す」というが、新自由主義は人間そのものを「弱肉強食」の群れに適応するように作り変えていく。現代の貧困の危機は、「人間性」や個々の人格レベルまで迫って来ている。
雑ぱくだが、感想を残しておきたくなったので・・・。
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2008.08.25 |
| Comments(5) | Trackback(3) | ・社会評論Ⅰ
連休2日目、今日も出勤して仕事。窯焚きをして火の番をしながら・・・。
日差しは心なしか弱くなりつつある今日この頃だが、やはりまだ夏が頑張っている。
16時間の長丁場、傍らの仕事を片付けながら、息抜きタイムにブログ更新中です。

かねてより政治と金の問題(カテゴリー「政治と金」一覧参照)には関心を寄せ、特に政党助成金の廃止を訴えてきましたが、次の小さなき記事を見つけました。
政党助成金を廃止 障害者支援基金に回す ボリビア(しんぶん赤旗)
【メキシコ市=島田峰隆】南米ボリビアの上下両院は20日、1980年代に導入された政党助成金制度を廃止する法案を賛成多数で可決し。これによって生じる資金は、障害者支援の基金に充てられます。
法案は、選挙が行われる年度かどうかにかかわらず「政党への国家からの財政支援を廃止する」と規定。毎年、各党に配分されていた約4000万ボリビアノ(約6億2000万円)は「連帯基金」に充て、障害者支援に活用するとしています。
法案はモラレス大統領率いる与党、社会主義運動(MAS)が提案。野党の反対もあり、19日の審議は20日未明にもつれこみました。ラパスからの報道によると、国会前には障害者の人たちが多数集まって審議を見守りました。
各党は助成金を選挙宣伝費、セミナー代、党員登録活動費などに自由に使ってきました。
MASのグスタボ・トリコ下院議員は、本紙の電話取材に対し、「政党助成金は、使途不明金や不正利用が後を絶たず、国民の批判を浴びてきた。MASは2002年以来、助成金を全額返還し、自前で資金をつくっている。貧しい国民がいる一方で政党がぜいたくをするのは間違いだ」と廃止を歓迎しました。
ボリビアといえば南米の貧しい国。
新自由主義路線と対米追随路線の見直しを進めてきたモラレス大統領が、無年金者をなくす新年金の導入、就学援助、公立病院の建設、非識字克服運動などを実施し、新自由主義路線で排除されてきた貧困層への支援を進めて来た結果、優遇されてきた一部の富裕層の猛反対を打ち破り、つい先日の国民投票で圧倒的に信任された・・・そんな改革途上の国である。
ご参考に→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-08-12/2008081207_01_0.html
ボリビアの政党助成金約4000万ボリビアノ、日本円で約6億2000万円というがが、実際の価値がいかほどかは実感できないが・・・。
日本の2008年分の政党助成金の総額は319億4100万円、14年間の累計は4400億。4400億といえば、社会保障費抑制(年間2100億)の2年分以上。
かたやボリビアでは、それを障害者支援に回そうというのである。拍手!
「政党助成金は、使途不明金や不正利用が後を絶たず、国民の批判を浴びてきた。MASは2002年以来、助成金を全額返還し、自前で資金をつくっている。貧しい国民がいる一方で政党がぜいたくをするのは間違いだ」
洋の東西を問わず、税金で政党を養うなどという事は愚かな事だ。
政党助成金を受け取らず、その廃止を主張するMASのような政党は、この国では
日本共産党だけであることも知っていてよいでしょう。
以下も参考に、
過去ログ
NO.532 政党助成金が交付された。 過去ログ
NO.533 14年間で4400億円!・・・政党助成金。

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2008.08.24 |
| Comments(0) | Trackback(2) | ・政治と金の問題Ⅰ
昨日のエントリーNO.568 かばったと見るのは、正しくない。に、ヒロシさんから以下のコメントをいただきました。
「ストックホルム症候」と「ネグレクトによる人格障害」についてちょっと考えて見たいと思います。
ゴーヤの赤ちゃん。
友さんの解釈が正しい
長男が母親をかばうような態度をとったのはいわゆる『ストックホルム症候群』と似た状況だと思います。 つまり子供にとって母親の人質になっているようなもの。 他に誰も頼る人がいない状況では母親に頼る以外に生きるすべがないのです。 こような育児環境の中で、母親も子供も共に不幸な事態に落ち込んでいます。 家庭、職場、地域他至る所で人間関係が断絶し、心のつながりが切れている、または、非常に弱くなっています。 これは個人が解決できない重大な問題です。 人間がだめになるということは、家庭が壊れ、職場が不活性になり、地域社会がバラバラになることを意味します。 つまり日本と言う国が根底から崩壊の方向に進んでいると思います。
ところで、ストックホルム症候群の意味をウイキペディアで検索し一部を切り取りました。
『ストックホルム症候群(すとっくほるむしょうこうぐん)は、精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。』
2008-08-24 日 07:08:59 | URL | ヒロシです #-
ありがとうございました。
「ストックホルム症候群」・・・勉強が足りず、はじめて聞きました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より紹介します。
ストックホルム症候群(すとっくほるむしょうこうぐん)は、精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。
犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情するなどし、人質が犯人に信頼や愛情を持つようになる。また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵対視する心理に陥る。このような恐怖で支配された状況において、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応が原因と説明される。
上述のように、ストックホルム症候群は恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)であるため、通常は人質解放後、犯人への好意は憎悪へと変化する。
これによると「自らの生存のために無意識の心理反応が起こる」と理解できます。この6歳の子どももそういう心理反応があったと見ていいでしょう。
私は以下のように書きました。
「そしてこのような場合でも、彼らは親のことを悪く言うことは殆ど無い。虐待されればされるほど、『そうあって欲しい親の姿』を求めるのではないだろうか。
この子は、捨てられても叩かれても、それでも尚母親をかばったのではなく、そう言うことしか出来ないようになっていた、そういう思考パターンが自分を守るために必要なものとして作られていたという事だと思う。早期に丁寧な養育・療育がなされなければ、人格障害を引き起こしかねない状況まで追い詰められていると見るのが妥当ではないかというのが、私の見方である。」
momo2006 さんも、
「虐待を受けた子は、自分を責める気持ちが強いそうです。
言われたとおりできない自分が悪い・・・愛されないのは、自分が悪い子だから・・・ 」
そして旭さんも、
「6歳の長男は母親の虐待を避けるためそう言わなければ生きては行けないと思い込んでいるのではないだろうか? 」
・・・この辺の見方は「恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)」(思い込み)としての「ストックホルム症候群と似た状況」と理解して差支えが無いと思います。
問題なのは、「通常は人質解放後、犯人への好意は憎悪へと変化する。」にあるように思います。
正常な自我や判断力が形成されている人格の場合が、「通常は」という意味でしょう。
この6歳の場合は、ここが決定的にに違うところだと思います。
幼少期の自我や思考の未形成の段階では、「セルフマインドコントロール」は一時的なものとはならずに、その人格に深く刷り込まれ、いわゆる「人格障害」を引き起こすのではないかと思います。
恐らくネグレクトによるそういう障害であろうと思われる仲間と1年間関わって来ての、私の実践的理解です。通常の理解を基準には考えられないような「心の世界」を持ってしまっているこの仲間を理解するためには、新しい「ことば」(理解の仕方)が必要です。
いつもニコニコしている・・・それは心の平穏の表現ではなく、自分への攻撃を未然に回避するための無意識の表情だったりとか・・・。
・・・それほどに、人間の心は繊細で傷つきやすい。
ましてや子どもたちは、その人格の形成途上で、どれだけ豊かで優しい人間関係を必要としているか・・・
「これは個人が解決できない重大な問題です。」(ヒロシさん)
理屈っぽくなりましたが・・・、ヒロシさん初めコメントいただいたみなさん、ありがとうございました。

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2008.08.24 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・社会評論Ⅰ
今日は職員研修でみな出払っているので、作業所は臨時休業。
私は、窯詰めのために出勤。ツヨシ君とジュン君に助手で休日出勤してもらった。
ツヨシ君は、意気揚々と弁当も買い込み、お母さんからの差し入れももって出勤。
自閉症のジュン君は、機嫌が悪い。「3連休」がインプットされていたので、頭ではわかって自分から出てきたものの、心まですっきりしないのである。
ジュン君は、窯詰めのときは作品の絵付け作業に欠かせない。・・・ともかく終わった。それなりに気を遣うものである。せっかく出てきたのに、やりがいを感じなければいけないから、作業のペースやいろいろ気を遣い自分のペースでやるわけにもいかない。
・・・ともかく終わった。ツヨシくんのお母さんの差し入れの饅頭でお茶をして「お疲れさん、さようなら」。
しかし、しばらくしてジュンクンが汗をかきかき引き返してきた。
「友さん,片付けます!僕が片付けます!」
お茶のあと、やかんやお湯飲みをそのままにしていたのが気になり、かなり行ってから引き返してきたのである。自閉症の「こだわり」はこうして厄介なものである。「まあ、いいか」が出来ないのである。彼はいつも、きちんと片付けたイメージがあり、そうしないどうしても落ち着かないのだ。ご苦労な性格である。
やかんと湯のみ3個、お盆に載せて片付けて安心したようだ。「友さん、おつかれさまでした。」と、元気に帰っていった。
一息入れて、窯詰めの最後の仕上げに備えている。

さて本題だが、ネットをのぞいていてたまたま気になるニュースに出会った。
若い母親の育児放棄で、幼児3人が置き去りにされ、幼子が脱水症や低栄養で餓死した。
6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった 埼玉(朝日)
(前略)この日、長い髪を後ろで結い、グレーのトレーナーにジャージー姿で入廷した島村被告。裁判長の問いかけに、小声で答え、うつむきながら落ち着かない様子だったが、検察側が長男の供述を紹介すると、あふれる涙をこらえることはできなかった。
「ママが作ったシチューやカレーが大好き」という長男。母親が去った感想を検察官が聞くと「我慢できなかった。さびしかったよ。何度も電話したけど全然出ない」と答えたという。
ゴミが散乱する部屋で出来合いのパンやハンバーガー、お菓子を買い与えられる日々。「残っていたご飯を食べようとしたら腐っていた。冷蔵庫もないから」。当時2歳の妹と弟を一生懸命笑わせようとしたが、長女が笑っても、「弟(健太ちゃん)はずっと泣いていた」という。
健太ちゃんの死を目の前にした島村被告は「お前はクビだ」と長男を平手で一発たたいたという。それでも長男は「本当に全部ボクが悪い。面倒みろと言われていたのに、全然お菓子とかあげないで」と母親をかばったという。
6歳のお兄ちゃんは、2歳の弟妹の面倒を見るように言われていたが、自分がちゃんとできなかったから全部ボクが悪いと言ったそうだ。
なんとも、かわいそうで気が重くなるニュースだ。
子どもを養育する力も無いのに産むだけ生んで!・・・孤独で追い詰められたとは言え・・・いや、この母親についてのコメントは今日のところは控えよう。
問題にしたいのは、「6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった」と見る見方である。
「・・・そう言った」事実から「母親をかばった」と結論付ける見方は、子どもを理解しない見方だと思う。
結論的にいえば、この見方は短絡的で間違いではないか、ということである。こう言うタイトルだと、読者の心に響き関心も引くかもしれないが・・・。
「育児放棄」は、ネグレクトという立派な虐待である。幼児期のこういう虐待の場合、長期にわたると子どもの感情や思考を病的にゆがめ、ひいては脳の器質的な変容(脳が縮むなど・・・)までも引き起こす事が報告されている。
そしてこのような場合でも、彼らは親のことを悪く言うことは殆ど無い。虐待されればされるほど、「そうあって欲しい親の姿」を求めるのではないだろうか。
この子は、捨てられても叩かれても、それでも尚母親をかばったのではなく、そう言うことしか出来ないようになっていた、そういう思考パターンが自分を守るために必要なものとして作られていたという事だと思う。早期に丁寧な養育・療育がなされなければ、人格障害を引き起こしかねない状況まで追い詰められていると見るのが妥当ではないかというのが、私の見方である。
児童相談所が専門的に対応するだろうが・・・。
もちろん少年がそこまで追い詰められていない事を望むが、お涙ちょうだい的に扱うのは報道のあり方としてはいかがなものかと思った一件である。
報道に触れたみなさんはどう感じているのだろう。
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2008.08.23 |
| Comments(6) | Trackback(1) | ・社会評論Ⅰ
この頃はオリンピックも観ません。
昨夜、次女からメールが入り知りました。
「ソフトボール金メダル!興奮した!喉痛いわー。最高に嬉しいです!」
絵文字入りまくりの興奮したメール。
中学時代ソフトボール部だった次女は、血が騒いだようです。
・・・それにしても、2回負けた相手に3回目で勝って金メダルというのも・・・。
上野選手が話題でしたが、「おめでとう、よかったね」。ホッとした事でしょう。
星野ジャパンは3位決定戦に回るとか・・・。
あまり騒ぎすぎない方がいいと思いますが・・・。

実家の50年以上になる柱時計。
さてこちらでは、「国民はやかましい」といった人が、さらに「やかましく」いわれているようですね。
過去ログNO.560 国民よ、もっとやかましく言おうではないか!で触れたように、
10日のNHK番組で「食の安全」について聞かれ、「消費者としての国民がやかましくいろいろいうと、それに応えざるをえない」「いまでも日本は安心だけれども、消費者や国民がやかましいから、さらに徹底していこうということでやっていく」と発言したわが選挙区福岡3区出身の太田誠一農林水産相。
国民の批判の前に、これまた同郷の麻生自民党幹事長が「やかましいとは、西日本では『騒々しい』という意味ではなく『よく知っている、詳しい』という意味だ」と開き直って、火に油を注いだ形になったが・・・。
福田首相も「あまり適切な言葉ではない」と認め、町村信孝官房長官が電話で注意したことになっているそうだし、閣内からも野田聖子消費者行政担当相らの批判が出ている。
なんと閣僚懇談会でも議題になったそうだが、麻生幹事長の説明では「よく知っている」という意味だという事で落ち着いたらしい。なんだか・・・!!である。
「日本は消費者が安全性についても堂々とモノをいえる社会だという意味で使った」などと釈明し、謝罪も撤回もしない太田農林水産相をかばう事になったようだ。
こんな大臣を抱えてみんなで擁護するとは、福田内閣も爆弾を抱えたようなものだ。哀れで、同情したくもなります。・・・が!
国民は更に「やかましく」なることでしょう。
「大辞泉」 では・・・
やかまし・い【×喧しい】
[形]やかま・し[シク]
1 声や物音などが騒がしい。うるさく、不快である。「工事現場の―・い音」
2 いろいろの人が話題にして騒がしい。また、評判が高い。「世間が―・い」
3 こまごまとしていて、めんどうくさい。また、小言が多くてわずらわしい。「何事にも―・い人」「書類の手続きが―・い」
4 きびしい。「しつけに―・い家庭」「規則が―・い」
5 好みなどが気むずかしい。「食べ物に―・い人」
→煩(うるさ)い[用法]
[派生] やかましがる[動ラ五]やかましげ[形動]やかましさ[名]
国民は4.の意味で、「厳しく物申す」でしょう。
「この問題は、太田や麻生だけの問題として片付ける訳にはいかんばい!2人は、現職閣僚と自民党の幹事長。あくまで発言の謝罪も撤回も認めないなら、任命権者である福田首相と政権そのものの責任が問われる大問題ばい!どげんすっとな!」と。
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2008.08.22 |
| Comments(0) | Trackback(2) | ・政治一般Ⅱ
今日は気軽に、大人のちょいシャベリ場。
皆さん「余暇」について話してみませんか?

過去ログNO.565 「自由時間」という名の不自由。で、余暇のことについて書いたら、ヒロシさんから、次のコメントをいただきました。
日本人は余暇の価値を低く見ている
日本人は余暇をを無駄と考えている傾向があると思います。 特に、学者、研究者の場合、正月三が日まで研究室に出ていたなどという話が武勇伝のように話題になり、『さすが学者は偉い!』と考えます。 程度問題は違いますが、普通の人も、夜遅くまで働くことは良いことだと(建前上)考えている。 もしくは考えているふりをします。 しかしこのような生活をしている学者、研究者の発想は貧困になり、アイデアが枯渇してしまうと思います。(私も学者のできそこないで、一応会社では技術者だったのである程度わかります)
欧米の学者、研究者は趣味が広く、仕事を離れて日常を楽しみ、あるいは馬鹿な振る舞いをして底抜けにリラックスする人が少なくないです。 彼らにとって、仕事も、仕事を離れた生活も同じように大事なのです。 これは歴史的な文化の違いが根底にあるように思っています。 だから友さんが書いているような余暇の過ごし方の貧困化の影響は、日本において深刻化するように思います。
2008-08-20 水 09:59:55 | URL | ヒロシです
いつもちょい辛口のヒロシさんですが、国民性というか、なるほどですね。
これお・ぷてらさんは、次のように述べています。理論派ですから・・・。これも理解できますね。
人間とスポーツを考えても、たちどころに余暇(時間)の意味の重要性に気づかされます。何よりもスポーツの今日的原型は国の産業革命以後にあって、そこでルールが確立されたといわれています。つまり、この時期以降、労働者は労働時間短縮をかちとり、勤労者層のなかでスポーツが急速に広がったとされるのです。
端的にいえば、時短のなかで余暇時間を労働者階級がかちとったといえるのではないでしょうか。そうして、勤労者一人ひとりがもっていた(スポーツの)潜在的能力を開花させてきたといえるように思えるのです。(中略)
少し回り道をしましたが、あらためて強調したいのは、勤労者にとって余暇(時間)の意味は人間の発達にとって重要だということです。
ですから、少なくない部分が余暇を考えるヒマもない日本国の実態は、非人間的位置に勤労者が置かれていることの表現でもある。
私のことをざっくばらんに書いてみます。零細な障害者作業所の所長ですから、貧乏暇なしですが・・・。「就業時間を就業規則に縛られない」管理職ですから、仕事は限りなく、時間は「自由」。いくら残業しても仕事がまともに片付いた試しはありません。最近は極力残業は減らすようにしています。体力の問題もありますが、福祉現場は、仕事にきりが無いので「自己規制」をかけないと際限なくなりますので。
余暇はもっぱら趣味三昧。4人の子育ても手が離れたので、時間は殆ど自分のものです。
山野草を栽培したり
金魚を飼育したり、こうして
ブログに向き合ったり・・・。最近は
写真ブログも始めたので、頭の中は
写真写真・・・。出不精だった私も、遠くに
写真撮りに出かけたいなあと思うようになりました。時々蕎麦を打っては人を呼んで、飲んで語るのも好きだし・・・。そして人とつながっていくことが楽しみです。・・・飲み会は最近へっていますね、誰か誘ってえ!
・・・本を読んだり、映画を見たりとか知的で文化的な趣味は・・・無いですねえ(笑い)。必要を感じたら、ちょっとだけですが。
おっかあには「忙しい人が忙しい趣味ばっかり持って・・・睡眠時間まで減らして、気が知れない!」等と呆れられています。生き物に関する趣味は、相手に合わせないといけませんからね。なんか、「育てる」という行為がすきなのか、「こいつら、俺がいるから生きてるんだ」と自己存在を確かめているのかも。・・・かなり暗い性格?
余暇はボーっとしていると逃げていきますね。特に忙しい人は、たまに時間が取れると、「あー暇! この暇の使い方を誰か教えて!(笑)」なんていう人もいますが、私の場合も、計画的に過ごさないと、たまの休みはずるずる過ぎて、夕方が近づくころ「あ~、なんもせんで一日が終わる~~」と後悔することになります。そしてまた、おっかあに「休みの日は何もしないのが当たり前でしょう!」と突っ込まれ・・・(笑)

仕事も余暇も充実してこそ、人生は楽しいし人間の幅も広がるような気がしますが・・・。(私の幅が広がってるかどうかは別として)
みなさん、いかがでしょうか?どしどし気軽にコメントいただければ、嬉かです!
・・・ぜんぜん誰も乗ってこなかったりしてぇ(大汗、涙?)心優しい人は、友さんを孤立させないようにしてね。
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2008.08.21 |
| Comments(12) | Trackback(1) | ・社会評論Ⅰ
私は30年近く障害者の施設で働いてきましたが、みなさんに改めて、その職場実態について知って欲しいと思います。

日本医労連が全国で6800人の「介護・福祉労働者の労働実態調査」結果を発表しました。
事業所の経営難や人員不足→低賃金・長時間過密労動→サービス低下の危険!・・・この悪循環の中で、必至にこの現場を支えているのが、介護・福祉労働者です。
・・・でも、介護・福祉労働者は、「賃金20万円未満」が43%、「慢性疲労状態」が61%、「仕事辞めたい」は55%。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-08-16/2008081605_01_0.html(しんぶん赤旗)
以下、要約です。
低賃金の実情が浮き彫りに!
正職員の所定内賃金は、20万円未満が42・9%。介護福祉士平均は月19万4600円、ヘルパー平均は17万5200円。パートの時給は、890円未満が29・4%と最も多く、次いで900~1000円未満21・1%、1000~1100円未満15・2%の順番。
とにかく安いですね。詳しく自分の給料を明らかにするのはちょっと遠慮しますが、4人の子どもを抱えて、手取り10万以下でやった時代も3年あったし、今では20万円以上ではありますが・・・。大卒同期の友人たちに比べれば・・・(涙)
抱える健康不安
多くの職員が自身の健康に不安を抱えつつ働いています。不安がある、病気がちなどで「健康でない」と答えた人が過半数(51・2%)。疲れの具合も、翌日に残る、休日を経ても回復しないなど慢性疲労状態の人が61・3%、腰痛や肩こりを訴えた人が半数を超えました。
「サービス」にしわ寄せ
人手不足や忙しさから現場では利用者の転倒や転落などの事故が起きています。「利用者に十分なサービスが提供できていない」と答えた人は、42・2%にのぼりました。
こうしたなか、「仕事を辞めたい」と思ったことがある人が、55・3%と半数超!

「賃金が安い」「忙しすぎる」「社会的評価が低い」・・・、仕事に見合わないわな。
仕事を続けていくうえでの最大の不安は、「将来の生活」34%、「健康」32%、「事故を起こす」「現在の生活」の順番でした。
調査対象は41都道府県の6818人、うち8割が女性。年齢は30歳未満、30代、40代、50歳以上がほぼ四分の一ずつ。正職員が65・5%、フルタイムパートが17・3%、短時間パートが10・1%。
調査したところが日本医労連、まともな労働組合がある職場での話しだということを加味するなら、実態はもっとひどい事が想像できます。 各職場で労働基準法が守られない状態が常態化しています。
更には、労基法違反も
約三分の二の人が、通常業務の準備や片付け、記録などのサービス残業をしていました。休日の施設行事への賃金支払いが「ある」はわずか25・9%。所定の休憩時間が取れない職場もありました。見回り程度で通常業務でないはずの「宿直業務」で、81%がほぼ通常業務に就いていました。
私も、わが職員もご他聞にもれる事はなく、
低賃金の超過密労働者です。
日々の実践と学習でこの仕事の大切さ、価値を学び、使命感(それは誇りであり喜びなのだが)でやってきたようなものです。私は、止めたいと思った事は無いですが、妻の稼ぎがあったからこそやってこれたというものです。「自分が好きな仕事をして『ヒモ稼業』みたいなものだ」と冗談で言ってますが・・・、冗談ではすみません。
「こんなに安月給なのは俺たちの甲斐性のせいではない(今風に言えば「自己責任ではない」)、この国の甲斐性が無いからだ。人間を大切にする、
福祉の仕事とそれを支える人を大切にする甲斐性のある国をつくろうじゃないか!」・・・いつも職員に呼びかけながら、時々ため息をつくのです。
福祉労働者の賃金・労働条件は、その国の文化的・人間的進歩のバロメーター。
自公政権の終焉で、人間を大切にする文化国家をみんなでつくろうじゃあないか。
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2008.08.20 |
| Comments(0) | Trackback(1) | ・福祉・社会保障全般Ⅰ
ノリがイマイチなので、花・髪切と思考の浮游空間さんの「余暇を考えるヒマ 」からネタを拝借し、知的障害のある人たちの余暇について書いてみます。

日本生産性本部の「レジャー白書」によると、若者が携帯のメールやインターネットに時間を割き、余暇スタイルが大きく変化しているそうです。
遊びの種類が少なくなり、かけるお金にも格差が表れ、若者のレジャーが「貧困化している」と報じられています。
若者レジャー「貧困化」 遊びの種類減少、支出に格差も(朝日)
若者の余暇の過ごし方が「貧困化」していることが、社会経済生産性本部の08年版「レジャー白書」で分かった。余暇の楽しみ方の種類が、10代は10年間で3割近く減った。生産性本部は、将来のレジャー産業の市場規模を縮小させる可能性があると指摘している。
調査は15歳以上の男女3千人を対象に実施。07年の1年間に旅行、ドライブ、カラオケ、外食など計91種類の代表的な余暇活動に何回参加、経験したか聞き、10年前の調査と比較した。
10代の若者が、1年間に1回以上経験した余暇活動は15.6種類。10年前より6種類減った。減少傾向は全世代でみられたが、10代~30代が顕著だった。
白書は、若者が携帯電話のメールやインターネットに時間を割き、「余暇スタイルに大きな変化が生じている」と分析。賃金の抑制によって可処分所得が増えず、親が子に様々な経験をさせていないことも、余暇の過ごし方の「貧困化」を招いた一因と指摘している。
一方、07年は06年と比べると、国内観光旅行が伸び悩んだ。動物園、遊園地など近場の行楽は人気で、新型ハードが好調だったテレビゲームをして過ごす人も増えた。
余暇の時間や費やすお金については、派遣やパート労働の増加や団塊世代の退職などを背景に、「ゆとり」が増える人と減る人の二極化がみられ、「格差が広がってきている状況がうかがわれる」としている。
余暇時間が「増えた」とする人は16.3%で、前年より2.5ポイント増え、92年から続いた減少傾向に歯止めがかかった。一方、「減った」とする人も27.8%で前年より0.9ポイント増えた。余暇活動への支出も同じような二極化傾向がみられた。(久保智)
この調査に乗った人たちは、まだ余暇と呼べるものを持っているほうだろうが、貧困と格差が広がる中、余暇をどう過ごそうかなど考えられない「その日暮し」の国民や若者が増えている事も想像に難くないでしょう。「人生のやせ細り」が深く進行しているように思います。
私たちが生きて行く上で、「働く」事は生活費を稼ぐ事のみならず、人間的発達にとって重要な意義があることは、この間の作業所における実践で明らかにされてきました。
一方、余暇もまた人間の発達にとっても重要である事は言うまでもないでしょう。
働いて生きるだけで精一杯では、生活も人生もやせ細ったものになります。低賃金で働き詰めの「その日暮らし」を余儀なくされた多くの若者に心を寄せながら、仲間たちの余暇についても考えてしまいます。
知的障害のある仲間たちの場合は、もちろん所得は最貧困である事は言うまでもありませんが、ここでは所得の問題はさておき、仲間たちには「時間はあるが自分では遊べない」という特有の問題があります。
昼休みも自由にボーっとする事ができなくて作業をする仲間がいます。「自由な時間」という名の不自由に縛られてしまいます。
普段は暇なときは一人でテレビを見るか、ゲームをするかCDを聞くか・・・。作業所では仲間がいても地域には友達がいない。仲間たちの余暇を支えるには「人」が必要なのだが、それはもっぱら家族のみという状態です。
こうした中で、作業所でもクラブ活動を通して余暇の活用を経験し学ぶ取り組みを進めてきたところです。実態は少ない職員態勢の中で思うようには進みません。
そもそも、働く時間帯を「余暇利用の練習」に割いているようなもので、ほんとの余暇に、仲間たち一人一人の希望に基づく多様な支援などは不可能です。
働く事と、余暇を含む生活全体を見通して支援できたらどんなにか、効果的で豊かな支援が出来る事かと思い、日々ジレンマの中で、「次のクラブ活動はどうしようかなあ」と考え込んでしまうのです。
深く考えずに、「仲間たちは主観的には楽しんでいるから良いじゃないか」と、時々合理化しながら・・・。
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2008.08.19 |
| Comments(2) | Trackback(3) | ・障害者福祉いろいろ
帝国データバンクの調査によると、企業の5割が消費税の引き上げに反対しているそうです。

しんぶん赤旗(8・17)より紹介します。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-08-17/2008081701_01_0.html
調査期間7月18日から31日。対象全国2万1040社、有効回答は1万651社(回答率50・6%)。
結果は下のグラフをご覧ください。


近い将来、消費税率が引き上げられることに「反対」が50・1%。「賛成」は29・5%。
反対の理由(複数回答)は、「歳出削減が進んでいない」が80・2%で最も多く、次いで「さらに景気が悪くなる」が66・8%、「政治不信」が50・3%。
このうち、「景気悪化」を反対理由にあげた企業は、小売、金融、卸売で七割超。「政治不信」は中小企業で五割以上。「消費税の逆進性に根本的な誤りがある」(宮城県の合成樹脂板・管等卸売)という、消費税そのものの問題点を指摘する意見も。
消費税率引き上げの自社への影響については、「悪影響がある」が54・8%で、「影響はない」は25・8%。小売では八割以上の企業が「悪影響がある」と回答。(以上、要約引用)
企業といっても、大企業がどの程度はいっているのか、輸出産業かなど、企業の規模や業態ごとの統計がないので一概には言えませんが・・・。
日本経団連などの大企業は一般に、社会保障財源としての
消費税増税推進の立場です。
その大きな理由は、
①大企業は消費税を価格に転嫁することができ、実質的には1円も払わなくて良いし、法人税をさらに減税できる。
それどころか、
②現在労使折半で負担している社会保険料負担を大幅に減らし、あるいは無くせる。
さらには、
③輸出企業には「輸出戻し税」制度により莫大な還付金が入る。
等々です。
本来、企業は、景気をよくするために「減税」を望むのが普通です。消費税に限って、熱心に増税を求めるのは、以上のように消費税が財界・大企業に極めて有利な税制だからです。
消費税は所得から消費に回す割合が高い低所得層ほど重い税金だからこそ、所得税の最高税率や株式課税の引き上げなどと比べ、はるかに消費を冷やし景気を悪くする税制なのです。
今回の調査では、「本来」の「望み」、「これ以上景気が悪くなると企業にもマイナスだ」とする見方が多くなっています。詰まり、
消費税増税は日本経済の健全な発展にもマイナスだ、企業自身が示しているといえます。
ほんの一握りの大企業の儲けのために、国民生活や中小企業を踏みつけにする税制はごめんです。
追記;(8月21日)TBいただいた
「 消費税増税に反対しているのは……」(非国民通信さん) を参考にどうぞ。
独自の分析的な”ツッコミ”はいつもながら参考になります。
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2008.08.18 |
| Comments(7) | Trackback(5) | ・消費税・財源・税Ⅰ
残暑 お見舞い 申し上げます。

毎度「大脇道場」にお越しいただきありがとうございます。
今日から、鹿児島に帰省するために数日間、休みます。
私の稼ぎでは、金銭的に親孝行はできません。で、毎年盆と正月に子どもたちをつれて、孫を見せるのが私の「親孝行」習慣でした。
ここ数年は家族みんなで行くことはままなりません。今年も次女は仕事、三女はバイトで行けないという事なので、長女と四女と私たち夫婦の4人で、2泊の予定で行くことになりました。
父親がなくなって、5回目の盆です。
母親が元気なうちは、見せられるだけ顔を見せたいと思います。
母は、ちょっと変わった人で・・・、普通「孫は一番かわいい」というじゃありませんか、ところがうちの母は、「孫よりも自分の子の方がずっと可愛い」なんて言います。
可愛がられて、少し太ってくることにします。
煮しめが旨いのです。食って飲んでは近所の温泉に行き、また食って飲んで・・・が恒例ですから、どうしても太ります。
今年はその間に、近場に写真撮影ドライブでもしようかなとは思っていますが・・・。
いずれにしてもゴロゴロ休みです。
どうぞ皆さんも、良い盆休みをお過ごしください。
ではでは。
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2008.08.14 |
| Comments(3) | Trackback(0) | ・ゆう楽庵つれづれⅢ

はちきれている!おめでとう。
これぞ柔道だ!
「国境を越えてみるものを魅了する柔道をしたい。私の柔道を見て、子どもたちに柔道の魅力や楽しさ、感動を伝えたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000002-yom-spo
鮮やかな一本勝ち。
アテネでの豪快な一本勝ちが評判になって付いた社内のあだ名は「ダントツ娘」だそうだ。
・・・そんな中途半端な気持ちを見抜いたのが、小学生のころから一緒に柔道を続けてきた妹の育実さん(24)だった。五輪から約2か月後。練習相手になろうと訪れた道場で、育実さんから「やる気がないなら出て行って」と泣いて抗議された。
育実さんは「お姉ちゃんと一緒に柔道がしたい」と大学に進学せず、谷本選手と同じコマツに入社。精神面でも練習の相手としても、大きな支えになっていた。もともと、「アテネ後は妹を支える側に回りたい」と考えていた。その育実さんからの涙の抗議に、金メダルを取って満足し、抜け殻になっていた自分に気付かされた。アテネのことは忘れようと、メダルを実家に送り、出直すことを決意した。

スランプ脱出のきっかけになったのは、アテネの時の担当コーチ古賀稔彦さん(40)の言葉だった。「自分の柔道で行け。実力で勝負した時に見えてくる答えが絶対にある。相手の指導を誘って勝つような柔道は、お前の目指している柔道じゃないだろう」。一本背負いにこだわり続けた柔道家の一言で迷いは消えた。

谷本選手の部屋には、古賀さんから贈られた色紙が飾られている。「もう一花咲かせよう。磨け」と書かれている。
試合後、谷本選手は「ずっと一本の柔道を教えてもらったので貫いた。これから柔道をする子供たちにも、一本をとる柔道をしてもらいたいので良かった」と話した。わが道を貫いて咲かせた大輪の花。ダントツ娘はもう一度、輝いた。


休みだからといって、かぶりついて
オリンピックを観ている訳ではない。
少年のころ、柔道をかじったので一番の関心は柔道だが。
で、
谷本歩実だけはどうしても見たいと思った。
知人が、私の次女にそっくりだというからという愛着もあるが(うちの娘のほうが美人だけどお・・・笑)、彼女の一本を取りに行く柔道が好きだから。

柔道は国際化の中で、ポイント制になり一時期面白くなくなった。そんな中で「平成の三四郎」古賀稔彦らが一本取る柔道にこだわり、組み手を研究し技の切れを磨いてきた。谷本は、その日本柔道の真髄を追い求めてきた柔道家だ。

テレビ中継で、女子アナが古賀稔彦に聞いた。
「谷本選手はどんな女の子ですか?」
応えて曰く、「自分が好きで、自分の柔道に惚れている娘ですね」と。
・・・このコメントが一番、サイコーだな。

ん?やっぱり似ているわ。
はちきれそうで(見た目)、自分好きなところは。
とにかく、気持ちいいぐらいに「自分好き」なのがわが次女。
みんな、好きな自分に出会うために生きているんだ。
この競争社会で、それは結構むずかしくされているが・・・。
そして、好きな自分を「磨き」ながら生きていくんだ。
(テレビ画面を写真に撮るってのは、アリかな?)
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テーマ:北京五輪 - ジャンル:スポーツ
2008.08.13 |
| Comments(1) | Trackback(1) | ・ゆう楽庵つれづれⅢ
太田誠一農林水産相は、残念ながら福岡3区、私の居住の選挙区出身で・・・皆さん申し訳ありません、です。
お盆ですね。お墓参用に榊が売っていました。クリックで大きく見えます。
地元の福岡大学で経済を教えていたそうだが、当時の亀井県知事の娘婿として政界に進出した議員である。「集団レイプをするのは、元気がいい証拠で、引きこもりなんかよりはましだ」等と発言し、一度落選したこともあるのだが・・・。地元の運動会などにはまめに挨拶に回っており、つい先だっての校区の壮年ソフトボ-ル大会でも見かけたが、まあどこから見ても元学者のような知性のかけらもない風貌の男だ。どうしてあんな男に票が入るんや?!(私も、顔のことでは人のことは言えませんが・・・笑)
問題発言のyoutube動画
食の安全「国民がやかましいから徹底」 太田農水相発言(朝日)
10日のNHK番組で「食の安全」について聞かれ、「評論家のようなことを言うようだが・・・」と前置きして、「消費者としての国民がやかましくいろいろいうと、それに応えざるをえない」「いまでも日本は安心だけれども、消費者や国民がやかましいから、さらに徹底していこうということでやっていく」と発言した。
中国のような社会主義の国では、まずいことは隠していればいいが、日本は民主主義だから、国民がやかましく言うとプレッシャーがあり、消費者がやかましく言うことには応えざるをえない・・・、実に率直な男ではある。
(毒入り餃子問題が頭にあり中国を引き合いに出して、批判したかったのだろうが。中国を社会主義の国というのには異論があるがここでは、さておき・・・。)
「国民目線の改革」を口にする福田政権にとっては、消費者庁なども設け「食の安全」などの消費者行政を進めることは、いわば政権のセールスポイントである。その担当大臣が「消費者がやかましく言うから、仕方なしにしているんだ」とわかりやすく本音を述べたというのが事の真相だ。
政治家というものは大体、こんな本音を時々漏らすが、みんながもっと正直に語ってくれると政治もわかりやすく、通訳も要らずに国民が政治に参加できるだろうに。そして、ジコウ政権なんてすぐにでも変えられよう物を。
・・・福田さんが「主体性を発揮した」改造内閣の姿はこういうものだということだ。
ともあれ、民主主義は、国民がやかましく言うことによって、その要求を反映し国会や政府に仕事をさせるという本質を教える問題でもある。国会議員は、国民がやかましく言って、働かせるものであり、働きが悪かったらすぐに首のするものだ。
国民よ、もっとやかましく言おうではないか!なのだ!
「やかましい」は「黙れ!」に続く言葉だから、こういうパロディは基本的に無理はあるのだが・・・、ま、あまり追及せんどって!
さらに太田氏は、「食の安全というのは日本国内では心配しなくてもいい」とも語っている。
しかし、国内でも食品表示の偽装問題などが相次ぎ、頭を下げるニュースが盛んに流されている。中国製冷凍ギョーザ事件をきっかけに、日本の輸入検査体制がいい加減であることも問題になった。こういう問題の奥には食料自給率が四割にまで落ち込み、外国産に頼らざるをえない状況に追い込んだ政府の農業政策がある。
認識不足もはなはだしいといわなければならない。次の選挙では絶対に落とさなければ!
三流の「評論家」を農林水産大臣に任命した福田首相の責任問題でもある。
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2008.08.13 |
| Comments(3) | Trackback(5) | ・食と農業問題
明日から7連休。仲間たちはそれぞれに、盆休みを過ごす事になります。
職員は一息入れます。わたし的にはたった1週間では足りないんだが、仲間たちが退屈する事と作業所の経営を考えればギリギリでしょう。

今日は大掃除と反省会。今、それぞれに振り返って発表中。
「リヤカー(販売)をがんばりました」
「夏越祭りが楽しかったです」
「遅刻をしたのが悪かったです」
「腹かいて怒ったのがわるかったです」
・・・
十年一日のごとき反省ではありますが、それぞれに頭の中に映像があるようです。
これから、わずかだがボーナスを貰って、いざ打ち上げへ!です。
知り合いの居酒屋を昼間に空けてもらって、貸し切り宴会です。
お腹が落ち着くと、どう時間を過ごすのか・・・。
とりあえず2時間コース。
では行ってきます。
追記:15時30分。
飲まずに付き合うのは私は苦手。今日は中途半端な時刻。
侭よと開き直り、一緒に飲みました。ビール中2杯、ホンチャンがゴマすりに持ってきた「出羽桜」吟醸3杯、芋焼酎「富の宝山」4杯・・・中途半端でいちばんっきついところ。
ついでに乗っちゃいました。
「友さん好きゲーム」
「お前、誰が好いとっとや?」といって、「友さんが好きです」と言わせるのです。
8割はこれで行きますが、自閉症のジュンクンとかはこう言うふうには行きません。
・・・まあ、そんなアホまでして参加してきました。
この量は、いわゆる「蛇の生殺し」。
・・・夕方からは真面目な会議があるし、どうしよう。
ゆっくり覚ますなんて、もったいないなあ。
もう一つ。
今日はトノとの勝負でもありましたが、なんと2時間も参加してくれました。
店に入ると「ラーメン!」 いつもならしばらくして別行動をするんですが、今日は貸切で他のお客さんに気遣う事もなかったので、どこまで参加できるか挑戦してみました。
最初の「ラーメン」に、「待て」を出すと、メニューを見て「ひやしソーメン!」と来た。お店の人に頼んで特注をかけ、その場をしのぐ。次は、「オオワキサン。カラアゲ!」・・・しばらくして空揚げも出てくれたし。その後も「ラーメン ラーメン」を連発したが、「無いよ、まだ」で引き伸ばし・・・。
どうしてもムリだったら。途中退場で2人でラーメン屋で二次会も考えていたが、出てくるメニューをつつきながら、結局最後までさほどのストレスを感じた様子も見せずに参加してしまいました。
イヤ、びっくり。
どうした事や!ほとんどずっと自分の席に座っているんだもんな。
家に帰ってから、反動が来ないといいが。さっき激しい雷がなっていたから、あれで脳の不要な電気は放電したかな。
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2008.08.11 |
| Comments(0) | Trackback(11) | ・仲間とともにⅡ
弥次喜多道中ならぬあくしゅさんとネコちゃんの珍道中が、こちら(あくしゅ まんまるおばちゃんのひとり言)で紹介されていますが・・・。

ブログで知り合ったお二人が、はるばる四国は四万十から、わが陶友とゆうらく庵に遊びに来てくれました。
作業所を見学していただき、夜は私の「離れ」で酒盛り。
若い職員達と、飛び入りのわが娘達も混じって、楽しいひと時を過ごさせていただきました。
(あ、作業所では沢山お買い上げいただき、売り上げに貢献していただきました!ありがとう。)
ブログの世間では、相手の顔も見えないために、それにあったいろいろなコミュニケーションがなされています。よそ様のブログをマメに訪問する事はしませんが、政治ブログシーンなどでは、「ああちゃら、こうちゃら・・・」・・・こんな言い合いをして何が楽しいんやと思う事もしばしば。
そういう世界もある中で、こうして直接お会いして交流できる友を得たことはうれしいことです。
そんなブログ生活の一面も知って欲しくて、紹介してみました。
どうぞ、興味ある方は珍道中の記事を訪問してみてください。
なんて書かれるか冷や汗ものだが・・・。
あくしゅさん、ネコちゃん。
はるばるお越しいただきありがとうございました。
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テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記
2008.08.11 |
| Comments(2) | Trackback(0) | ・ゆう楽庵つれづれⅢ
メディアシーンは、「スポーツと平和の祭典オリンピック」の報道に押されて、この8・6,8・9の核廃絶と平和の発信が薄められてはいないか?!
青い空は(クリックで音楽が流れます)
作曲 大西 進
作詞 小森 香子
1971(S46)年、原水爆禁止世界大会に向けての公募による、第1位入選曲です。

青い空は 青いままで
子どもらに伝えたい
燃える 八月の朝 影まで燃えつきた
父の~~ 母の~~ 兄弟たちの
(父の 母の)
命の重みを 肩にせおって 胸に抱いて
青い空は 青いままで
子どもらに伝えたい
あの夜(ヨ) 星はだまって 連れ去っていった
父の~~ 母の~~ 兄弟たちの
(父の 母の)
命の重みを 今流す灯篭(トウロウ)の 光にこめて
青い空は 青いままで
子どもらに伝えたい
すべての国から 戦(イクサ)の火を消して
平和~~と 愛と~~ 友情の
(平和と 愛と)
命の輝きを この固い握手と
うたごえにこめて うたごえにこめて
過去ログNO.554 「核兵器は廃絶される事だけに意義がある」。に、皆さんからコメントをいただきました。
「核廃絶」への思いを共有するものです。
特に、latter_autumn さんからは長文で、日本の戦争責任の問題にほうかむりでは、「実効ある核廃絶の努力」にはならないのではないかという趣旨の指摘がありました。あの侵略戦争における「一連の帰結」(かっこつき)でもあった事実ですから、仰ることは正しいと思います。
一方ヒロシさんからは、日本の戦争責任をめぐる指摘は認めつつも、あの原爆投下は正当化できないし、核廃絶は次元が違う議論ではないかという意見もいただきました。
あれから63年。日本政府はあの侵略戦争への正面からの反省と償いをしていません。
それとも関連する政治的姿勢から、唯一の被爆国でありながら、「核廃絶」へのイニシアチブも発揮できないことは残念です。
そうした中で、あれが先これが先という議論ではなく、「核廃絶」の一致点で手をつなぐことこそが「実効ある力」となっていくのではないでしょうか。その中でまた、より深く歴史に学びながら戦争そのものを問うこともできるのだと思います。後に引用する子どもたちの「平和への誓い」は、そのことを物語ってくれるでしょう。
日本政府の姿勢を乗り越え、国民の世論はその経験に根付き、粘り強く世界に発信します。
「ノーモアヒロシマ ノーモアナガサキ ノーモアヒバクシャ」
歴史を直視しその責任にたって、この声を代表できる政府を作ることが「核廃絶」にとって、最も有効な道でもあることは言うまでもありません。
きまぐれな日々さんと、カナダde日本語さんで紹介されていた、子どもたちと被爆者の「平和への誓い」をここにコピーしてみました。それぞれに心に響くものがあります。
これらの声にもう一度耳を傾けながら、「核廃絶」への決意を確かめ合えればと思います。
(4本、ちょっと長いですが、是非お読みください)
《こども代表・平和への誓い全文》
昭和20年(1945年)8月6日、午前8時15分。一瞬(いっ・しゅん)にして広島の街は何もかも破壊(は・かい)されました。原子爆弾(げん・し・ばく・だん)は、高温と爆風で人々をおそい、さらに死の放射能で街を汚染(お・せん)していきました。そして、その年の終わりまでに約14万人もの命が失われました。14万の夢や希望、未来が奪(うば)われ、数え切れないほどの悲しみが生まれたのです。
平成17年(2005年)11月22日。私たちの身近なところで、とても悲しい、辛(つら)い事件が起きました。その事件によって、私たちが当たり前だと思っていた日常は壊(こわ)れてしまいました。好きな友だちとおしゃべりしながら登下校したり、一人で外へ出ることもできなくなりました。そして、私たちは事件を通して、一つの命の重みを知りました。
この時奪われた命も、原子爆弾や戦争で奪われた多くの命も同じ命です。一つの命について考えることは、多くの命について考えることにつながります。命は自分のものだけでなく、家族のものであり、その人を必要としている人のものでもあるのです。
「平和」とは一体何でしょうか。
争いや戦争がないこと。いじめや暴力、犯罪、貧困、飢餓(き・が)がないこと。
安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。
今、私たちが当たり前のように過ごしているこうした日常も「平和」なのです。
世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。
そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。
私たちはこれまで、祖父母や被爆者の方から体験を聞いたり、「平和」について学習したりする中で、原爆や戦争のことについて学んできました。しかし、まだまだ知らないことがたくさんあります。これからもヒロシマで起きた事実に学び、それを伝えていかなければなりません。
私たちは、命を大切にし、精いっぱい生きることを誓(ちか)います。
私たちヒロシマのこどもは世界中の国々や人々との間の架(か)け橋となり、「平和」の扉(とびら)を開くために一歩一歩、歩み続けていくことを誓います。
平成18年(2006年)8月6日
平成19年度「平和への誓い」
私たちは、62年前の8月6日、ヒロシマで起きたことを忘れません。
あの日、街は真っ赤な火の海となり、何もかもが焼かれてなくなりました。川は死者で埋まり、生き残った人たちは涙も出ないほど、心と体を傷つけられました。
目も鼻も口もわからないほどの大やけど。手足に突き刺さった無数のガラス。
あの日、ヒロシマは、怒りや悲しみのとても恐ろしい街でした。
これが原子爆弾です。これが戦争です。これが本当にあったことなのです。
しかし、原子爆弾によっても失われなかったものがあります。
それは生きる希望です。
祖父母たちは、廃墟の中、心と体がぼろぼろになっても、どんなに苦しくつらい時でも、生きる希望を持ち続けました。多くの犠牲の上によみがえった広島をもっと輝かせたいという思いで、原子爆弾によって焼け野原になった街をつくり直してきました。そして、今、広島は、自然も豊かでたくさんの人々が行き交う、笑顔あふれるとても平和な街となりました。
今、テレビや新聞は、絶えることない戦争が、世界中で多くの命を奪い、今日一日生きていけるか、一日一食食べられるか、そんな状況の子どもたちをつくり出していることを伝えています。
そして、私たちの身近なところでは、いじめや争いが多くの人の心や体を壊しています。
嫌なことをされたら相手に仕返しをしたい、そんな気持ちは誰にでもあります。でも、自分の受けた苦しみや悲しみを他人にまたぶつけても、何も生まれません。同じことがいつまでも続くだけです。
平和な世界をつくるためには、「憎しみ」や「悲しみ」の連鎖を、自分のところで断ち切る強さと優しさが必要です。そして、文化や歴史の違いを超えて、お互いを認め合い、相手の気持ちや考えを「知ること」が大切です。
途切れそうな命を必死でつないできた祖父母たちがいたから、今の私たちがいます。原子爆弾や戦争の恐ろしい事実や悲しい体験を、一人でも多くの人たちに「伝えること」は、私たちの使命です。
私たちは、あの日苦しんでいた人たちを助けることはできませんが、未来の人たちを助けることはできるのです。
私たちは、ヒロシマを「遠い昔の話」にはしません。
私たちは、「戦争をやめよう、核兵器を捨てよう」と訴え続けていきます。
そして、世界中の人々の心を「平和の灯火」でつなぐことを誓います。
平成19年(2007年)8月6日
こども代表 広島市立五日市観音西小学校6年 森 展哉
広島市立東浄小学校6年 山崎 菜緒
平成20年度「平和への誓い」
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昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。
突然のするどい閃光(せんこう)と爆風(ばくふう)で、数え切れない多くの尊(とうと)い命が失われました。
あの日、建物疎開(そかい)や工場で働くために出かけていった子どもたちは、63年たった今も帰りません。「いってきます。」と出かけ、「ただいま。」と帰ってくる。原爆(げんばく)は、こんな当たり前の毎日を一瞬(いっしゅん)で奪(うば)いました。
原爆は、やっと生き残った人たちも苦しめます。
放(ほう)射線(しゃせん)の影響で突然病(やまい)に倒れる人。
あの日のことを「思い出したくない」と心を閉ざす人。
大切な家族や友人を亡くし、「わしは、生きとってもええんじゃろうか?」と苦しむ人。
でも、生き抜(ぬ)いてくれた人たちがいてくれたからこそ、私たちまで命が続いています。平和な街を築き上げてくれたからこそ、私たちの命があるのです。
今、私たちは、生き抜いてくれた人たちに「ありがとう」と心の底から言いたいです。
忘れてはならない原爆の記憶や、核兵器に対する怒(いか)りは、年々人々の心から薄(うす)れていると思います。しかし、人の命を奪う戦争や暴力は、遠い過去のことではありません。
この瞬間にも、領土の取り合い、宗教の違いなどによる争いによって、小さい子どもや大人、私たちと年齢の変わらない子どもたちの命が奪われています。
失われた命の重さを思う時、何も知らなくて平和は語れません。
事実を知る人がいなくなれば、また同じ過ちがくり返され、戦争で傷つき、命を失った人たちの願いは、かき消されてしまいます。だから、私たちは、大きくなった時、平和な世界にできるよう、ヒロシマで起きた事実に学び、知り、考え、そして、そのことをたくさんの人に伝えていくことから始めます。
また、私たちは、世界の人々に、平和記念式典が行われ、深い祈(いの)りの中にある広島に来てほしいと思っています。ヒロシマのこと、戦争のことを知り、平和の大切さを肌で感じてほしいのです。
そして今こそ、平和を願う子どもたちの声に耳をかたむけてほしいのです。
みなさん、見ていて下さい。
私たちは、原爆や戦争の事実に学びます。
私たちは、次の世代の人たちに、ヒロシマの心を伝えます。
そして、世界の人々に、平和のメッセージを伝えることを誓います。
平成20年(2008年)8月6日
こども代表 広島市立幟町小学校6年 今井 穂花
広島市立吉島東小学校6年 本堂 壮太
平 和 へ の 誓 い
あの一発の原子爆弾が、この空でさく裂した日の一九四五(昭和二十)年八月九日午前十一時二分。このころ六歳の私は、爆心地より一・三キロほどの家野町の自宅からそう遠くない小高い丘で、友達とセミとりに夢中でした。そこには古びた山小屋があり、雑木林が茂っていて、緑の木立でセミが合唱していました。
私が、一緒に付いてきた三歳の妹に虫かごを手渡し、樹の幹のセミに、虫アミのさおを伸ばし始めた時でした。急に、飛行機の爆音がしました。驚き、怖くて、うろたえ、母の注意がよぎりました。友達は、慌てて駆け降りました。
私は、立ちすくむ妹を強引にひきずって、山小屋に逃げ込みました。その瞬間、まっ白い光と爆発、爆風、熱風を浴び、すさまじい破壊が始まりました。
私は、木片・がれきと化した木立や小屋の片隅から、吹き飛ばされて気絶していた妹をかき出しました。
自宅方面は、空も町も赤く染まって見え、その辺りから、衣服が燃えて狂ったようにもがく人、半身焼け焦げた人、肉がえぐれて血まみれになった人などが、次々、丘の峠に逃れてきては、町外れへと消え去りました。
私は、妹を背負ってさまよいました。力尽きて立ちすくんでいました。だれか助けてくれそうでしたが、私の体をみて、もうダメだろうと、置き去りにしました。
私は、左下腹部に竹が突き刺さって肉がえぐれ、血を流しながら妹を背負っていました。妹は衣服がこげて血を流し、震えながら「お母さん、お母さん…」と、か細く母を呼び続けます。はじめて「お父さん、助けて」と戦死して帰らぬ父が欲しくて泣き叫びました。
そのころ、爆心地・周辺・いたるところで、七万数千人が亡くなり、私を含め、七万数千人が傷つきました。
あの一発の原子爆弾は、空前の破壊力で放射線を浴びせ、一瞬にして、無差別大量殺りくをやってのける地球の人類の悪魔でした。
時を追うごとに増え続ける未曾有の悲惨さ。今も後障害に苦しむ多くの被爆者。あまりにも、不条理であります。
あの日の長崎市民は、みな、だれでも、人類の子であります。
あの日の広島と長崎は、人類の広島・長崎でもあります。
その両市への原爆投下は人類への投下であって、向かうべき人類の真理に背き続けて、それぞれの立場や都合でそれを正当化し、肯定し、擬制するものではありません。
人類の真理。それは「平和にいだかれた幸福と繁栄」。これこそ人類が命を懸けて子孫に贈り、未来を託す真理であります。
今、私たちはとりまく経済・社会の環境の中で、それぞれの立場や都合で「よろしく・おかげさまで・ありがとう」を言ったり言われたりしていることが多いと思います。しかし、人の得意とすることで滅びゆくことなく事を成すには、どのような立場の人でも「平和にいだかれた幸福と繁栄」に向けて進路を取り、その真理を尋ねて「よろしく・おかげさまで・ありがとう」を言ったり言われたりする―そうした勇気と信念をもって、誰もが心豊かな幸福を共有できるバランスのとれた環境をみんなの力でつくっていくことが必要なときでは。そう思えてなりません。
私はこれからも、核兵器のない世界の恒久平和を願って、足元から微力を尽くすことを申し上げ「平和への誓い」とさせていただきます。
平成19年8月9日 被爆者代表 正林克記

「キョウチクトウの歌」
夏に咲く花キョウチクトウ
戦争終えたその日から
母と子供の願いをこめて
広島の野に咲いている
空に太陽の輝くかぎり
告げよう世界に原爆反対を
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2008.08.10 |
| Comments(2) | Trackback(13) | ・9条・平和Ⅰ
いろいろと話題の北京オリンピックも始まった。
みなさんはテレビにかじりついたのでしょうか?
私は、遠方より来た友と飲み会。横にテレビがあるのに誰もスイッチ入れようとも、話題にもしなかったなあ。週末はボチボチのぞいても見るかなあ、というところです。
そういえば、開会式のテーマの一つが「友あり、遠方より来たる、また楽しからずや」だったって?
期せずして!

なんだかいい加減で馬鹿にしたような話ですね。
米原潜、放射能漏れ2年超
06年6月から今年7月まで 日本に寄港11回 佐世保・沖縄 各5回、横須賀にも(赤旗)
米海軍原子力潜水艦ヒューストンの放射能漏れ事故について、同艦から放射能を帯びた冷却水が漏れていた期間が二〇〇六年六月から今年七月までの二年以上に及んでいたことが七日、分かりました。またヒューストンは同期間中、日本に計十一回寄港していたことも明らかになりました。
(続きは直接リンク先の記事をどうぞ。)
「日本へのすべての寄港の間にもれた放射能の量をすべて合わせたとしても、一般家庭の煙感知器に含まれる放射性物質の量よりも少ない」・・・米側の言い分だ。
反省して詫びるどころか、これぐらいは許容範囲だから、騒ぎなさんな。管理体制の見直しも考えていなければ、今後もこの程度の事はあるからそのつもりでいてくれ、と言うようなもの。・・・なんとも、高飛車で傲慢な態度だろう。日米の親分子分の関係がそのまま表れている。
日本には、毎年20隻前後の米原子力潜水艦が数十回寄港する。ヒューストンに限らず、垂れ流しは常態化していると見るのが常識的だろう。
9月下旬には原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備が予定されているが、とんでもない話だ。
米政府は「合衆国原子力軍艦の安全性に関するファクトシート」で、「日本国の港も含め、沖合い12海里以内においては、一次冷却水を含む液体放射性物質を排出する事を禁じている」としている。これによって、日本政府も「原子量空母の安全性が証明された」と、受け入れるわけだ。
「アメリカ側がそう言ってるんだから信じて」と鵜呑みにしてきたことが、実は2年間も隠していた・・・。(隠していたというより、米側が気がつかなかったわけだが、自己点検による検証もできないほどに安全は”神話”だということでもある)
核の持込についても、アメリカが「持ってるかどうかは軍事作戦上明らかには出来ない」といえば、「持ってるとは言ってないから寄港していいだろう」・・・これが外務省の主体性の無い追従姿勢だ。
国民の安全よりも、アメリカの意向をという対米追随を改め、米原潜・空母の寄港は中止すべきだ!
そして、こうした状況の大本となっている日米軍事同盟を解消すべきだ。
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2008.08.09 |
| Comments(1) | Trackback(3) | ・米軍・自衛隊・安保Ⅰ
昨日、朝のテレビニュースで流れていたが・・・、何でこんな事になるんや。
若い娘さんやお母さん?が家族との別れを惜しみ、抱き合っている風景・・・。

べつにインドネシア人を排斥しようというんじゃあないが・・・。
インドネシアから看護師の卵来日 海外から初の受け入れ
日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシア人の看護師・介護福祉士の候補者計205人が7日朝、来日した。海外から看護・介護分野の労働者を本格的に受け入れるのは初めて。
来日したのは看護師候補104人、介護福祉士候補101人(ほか3人が今月末に来日予定)。東京・大阪・名古屋など5カ所の宿泊研修施設で6カ月間の日本語研修を受けた後、病院や介護施設などで補助的な仕事をしながら、国家試験を目指す。
看護師は3年、介護福祉士は4年の期限内に合格すれば、国内で無期限に働き続けることができる。
日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)によれば、インドネシアは東南アジアの大国で、世界人口4位(2.2億人)の市場であり、原油も近くを通ってくるから、東アジアの「戦略的な要衝」ということだが、それが何で「看護師や介護福祉士候補」の受け入れなのか、真の目的がようわからん。
他の事と引き換えに先方の要請があるとでもいうのか。
看護師や介護福祉士は、日本にもゴマンといる。しかし、介護労働市場で労働者不足なのは、「身分が不安定で、安い賃金でやってられない」からだ。
介護とはどういうものか
6ヶ月間の研修である程度の日本語が出来たとは言え、「日本人」に寄り添う介護や看護が出来るのだろうか。生き方も、考え方も文化そのものが違う人の介護がそうやすやすとできるものではない。「豚肉は食べない」という人が、その食事の時どうやって時間を共有できるというのだろうか。介護とは、そういう共に生きる時間を共有する事である。
言い換えれば、「しもの世話」「食事の世話」・・・最低限の誰でも出来る身の回りの世話に、介護の質を落とさせていくのではないか。
経済的な関係優先で、人を受け入れ介護労働を変質させる気がしてならない。
食料と同じように、人に関わる仕事は「自給」が基本中の基本なのに、ここには「安ければ買うだろう」という根性が見え隠れする。
今度は「労働力商品のグローバル化」か?
東南アジア人は安くても文句を言わずに働くだろう、か?
まさか病人や要介護者をグローバルに移動させるわけにも行かないだろうから・・・。
多くの若者や希望者が,安心して就業し、国民の看護介護要求に応えられるように、その労働条件を改善する事が、この国の介護にとっては喫緊に重要な事。
現場での働き手がいないのではなく、希望を持って働けないようにしてしまっているのが問題なのだ。
福祉の世界は、日本ではまだまだマイナーだにゃあ。現場から、頑張らないかん!
国民の願う高齢者介護・障害者福祉の実現を 深刻な人材不足を打開するための緊急提言
2007年12月25日 日本共産党国会議員団
今日は、遠方より友来たる。
飲み会だ~~~~!

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2008.08.08 |
| Comments(7) | Trackback(6) | ・福祉・社会保障全般Ⅰ
6日は広島、9日は長崎・・・アメリカによる原子爆弾の投下から63年を迎える。
1945年8月6日、午前8時15分、B29「エノラ・ゲイ」が投下した爆弾は、広島市上空約580メートルで炸裂。数千度の熱線・爆風と放射線が市民を襲った。たった一発の爆弾で年内だけで、当時の広島市全人口の4割、約14万人の命が奪われた。

それはアジア太平洋での日本の侵略戦争が敗戦を決定的にしていた1945年8月。米軍は広島、長崎に原爆を投下し、一瞬にして二つの都市を焼き尽くして、20万人以上(広島で14万、長崎で7万)の人命を奪った。両市への原爆投下は、人類が初めて体験した、非人道的で残忍な核兵器による惨劇として歴史に記された。それは当時の国際法でも許されない重大な戦争犯罪。
生き残った人たちも、放射線などの被害に苦しめられ、いまなお多くの人々が、入院や治療を余儀なくされている。
被爆者健康手帳を持つ被爆者は24万3692人。平均年齢は75.1歳。
被爆者が全国各地で取り組んでいる原爆症認定訴訟は、7月18日の大阪地裁判決まで原告側が10連勝。被爆者救済をかたくなに拒絶してきた被告・国を司法が断罪し続けている。
しかし、原爆症と認定された人は2118人、被爆者手帳を持つ被爆者のわずか1%にも及ばない。
この一年で亡くなった広島の被爆者は4300人、原爆死没者は合計で25万8310人。
「核抑止」に頼っては、「廃絶」は口先だけ。
「日本は、平和協力国家として国際社会で責任ある役割を果たしていかなければならない」
「非核3原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていく」
・・・福田首相は平和記念式典で、お決まりどうりの挨拶文を読み上げて見せた。
しかし、記者会見では、「日本の安全を考えればやむをえない。核抑止も現実的に必要な事ではないか」と、アメリカの「核の傘」に頼る本音を明らかにした。首相は1月の施政方針演説でも「平和協力国家」を強調してきたが、やってきたことは自衛隊のインド洋派遣を続けるなど軍隊の海外派遣だけ。
・・・絵に描いたような二枚舌を披露した。
一方、秋葉広島市長は記念式典の平和宣言の中で、「核兵器は廃絶される事だけに意義がある」と述べ、政府が「憲法を遵守し」核廃絶への道筋を示す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の採択のために各国政府へ働きかけるなど、核兵器廃絶へ向けて主導的な役割を果たす事を求めた。
今唯一の被爆国でもある日本が、世界から求められているのは、いつまでもアメリカの「核の傘」=「核抑止論」にくっついて行くことでも、自衛隊を世界中に派遣することでもない。
原爆投下で発行できなかった1945年8月7日付の新聞は次のように述べている。
惨状を前に、原子爆弾を投下した者に対する憎しみはわき起こる。しかし、圧倒的な被害を前にして思う。憎悪による復讐は人類を滅ぼすことにつながるだけだ。この爆弾は、アメリカが日本に落としたものでなく、人類が人類に落とした兵器、として歴史に刻まれるべきだ。
私たちは、本日ここで起こっているできごとを多くの人に知らせなければならない。国境を越えて世界のあらゆる人々に知らせなければならない。時を超えて後の世の全ての人々にも広く知らせなければならない。
死と破壊の惨状と、地獄の街に身を置いている者の体験を永遠に伝え続けていく。
被爆の実相を伝えながら、実効ある核廃絶への努力をする事こそが求められているのである。それでこそ、「国際社会で責任ある役割を果たす」道だ。ここでイニシアチブを発揮する事ができるなら、日本の国際的な信頼もドーンと増すだろうに。
あわせて、国内においては「核廃絶」とは並び行かない、「核安保」である日米軍事同盟を破棄・解消する世論へと高めることがますます重要だ。
ついでに、「核拡散防止」問題にも一言。
本質的に言えば「世紀の詭弁」である事を指摘しておく。
例えば、今度のオリンピックでスピード社の競泳用水着がいいといって普及しているが、「核拡散防止」とは、「初めに着た選手は着用してもいいが、あとからはダメです」というようなもの。歴史的な経過はあれ、このような詭弁が、核保有国の論理に基づいていまだに通用する世界でもあることも見ておかなければならない。
ま、アメリカの国防に携わった元高官などの中からさえも、「核廃絶」の声があがっている現実なども見れば、あまり悲観的にならずに、この流れをみんなで大きくして「核にしがみつく勢力」をどんどん孤立させ、地球上から追い落とそうということだ。
「核兵器は廃絶される事だけに意義がある」・・・まさにそうだ。
参考記事:
◆広島市 平和宣言
http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1110537278566/index.html
広島・長崎63年 今こそ核固執勢力包囲して(赤旗)
見過ごされた被爆(大津留公彦のブログ2)
被爆の実相がアメリカによって隠され、ヒバクシャ救済も遅れたという。

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2008.08.07 |
| Comments(14) | Trackback(8) | ・9条・平和Ⅰ
今日も、福田改造内閣について。とりわけ消費税増税の行方と民主党について、思うところを書いてみたい。

「(小泉構造改革は)自由競争、市場原理を重視して、社会システムを動かすということだ。その原則は揺るがない」・・・伊吹財務相が述べていたように、改造福田内閣も小泉時代からの「構造改革」路線の基本を引き継ぐことは明らかだ。小泉直系の「上げ潮派」を干したり、「郵政造反復党組」を起用したとかで、巷のブログでは「改革路線を転換」したかのように見る見方もあるが、そういう議論は本質的には大した意味を成さないだろう。
具体的な政策で見ていくことが、その本質をつかみ変革の方向を明らかにするためにも大事なことのように思う。今の日本経済と国民の暮らしをどう見るのかである。
この間賃金は低く抑えられ、税金や保険料は引き上げられ、さらには投機マネーの暴走で物価高が暮らしを直撃している。社会保障の切捨ては、老後の介護、医療への不安を募らせ・・・家計は冷え切り、内需は落ちるところまで落ちている。景気が悪くなるのは当たり前だ。
そこで政府がやろうとすることは、小泉以来の骨太方針のまま社会保障費の2200億円削減であり、赤字財政だから「消費税の増税を」である。バブル期の2倍の儲けを上げてきた大企業には減税をしながら、赤字の家計には更なる負担を求める・・・国内総生産の6割を占める家計をさらに冷やせば景気はますます悪くなることぐらい、経済に弱い私にでもわかることだ。
政府は、「増税は社会保障のため」と常にいう。定率減税を廃止して増税したのは、まさに基礎年金対策で、国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げようというものであったが、実際は国庫負担に使われたのは4分の1で、あとの4分の3はどこかへ消えてしまったままだ(財政赤字・国の借金の返済に回したのだ)。それで足りないから、今度は消費税の増税でと言うのは余りにも無責任だ。
今後の国内政治の焦点は、財政問題、社会保障問題にかかわって消費税増税問題が避けて通れない争点になるだろう。もちろん、政府・与党はできるだけ国民の反発を買わないように、過去においてもそうであったように「争点隠し」の戦術に出てくるだろうが・・・。この点では、世論は「社会保障目的のためでも、消費税増税反対」が優位だが、残念ながら、マスコミも政界も「消費税増税ありき」の嘘で塗り固められた重い空気が支配している。
そこで最大野党の民主党がどう動くか。民主党は「使える」のか?消費税増税反対の国民世論に答えることが出来るのか?がひとつの関心となってくる。
民主党藤井税調会長は、3日のNHK討論番組で、「選挙に訴えて、勝てばやらせていただくということだ」と、消費税増税を明言した。「(社会保障財源を)現役世代だけに負担を掛けるのは無理がある。オール・ジャパンが負担するのが消費税ではないか」と、「社会保障財源は消費税で」という民主党規定の路線を述べた。自民党島津税調会長には「今のお話は我々と余り違いがない」とエールをもらったのだが・・・。これが実態だ。
「オール・ジャパン論」がいかに間違っているかは以下を参照。
過去ログNO.510 社会保障費、「働く世代にすべて負担を任せたら、日本の経済は沈没する」?
ところが、「カナダde日本語」によると、小沢代表は次のように言っている。
小沢代表直撃インタビュー(夕刊フジ2008年6月23日記載)
--福田首相は国会終盤に「消費税率アップを決断すべき」と語った
とんでもない話だ。行政の腐敗やムダはまだまだある。国民から預かった年金保険料をいい加減に扱っていた厚労省をはじめ、道路特定財源を自分たちの財布にしていた国交省。財務省や防衛省の問題も根深い。その他の省庁や関係団体も含めて徹底的にメスを入れるべきだ。
食料品など生活必需品の高騰も続いている。日本は今まさにインフレと景気後退が同時に発生するスタグフレーションの一歩手前。とても消費税増税ができる状況ではない。増税を強行したら格差社会はさらに深刻になる。官僚に入れ知恵されたのかもしれないが、首相は国民生活がまったく分かっていない。
もちろん「消費税増税に反対」などとは言っていない。
民主党は、「社会保障財源としての消費税増税を」が基本方針だから当然であり、矛盾はない。
今は「とんでもない」「とても消費税増税ができる状況ではない。」というのである。基本路線はそれで置いといて、「当面・・・」の野党共闘の可能性を探るべきではないか?である。
鳩山幹事長は3日の記者会見で、以下のように述べている。
「問責首相の下に新内閣が誕生した。改造内閣に、正面から堂々と政策論争をしていくべきだ。国会を積極的に利用して、改造内閣がいかに国民の期待に応えていないかを追及していくことが大事だ」・・・臨時国会では審議に復帰するという。
本気なら「使い物になる」・・・どうか腰砕けにならないようにと祈りつつ(幻想は持たないが)、「消費税増税反対」の一点で野党共闘の知恵を各党が絞るよう求める。
自民古賀選対委員長は、「景気や原油高対策に全力で取り組み、真に『安心実現内閣』が国民の実感として伝わることが政権与党が勝ち抜く唯一の道だ」として、次期衆院選は任期満了の来年9月にしたい意向を述べた。(・・・そうか、選挙は自分が勝つためにやるのか・・・ま、それは置いといて、)じっくりやりたいということだが、この間の大企業奉仕、国民いじめの路線を変える気がない福田改造政権に対して、さらに批判を強め早期の解散総選挙に追い込まなければならない。
そして、消費税増税を許さず、大企業のボロモウケに応分の負担を求め、国民の所得と社会保障を充実させ、暮らしと経済を守る政治の実現を!願う。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html

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2008.08.05 |
| Comments(3) | Trackback(5) | ・消費税・財源・税Ⅰ
「安心実現」「国民目線」・・・
福田さん、迷走しながら、来年7月の都議選と解散総選挙を気にする「公明目線」を気にして内閣改造もやっては見たが、支持率回復は難しいようだ。

「朝日」 支持24% 不支持55%
「毎日」 支持25%(3%増) 不支持52%
「共同通信」 支持31.5%(4.7%増) 不支持48.1%
「読売」 支持41.3%(15%増) 不支持47%
わずかに増えているとはいえ、これはお祝儀。発足時点で不支持が半数を超えている。
福田総理は、「安心実現内閣」と銘打ち、新内閣は「生活改善を実感できる政策の実現を重視した布陣だ」と、物価高と社会保障問題への対応を重視するとした。
ブログの巷では、小泉以来の構造改革強硬路線は影を潜めるんではないかのような論調もあるが、その基本路線は変わらず、多少福田色で彩度が落ちて見えるだけのことだ。
「消費税なしで財政再建が出来るとはとても考えられないし、国民の安心できる社会保障制度も成り立たない。」と消費税増税への姿勢を強調。
外交路線では「テロとの戦いやイラク、アフガンの復興は国際社会との関連においても重要な問題。わが国の国益にも直結する。関係国が犠牲を払ってやっていることも無視できない」と、新テロ特措法の延長にも決意を示した。
改造直前の社会保障「安心プラン」では、「姥捨て山医療制度」を見直す気もなく、非正規雇用を本気で解決する気もない。来年度予算概算請求では相変わらず社会保障費2200億カットが前提だ。
物価対策でも、原油高についてはわずかに漁業者への対策が具体化しているだけで、農業、運輸や中小企業への対策はなし。食料品、電気料金値上げについてはまったく無策。
・・・どこにも「安心実現」などの保証はない。
かねてから、消費税増税に反対しキャンペーンを張って来た「大脇道場」としては、むしろ増税への危機がますます強くなった。
与謝野経済財政相、伊吹財務相・・・消費税増税論者をしっかりと担当部署につけている。見掛けは小泉ほど激しくはないが、これは「きっちり」仕掛けてくるぞ!というところだ。
もともと「失うもの」がなかった福田政権、いつかも言ったが、「かなり強い」粘着軟投型なのか知れないぞ。大企業・財界にとっては、消費税増税と心中でもしてくれればMVPだから。
伊吹財務省は、NHKで次のように述べていた。
「(小泉構造改革は)自由競争、市場原理を重視して、社会システムを動かすということだ。その原則は揺るがない」・・・構造改革路線=新自由主義路線が福田内閣に引き継がれることを明言している。
・・・福田自公政権を追い詰めるために、新たに仕切りなおして気合を入れるか!
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2008.08.04 |
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日弁連が、派遣業界大手グッドウィルの廃業を受け、労働者派遣法の抜本的見直しを求める会長声明を発表した。

以下のように、国に明快に求めている。
当連合会は、国に対し、一日平均7000人にも及んでいたグッドウィルの派遣労働者の雇用と生活の安定のため必要な措置をとるとともに、日雇い派遣の禁止や均衡処遇にとどまらない労働者派遣法の抜本的な改正を早急に行うことを求める。
日弁連は、2003年に製造業への派遣が解禁されたときにも反対の意見書を出している。
そもそも、職業安定法は、事業主が雇用する労働者を他人の指揮命令下で就労させる労働者供給形態を禁止して直接雇用形態こそが原則であることを示し、あわせて、職業紹介は営利を前提としない公共職業安定所による公共的な制度の下に委ねたものである。
私はこの原則論がきわめて重要だと思う。もちろん硬直した機械的な適用はよくないと思うが、職安法が、労働者を守るために雇用者責任を明確にした直接雇用を原則としたことと、戦前の「人貸し・ピンハネ業」をなくすために職業紹介を営利としないとした2点、この原点に立ち返り、今日の労働者派遣法を抜本的に見直さなければならない。
一読に値する文書としてここに紹介する。(青文字は友さん)
会長声明集 Subject:2008-08-01
労働者派遣法の抜本的見直し等を求める会長声明昨日、派遣業界最大手である株式会社グッドウィル(以下「グッドウィル」という。)は有料職業紹介事業及び一般労働者派遣事業を廃止した。
グッドウィルは、本年6月24日に職業安定法違反幇助により略式起訴され、すでに有罪判決が確定している。昨日のグッドウィルの廃業表明は、有罪が確定した場合には会社が廃業しない限り労働者派遣事業許可を取り消すとの方針を厚生労働省が固めていたことを受けてのものである。
報道によると、グッドウィルは、労働者派遣が許されていない港湾作業に従事させる目的で港湾関連会社を通じて別の港湾荷役会社に二重派遣するという職業安定法違反の労働者供給事業を行った行為に対し有罪判決を受けたものである。派遣業の業界最大手であるグッドウィルが、労働者派遣を明確に禁じている港湾荷役業務に労働者を派遣し、そればかりか雇用責任が一層曖昧となることから厳しく禁じられている労働者供給(二重派遣)形態で、港湾荷役という危険作業に従事させたことの違法性はきわめて大きく、厚生労働省が、グッドウィルの許可取消しという厳しい処分に踏み切る方針を固め、昨日のグッドウィル廃業への道筋を付けたことは当然である。
そもそも、職業安定法は、事業主が雇用する労働者を他人の指揮命令下で就労させる労働者供給形態を禁止して直接雇用形態こそが原則であることを示し、あわせて、職業紹介は営利を前提としない公共職業安定所による公共的な制度の下に委ねたものである。
現行の「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)は、このような直接雇用原則に対する例外として派遣労働を許容したものであるが、雇用責任が曖昧・不明確になりやすいという構造的な問題があり、業界最大手のグッドウィルが危険度の高い港湾作業に労働者供給を行うといった違法行為を組織的に行う温床となった。
当連合会は、国に対し、一日平均7000人にも及んでいたグッドウィルの派遣労働者の雇用と生活の安定のため必要な措置をとるとともに、日雇い派遣の禁止や均衡処遇にとどまらない労働者派遣法の抜本的な改正を早急に行うことを求める。
2008年(平成20年)8月1日
日本弁護士連合会
会長 宮 誠
労働者派遣法の抜本改正を中心とする過去ログも参考にどうぞ。
こちらから→
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2008.08.04 |
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