連休2日目、今日も出勤して仕事。窯焚きをして火の番をしながら・・・。
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かねてより政治と金の問題(カテゴリー「政治と金」一覧参照)には関心を寄せ、特に政党助成金の廃止を訴えてきましたが、次の小さなき記事を見つけました。
政党助成金を廃止 障害者支援基金に回す ボリビア(しんぶん赤旗)
【メキシコ市=島田峰隆】南米ボリビアの上下両院は20日、1980年代に導入された政党助成金制度を廃止する法案を賛成多数で可決し。これによって生じる資金は、障害者支援の基金に充てられます。
法案は、選挙が行われる年度かどうかにかかわらず「政党への国家からの財政支援を廃止する」と規定。毎年、各党に配分されていた約4000万ボリビアノ(約6億2000万円)は「連帯基金」に充て、障害者支援に活用するとしています。
法案はモラレス大統領率いる与党、社会主義運動(MAS)が提案。野党の反対もあり、19日の審議は20日未明にもつれこみました。ラパスからの報道によると、国会前には障害者の人たちが多数集まって審議を見守りました。
各党は助成金を選挙宣伝費、セミナー代、党員登録活動費などに自由に使ってきました。
MASのグスタボ・トリコ下院議員は、本紙の電話取材に対し、「政党助成金は、使途不明金や不正利用が後を絶たず、国民の批判を浴びてきた。MASは2002年以来、助成金を全額返還し、自前で資金をつくっている。貧しい国民がいる一方で政党がぜいたくをするのは間違いだ」と廃止を歓迎しました。
ボリビアといえば南米の貧しい国。
新自由主義路線と対米追随路線の見直しを進めてきたモラレス大統領が、無年金者をなくす新年金の導入、就学援助、公立病院の建設、非識字克服運動などを実施し、新自由主義路線で排除されてきた貧困層への支援を進めて来た結果、優遇されてきた一部の富裕層の猛反対を打ち破り、つい先日の国民投票で圧倒的に信任された・・・そんな改革途上の国である。
ご参考に→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-08-12/2008081207_01_0.html
ボリビアの政党助成金約4000万ボリビアノ、日本円で約6億2000万円というがが、実際の価値がいかほどかは実感できないが・・・。
日本の2008年分の政党助成金の総額は319億4100万円、14年間の累計は4400億。4400億といえば、社会保障費抑制(年間2100億)の2年分以上。
かたやボリビアでは、それを障害者支援に回そうというのである。拍手!
「政党助成金は、使途不明金や不正利用が後を絶たず、国民の批判を浴びてきた。MASは2002年以来、助成金を全額返還し、自前で資金をつくっている。貧しい国民がいる一方で政党がぜいたくをするのは間違いだ」
洋の東西を問わず、税金で政党を養うなどという事は愚かな事だ。
政党助成金を受け取らず、その廃止を主張するMASのような政党は、この国では
日本共産党だけであることも知っていてよいでしょう。
以下も参考に、
過去ログ
NO.532 政党助成金が交付された。 過去ログ
NO.533 14年間で4400億円!・・・政党助成金。

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2008.08.24 |
| Comments(0) | Trackback(2) | ・政治と金の問題Ⅰ
昨日のエントリーNO.568 かばったと見るのは、正しくない。に、ヒロシさんから以下のコメントをいただきました。
「ストックホルム症候」と「ネグレクトによる人格障害」についてちょっと考えて見たいと思います。
ゴーヤの赤ちゃん。
友さんの解釈が正しい
長男が母親をかばうような態度をとったのはいわゆる『ストックホルム症候群』と似た状況だと思います。 つまり子供にとって母親の人質になっているようなもの。 他に誰も頼る人がいない状況では母親に頼る以外に生きるすべがないのです。 こような育児環境の中で、母親も子供も共に不幸な事態に落ち込んでいます。 家庭、職場、地域他至る所で人間関係が断絶し、心のつながりが切れている、または、非常に弱くなっています。 これは個人が解決できない重大な問題です。 人間がだめになるということは、家庭が壊れ、職場が不活性になり、地域社会がバラバラになることを意味します。 つまり日本と言う国が根底から崩壊の方向に進んでいると思います。
ところで、ストックホルム症候群の意味をウイキペディアで検索し一部を切り取りました。
『ストックホルム症候群(すとっくほるむしょうこうぐん)は、精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。』
2008-08-24 日 07:08:59 | URL | ヒロシです #-
ありがとうございました。
「ストックホルム症候群」・・・勉強が足りず、はじめて聞きました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より紹介します。
ストックホルム症候群(すとっくほるむしょうこうぐん)は、精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。
犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情するなどし、人質が犯人に信頼や愛情を持つようになる。また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵対視する心理に陥る。このような恐怖で支配された状況において、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応が原因と説明される。
上述のように、ストックホルム症候群は恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)であるため、通常は人質解放後、犯人への好意は憎悪へと変化する。
これによると「自らの生存のために無意識の心理反応が起こる」と理解できます。この6歳の子どももそういう心理反応があったと見ていいでしょう。
私は以下のように書きました。
「そしてこのような場合でも、彼らは親のことを悪く言うことは殆ど無い。虐待されればされるほど、『そうあって欲しい親の姿』を求めるのではないだろうか。
この子は、捨てられても叩かれても、それでも尚母親をかばったのではなく、そう言うことしか出来ないようになっていた、そういう思考パターンが自分を守るために必要なものとして作られていたという事だと思う。早期に丁寧な養育・療育がなされなければ、人格障害を引き起こしかねない状況まで追い詰められていると見るのが妥当ではないかというのが、私の見方である。」
momo2006 さんも、
「虐待を受けた子は、自分を責める気持ちが強いそうです。
言われたとおりできない自分が悪い・・・愛されないのは、自分が悪い子だから・・・ 」
そして旭さんも、
「6歳の長男は母親の虐待を避けるためそう言わなければ生きては行けないと思い込んでいるのではないだろうか? 」
・・・この辺の見方は「恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)」(思い込み)としての「ストックホルム症候群と似た状況」と理解して差支えが無いと思います。
問題なのは、「通常は人質解放後、犯人への好意は憎悪へと変化する。」にあるように思います。
正常な自我や判断力が形成されている人格の場合が、「通常は」という意味でしょう。
この6歳の場合は、ここが決定的にに違うところだと思います。
幼少期の自我や思考の未形成の段階では、「セルフマインドコントロール」は一時的なものとはならずに、その人格に深く刷り込まれ、いわゆる「人格障害」を引き起こすのではないかと思います。
恐らくネグレクトによるそういう障害であろうと思われる仲間と1年間関わって来ての、私の実践的理解です。通常の理解を基準には考えられないような「心の世界」を持ってしまっているこの仲間を理解するためには、新しい「ことば」(理解の仕方)が必要です。
いつもニコニコしている・・・それは心の平穏の表現ではなく、自分への攻撃を未然に回避するための無意識の表情だったりとか・・・。
・・・それほどに、人間の心は繊細で傷つきやすい。
ましてや子どもたちは、その人格の形成途上で、どれだけ豊かで優しい人間関係を必要としているか・・・
「これは個人が解決できない重大な問題です。」(ヒロシさん)
理屈っぽくなりましたが・・・、ヒロシさん初めコメントいただいたみなさん、ありがとうございました。

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2008.08.24 |
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