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NO.838 知的障害者と冤罪。(加筆再掲)

 今年3月の古い記事だが、アクセスが多く(あくまでもこの弱小ブログ内で・・笑)関心も高いので、関連する最近の記事も最後にリンクして再掲したい。

 千葉県東金の知的障害者が関わったと疑われている事件で、「東金女児遺棄:責任能力「認められる」…容疑者に簡易鑑定」(毎日)と報道され、殺人容疑での立件も視野に取調べが進んでいるという。取調べの可視化を改めて要求する。

山茶花1

以下、再掲。


  
 誤解を恐れずに、ストレートに言えば、知的障害者を筋書きどうりに自白させて、犯罪者に仕立て上げるぐらいは、多少とも知的障害者を知るものにとっては、赤子の手をひねるよりも簡単なことや。

知的障害者に自白誘導 誤認逮捕で慰謝料 宇都宮地裁  「朝日」より

記事はコピーしておくけど、長いから、興味ない人はスルーして、下のほうを読んでくださいね。

 04年に二つの強盗事件で逮捕、起訴された後に真犯人が判明し、無罪が確定した宇都宮市に住む知的障害者が、精神的苦痛を受けたとして国と栃木県に計500万円の慰謝料を求めた国家賠償請求訴訟の判決が28日、宇都宮地裁であった。福島節男裁判長は「警察官が知的障害者の迎合的である特性を利用し、被害者供述に合致した虚偽の自白調書を作成した」などと認定。ほぼ原告側の主張に沿って、県警と宇都宮地検の捜査の違法性を認め、国と県に計100万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 訴えていたのは吉田清さん(56)。吉田さんの逮捕や勾留(こうりゅう)に「十分な合理的根拠があったかどうか」をめぐり、(1)捜査当局が吉田さんの責任能力をどう認識していたか(2)自白の誘導や調書作成に違法性があったかなどが争われた。

 判決で、福島裁判長は吉田さんについて「重度の知的障害があり、質問者に迎合しやすいという特性があった」と指摘。そのうえで「自ら詳細に供述したり指示説明したりするとは考えられず、自白調書などは警察官が大半を一定の方向に誘導して作成された」と県警の取り調べの違法性を認定した。

 また、供述調書に添付された犯行現場を示す見取り図を「吉田さんが定規を使って書いた」とする県警の主張に対し、判決は「警察官の説明方法で作成されたとするには大きな疑問が残る」と述べた。この点について吉田さんは公判で、「警察官に無理やり手を持って書かされた」と証言していた。

 さらに判決は、物証が全くない強盗事件は「自白が最も重要な証拠資料」だったとしたうえで、宇都宮地検の捜査に言及。「自白調書の裏付け捜査を行うべきだったのに行わず、自白調書の信用性を持たせようと、つじつま合わせの調書作成に終始した」と指摘したうえで、起訴自体が違法だったと結論づけた。

 冤罪事件の経緯〉 栃木県警宇都宮東署が04年8月、吉田清さんを別の事件で逮捕。その後、ケーキ店とスーパーで起きた二つの強盗事件についても再逮捕した。宇都宮地検は、吉田さんを強盗罪などで起訴。当初、3件の起訴事実を認めた吉田さんは同年末、強盗罪について否認に転じた。その後、強盗事件については別の男が犯行を自供したことで、誤認逮捕が明らかになった。

 宇都宮地裁は05年3月、吉田さんの強盗罪について無罪を言い渡した。これを受けて吉田さん側は同年8月、国と県に損害賠償を求めて同地裁に提訴した。



 法の正義は、弱者など守らない!法を使い、弱者を餌食にしているのだ。
2,3日前、何気なく見ていたテレビで、ロシアの警察と犯罪についてのドキュメンタリーがあった。かの地では、刑務所にいるのはコーラを数本盗んだり、野菜や豚を盗んだり、貧困から軽微な犯罪を犯したものが殆どだそうだ。警察には、1日20件の犯罪検挙がノルマとして与えられ、安月給の警察が夜中まで犯罪者探しをするというのだ。警察とつるんで、ホームレスなど貧困者を犯罪者に”はめる”「狼」と言う組織的な存在もあると言う。

 本物の悪達、マフィアや汚職役人やあくどい金持ちどもはすぐに賄賂を渡して、無罪放免らしい。
裁判官さえもその仕組みの中に管理されてしまっているという。
軽微でも犯罪には変わりはないが・・・、そういう事情が伝えられていた。貧困層が、弱者が犯罪者にされていく・・・。

 宇都宮のこの事件は、言語コミュニケーション能力が低く、誘導尋問にも迎合的にひっかかりやすい知的障害者を、警察の筋書きどうりに「自白」させ、検察もそれを鵜呑みにして起訴した、典型的な冤罪事件である。
残念ながら彼らは、優しく上手に、あるいは脅して、「ね、こうこうでしょ?」なんて言えば、「はい」と言うしかなくなってくる。
 あの志布志事件も、同じだ。つましく暮らす田舎の集落の人たちが、手柄を立てたい警察の餌食になり、抵抗もはかなく罪をでっち上げられたのである。

 知的障害者を思いのままに操るのは、赤子の手をひねるが如く簡単です。
自らを守る力を持たぬ弱者が冤罪被害者になるという、由々しき状況は直ちにただすべきだ!

 法務省によると、実刑判決を受けて服役する知的障害者は年間300人だそうだ。数字はわからないが、受刑者にしめる割合としては異常に高いような気がする。
この件では、真犯人が出てきたが、冤罪により自由の身をとらわれた知的障害者は相当な数に上るのではないだろうか。
 勿論、彼らが犯罪を犯さないなどとは言わない。私自身も、数人のそういう知的障害者と関わってきた。その殆どは、貧困からの窃盗。・・・ま、この話は 置いておこう。

 小学校の低学年のころだった。「警察は泥棒を捕まえるけど、困ってしまって泥棒をするのだから、泥棒をしなくてもすむように、警察は困った人を助けたり、相談に乗ってあげればいいのに・・・」と幼心に思ったことがあった。

日本国憲法は、こうした冤罪から人権を守るために次のように謳っている。

〔自白強要の禁止と自白の証拠能力の限界〕
第38条 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
2 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
3 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。


 この通りにやればいいんだよ。
ところがどうだ。この国の法務大臣は、あの志布志事件を「冤罪と呼ぶべきではない」と言ったばか者だ!こんな状況では、仲間たちは、この国の憲法に守られ、安心して生きていけるとはいえないね。

 でもこの大臣を選ぶ政治を選んだのは、国民なんだな。そう、あなたであり、私なのです。

 何をなすべきか。
 憲法を政治と暮らしに生かすために、こつこつと学び、行動するしかないでしょ!
主権者が愚かだと、自分の首を絞めるんだよ!自分の首だけならまだ「自己責任」だけで救われる。
お隣にいる、弱い人たちまでも巻き添えにするんだよ・・・。
生きているということは、つながっているということなんだから。


追記(09・9・15):東金女児殺害事件の弁護団が無罪を主張する方針です。関連する記事をリンクしておきます。

 ■NO.838 知的障害者と冤罪。(加筆再掲)
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-842.html

 ■NO.801 知的障害者の犯罪と孤独・・・千葉・東金の女児遺棄事件を考える。
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-805.html

 ■NO.804 適正な取調べと報道を!・・・千葉・東金の女児遺棄事件を考える。 ・・・その(2)
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-809.html

 ■NO.810 適正な取調べと報道を!・・・千葉・東金の女児遺棄事件を考える。 ・・・その(3)
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-814.html

 ■NO.811 重ねて、適正な取調べと報道を。
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-818.html

 ■NO.837 取調べの可視化を!
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-841.html

 ■NO.1365 知的障害者と冤罪 (その2)・・・ 東金女児殺害事件 弁護団が無罪主張へ
        http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1400.html

 ★事件のその後については、
Afternoon Cafeさんの「こんなでっち上げ事件がおきているのに、刑事司法のあり方、犯罪報道のあり方は一向に改善されません(東金幼女殺人事件)」を参照ください。





 知的障害者が罪のない無垢な人々とは言いません。同じように汚れたり、美しかったり・・・俺たちとなんら変わらない人間です。ただ、知的に障害があるのです!
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2008.12.23 | | Comments(5) | Trackback(3) | ・障害者と「犯罪」

NO.837 取調べの可視化を!

最初にお知らせ。

「労働組合ってなにするところ?」のみどりさんがTBを送ってくださいました。紹介します。

いよいよ明日は12月24日。労働相談・生活相談の集中日です。
また、官公庁などが年末年始休業に入ってしまう前に何らかの行動をとるには、この24日から26日が勝負です。
そんな訳で、ここしばらくの間調べてきた困ったときの相談先一覧をまとめておきたいと思います。
困ったときは、諦めたりやけになったりする前に、まず相談です。

  こちらのリンクから→困ったときの相談先一覧・総集編

上記の相談先にお住まいの地域のものがない場合も、専門家同士の横のつながりで近くの相談先を紹介してもらえる可能性が高いので、とりあえず抱えている問題に関連性がありそうなところに電話してみてください。




 知的障害者が関わったと疑われているこの事件については、「適正な取調べと報道」を訴えてきたところです。取調べの適正化のためには、今こそビデオ記録による「取調べの可視化」を強く求めるものです。

いろは島 5

東金女児遺棄:責任能力「認められる」…容疑者に簡易鑑定(毎日) 

 千葉県東金市の保育所園児、成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同市東上宿(ひがしかみじゅく)、無職、A容疑者(21)(記事は実名報道)に対する簡易鑑定が実施され、刑事責任能力は認められるとの結果が出たことが分かった。

 捜査関係者によると、容疑者は01年に軽度の知的障害と診断されたが、容疑事実に関して判断する能力はあると認められた。県警東金署捜査本部は、容疑者が幸満ちゃんの死亡についても関与した疑いが強いとみており、拘置期限の26日までに殺人容疑で立件できるか判断する。

 A容疑者は調べに対し、幸満ちゃんの遺体を抱えて自宅近くの路上に運んだことを認めている。浴槽の水につけたという趣旨の話もしているが、黙り込むことも多いという。

 担当の弁護士は取調べをビデオで記録することを当初から求めてきたが、千葉県警東金署は、撮影は行わない方針だと報道されたいたが、一部は記録しているという報道もある。

 警察庁は、2009年度(2009年4月)から、取り調べの録音・録画を試行することを決めており、それに先だって、2008年9月から、警視庁、大阪府警、埼玉、神奈川、千葉の各県警で、取り調べの録音・録画の試行を開始しているそうだ。

 警察は、殺人容疑での立件も検討しているという。なお更、慎重に適正な取調べを検証するためにも、「取調べの可視化」は不可欠だろう。技術的にも簡単で、なんら問題はないのだ。

 そうした中で、東金警察署が録画をしないのは、警察の思い通りの調書を作ろうとしているからだと疑われても仕方がない。

 知的障害者の刑事事件については、近くは宇都宮事件という痛恨の教訓がある。
この事件は、言語コミュニケーション能力が低く、誘導尋問にも迎合的にひっかかりやすい知的障害者を、警察の筋書きどうりに「自白」させ調書を作り、検察もそれを鵜呑みにして起訴した、典型的な冤罪事件である。いや、正確に言えば、危うく冤罪となりかけた事件である。その冤罪を防止できたのは、真犯人が現れたという偶然によるものだ。
    参考過去ログ:NO.313 知的障害者と冤罪。

 この件については、こちらの弁護士さんの記事がすっきりまとまっていて参考になります。
     →「法と常識の狭間で考えよう」

参考過去ログ:
   NO.801 知的障害者の犯罪と孤独・・・千葉・東金の女児遺棄事件を考える。
   NO.804 適正な取調べと報道を!・・・千葉・東金の女児遺棄事件を考える。 ・・・その(2)
   NO.810 適正な取調べと報道を!・・・千葉・東金の女児遺棄事件を考える。 ・・・その(3)
   NO.811 重ねて、適正な取調べと報道を。

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2008.12.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・障害者と「犯罪」

NO.836 ありがたくないクリスマスプレゼント 消費税 11年度増税明記。(消費税増税反対キャンペーン第2弾①)

 夜中までかかって話し合ったところで、増税をやめようという話ではない。公明党が、「もっと誤魔化さないと、選挙でやばいよ」とゴネただけの事。こんな作文つくりに時間をかけている場合か!

白侘び助2
 

中期プログラム:消費増税「11年度」明記で自公が合意(毎日)

 自民、公明両党は23日未明、税財政改革の道筋を示す「中期プログラム」の政府原案について、消費税率引き上げを含む税制抜本改革について「2011年度より実施できるよう必要な法制上の措置をあらかじめ講じる」と時期を明記することで合意した。ただ、「経済状況を好転させる」との前提条件を付け、法制上の措置についても原案の「2010年」を削除するなど、表現を大幅に弱めた。

 政府原案は「経済状況の好転後に消費税を含む税制抜本改革を11年度(3年後)より実施し、15年度までに段階的に行う」と規定。「必要な法制上の措置を10年にあらかじめ講じておく」とも記していた。

 これに対し、修正案は「今年度を含む3年以内の景気回復に向けた集中的な取り組みにより、経済状況を好転させることを前提」と明記。さらに、改革実施の条件として「景気回復過程の状況などを見極め、予期せざる経済変動にも柔軟に対応できる仕組みとする」との文言を追加した。

これだけは一貫している麻生総理
 よたよた迷走の麻生総理が、唯一一貫しているのが消費税の3年後増税。
10月30日、追加経済対策を発表した折、初めて総理として「3年後に消費税増税」を明言。
11月11日、「経済情勢が2年で上手くいったら、そのときに増税法案を出す」。
12月12日、「生活防衛のための緊急対策」発表時に、「3年後に消費税の引き上げをお願いしたいと申し上げた。この立場はまったく変わっていない」。

 明日24日、政府は与党の修正案に沿って「中期プログラム」を閣議決定する。ありがたくないクリスマスプレゼントだ。

 3年後!(すずめの涙が・・・赤旗より)

 世界的な経済不安の中で、イギリスでは期限付きながら付加価値税(消費税)引き下げで2兆円規模の大衆減税。それは、ヨーロッパに広がろうとしている。

 日本経済にとって今一番必要なことは、輸出・外需依存を見直し、国民の懐具合を暖かくして内需中心の経済に方向転換すること。政府自身もこのことは認めているが、やることが「2兆円の定額給付金」。それは、子どもと高齢者には2万円、それ以外には1万2千円を、1回給付するというもの。

 小泉内閣以来の庶民増税や社会保障負担増・給付減は、年間13兆円。国民1人当たり実に10万円だ。毎年毎年10万円を巻き上げながら、一回こっきりの1~2万円でどうにかなるものではない。子どもだましにもならない。

 総務省予算では定額給付金を給付するために必要な経費が2兆395 億13 百万円(給付金額1兆9,570 億円、給付に要する事務費825億13 百万円)だそうだ。事務費だけでも825億円!これだけあれば医療や福祉のためにどれだけのことができるだろうか。

 しかも、「その先には消費税増税だぞ!」といえば、財布の紐を引き締めるしかない。もし税率10%になれば13兆円。新たに国民一人当たり10万円吸い上げるということだ。しかも毎年毎年の事になる。(実際は順次引き上げるということのようだが・・・いずれにせよ増税だ)

 過去記事と内容がダブルこともあると思うが 消費税増税反対キャンペーン第2弾を、できるだけ解りやすく書いてみたい。よろしくお付き合いください。


 
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2008.12.23 | | Comments(5) | Trackback(4) | ・消費税・財源・税Ⅱ

NO.835 社会保障費毎年2200億円削減問題は、どう決着したか。

 社会保障費毎年2200億円削減問題は、どう決着したか。
20日に公表された来年度予算財務省原案は、社会保障費削減 を230億円に“圧縮”した。

雨 004


 政府は、表向きは、「毎年2200億円を削減する路線」の旗をかかげつつも、国民の強い批判と怒りの前に、実質の削減幅は230億円に“圧縮”せざるをえなかった。

 小泉純一郎内閣時代に決められたのが、「2200億円の削減路線」。
高齢化などによる医療・年金・福祉予算の「自然増」分をも削る強引なやり方が国民の批判を浴び、政府・与党内からさえも、「削減路線は限界」との声が公然と上がってきた。

 無視しがたい世論を前に、政府は、社会保障財源そのものを拡充することはせずに、一時しのぎの財源を当てることにした。その財源探しも迷走だった。

迷走の後の継ぎはぎ
 はじめは「たばこ増税」で1000億円程度を捻出しようとしたが、「取れるところから取る」という安易なやり方に批判が集中し、すぐに断念。代わって、年金特別会計の「埋蔵金」から1320億円をひねり出し、それでも不足する分を道路特定財源から60億円回すという、つぎはぎだらけの財源確保策となった。

 その結果、社会保障費自然増分の削減幅は230億円に圧縮されたというわけだ。その分は後発医薬品の使用促進によってまかなうらしいが。・・・どうしても「削減方針」だけは変えないというこだわりの結果だ。

 社会保障費の年2200億円の抑制の見直しを変えない限り、一時しのぎのやり方は、次の年に削減額の拡大という形で、ツケとして回ってくるに違いない。

 「削減圧縮」に使われる「埋蔵金」も一時的な手当てにすぎず、「埋蔵金」の先には「恒久財源」として消費税増税の路線がはっきりしている。

 社会保障予算は02年以来削減され、今や当時に比べ年間1兆6200億円削減という規模になっている。

 継ぎはぎ、一時しのぎの対応を余儀なくされた事実は、「2200億円削減のシーリング(概算要求基準)」そのものの破綻であり、この枠組みの中ではまともな、医療や介護、年金などあらゆる社会保障や福祉ができないことを物語っている。

二つの聖域のメスを入れてこそ
 しかし、自公政権にはこの行き詰まりの前には迷走しかない。今回の予算作りの迷走は、自公政権の「視界」に基本的な問題がある。彼らの視界には、やっとこさの「埋蔵金」しか見えない。(埋蔵金を、国民の暮らしのために取り崩して使うこと自身には、反対というわけではない)

 つまり、年間5兆円に上る軍事費と、大企業・大資産家への優遇税制は「視界」にないのである。この二つを聖域にして、次には国民の懐から消費税増税などという政治は、許されてはならない。
 
 批判の高まりの中で選挙を控えて、「削減路線」をごまかす政府・与党のやり方は、国民の望むほうとは正反対にあると言わねばならない。


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2008.12.23 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・麻生政権

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軟弱オヤジの「硬派道場」へ、ようこそ。障害者作業所所長やってます。福祉や政治、日々の思いを気ままに…。
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なお、気が弱いので「道場破り」はお断り。
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