NO.840 消費税増税が及ぼす暮らしと経済への悪循環(消費税増税反対キャンペーン第2弾③)
今日はクリスマスイブ。この国では外来のお祭りもすべて商売にしてしまい、なびきやすい国民性はこれに乗せられ盛り上がっているようだ。商業用のイルミネーションは「ここまでするか」とあきらめて通りすぎるが、これに飛びついた大阪の橋下知事などはアホか!と軽蔑したくなる。
この頃は一般家庭でのイルミネーションが盛んだという。確かに、先日友人の家に招かれ一杯やったとき、その団地の塀にかかるイルミネーションを見て「このセンス、はあ?」と、元気がへなへなになった。庶民のささやかな楽しみを云々するほどに野暮にはなりたくは無いが・・・。ところで、在日米軍住宅の豪華なイルミネーションも、あの電気代は思いやり予算によりタダだそうな!・・・私的には、付き合うべき幼子は大きくなりクリスマスだからと言って特別な感慨もないが、たまたま今日は夕方からは職場の忘年会兼歓送迎会が入っている。ちょっとだけ飲もうかな。
国会は事実上今日で閉会となり、来年5日の通常国会召集まで議員達は、ふるさと活動に専念するようだ。自民党の渡辺喜美元行革相が民主党提出の解散要求案に与党席からただ一人起立賛成し、ついに自民党に造反!・・・と、政局好きたちには話題が提供されたようだが・・・。こちらはスルーして・・・。
今年の年末年始休暇は例年より長く、おめでたい年の瀬ならそれも良かろうが・・・。派遣切りに合い失業したり、中小企業の経営に苦しむ人々はどういう思いで年末年始を迎えるのであろうか。なんとも無能な国会であった。
ということで、ここでお知らせ。
「労働組合ってなにするところ?」のみどりさんがTBを送ってくださいました。少しでも参考になれば幸いです。紹介します。
いよいよ明日は12月24日。労働相談・生活相談の集中日です。
また、官公庁などが年末年始休業に入ってしまう前に何らかの行動をとるには、この24日から26日が勝負です。
そんな訳で、ここしばらくの間調べてきた困ったときの相談先一覧をまとめておきたいと思います。
困ったときは、諦めたりやけになったりする前に、まず相談です。
こちらのリンクから→困ったときの相談先一覧・総集編
上記の相談先にお住まいの地域のものがない場合も、専門家同士の横のつながりで近くの相談先を紹介してもらえる可能性が高いので、とりあえず抱えている問題に関連性がありそうなところに電話してみてください。
前置きが長くなったが、本題に入ろう。
消費税が上がれば、物の値段が上がり買い物が大変になる。家計のやりくりが大変になるのだ。消費税が上がったらどうなるのか。自分の財布だけではすまないその一般的な影響について、過去の経験を振り返ってみよう。
1997年4月、橋本内閣当時、それまで3%の消費税が5%に引き上げられました。
その時の増税による負担増は年間5兆円。同時に所得税の減税打ち切りや医療保険改悪などで国民の負担増はあわせて9兆円にのぼりました。
橋本総理は家計に負担がかかることは認めましたが「景気回復傾向にあるから、大丈夫」と、国民の反対を押し切りました。以下がその結果を示すグラフ。

これを見ると3月にはいわゆる「駆け込み需要」で消費は増えたが、その後は増税と共に消費はガタンと落ち込んだままでした。家計消費は経済の6割を占めていますから、ここが落ち込むと経済全体に影響が広がります。あの時は、アジア通貨危機ということもあって、秋には銀行や証券会社がつぶれ経済は更に不安の中で失速し、その後も数年にわたって大変でした。
このように、消費税を上げると物価が上がって買い物が大変になる。買い物しなくなれば、企業も製品の売り上げが落ち生産が落ちる。そうなれば今度は、労働者の給料は減り失業が増える・・・。もともと経済は回りまわるものだから、こうして日本経済全体に悪循環が走ることになります。あの時は2%上がっただけ。今度は10%以上は上げるって言ってますから、どんなものでしょう?!
そんな事ぐらいわかってました?だったら、なぜ、誰が増税を好むのでしょうね?
次からは徐々にそこら辺のカラクリについてみていきましょう。
ほなら、今から飲み会に行ってきます、ではでは。
お付き合いついでにシャッターはこころで切れ!も、よろしく。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
いつもありがとうございます。
ランキングー

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2008.12.24 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・消費税・財源・税Ⅱ
