NO.958 小泉発言と民主党の国会戦術。
今日は久々の二連休で、ちょっと暇人。
で、まあどうでもいいことだが、暇ついでに一言・・・。
小泉元総理の「笑っちゃう」発言が、波紋を広げている。
自民党は造反を恐れ、引き締めと言い訳に躍起だが、政局がらみの話題も含めて世間を賑わしているようだ。私の結論は、以下に尽きるのだが・・・。
過去ログ:NO.953 麻生VS小泉・・・虚構政権の末路。
自民党は一桁に落ちた内閣支持率を見ても、慌てふためくのは当然だろう。世間が政局がらみで、興味本位も含めて話題にするのは常ではあるが・・・。麻生・小泉バトルは、更に重大な問題を浮き彫りにした。
つまり、2005年のあの郵政選挙で得た3分の2の自民党議席は、将にウソの上に成り立った虚構の議席であり、虚構の政権ということだ。
いみじくも森元総理が告白した。麻生発言を擁護して「胸を張って『民営化して正しい』と思った議員は、私は小泉純一郎元首相だけだったと思う」と述べている。
当事者・関係者自身が「反対」であった郵政民営化を、国民に押し付けて、マスコミも最大限利用しウソで固めて虚構の政権を作ったのだ。
そうであるから・・・虚構の政権であるからこそ、それを引き継ぐ安倍、福田と二代に渡る政権投げ出し劇が起こり、今や3代目の麻生政権は1割内閣に失墜しているのである。
直ちに解散総選挙を
小泉発言は自民党に激震をもたらし、造反や政界再編に連動するのではないかとの、政局好きの観測が流れているが、小泉が「特に総理、総理の発言は信頼がなきゃ選挙は戦えないんです。」などと、偉そうにいってる場合じゃない。問題の本質はそんなところには無い。
自民党内の政権たらいまわしを許さず、自らも認めた、虚構の政権は、直ちに解散総選挙で国民の信を問うしか道は無いだろう。(以上、引用)
ここでまた、民主党が色めきたっている。
それは、「定額給付金の発言についてね、総理は『さもしい』とか『自分はもらわない』とか、いろいろといっていますけどね。この問題についても、私は本当にこの法案が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていないんです。」と、小泉氏が言ったことに関して。
早速反応したのは、民主党の玄葉光一郎・衆院議院運営委員会筆頭理事。12日、BS11デジタルの報道番組「インサイドアウト」に出演し、「3分の2を使うことが与党にリスクになるかもしれない」と飛びつき、参院での採決時期について、「国会戦略を再構築することになるかもしれない」と述べ、自民党内の造反の動向を見極めながら探る考えを示した。
そして、民主党の輿石参院議員会長は、翌日の同党参院議員総会で今週にも予定していた08年度第二次補正予算関連法案の参院での採決を、小泉氏がロシア訪問から帰国する20日以降にしようと提案し、党の了承を得た。
その狙いは、小泉氏が定額給付金問題で、「この法案が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていない」「あの時は賛成したけれども、実はそうではなかったんだ、と言いたくない」と言ったことから、衆議院で再議決の際、小泉氏が反対してくれるのではないか、そのほかにも同調者が現れ、あわよくば三分の二の賛成票がとれず、麻生内閣が立ち往生するのではないかという期待感である。16人が造反してくれれば、行けるのである。
しかし、引退表明し、もう「終わった」小泉についていくチルドレン達がいるのだろうか。彼らもそこまではアホではないだろう。
国会戦術ではある。
しかし、ありそうもない敵失(百歩譲って、たとえあったにしても)を期待して国会戦術を弄するとはいかがなものか?弱りに弱り、落ちるだけ落ちた麻生政権に正面から、実力で政権取りにいけない民主党では、「おいおい、大丈夫かよ」と言わざるを得ないなあ、と思うのは、かねがねから民主党の腰砕けに失望し批判してきた私だけだろうか・・・。
まあ、ありそうもない「敵失」(これはほとんど「醜態」)を、国際舞台でやってのけた中川昭一という大臣もいることだし、どうしてもそこに期待するのかね。風邪薬を飲みすぎたと弁解しているようだが通用するかね。帰ってからのお楽しみだが・・・。(でも余りの「醜態」はかわいそう・・・)
しかしどっちにしろ、野球の試合を見ていても、エラーがらみだけの試合というものは観客をガッカリさせるし、確実にファンを失うことだけは知っておいたがいいだろう。
国会は論戦の場であると言う基本に立ち返るべきだろう。
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2009.02.16 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・麻生政権
