いよいよ、今日明日!今日の参院外交防衛委員会と19日の参院本会議で、、「海賊対処」を名目とした「海賊対処」派兵法案が採決される見込みだ。

熊本城東大手門入り口
政府は参院の議論でも、自衛隊による他国民殺傷や使用武器に制約がないことを認めている。
自公与党は、参議院で否決されても衆議院本会議で再議決を強行し、数の力で法案の成立を狙っている。
憲法違反の悪法は廃案にするしかない。。もともと「海賊対処」の派兵は民主党・長島昭久議員が提案し、麻生総理が呼応したものだ。民主党の責任も改めて問われている。
伊勢崎賢治さんは、「赤旗」(17日)に以下の談話を寄せている。
憲法の核心を曲げていいのか
政府・与党は自衛隊派兵先にありきという論理です。しかし、軍事行動には大きな外交的リスクが伴う。アメリカでさえ常に慎重に計算しています。それだけのリスクをあえてとり派兵する意味があるのか、日本政府が真面目に検証した形跡はありません。
海賊を避けてソマリア沖を迂回して遠回りすることと、軍隊を出すことでコストに大差はあるのか。そういう調査や計算をきちんとしているのか。自衛隊を出して、殺し合いをすることをなにかで償えるのでしょうか。
「海外では武力行使をしない」ちう、日本人の信念とも言うべき憲法の核心を曲げていいのでしょうか。「国益」を掲げて軍隊を出すことが憲法に反するのは当然です。護憲を主張する人たちは、海賊法案への批判をもっと拡げていく必要もあります。
ソマリアをどうするかは、国連の中でも割れています。慎重派の人たちは、軍事的介入は内戦状態の中で火に油を注ぎ、問題を複雑化すると警告しています。
日本では、(国連での議論を)ソマリア沖派兵に都合のいい部分だけ引用して議論しており、現場のことを全く考えていません。(以上、引用)
海外で人を殺す国に 自衛隊はこれまで海外で直接他国民を殺傷したことはない。憲法9条が歯止めになってきたからだ。しかし法案が成立すれば、自衛隊が初めて海外で他国民を殺傷することになりかねません。
しかも、法案は時限が決められたものではなく「恒久法」であり、海賊の「危機がなくなるまで」活動を続けるという。これは、「海賊対処」を突破口に、海外派兵恒久法の制定や憲法改悪につなげて、あわよくばそのまま、本格的な海外での武力行使に道を開くおそれのある、きわめて危険な法案だ。。
必要なのは外交的努力 ソマリア沖では多くの軍艦がでているにもかかわらず、「海賊」は逆に増えており、「海賊」は軍事だけではなくせないことは明らかだ。
参議院外交防衛委員会で、国連開発計画(UNDP)のデズモンド・ジョン・マロイ武装解除・動員解除・社会復帰担当シニア・アドバイザーも、、軍事は「効果がない」「アプローチを切り替えるべきだ」と陳述している。
日本は、ソマリアの復興をめざす国際協力に積極的な役割を果たし、ソマリア周辺諸国の沿岸警備能力強化を支援するなど、平和的外交的手段で応えるべきだ。
これこそ、憲法9条をもつ日本が世界に果たすべき役割だろう。
自公・政府は「海賊対処」派兵法案の成立を断念し、憲法に基づく国際貢献の道を探ることを重ねて求める。。
ソマリア沖への自衛隊派兵に反対!「海賊対処法案」阻止!キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1159.html
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
応援よろしくお願いします。 ランキングー
ポチッとよろしく。 
←こちら優先でポチッ。

←できればこちらもポチッと。
スポンサーサイト
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2009.06.18 |
| Comments(5) | Trackback(2) | ・ソマリア沖派兵
書かねばならぬことが多すぎ・・・、困った!

熊本城天守閣
一連の世論調査では自公政権の崩壊は間違いないだろう事と、それに関連するいろいろ。これは、日を改めて。
参考過去ログ:NO.1208 率直に見て、民主党による「政権交代」は確実だろうが・・・。(追記あり)
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1240.html
西松献金問題で、憲法学者たちが二階経産省側を東京地検に告発したが、地検が起訴しなかったことに対して検察審査会が「西沢は起訴に相当する」と決議したこと。これは以下を参照ください。
「弁護士阪口徳雄の自由発言」より「検察審査会の議決書」
で、今日はこのこと。
障害者低料第三種郵便物の不正取り扱いに関わって、厚労省の村木厚子前雇用均等・児童家庭局長(事件当時の障害保健福祉部企画課長)が逮捕されたことについて。
関係する厚労省の役人たちはその当時障害者自立支援法の策定に深く関わった連中だ。二重三重に許せない!
平たく言えば、障害者施策の重要な転換点で、政治力を利用するために、公文書を偽造したりして、政治家の便宜を図り取り込んだということだ。そこに政治家の圧力、タカリがあったことはアリアリだ。障害福祉に関わる官僚と政治家と日本郵政の癒着である。そんな汚いやり方で、稀代の悪法障害者自立支援法が作られ、障害者の人権がメチャクチャに踏みにじられる事態を招いているということだ。
2009年6月17日(水)「しんぶん赤旗」より転載。
「自立支援法」作成の裏で障害者向けの施策を悪用
小池議員が追及
日本共産党の小池晃議員は16日の参院厚生労働委員会で、障害者団体向け割引郵便の悪用問題をめぐり厚労省の村木厚子前雇用均等・児童家庭局長(事件当時の障害保健福祉部企画課長)が逮捕されたことについて、舛添要一厚労相の責任を追及しました。
小池氏は「当時(2004年)の企画課が、障害者に重い『応益負担』を押し付ける障害者自立支援法の法案作成をしながら、一方で障害者向け施策を悪用して暴利をむさぼるような団体の手助けをしていたのか、という障害者団体の怒りの声が噴出している」と迫りました。
また小池氏は、村木氏の後任だった企画課長が、国から10億円以上の補助金を受けていた社会福祉法人の理事長から高級車などの提供を受けていたことで社会問題になった松嶋賢氏だと指摘。「2代続けて不祥事を起こしたとすれば、責任はますます重大だ」とただしました。舛添厚労相は「事案の全容を捜査当局が解明した上で、適切に判断したい」と述べました。
小池氏は「なぜ書類を偽装したのか。何らかの圧力があったのか。政治家の働きかけがあったのか。国会として真相解明を」として、村木氏の上司だった塩田幸雄・元障害保健福祉部長の参考人招致を求めました。
民主党の石井一副代表、牧義夫議員らの名が取りざたされている。徹底的に真相解明を求めるものだ。一部で、民主党に捜査が及ぶことに対して「第二の国策捜査を警戒せよ」とのたまうブログがある。「政権交代」を担うものには何でもありとは、開き直りもも甚だしい!
政治家の関与については以下の赤旗記事を参照。
2009年6月8日(月)「しんぶん赤旗」郵便割引不正事件
癒着のトライアングル 厚労省 国会議員 日本郵便
“福祉食い物”くっきり
ソマリア沖への自衛隊派兵に反対!「海賊対処法案」阻止!キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1159.html
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中! http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
応援よろしくお願いします。 ランキングー
ポチッとよろしく。 
←こちら優先でポチッ。

←できればこちらもポチッと。
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2009.06.18 |
| Comments(2) | Trackback(1) | ・障害者自立支援法Ⅰ