NO.1520 国会は、小沢氏喚問の実現を。
「司法の真似事のようなことをして、なおかつテレビのワイドショーの場にしていただくわけにはいかない。」 小沢氏らの証人喚問を拒否する、民主党山岡賢次国対委員長の発言だそうだ。暴言というべきだろう。
国会は、鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」問題をめぐり、自民党が衆院予算委員会などの審議を欠席する事態が続いている。民主党が小沢氏らの証人喚問を拒否しているからだという。
道理ない自民のボイコット
だからといって、自民党の審議ボイコットはまったく道理がない。国会での審議を通じて真相と政治的道義的責任を追及するべきだろう。
国会議員にかかわる疑惑の真相を解明し、政治的道義的責任を明確にするのは国会の責任だ。民主党が、あくまで証人喚問を拒否し、真相解明と責任追及の道を閉ざすのは、国会としての責任を投げ捨てるもだ。
小沢氏は、「検察の強制捜査の対象となり、不正がないことが明らかになった」と、あくまで潔白だと主張している。そして、疑惑には「全国を回るのでその機会に疑問に答える」というだけだ。
深まる疑惑
検察の捜査で明らかになったのは、現・元の秘書らが逮捕・起訴された政治資金収支報告書の虚偽記載での「共犯」容疑であり、小沢氏はそれも「嫌疑不十分」で起訴されなかっただけのことだ。潔白が証明されたわけでは断じて無い。小沢氏の資金管理団体の土地購入資金に公共事業を受注したゼネコンからの“税金の還流”があったのではないかなど、核心となる資金の出所をめぐっても、潔白どころか疑惑は深まる一方だ。
国会の責任を果たせ
小沢氏が潔白だといいはるなら、身内の集まりなどではなく、国会という公の場で語るべきだ。最近の世論調査でも、8割の国民が「小沢氏は国会の場で説明すべき」だとしている。国会は、密室の政治倫理審査会などではなく、偽証罪の適用もある「証人喚問」で、説明を求めるべきだ。
国会の政治倫理綱領は、以下のように述べている。
国会はその責任を果たすため、小沢氏らの証人喚問を実現し、「国会の権威と名誉を守り、議会制民主主義の健全な発展に資する」べきだ。政治倫理の確立は、議会政治の根幹である。われわれは、主権者たる国民から国政に関する権能を信託された代表であることを自覚し、政治家の良心と責任感をもって政治活動を行い、いやしくも国民の信頼にもとることがないよう努めなければならない。
ここに、国会の権威と名誉を守り、議会制民主主義の健全な発展に資するため、政治倫理綱領を定めるものである。
一、われわれは、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもって疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない。
小沢氏らの証人喚問を!
と思われたら



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2010.02.24 | | Comments(1) | Trackback(2) | ・政治と金の問題Ⅲ
