大震災を受けて、政党のあり方が鋭く問われている。
1日、東京・代々木公園で開かれた中央メーデーでの共産党志位和夫委員長のあいさつ。
まったく明快な正論です。

青い鳥さんが以下のようにコメントくださいました。
自然現象である津波を『天罰』と表現した大馬鹿者、決して天罰ではないと断言する…。非常時に政局に現をぬかす政治屋ども…。 国家とは愚劣なるものである事が明らかになった。 辺見庸さんが述べられた…『大震災を世間は国難というが、断じて違う、【個】の難である』と…国などどうでもよい…個個人の平穏な暮らしをどうやって取り戻すか…に、知恵を結集し地に足の着いた方策を着実に進めなければ、深く傷ついた被災者は救われない…
友さん…日本共産党の道理ある主張が商業マスコミの偏向報道によって抹殺されるのが歯痒い限りです。 この非常時に党利党略の政局に奔走する国会議員の破廉恥極まりない行動をみるにつけ、情けなくなり涙もでません…日本のゆく末を案じています。
同感です。
共産党のこの正論を一人でも多くの人に知ってほしい。
残念ながら、まともな政党がこの小ささだ。
しかし、この声と運動が国民の中に大きく広がるならば、政府をも動かすに違いない。いや、動かさなければならない。
第82回メーデー 志位委員長のあいさつ 志位委員長は、
「三つの国民的運動」
(1)被災者支援と復興のための国民的運動・・・真の復興は人間復興、住民合意と民主主義をつらぬいて
(2)原発政策の根本的転換を求める国民的運動・・・原発からの撤退、そのために期限をきめたプログラムを
(3)国民の暮らしと権利を守る「ルールある経済社会」をめざすたたかいを発展させるあらゆる分野の国民的運動
を提唱した。
とりわけ、福島原発事故が明らかにしたものとして3点強調。
一つは、いまの原発は冷却水がなくなると炉心が溶け、コントロール不能となる本質的危険をもった未完成な技術であること。
二つは、こうした施設を世界有数の地震・津波国である日本に集中立地することは危険きわまりない。
三つは、にもかかわらず、歴代政府が「安全神話」にしがみつき、再三の警告を無視して安全対策をもたなかったことが大事故につながったこと。
志位委員長は、政府に事故が「人災」であると認め、「安全神話」と決別して正直で科学的な原子力行政へ転換することと、東電が全面賠償の責任を果たすことを要求。
原発からの撤退、そのために期限をきめたプログラムを そのうえで、今回の大事故をふまえて、政府に対して、原発からの撤退を決断すること、原発をゼロにする期限を決めたプログラムを策定することを強く求めるとともに、そのための国民的運動を呼びかけた。
全国津々浦々から、「原発からの撤退を決断せよ」「安全最優先の原子力行政への転換を」「自然エネルギーへの転換を」の旗をかかげ、一大国民運動をおこそうではありませんか。国民の暮らしと権利を守る「ルールある経済社会」を 大震災は、日本の国のあり方、その弱点を根底から明るみにした。
「自己責任」の名で、雇用・福祉・病院・防災・地方自治を破壊してきた「構造改革」路線では、国民の命は守れない。
日常普段から人間らしい雇用、社会保障の充実、地方自治の発展のためにたたかい、暮らしと権利を守るルール、それを支えるネットワークをつくってこそ、災害にも強い社会となることが明らかにされたのではないか。
国民の暮らしと権利を守る「ルールある経済社会」をつくる国民的運動を、あらゆる分野で大きく発展させよう。
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2011.05.02 |
| Comments(0) | Trackback(3) | ・震災救援・復興
既に多くの方が紹介していますが・・・。
今や時の人ですね。

日本共産党の吉井英勝議員。
京都大学工学部原子核工学科卒で共産党の原発・エネルギー問題委員長。
最近の国会質問は、冷静な中にも迫力満点。
26日の衆院予算委員会。
菅総理の「あってはならない事故」発言を引き出すや・・・。
吉井 これまでの政府答弁や対応は間違っていたと考えるか。
首相 事実として、間違っていたといわざるをえない。
原発事故 首相「政府答弁は誤り」
「あってはならない事故が起こったのは、必要な対策もとらなかったからだ。事故後も直ちに対策をとらなかった人災だ」・・・。「安全神話」に立って事故を引き起こした政府と東京電力の責任が浮き彫りにした。
吉井氏は、2005年の質問主意書以降、地震や津波による電源喪失や冷却機能不能の危険性を繰り返し提起してきたのに「万全を期している」などといって自公政権も民主党政権も一顧だにしなかった。
事故後の対応でも、首相は東電に原子力災害特措法に基づく明確な指示を出さず、海江田万里経済産業相にベント(蒸気排出)命令を出させたのも地震発生から16時間後、海水注水命令は29時間19分後だったと指摘。吉井氏は「東電いいなりでまるで国家の機能を果たしていない」と批判。
補償問題では、東電の清水正孝社長が「公正で迅速に補償するには国のご支援も必要だ」と述べたのに対し、吉井氏は「加害者だということを忘れ、税金でみてほしいとはとんでもない」と指摘。首相に対し「すべての被害者への補償を東電にやらせきると約束せよ」と迫った。
首相は「一義的な補償責任は東電にあるが、適切な補償がなされるよう政府としても責任をもって対応する」と。
東伝の責任逃れについては、またいつか。
以下、最近の関連ツイートから。
● oowakitomosan
J-CASTニュース 共産党議員が国会で警告していた 「外部電源喪失」そして「炉心溶融」http://bit.ly/fnq4mj
● oowakitomosan
J-CASTニュース 福島第1原発事故は二重の人災だった 日本共産党・吉井英勝衆院議員に聞く(上)http://bit.ly/fltYqh太陽光発電が脱原発の一番の担い手になる 日本共産党・吉井英勝衆院議員に聞く(下)http://bit.ly/gWd04v
● oowakitomosan
(動画)原発事故 首相「政府答弁は誤り」 衆院予算委員会 吉井議員が追及(11.4.26) http://bit.ly/dYUuzX
● oowakitomosan
大津波くれば原発炉心損傷 経産省関連機関が指摘 昨年 吉井議員の警告裏付け http://bit.ly/gxpdKv
● oowakitomosan
衆院予算委 原発事故問題 吉井議員の質問 備えなし 事故後も対策なし 政府と東電による「人災」 http://bit.ly/i5Vvwy
● oowakitomosan
原発事故 首相「政府答弁は誤り」 衆院委 「明確な人災」吉井氏追及 http://bit.ly/gIKFYZ
● oowakitomosan
原発の代替案とは何か、それは原発をもたないことである。(ダグラス・ラミス) http://bit.ly/gKHZJA
■
2011年4月27日(水)「しんぶん赤旗」 衆院予算委 原発事故問題 吉井議員の質問 備えなし 事故後も対策なし
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2011.05.02 |
| Comments(2) | Trackback(0) | ・さよなら原発!
明日は憲法記念日。
せめてこの日だけでも、きちんと考えたいもんだ。

@oowakitomosan 2011.05.02 08:47
明日は憲法君の誕生日。暮らしに生かそう。震災復興は憲法の視点で。 RT @kamiwaki: 上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 : 再度のご案内(2011年5・3神戸憲法集会) http://lb.to/kP78a6
最近、一票の格差が憲法違反だという最高裁の判決があった。
国民主権、議会制民主主義にとって、一票の価値を平等にすべきことは誰が考えても当然なことだ。したがって、民意を正確に反映する選挙制度は民主主義の土台だ。
1人区や2人区などは、死票を多く作り、その時点で主権者の参加を排除しているのである。
小選挙区制のふるさと=イギリスでは、その弊害から小選挙区制を見直そうという動きがある。
最早過半数を得る政党がない中、労働党と連立を組んだ自民党が「小選挙区制の廃止」を掲げ議論になった。
(ただし、自民党は学費値上げなど、公約を破り、そんな政党が提唱する政策としてその信頼が落ちているようだが・・・)
わが国でも二大政党に対する支持は、参院選挙につづき、先の一斉地方選でも減ってきている。
「勝者なき選挙」の結果は、「民主党大敗」だけでなく自民党も議席を減らし「二大政党」に対する国民の不信が示されたものといえる。
そうした中、多様な民意を正しく反映する選挙制度にする必要がますます明らかになってきている。
投票価値は平等でなければならず、選挙区間の格差を正すことは無論、小選挙区制などは廃止すべきなのだ。 憲法学者の
上脇博之先生が、ツイッター
@kamiwaki 上で、つぶやいている。
@vkamiwaki
2011.05.01 22:53
今夜は、一人一票運動で、44回呟きました。賛同いただいた皆様、リツィートしていただいた皆様、ありがとうございました。 via web
「
勿論、議会制民主主義が実現しても、有権者が賢明な投票行動をとらなければ、真に政治は良くはならない。しかし、議会制民主主義を実現しなければ、ワーキングプア、格差社会は改善しないだろう。小選挙区制は世界の少数派。多くの国、特に福祉政策を重視する国は、比例代表制。」ですね。
是非、この機会に読んでいただきたく、了解をいただいて当道場に転載させていただくことになりました。・・・ちと、長いですよ、なにせ44ツイですから。
”続きを読む”でどうぞ。
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【“NO.2044 憲法記念日に考える 投票価値の平等と選挙制度 上脇博之先生に学ぶ”の続きを読む】 テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2011.05.02 |
| Comments(0) | Trackback(0) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅱ