NO.1056 なんで 「ETCに限定」なんや?!
夕べの夜桜見物は、綺麗さよりも寒さ・・・だったあ。
・・・で、週末に、高速道路を使った遠方への納品をと思っていたら、色々考えてしまった。
先日ラジオから流れていたが、ETC取り付けをしているカー用品店では品切れで、メーカーはウハウハらしいですね。
今日(28日)からETC搭載車限定で全国の高速道路で割引料金が適用される。
「ああ、遠くへの納品が助かるな」とか思いながら、こういうことへの対策に疎いので、しばらくご利益はなさそうだが。
あんまりの混雑で、国土交通省は、ETC車載器の購入費用を一部助成する制度を、当初3月末までとしていたが4月以降も続けるそうだ。
制度では四輪車は1台当たり5250円、二輪車には1台1万5750円を助成する。(1)各地の「新規導入助成取扱店」で車載器を買い、車両のデータを車載器に登録する、(2)費用から補助額を引いた額を2年以上、2回以上の分割で支払う、(3)申込時にアンケートに答える――という条件をすべて満たす必要があるそうだ。
素朴な疑問
その① 何で「(2)費用から補助額を引いた額を2年以上、2回以上の分割で支払う」なの?
私は、ローンを組むと借金をかかえて気が重いので、家以外はローンを組んだ経験が無いから、皆目分からない。お手上げ!誰か教えて。
その② 「なんでETC搭載車限定なんや?」
こういうことに疑問を持って突っ込みだすと、そもそも道路特定財源問題まで勉強しなければならなくなるので・・・、ああ、面倒くさ!
「高速道路どこまでも1000円」は、麻生政権の「経済活性化対策」のひとつだ。
もともとは、道路特定財源とガソリン税の廃止が問題になった昨春、当時の福田康夫首相が「『道路特定財源』から脱却し、生活者である皆さんが求めている様々な対策に使うための、いわば『生活者財源』へと改革する決意です」に始まるものだが。
道路特定財源は?
ところが、ガソリン税などの道路特定財源に当たる税収見込みは3兆1416億円という。これに対して財務省原案段階での道路整備費や高速料金引き下げなど「道路予算」は2兆7578億円。
これでは税収のほぼ9割が道路に使われることになり、旧「特定財源」の税収のほとんどが道路・道路関連予算となることになり、「一般財源化」は名前だけに終わり、実態は何も変わってないということだ。
日本の高速道路は、莫大な税金で作られて、高額な料金を取っている。
世界の道路行政を見ても、料金の引き下げは正しいと思うが、だったら何で「普通車以下で、土日祭日のみ、ETC車に限定」なのか。全て無料にするのが妥当だろう。
こうしてみてくると、麻生政権のこの「高速道路どこまでも1000円、経済活性化対策」は、有り余る道路特定財源を一般財源化することなく、「不公平なバラマキ」に使い、政権の人気取りのための政策だ!と言いたくなってくる。定額給付金の弟分と言うところか。
「なんでETC搭載車限定なんや?」
それは、ETC車載器の普及で特定業界への「特需」も狙った利益誘導・優遇策だ。
ETCを管理する天下り団体は(財)道路システム高度化推進機構。その理事長は張富士夫トヨタ会長である。役員たちの顔ぶれは、クレジット会社や自動車関連会社の役員達と国交省の天下りだそうな・・・。
おいおい、無駄な道路ばかり作らず、約束どうりに『生活者財源』に切り替えろ!そして、料金は公平にみんなタダにしろよ!
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
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2009.03.28 | | Comments(4) | Trackback(1) | ・政治一般Ⅱ
