NO.1071 核廃絶へアメリカは道義的責任がある 「イエス・ウイ・キャン!」と言おう。
「ゴタンチ」だの「ゴホウ」だの、日本中が莫大な金を使い戦争ごっこに振り回され、世界中に恥をかいていた頃、世界は、核廃絶に動き出している。日本は戦争好きの輩達のための国に成り下がりっぱなし。「飛翔体」で危機感をあおり、麻生政権はここぞとばかりに、自民党役員会では、ミサイル発射後の日本政府の対応に関し「危機感が足りない」と述べ、北朝鮮による核放棄実現へさらに圧力を強めるために、「日本も核を持たざるを得ないという気持ちで取り組むべきだ」発言も出ているというし、国防部会では宇宙軍拡議論も急加速しだしている。
「飛翔体」の「誤探知」に「誤報」・・・、ようこそ「誤発射」までは行かなかったものよ。誰かが誤ってボタンを押していればどういう事になっていたか・・・。考えただけでも空恐ろしいことだ。
「戦争しません、武器は持ちません」という9条のありがたみが分かったというものだろう。
こちとらは、間違ってボタンを押してしまい、大変な日々だった。
仲間たちの記録を、殆ど消してしまったのだよ!(大涙) 唯でさえ、苦手で好きになれない仕事。シコシコ打ち込んで保存していた仲間たちの「個別支援記録」。パソコンのキーをうっかり押し間違えてしまい一瞬にしてパー!幸い保存していた分もあったから、数か月分を、ノートのメモを頼りにまた打ち込みなおして、昨日は丸々1日深夜までかかってしまった。目はしょぼつくわ・・・、何より情けなくて・・・!
・・・というわけでブログの更新どころではなかった。
愚痴はこの辺にして、オバマ米大統領が5日、プラハで、「核兵器のない世界」の実現めざして、「米国には行動すべき道義的責任がある」と述べたそうだ。
「米国は、核兵器保有国として、そして核兵器を使ったことがある唯一の核兵器保有国として、行動すべき道義的責任がある。私たちはそうした努力を単独では成し遂げられないが、その先頭に立ち、始めることはできる。」と。
歴代アメリカ政権からは聞いたことが無い強い決意だろう。
これまでの米政権は、ヒロシマ、ナガサキへの原爆投下を正当化して来た。
ブッシュに至っては、核兵器の先制使用戦略を公言し、国際政治の場では核兵器廃絶をあざ笑ったものだ。ついその前にはクリントンが、原爆投下は間違いじゃなかった、アメリカは謝る必要など無いと言い放っていた。
オバマ大統領は、「なかには核兵器の拡散は防ぎきれない、チェックしきれない、我々は究極的な破壊兵器をますます多くの人々が保有する世界に住む運命にある、という議論もある。そうした宿命論こそが、生かしてはおけない敵なのだ。」と言い切った。
演説では「核兵器のない世界に向けた具体的な措置」として、(1)ロシアとの戦略兵器削減条約(START2)の交渉(2)包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効実現(3)検証可能な核分裂物質生産禁止条約(カットオフ条約)の実現などを提示したという。核不拡散条約(NPT)体制の強化とともに、新たな首脳会議も呼びかけた。
そして、「今日、私は核兵器のない世界の平和と安全保障を追求するという米国の約束を、明確に、かつ確信をもって表明する。この目標は、すぐに到達できるものではない。おそらく私が生きている間にはできないだろう。忍耐とねばり強さが必要だ。しかし我々は今、世界は変わることができないと我々に語りかける声を無視しなければならない。 私たちは『イエス・ウイ・キャン』と主張せねばならない」と結んだ。
しかし、やっとここまできたかというのも正直なところだ。
大体、今まで核拡散防止が中心的テーマだったことが、おかしいのである。先に持ったものが、後から来るものに「お前達は持つことはならん!」といったところで、そんな理屈が通用するものではない。そういう理屈の前にいたちごっこが続き、今に至っているのである。
北朝鮮の核開発疑惑も、また然りだ。
そういう意味において、核保有国の大統領が、「核兵器は廃絶しかない。」と言ったことは、画期的だろう。オバマは、ほんとにチェンジするかもしれないという期待が高まったりする・・・。
オバマ大統領の発言が、広島や長崎の人々をはじめ、多くの核廃絶を願う人々を励ましていると報道されている。
そうだ、核廃絶へ、「イエス・ウイ・キャン!」と言おう。
と書いてから最後にまた、死の商人たちのことしか頭に無いこの国のアホウな内閣を、なんとしても倒さねばと思うのだ。
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2009.04.07 | | Comments(3) | Trackback(7) | ・9条・平和Ⅰ
