NO.1155 「老障介護」の解決には「家族機能支援」が必用だと思う。
ある仲間のお母さんから、小さな3行ほどの手紙をいただいた。
ひかり福祉会の後援会では作業所の資金作りのために、農家と直接取引した米の販売をしているのだが、
その注文分を届けたことに対するお礼の一文だ。
「大助かりでした」と。
3年ほど前につれあいを送り、今は仲間と二人暮らし。
陶友の設立時からほんとによく頑張ってこられたお母さんだが、
昨年、車の免許更新を止めた。
注文の米はわずかに3キロだが、息子は足が悪く歩くのが精一杯で持って帰れないし、
お母さんも車がなくなったので、
私が昨夜、帰る途中で自宅まで届けたのだったが・・・。
律儀なお母さんは、こうして必ず「お手紙」を下さる。
・・・その手紙の文字の線が、あの達筆が乱れているのである。
70台半ば・・・。
ご自分の健康と息子さんの障害の進みぐあいを見ながら、
「いつ施設に入れようか」と考えている。
親御さん達の老化は確実に進んでいる。
老老介護ならぬ、老障介護が大きな問題となってきている。
こうした仲間たちの家庭を長年見ながら思うこと。
日本の福祉は縦割りで、個人を支える仕組みだ。
障害者個人の支援、高齢者個人の介護・・・と。しかも不十分。
家族の皆さんは、皆「家族として暮したい」という願いを持っている。
個別個人を支えることは必用だが、大事なのは生活を支えること。
生活は、食う、寝る・・・ではなく、誰とどのように暮らすか、である。
仲間や家族の願いに応え、家族で暮らすことが出来るようにするためには、
家庭を、家族機能を支える福祉がどうしても必要だと思う。
ただ、生物学的に「生かす」のは福祉には程遠いのだ。
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2009.05.16 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・仲間とともにⅢ
