NO.1160 これはやばくない?鳩山由紀夫新代表、憲法審査会の始動を容認 。
なるほど、当たっているかな。その総会・研究会が17日までの2日間、京都市の同志社大学で開かれました。研究会では政党のメディア戦略、民主党の構造分析、自治体合併が選挙に及ぼす影響などをめぐって議論が交わされました。
代表選が終わったばかりの民主党の地方組織の構造の実証研究、代表選出をめぐる問題点について、政党としてのあいまい性と未成熟さが示されました。
民主党と有権者との関係について「民主党は政策中心に有権者の支持を獲得しているといわれるが、民主党の場合、政策は支持・投票にあまり影響を及ぼしていない」「民主党とはこういう政党だろうという見方は人によって分かれる」と、支持者、投票者側が抱く民主党観にも、同党のあいまい性が反映しているとの指摘がありました。(以上、部分引用)
国民の中では政治的意識が高い層であるはずのは政治ブログ界隈を見ても、政策は余り関係ないようだ。自公政権を変えるには、一番大きくて近い、が主な支持の根拠のようだ。その政策評価や中身については二の次三の次になっている。これは、究極的には民主党の問題というよりも、有権者・国民の意識の問題であり、この国の政治的民主主義の成熟の度合いの問題だろうが・・・。
「政権交代」なら改憲論者でも
例えば、新しい代表になった鳩山由紀夫氏は改憲論者で、戦前への復古主義的な改憲をめざす「新憲法制定議員同盟」(中曽根康弘会長)の顧問に就任(2008年3月4日)している。私は少なくとも、すぐに止めるべきだと主張しているが、熱心な「政権交代」論者は、護憲を自認しながらこのことには不問だ。「清濁併せ呑む」太っ腹というよりも、単なるダブルスタンダードにしか見えない。
その鳩山氏、「小沢傀儡ではない」とはいっていたが、やはり小沢氏を筆頭代表代行に重用するしかなかった。民主の人事にとやかく言うつもりはないが、世論は評価しないだろう。
鳩山氏は、金権政治に対しては一歩も前に進めないが、改憲には早速一歩前に進もうとしている。
憲法審査会の始動を容認
自民党は連休前にもと狙っていたのだが・・・。
鳩山由紀夫代表は、17日のNHK番組で、改憲手続き法(国民投票法)にもとづき衆参両院に設置されている憲法審査会について、「議論は始めて結構だ」として、憲法審査会を始動させ、議論の開始を容認した。
改憲原案の審査権限をもつ憲法審査会は、2007年の参院選で改憲を公約した自民党が大敗したことで、これまで宙に浮いていた。自民、公明両党は今国会での始動をめざしており、これに迎合するものだ。
鳩山氏は憲法について「時代に沿って変えなければいけないものが50年、60年変わっていない。ここに最大の問題がある」と発言。「憲法審査会のスタートに民主党は反対しているが」との問いに「議論は始めても結構だと思います。ただ、経済がこういう状況下で憲法(の議論)を真剣にできるのか。そういう余裕がいまの政権にはないのではないか。(民主党は)そう思っているから国会対策のなかで憲法審査会の議論がされていないということだ」と述べた。
要するに、改憲論議は「余裕をもってじっくりやろう」と答えたということだ。
これまで冷凍庫で保存していたものをチルドにもどし、じっくり熟成させておいしく調理し食べようか、と。
保守二大政党による改憲策動は、「政権交代」の看板の陰で目立たぬ形で着々と進められている。警戒が必要だ!
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2009.05.18 | | Comments(2) | Trackback(4) | ・民主党批判Ⅱ
