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NO.1176 生きるとは愛すること・・・小森香子

 いやあ、別に詩に詳しいわけでもなんでもないんだが・・・・。
何気なく見たら、気に入って・・・。
 詩人の小森香子さんが、詩集『生きるとは』で、第37回壷井繁治賞というものを受賞されたそうで、今日(5.29)の『赤旗』文化欄に一文を寄せています。

        buru2304.jpg

 「私がいつもサインに書く言葉『生きるとは愛すること』が、私の作品を貫くテーマである」と。
その中で紹介されている詩を貼り付けておきます。

  忘 れ な い
 
人は 老いてゆくとき 忘れてゆく

さまざまなこと いま ついさっきのこと

知人の名前 昨日の献立 明日の約束


だが 昔のことは忘れない 生命あるかぎり

幼い日 母に聞いた物語 その時見ていた花

戦時中の教育 勤労動員や空襲や 飢え

おまけに 覚えていたくもない 軍歌まで


人は 過去をしっかり 見つめなければならない

さまざまなこと いまかくされようとすること

軍の強制がなくて だれが我が子を殺すか


生きてあるかぎり忘られぬ昔のことを いま

真実を証言する人の命がけの言葉を いま

沖縄のガマの闇から 犯されたハルモニの声から

日本国憲法九条の光で照らし出す 真実を いま


人は 伝えなければならない 自分のことばで

アラゴンは 言った 力をこめて

   教えるとは 共に希望を語ること
  
   学ぶとは 真実(まこと)を胸に きざむこと



いかがでしょう。
ついでに、なんですが、
「教えるとは 共に希望を語ること
 学ぶとは 真実(まこと)を胸に きざむこと」は、アラゴンの次の詩の下りです。
一応教育学部だった私は、
「教えるとは 共に希望を語ること
 学ぶとは 誠実を胸に きざむこと」という訳で、とても好きな言葉として大事にしています。


ストラスブール大学の歌

       ルイ・アラゴン

 
陽の色に輝やくカテドラル
ドイツ人どもに囚われながら
おまえは倦むことなく数える
めぐる季節を 月日を 流れる時を
おお ストラスブールのカテドラル

 
学生たちは別れを告げて逃れ出た
アルザスの空翔ぶ鵠鶴と
おまえの薔薇形窓の思い出を
いっぱいつめた背負袋を肩に
それは ながい別れとなる

 
教えるとは 希望を語ること
学ぶとは 誠実を胸にきざむこと

かれらはなおも苦難のなかで
その大学をふたたび開いた
フランスのまんなかクレルモンに

 
古今の学に通じた教授たち
審判者の眼差しをもった若者たち
君たちはそのかくれ家で
大洪水の明けの日にそなえた
ふたたびストラスブールへ帰える日に

 
学問とは永い永い忍耐
だが今 なぜすべてのものが黙っているのか
ナチどもははいりこんできて 殺している
暴力だけがやつらのただ一つの特性だ
殺すことだけがやつらのただ一つの学問だ

 
やつらは鉄の拳で撒き散らす
われらのかまどの灰までも
やつらは手あたりしだい撃ち殺す
見よ 教壇にうつ伏したあの屍を
友よ 何を われらは何をなすべきか

 
「無垢な幼児たち」の大虐殺を
もしもヘロデ王が命じたとすれば
それは君らのうちよりひとりのキリストが
あらわれでて 美しい血の色に
目覚めるのを怖れるからと 知れ

 
ストラスブールの息子たちはたおれても
だが 空しくは死なないだろう
もしも 彼らの赤い血が
祖国の道のほとりにふたたび花咲き
そこにひとりのクレベエルが立ち上るなら

 
今よりはかずかずのクレベエルたち
それは百人となり 千人となり
つづく つづく 市民の兵士たち
われらの山やまに 町まちに
義勇兵とパルチザンたち

 
われらはともに行こう ストラスブールへ
二十五年まえの あの日のように
勝利はわれらの頭上にあるのだ
ストラスブールへ だが何時と君たちは言うのか
よく見るがよい 震えおののくプロシャ人どもを

 
ストラスブールの プラーグの オスロオの
三つの受難の大学よ
よく見るがいい 銃をうつやつらの姿を
奴らはもう知っている 逃げだす日の近いのを
敗北こそ 奴らのさだめだと

 
よく見るがいい 奴らがおのれの運命を知り
士気もおとろえた その姿を
死刑執行人どもこそ罪人にかわるのだ
やつらに戦車と手先があろうと
やつらを追いだすのだ 今年こそ

 
武装を解除された英雄たちよ 武器をとれ
ストラスブールのためフランスのため世界のため
聞け あの深く どよもし どよもす
フランスの声を 祖国の声を
鉤 十 字の殺人どもは滅びるのだ

 
陽の色に輝やくカテドラル
ドイツ人どもに囚われながら
おまえは倦むことなく数える
めぐる季節を 月日を 流れる時を
おお ストラスブールのカテドラル



 1943年11月、中仏オーヴェルニュ地方のクレルモン・フェランにおいてストラスブール大学の教授、学生が銃殺され、数百名が逮捕された。大学は戦火と弾圧を避けて、ストラスブールからこのクレルモンの地に疎開していたのである。この悲劇は、アラゴンに忘れがたい詩を書かせることになる。「ストラスブール大学の歌」がそれである。
・・・
「教えるとは希望を語ること/学ぶとは誠実を胸にきざむこと」─これらの言葉ほど、教育・勉学の真の意味を言いあてたものはなく、それは読むひとの胸に残らずにはいない。   (新日本新書『アラゴン』)
 
 




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2009.05.29 | | Comments(4) | Trackback(3) | ・社会評論Ⅱ

コメント

私も

切り抜きました。9条の会の小森陽一先生のお母さんです。たくさんの素敵な詩を私たちに贈って下さいました。

1昨年、九州の保育団体合同研究集会で記念講演をお願いしました。

ルイ・アラゴンの詩をありがとうございました。

2009-05-29 金 23:19:39 | URL | 嶽村 #- [ 編集]

嶽村さんへ。

> 切り抜きました。
そうですか。私はここに貼り付け、保存です。

> ルイ・アラゴンの詩をありがとうございました。
これって、いいですよね。

2009-05-30 土 11:48:43 | URL | 友さん #- [ 編集]

ルイ・アラゴン

ルイ・アラゴンの作品は私もとても好きです。ルイ・アラゴンの作品を読むと、フランスへの『愛国心』(?)がふつふつと湧くほどです。爆

私のブログでルイ・アラゴンに触れた記事
http://muranoserena.blog91.fc2.com/?q=%A5%EB%A5%A4%A1%A6%A5%A2%A5%E9%A5%B4%A5%F3
からいくつかトラックバックさせていただきました。

2009-05-30 土 22:13:48 | URL | 村野瀬玲奈 #6fyJxoAE [ 編集]

村野瀬玲奈 さんへ。

こんばんわ、コメント、トラックバックありがとう。
愛国心、この言葉の響きが素直ですね、かの国では。
この国では、愛国心という言葉がゆがめられすぎています。
素直に愛国心がふつふつと湧く国にしましょう。

2009-05-30 土 22:46:18 | URL | 友さん #- [ 編集]

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