NO.1221 「小泉純一郎」は卒業か・・・?
地方選挙の評価は一概には言えない面もあるが・・・。
横須賀市長に33歳新人 『小泉王国』の現職破る(東京新聞 2009年6月29日 朝刊)
小泉純一郎元総理が、演説会や該当宣伝にもしゃしゃり出ていたが、もはや地元でも求心力はないことが証明された結果だった。同時に、米軍の拠点に空母簿配備を容認することなど市民は認めなかった。神奈川県横須賀市長選は二十八日投開票され、無所属新人の元市議吉田雄人氏(33)が、無所属の現職蒲谷亮一氏(64)ら二氏を破り、初当選した。
自民、民主、公明の各党が全面支援した現職が敗れた背景には、新しい政治の担い手を求める有権者の期待感があり、間近に迫った衆院選に影響しそうだ。(部分引用)
・・・いまや、物言わぬ無党派層が第一党というべきか。
ここでも民主党の、本性と行く末を占う結果が現れた。
自公民の相乗りである。国政では政権交代を叫びながら、現実の地方政治ではその対立軸を持たず、自公に相乗りしてしまうのは、たまたまとは言えまい。
お膝元横須賀での「小泉離れ」は衝撃的ではあるが、しかし、小泉の呪縛は国政に未だに影響を与えている。行き詰った構造改革路線への決別は、未だにできないでいる。
政府の「骨太方針2009」は、社会保障費の毎年2200億円削減をやらないとすることで決着したが、小泉内閣時代の「骨太方針06」を踏まえ「歳出改革は継続する」と明記している。
社会保障費を5年間で1兆1000億円削減すると決めたのが彼の「骨太方針06」。
「骨太方針2009」は、これまでの削減路線の間違いを認めず、「今年は削減しない」といっているだけで、国民の目をごまかすやり方というしかない。
社会保障費抑制路線はきっぱりやめるべきだ。
今、社会保障の財源問題を語るとき、「社会保障を抑制するか、国民負担を増やすか」の二者択一論がまかり通っている。そして、社会保障のためには「財源は消費税増税で」というが、これは全くの誤りだ。
社会保障充実のためにはどうすればいいかをどうするか?
一つは、予算配分の転換。
国民の願いは、世論調査でも明らかなように、福祉や雇用の予算を増やして、公共事業や軍事費を削ることを求めており、例えば1メートル1億円の東京外環道トンネルや、2500億円の米軍への「思いやり予算」や、320億円を分け取りする政党助成金などは廃止する。
二つ目に、税制の転換。
この間の大金持ちや大企業減税を元に戻すだけで、7兆円の財源が生まれる。
何かあれば消費税頼みで、
自公、政府は3年後に消費税増税を具体化するという。
民主党岡田幹事長は、NHK日曜討論で、
「社会保障や医療にも聖域ではない」「消費税は4年間上げないといっている。上げるときはその前にきちんとマニフェストに書いて選挙する」と。
自公も,民主も消費税頼みは同じで、
3年後か4年後以降か、時期の違いだけである。
無駄な公共事業や、軍事費などの無駄を削り、大金持ち、大企業に負担を求め、社会保障の拡充を目指す政治への転換が求められる。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
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2009.06.29 | | Comments(0) | Trackback(3) | ・2009総選挙Ⅰ
