NO.1195 「障害」の姿。
高等特別支援学校2年生、軽度知的障害の四女は今、職場実習中です。
毎朝6時に起きて弁当を詰めて、元気に出かけています。
仕事は、清掃。障害者の複合施設のあるビルの清掃です。
彼女にはそこで働き活動する障害者達がどう映るのか・・・、ちょっと関心があり聞いてみました。
本人は、自分の事を「障害」とは認識していない。まだ、「勉強が遅れてゆっくりしか出来ないから・・・」という認識です。
「どんな人たちがどんなことしよるとね?」
「・・・うん、いろんな人たちがいるよ。
怒られたらすぐたち立ち直れない人、
失敗したりすると自分のおでこをパチパチとたたく人、
うまく自分の気持ちを伝えられない人、
歩き方がつらくて杖がいる人や車イスの人、
走ることが出来ない人、
考えることが苦手な人、
その場でぴょんぴょんとんだりする人、
なんか叫びだしたりする人、
同じことを何回も続けて言う人やら、・・・いろいろ。
お父さんの『陶友』にもいるやろ?」
「そうやね。どんなことしよっと?」
「・・・いろんな班で、
食品の人はクッキーやケーキを作ったり、
使った所や道具をきれいに洗ったりしたり、
チラシを束にする作業もあったり、
デイ(サービス)のような所もあって、
車イスの人がタオルをたたんだり、音楽や体育、車イス卓球やバスケをしよるよ。
こわくて、人の中に溶け込んで仕事ができない人は、
人とはなれてから・・・、
昼休みはいっしょにテレビを見たよ。
中には口の悪い人もいるけど、
みんないい人たちよ。
なんか、思いやりがあって、
強いことばじゃなくて、やさしく注意してね。
好きな事をいっしょうけんめいにやって、
苦手なこともこつこつがんばってるよ。」
「ふ~~ん」
・・・こんな感じ。
実習2日目だったから、そこの人たちのことだけでなく、
学校の友達や今まで出会った、彼女に見える「障害の姿」を語ったようでもあります。
え?何を言いたいかって?
物事を抽象化することは苦手だが、その姿は具体的で、良く観てるんだな、と。
「みんないい人たちよ。」
そういうふうに見える目が、親バカながら、ステキです。
自分の事をどう理解していくんでしょうね。
「障害」という言葉で理解するには、そう教えるには、
もう少し時間をかけたほうがいいかも・・・。
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2009.06.06 | | Comments(6) | Trackback(1) | ・家族・娘たち(今・回想)Ⅱ
