NO.1230 比例定数削減で世襲制限?
福岡地方、たいした災害もなく豪雨は遠のいたようです。
ダムの水かさも増し、さしずめ恵みの雨というところだったでしょうか。
ところで、閣僚人事と自民党役員人事で選挙態勢を作りたいとしていた麻生総理は、自民党内の反対で兼任をなくす閣僚人事しかできなかったようだ。孤立感漂う大将は哀れでさえある。
内閣人事は、経済財政政策担当相に林義郎元蔵相の息子の林芳正前防衛相、国家公安委員長に林大幹元環境庁長官の息子の林幹雄元国家公安委員長の入閣となった。
国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行さんによると、麻生内閣の世襲率は67%、二世率は83%に上昇したそうだ。
最近は「世襲制限」はトーンダウンしたようだが、一時期自民も民主も世襲制限を争点にしようとしていた。私は、それは単なる争点そらしだと批判してきたが、ご当人たちは大真面目だったようだが・・・、その後どうなったのだろうか?
宮崎氏は大真面目のようである。自称、「元日本経済新聞(日経)政治部記者で、現在は地主の道楽ジャーナリスト。政権交代可能な二大政党制デモクラシーの70年ぶりの復活をめざして、民主党情報を発信して」いる方のようだが。
ところで、氏が応援する民主党は、自民と共にこれまた「衆院議員の定数削減」を競い合っている。しかも削減するのは比例だという。民主は比例を80削減するという。
「政権交代可能な二大政党制デモクラシー」という。
今の小選挙区制と比例代表制の並立にならなかったら、既に政権交代はいくつかのパターンで成立していたであろうし、2大政党制がデモクラシーだなどとはトンデモなのだが、それらはさておき、今日は一つだけ突っ込んでおく。
私は、定数削減そのものが、民意削りであり、しかも比例を削るということは少数政党の切り捨てであり、多様な民意を削り、デモクラシーに逆行するものであり大反対なのだが・・・。
民主党が言う衆院の議員定数削減、しかも比例を削るということと、世襲議員をなくすということとはどう整合するんだろう。それをいうなら小選挙区をこそ削るべきだろう。
大体、比例の議席を世襲する議員なんているのか?世襲の「地盤・看板・カバン」、地盤なんても小選挙区そのものではないか。
小さなことかもしれないが、エセデモクラット・「道楽ジャーナリスト」には突っ込まないと、気がすまなくなったので・・・、スンマセン。
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2009.07.02 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅰ
