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NO.1251 「自民は不満、民主は不安」・・・、だからこそ「比例は共産党」。

 昨日も橋下徹大阪府知事と東国原英夫宮崎県知事が自民を応援するか民主を応援するかという話題が、テレビで流れている。自民も民主も人気者にあやかりたいようだ。

 東国原は決着済みで、そのまんま消えてしまうかと思いきや、まだ利用価値がありそうだし、橋下は、よりしたたかで狡猾なようだ。自民と民主を天秤にかけて競わせながら引き寄せているようだ。これに鳩山代表が「違いはない」と評価し、民主・原口氏が「涙が出るほど感動」して色気を出しているというところか・・・。
・・・一体どうなって行くのやら。

「自民は不満、民主は不安」・・・。
 ところで、上述したような民主党の揺れもある中、「政権交代」を掲げる方たちの中にも、「民主が万全というわけではないが」とか、「民主に不安がないわけではないが」ということばが見られるようになってきたように見受けられる。

 読売は、「「自民に政権担当能力」56%に急落…読売・早大調査」というタイトルだが、その肝心な中身は

不安
 ・・・ただ、自民と民主の政策に「はっきりとした違いがある」と思う人は28%で、「あまり違いはない」は64%に上った。「民主党政権」で日本の政治は「良くなる」は26%、「悪くなる」9%で、「変わらない」59%が最も多かった。

である。
 これからに不安を感じる・・・自民が85.4%、民主が76.4%、つまり80%前後がどちらになっても不安だというのだ。これは他の世論調査でも大体同じ結果のようだ。

 しかし、「政権交代」、「自民か民主か」の二大政党制推進を合唱するメディアは、この国民の不安に、事実をもって報道し応えようとする姿勢は皆無に見える。

 比例定数削減、民主主義破壊の悪政を競う自民と民主
自民党:政権公約素案 「国会議員4年後までに1割削減」

 次期衆院選に向けた自民党の政権公約(マニフェスト)の素案が6日、明らかになった。国会議員の定数削減について、「(衆院議員の任期が切れる)4年後までに1割削減」と明記している。全国知事会による国直轄事業の地方負担金制度の見直し要請に応え、自治体の負担軽減を図る。社会保障費の財源確保のため、将来の消費税増税には触れているものの、税率を引き上げる時期に関しては「景気回復後に検討」などの表現にとどめている。

 一方の民主党も衆院比例定数80削減方針だし、岡田克也幹事長は参院比例削減まで言及している。
       新憲法試案

 鳩山由紀夫代表は、その著書『新憲法試案』(2005年)の冒頭から、「祖父鳩山一郎」が「小選挙区制に変えようと試みた」のは「憲法を変えるために…極めて安定した与党を作らなければならなかったからである」とのべ、「私には祖父のDNAが存している」という。
 そして、「改憲のために小選挙区制を導入する」こと、それによって「二大政党制による統治システムをつくる」ことを目的に「試案」を書いたとあけすけに述べている。

 「衆議院において不完全ではあるが、小選挙区制を敷き、自民党に代わり得る責任政党づくりに努め、今一歩でその目的に到達するところに来ている。これはもう後戻りできない、してはならない道だ。」として、小選挙区制に執念を燃やすのが民主党の党首だ。


悪政に歯止めをかける担保は共産党の躍進
 「自民は不満、民主は不安」と認めつつ、それでも「政権交代」こそが民主主義にとって大事だ、駄目ならまた変えるのが民主主義だという。

 しかし、比例定数を削減すれば、だめだったから変えようといってももう二大政党が95%を占めてしまい、自民と民主しか残らないのは明らかなのだ。それでは遅いのである。

 だからこそ、真の政権交代に道を開くにはこれらの悪政に歯止めをかける担保が必要なのだ。
日本の政治の未来、民主政治のために日本共産党躍進がどうしても必要なのではないだろうか。
 合言葉は、(遠慮気味に現実的に)少なくとも2票のうちの1票、「比例は共産党へ。」でどうでしょう。


    参考過去ログ:NO.1207 政権交代と国会議員定数削減問題。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1238.html




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テーマ:衆議院選挙 - ジャンル:政治・経済

2009.07.10 | | Comments(6) | Trackback(5) | ・2009総選挙Ⅰ

コメント

民主では前途多難です

 友さんぎっくり腰は快方に向かっていますか。満身創痍さながら、何度でも不正義に立ちむっかていく様子は、鋼の意志を持った闘志。さしあたって宮本顕治かチェゲバラといったところですか。
 
 「友愛」とかのスローガンを掲げて、心の中で改憲を堅持しながら80比例削減、ゆくゆくは消費税などと真逆のことを政策にしているそうですね。「私には祖父のDNAが存している」憲法変えるDNAなんてあるんですかね。こんな非科学的な思考で総理大臣やられたら科学者の皆さん困るでしょうね。これじゃ観念論か唯心論の時代錯誤ですね。これは前途多難です。

2009-07-10 金 11:28:47 | URL | くらっち #- [ 編集]

結局どっちもどっちなんですよね、自民と民主は。
期待できるのは共産党だけです。
社民党と国民新党はもっと独自路線を出して欲しいです。
公明党は憲法違反なので無視(笑)

ところで管理人様は無党派についてはどう思われていますか?
無党派は選挙の鍵を握る存在のようですが、私はある意味、明確に自民支持、民主支持してる連中より始末が悪いと見ています。
無党派は勝ち負け、強い弱いだけで判断する打算的な連中で、自民支持者以上にコネズミ的な価値観に染まってる印象があります。

2009-07-10 金 12:57:51 | URL | コンポコ #- [ 編集]

くらっちさんへ。

アチャー!
褒め殺しはお辞めになって。
赤面の至りです。
ブログシーンでは、”孤軍奮闘”ですが・・・、多くの仲間たちの一人として発言中です。

民主党、知れば知るほど・・・???です。
あきれ返って無気力にならないように。

2009-07-10 金 13:55:16 | URL | 友さん #- [ 編集]

コンポコ さんへ。

こんにちわ。
ご質問の件ですが。

> ところで管理人様は無党派についてはどう思われていますか?

 一言で言えば、連帯し手を取り合う対象です。
確かに仰るようなこともありますが、そこにどうアプローチして、理解を求めていくかでしょうね。
彼らも客観的存在としては、自公政権に苦しめられている事実は変わりありません。そういう意味では味方になりうる基盤を持っています。

 世の中はなかなか思うようには進みませんが、世の中の、否定的だが、それでいて支配的な価値観が人々を支配するのはある意味当然で、彼らもこの社会の作用の「産物」でもあります。
 しかし、その社会を変えるのもまた、彼らを含む国民自身です。

 民主主義は厳しくもあり、面倒くさくもある事業です。
見通しを持ち、社会の発展方向を見通す理論を身につけ、あきらめず、たゆまず働きかける努力をすることが大事だと思います。

 ともすれば、例えば、「ええくそ!バカチンが!だから言ったじゃないか。消費税増税に賛成したんだから、お前たちだけ払え! 巻き添えはごめんだ!」といいたくもなりますが(笑)。
でも、決して彼らの責任ではなく、支配層のイデオロギー攻撃が彼らをそのように作り出しているわけです。
森元総理が、「選挙の時は寝ていればいい」といったのも、そういう支配者の政策の現われの一つでしょう。
そういう意味では彼らは犠牲者であり、その裏に真の敵はいるのです。
彼らを切り捨て、手をつなぐ力を小さくすれば・・・、国民が分断されれば、それこそ真の敵の思う壺でしょう。

 最近は無党派層の多くは「B層」と呼ばれているようですが、殆どが政治的には無自覚な層でしょう。
批判して切り捨てるのは簡単ですが、いまだ意識としては低くても、間違いなく主権者であり、敵ではありません。

 どう連帯し共同するか、手をつなぐべき明日の仲間たちです。
根気強い、丁寧なアプローチが求めらていると思います。

とりあえず、基本的な考え方を述べさせていただきました。


 

2009-07-10 金 14:33:26 | URL | 友さん #- [ 編集]

管理人様

どうもありがとうございます。
政治に無関心な無党派層は協力できたり仲間になれる要素はありますよね。彼等とはすんなり協力できると思います。

ただ、無党派でも政治的関心が強い層と組むには並々ならぬ努力が必要だと思います。
彼等の共産党嫌いはかなりのものですので。


2009-07-10 金 17:32:21 | URL | コンポコ #- [ 編集]

コンポコ さんへ。

こんばんわ。
こちらこそ有難うございます。

> ただ、無党派でも政治的関心が強い層と組むには並々ならぬ努力が必要だと思います。
> 彼等の共産党嫌いはかなりのものですので。

そういう人たちもいます。いろいろです。
だんだんと、です。
当面は、10人に1人の支持を。
そして次の階段を目指す。
世の中は、段々少しづつです。

ある程度の量までいくと雪崩を打つ質的転換が始まるでしょうが・・・。
当面は、一歩一歩。

・・・と思います。

2009-07-10 金 18:32:29 | URL | 友さん #- [ 編集]

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