NO.1253 橋下徹と蜜月の恋に陥る?民主党。
NPJ お薦め ブログ 推薦御礼
橋下徹大阪府知事は、民主党支持ブログでは、ぼろくそ叩かれてきたけど・・・。
当の民主党が、蜜月の恋に陥る予感?
数日前から、晴れ間にクマゼミが啼き出した。梅雨も終わり近いかな。
民主と橋下氏、急接近 原口“総務相”と意気投合 鳩山代表『連携取りたい』(東京新聞 2009年7月9日 朝刊)
民主党は八日、大阪府の橋下徹知事を党本部に招き、「次の内閣」総務相の原口一博氏が会談した。両氏は地方分権や「霞が関解体」で「共通点は多い」とすっかり意気投合。東国原英夫宮崎県知事の衆院選出馬を模索する自民党に対抗し、民主党は人気のある橋下氏に急接近した格好だ。
原口氏:「地方の改革の旗手と共同していきたい」
橋下氏:「民主党の素早い対応には、日本が大きく変わるのではという気持ちを抱いている」
橋下氏:「納得できない国の政策には地方に拒否権を」
原口氏:「立法化の検討をマニフェストに入れたい」
橋下氏:「素早く地方の声に対応してもらった。中身について言うことはない」
鳩山代表:「橋下氏の考えは非常に民主党に近い。何らかの形の連携を取っていきたい」
民主党は2007年の参院選マニフェストに「将来的に全国を三百程度の基礎的自治体で構成する」と明記したが、地方から強制的に合併させることへの批判が続出し、衆院選マニフェストには盛り込まないことにしている。
しかし、原口氏は道州制基本法の制定を目指す意向を示した。
経団連が押し付ける「究極の構造改革=道州制の導入」を軸に話を進め、橋本人気にあやかりたい民主党。
「ボロクソ批判」の行方は如何に?
ついでに、橋下評を一つ紹介します。
福岡県弁護士会(偉大なる池永満先輩が会長です)のサイトに、「弁護士会の読書」と言うのがある。弁護士さんたちの書評ブログのようです。以下転載。
橋下「大阪改革」の正体
著者 一ノ宮 美成、 出版 講談社
ひとの悪口を言うのは私もあまり好きではありません。しかし、この橋下大阪府知事については、まあ石原東京都知事も同じですが、あまりのえげつなさに我慢ならず、悪口くらい言わせてもらいたい、そんな気分です。
といっても、これは書評ですので、この本に書かれていることを紹介します。ほとんど、そうだそうだと手を叩き、足をふみならしたくなるような話が満載です。いやあ、その正体はひどいものです。そんな橋下知事を依然としてマスコミが高く持ち上げているため、大阪府民の支持率は高どまりだというのです。いやはや、まったく罪つくりなマスコミです。これは小泉「改革」とまったく同じ構図ではありませんか。
橋下弁護士はサラ金「シティズ」の代理人弁護士を務めていた。「シティズ」というのは高利を強引に取り立てることで有名な会社です。橋下弁護士は、また、徴兵制の復活を主張し、日本は核武装すべきだといい、「税金を払わない奴は生きる資格がない」とウソぶきました。
テレビの出演料は、ローカル局で1時間50万円、ネット局だと100万円以上。講演料も1時間150万円、年収3億円。こんな大金持ちが貧乏人は死ねと言っているのですから、まったく許せません。
橋下弁護士は府知事選挙出馬を「2万パーセントない」と否定しながら、その直後に出馬を表明した。出馬を否定したのは、番組キャンセルにともなって違約金が発生するのを恐れたからだ。そんな解説がなされています。せこい男ですね、まったく。年収3億円の金持ちというのに、呆れます。
「大阪府は破産会社」と橋下府知事は何回も言ったが、これは事実に反している。
嘘も百回言えば本当になる。こんなデマゴギーをマスコミ受けするように繰り返しただけのこと。いやあ、ひどいものです。許せない、プンプン。
橋下知事の支持率が6割以上というように高いのは、常に敵を作る手法にたけているから。小泉元首相は郵政族を的にしたが、橋下知事は公務員労組を敵にした。それで世間の注目を集め、支持をかすめ取ろうとしたわけだ。いま、日本社会に蔓延している社会の閉塞感から、その不満のはけ口が公務員に向かっている。
橋下知事は、高校生に対して次のように強弁した。
「義務教育は中学まで。自分で勉強して公立に合格するしかない。今の日本は自己責任が原則。それがいやだったら、国を変えるか、日本から出るしかない」
ひどいものです。高校生に向かって、いやだったら日本から出て行けというなんて、とんでもない暴言じゃありませんか。いったい、橋下知事って、日本の王様なんですか。
橋下弁護士を知る大阪の某弁護士は、橋下知事について次のように語る。
「ひと言で言うと幼稚ですわ。メディアが、まるで大阪の救世主であるかのように持ち上げるため、少しでも批判すると橋下知事はキレるし、世間のバッシングにあう。そこで、誰もが口を閉じるしかない。いまの大阪では、橋下知事とメディアが共演して恐怖政治がつくられている」
橋下知事について、情緒的な発達が11歳か12歳くらいで終わっている幼い人だと断言した人がいます。ふむふむ、まったく、そのとおりなんじゃありませんか。
橋下知事には、庶民の目線というのがまったく感じられない。今日の財政危機を作り出した張本人である関西財界が橋下知事をあやつり、その橋下知事が熟知したメディアを手のひらに躍らせることで、財界の方針を実行している。メディアは「絵になる」「字になる」などと面白おかしいだけのポピュリズム報道になり下がっている。そこには破壊だけしかない。
横山ノックと言い橋下知事といい、本当に日本の政治家には人材がいませんよね。
そうはいっても、国政選挙で投票率60%程度というのは、あまりにも低すぎます。政治家は国民(有権者)が育てるべきものです。
(2008年12月刊。1000円+税)
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
応援よろしくお願いします。 ランキングー



- 関連記事
-
- NO.1549 マスゴミ対策がカギ 植草一秀先生が捧げる参院選必勝「方策」 (2010/03/26)
- NO.1545 こっけいと言うか、「やっぱり小沢一郎はエライ!」んだなあという話。 (2010/03/24)
- NO.1438 与党の時と野党のときは違う?「選挙中の発言、公約でない」 「官房機密費は内緒にします。私を信じて」 (2009/11/07)
- NO.1307 是々非々 ③非々々々 悪すぎ! 政策内容以前の問題 (2009/08/11)
- NO.1253 橋下徹と蜜月の恋に陥る?民主党。 (2009/07/11)
- NO.1169 「総理の孫の総理就任禁止」 改憲へ「保守合同」か?! (2009/05/22)
- NO.1163 鳩山民主党 「古い自民党」とどこが違う? (2009/05/19)
- NO.1160 これはやばくない?鳩山由紀夫新代表、憲法審査会の始動を容認 。 (2009/05/18)
- NO.1156 鳩山幹事長は、『新憲法制定議員同盟』の顧問を辞任すべきだ。 (2009/05/16)
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
2009.07.11 | | Comments(3) | Trackback(1) | ・民主党批判Ⅱ
