NO,1265 一つの”審判”と一つの”選択”に2票をどう使うか。
未だに梅雨も明けず、蒸し暑い”海の日”でした。
先日四女が作ってくれた「友」の文字入りのオムライス・・・。気持ちが美味しい。
夕方のテレビのローカルニュースは、「自民大物、ドブ板選挙」の話題。
早速選挙区に帰った自民党の古賀誠や山崎拓、久間章生など”大物”政治家が、町内の夏祭りをはしごする様子などが流れていた。政策を語るでもなく、顔を出し頭を下げて握手をすれば票が集まるとは、・・・なんとも。ともあれ、明日の解散を前に、既に選挙は本番である。
そのニュースで、佐賀大学の政治学のゼミの学生による学生の選挙に関する意識調査の結果が報告されていた。(メモしなかったのでうろ覚えだが・・・)
この時期においても学生の関心は高くなく、、「毎日世論調査:民主56%、自民23% 衆院選勝利望む党」との結果にも隔たりがあり、支持するのは自民も民主も3割前後で、全体として学生は保守的だと言っていた。印象的だったのは、今の学生は「批判したり対立したりするのを好まない」そうだということ。
積極的に参加し変革を模索するでもなし、波風立てず落ち着くところに落ち着き、現状に何とか適応するというのだろうかと思うと、ちょっと寂しくなったものだ。地方都市のたかだか学生100人程度のアンケート結果だが、こういう若者たちのような有権者の話をよく聞き語りかける、根気強い働きかけが求められているのだろう。
さて、今度の選挙は、一つの”審判”と一つの”選択”に2票をどう使うか、という選挙だ。
つまり、第1に、自公政権を終わらせるために決定的な”審判”をくだすこと、そして第2に、新しい日本の進むべき確かな方向を”選択”すること。
以下の記事は産経新聞らしい入れ知恵の仕方だ。
自公勢力はおめおめとは政権の座を譲り渡しはしないだろう。この間の鳩山代表の安保外交問題での後退発言につけ込み、自民に有利な争点設定を進言している。追い詰められた奴らは何をやらかすか分からない。
自公政権への決定的な”審判”のために、油断はならないということだ。
【主張】自民党迷走 憲法改正で立て直し急げ(産経)
21日の両院議員懇談会での発言やマニフェスト(政権公約)を通じて、解党的な出直しの姿を具体的に示すことは首相の責務だ。
首相は解散の判断を14日の代議士会などで説明した際、「引き続き景気対策、経済対策を実行する」ことが「自分に与えられた使命」と位置付けた。絶え間のない経済対策に政府・与党が意を用いるのは重要だが、これで国民の信を問おうというのだろうか。指導者の気概と決意はみえない。
首相は民主党の政権担当能力に関連して、同党の外交・安全保障政策への懸念を指摘している。それなら、民主党があいまいな態度をとる憲法改正問題を論戦の正面に据えてはどうか。
日米同盟の強化に必要な集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更も、首相は検討すると言及しながら結論に至っていない。ねじれ国会への対応に追われて喪失しがちな自民党らしさの回復が急務だ。これらは党の理念を打ち出すテーマにもなり得る。(部分引用)
一方財界は、時期民主党政権をも見越して早速取り込みにかかっている。
民主党が、財界に通信簿をつけられカネをちらつかせられながら政策要求を突きつけられているのも周知の事実だ。こうしたことを監視し許さない、財界本位の政治から脱却する新しい政治への”選択”が求められているのである。
経団連、じわり自民と距離 「総選挙、自主判断で」(アサヒ)
日本経団連が自民党との距離を修正しようとしている。8月30日投開票で固まった総選挙では「自民支持」を明言せず、各政党・候補者の政策本位で判断する構えだ。
「今回は会員企業それぞれが政策を見て、自主的に判断してもらう」。御手洗冨士夫会長は6日の定例会見で、総選挙で政党支持を打ち出すかどうか問われ、こう答えた。
05年の総選挙では、奥田碩会長(当時)が自民三役に支持を明確に伝え、記者団にも方針を公言していただけに、大きく様変わりした。
各政党の政権公約(マニフェスト)に盛り込むべき政策を公表したことも、国政選挙で主に自民に政策要望をしてきた経団連にとっては、異例の対応だ。
自民との間合いをじわりと広げる一方、総選挙で政権交代をうかがう民主党との関係構築ももくろむ。(部分引用)
関連過去ログ:NO.1260 「経団連マニフェスト」選挙で「大連立」ねらい? 消費税は18%に。
暑い夏ですが、8月30日の 選挙に向け、「一つの”審判”と一つの”選択”に2票をどう使うか」を主なテーマに、発言を続けて行きますので、どうぞよろしく。
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2009.07.20 | | Comments(5) | Trackback(3) | ・2009総選挙Ⅱ
