NO.1267 「安心社会実現」?先ず自公政権の退場を!
いよいよ今日衆院は解散された。自民党とその周辺では「与党ボケ解散」だとか、「しょうがない解散」「やりたくない解散」、或いは「がけっぷち解散」などといわれているそうだ。
政権党の党派性 油断大敵
しかし麻生総理はいつになく厳しい表情だった。
自民党もいざという時は政権党の党派性で、形だけでも結束を見せた。
21日午前、自民党が開いた両院議員懇談会で麻生太郎首相は、「私の発言や、ぶれたと言われる言葉が国民の方々に政治への不安、不信を与え、結果として自民党の支持率の低下につながった。深く反省をしている。」と詫びた。
そして、「経済対策一本でこれまでやってきた私としては景気回復がたしかなものになるまでは総裁の職を投げ出すわけにはいかない。」として、「私の願いは一つ。ここにいる衆院選候補予定者は全員帰ってもらうことだ。我々は一致結束して戦う以外にない」とその並々ならぬ決意を述べた。
これは空元気ではない。自民党という政権政党の党派性だ。油断は禁物ということだ。
「安心社会実現選挙」?
麻生総理によると、今度は「安心社会実現選挙」だそうだ。
「雇用、医療、年金、子育て。(国民は)多くの不安に囲まれている。子供に夢を若者に希望を、高齢者には安心を。雇用に不安のない社会、老後に安心できる社会を実現する。行き過ぎた市場原理主義からは決別する。」という。
テレビを見ながら、自ら子どもの夢も若者の希望もお年寄りの安心も奪ってきて、よく言うよと思う。
「国民の方々に政治への不安、不信を与え、結果として自民党の支持率の低下につながった」のは、麻生総理の「発言や、ぶれたと言われる言葉」などのせいではない。そこで身内に謝ったところで日本の政治が変わるものではない。
歴代の自民党政治、分けてもこの間の新自由主義路線、構造改革路線こそが国民生活と経済をメチャクチャにしたのだ。
人をモノのように使い捨てる不安定雇用を広げ、社会保障費の抑制で医療や介護、年金を危機的状態に落としいれ、庶民には巨額の負担を押し付けながら、一方で大企業や大資産家にがっぽり減税をしてきた・・・まさに異常な財界・大企業奉仕の政治こそが今日の貧困と格差社会、弱肉強食の社会を作って来たのであり、その責任は挙げて自公政権にこそあるといわねばならないだろう。
米軍基地を強化し、自衛隊の海外派兵をすすめ、海外での武力行使に道を開く憲法改悪を狙う・・・日米軍事同盟にしがみつき、アメリカ追従の政治を進めてきたのも自公政権だ。
自公政権の退場を
「安心社会実現」のためには、何よりも先ず、自公政権を退場させなければならないのである。
主権者・国民の1票1票の力で自公政権を終わらせることが、今度の選挙で先ず重要だ。
その際、ぶれたり、すり寄ったり腰砕けになったりする(多分政権に就くであろう)民主党を、国民の立場で監視し、ブレーキをかけ或いは協力し、間違った政治を許さず、真の政権交代に前進させるためには、第3極に日本共産党を大きくしておくことが決定的に重要だと思います。
以下は解散・総選挙に望む日本共産党の基本的立場から抜粋です。
自公政治に代わる日本の進路の“選択”を問いかけてたたかう
いま一つ、私たちは、自公政権を終わらせた後に、それに代わってどのような新しい政治をつくるのか、21世紀の日本の「進むべき道」の“選択”を、広く国民に問いかけてたたかいます。
現在の政党間の力関係からみれば、総選挙の結果、民主党中心の政権が成立する可能性が大きいことは事実です。それでは民主党は、政権についたとして、自公政権に代わるどのような新しい政治をつくるのか。「官僚支配の打破」はいっても、日本経済と日本外交でどのような改革をおこなうのかは、見えてきません。消費税増税への志向、憲法9条の改定、衆院比例定数削減などの国政の重要問題で、危険な方針を表明していることも、見過ごすことができない重大な事実です。
日本共産党は、日本の政治を今日の深刻な行き詰まりから救い出し、国民が安心と希望のもてる新しい日本をつくるためには、異常な財界・大企業中心、「軍事同盟絶対」という古い枠組みから抜け出すことが不可欠だと考えます。この立場から、国民の切実な要求の実現と一体に、21世紀の日本の「進むべき道」として、つぎの二つの「旗印」を高く掲げ、総選挙にのぞみます。
第一は、国民の生活と権利を守る「ルールある経済社会」を築く。そのために異常な財界・大企業中心の政治を転換することです。
第二は、憲法9条を生かし、世界とアジアの平和に貢献する「自主・自立の平和外交」に転換する。そのために異常な「軍事同盟絶対」の政治から脱却することです。
こうした新しい日本への展望を示す日本共産党が伸びることこそ、「国民が、自公政治に代わる新しい政治の中身を探求する新しい時代、新しい政治のプロセス」を、前に進める一番の力となると確信するものです。
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2009.07.21 | | Comments(2) | Trackback(2) | ・2009総選挙Ⅱ
