NO.130 所長は人間の皮をかぶった鬼・・・陶友の歴史(11)
無認可時代(3)
1年目はあっという間に過ぎました。
私的には、4女が生まれバタバタ。1人全役は、それでも楽しいものでした。
今と違って、優しい役回りも演じながら、自分のすべてを出せて充実していました。給料は7万円でしたが・・・。
ワイワイコンサート、一泊旅行、時々のレクレーションに、陶芸教室も始めました。
作品作りも順調で、陶友祭では、70万円以上の売り上げがあり、暮れには6~8万円のボーナスを出すことが出来ました。
仲間も増え始め、2年目には職員を1人増やしました。
芸大出身の女性。陶芸の進歩のために必要な才能を採用しました。福祉職場には福祉職と言うのではなく、作業所には仕事のプロが必要です。福祉と教育のことなら私が解る、私に無い能力を求めるというのが、方針です。この方針は正しかったと思います。
2年目の夏、当時の様子をK君は,きょうされんの全国集会仲間の分科会で、ユーモアを交え、次のようにレポートしています。
「福岡の第3ひかり共同作業所工房陶友です。
陶芸の陶に友達の友。文字通り陶芸の仕事をしています。仲間は6人で職員が2人です。
場所は1等地で福岡ドームの近くにありますが、プレハブ作りなので夏は暑く地獄です。
職員は美人ですが、所長が人間の皮をかぶった鬼のような人なので、地獄と呼ぶのがピッタリです。
陶芸教室には近所の奥さんたちや沢山の外人さんが来ます。
第2土曜日は学校が休みのため、近所の子どもたちが土コネに来ます。
また、とても大学の先生には見えない九大の英語の助教授が来て、皆を楽しませています。
ここは人生にくたびれた人たちが、一緒に土いじりをして蘇生して帰っていくところです。
ここには、障害者の作業所は暗いというイメージはありません。
仲間も増えたし、少しづつ腕を上げて行きたいと思います。」


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テーマ:私たちにできること - ジャンル:福祉・ボランティア
2007.10.31 | | Comments(3) | Trackback(0) | ・陶友の歩みと出会いⅠ
