NO.1301 二枚舌の麻生太郎 「総理」の肩書きは今月いっぱい!
原爆症の認定を巡る6年越しの裁判に、明るい決着がはかられる見通しだ。
全ての原告を救済する方向で、日本被団協と政府の間で「確認書」が交わされたのだ。
やっと来た暑さも、残暑だそうで・・・。
お見舞い申し上げます。
選挙を前にした麻生総理の政治的思惑はともかく、長年にわたる被爆者の皆さんの頑張りの成果である。被爆の実態を認め被爆者を救済することは、二度と核兵器による惨禍を引き起こさないためにも、世界から核兵器をなくすためにも避けて通れないと、痛む身体に鞭打って頑張ってこられたヒバクシャの皆さんに敬意を表します。
核の傘にすがる二枚舌
さて、麻生総理は、広島の平和記念式典で、「非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭にたっていくことを誓う」と述べた。
この言葉は、麻生総理の口から出るとなんともむなしい響きがあった。
案の定、その舌の根も乾かないうちに、記者会見で次のように述べた。
「核を持って抑止する力を持っている米国と日本は、同盟を結んでいる現実を踏まえて話をしないと」「一方的に誰かがやめれば相手もきれいに止めてくれる世界ではない」と。
事もあろうに、その日に広島で、である。
アメリカの「核の傘」にすがる立場を改めて表明したのだ。
「核抑止」論は、核兵器の力で他国を押さえつけようとする立場で、核廃絶とは相容れない。
この二枚舌には、なんとも・・・!
核使用国としての「道義的責任」を認め、「核のない世界」の追求を宣言したオバマ大統領の発言を機に、世界が核廃絶への新たな機運を盛り上げようとしている最中、麻生発言はこれに水を差し、足を引っ張るものであり、被爆国の首相としては恥かしい限りである。
日本政府がなすべきことは、核抑止の立場から抜け出し、核廃絶への具体的な方向を示すことである。それに拠ってこそ「国際社会の先頭にたっていくこと」が出来るのである。
非核三原則の堅持を言うなら、核密約を公表しし、これを破棄し、名実ともに「三原則」を実行することだ。
二枚舌の麻生太郎。
総理の肩書きは8月30日に、国民自身によって剥ぎ取られるであろう。
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2009.08.08 | | Comments(3) | Trackback(3) | ・2009総選挙Ⅱ
