NO.1326 「どうもすみませんね。尊敬に値しない男で・・・」・・・麻生太郎の発言に触れて。(動画あり)
恒例の「失言」をいちいち論評するのも馬鹿らしい話なのだが・・・。
そして、こんな「忠告」もいただいた。
批判する前に
発言全文をお読みになられたほうが良いですよ。
2009-08-26 水 17:08:07 | URL | えまのん #ftr86F3A [ 編集]
ご丁寧に有難う。だが、これだけで十分だろう。
これがその映像→http://www.47news.jp/movie/general/post_3189/
大津留公彦のブログ2がテキスト化しているので以下に拝借。
《立教大学、結婚。えー、カネがねえから結婚できねえとか言う話だったけど、そらカネがねえで結婚はしねぇ方がいい、まずね(会場から笑い声)。ソラオレもそう思う、うん。ソラうかつにそんな事しない方が良い。》
つまり稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかっていうと、余程の何かないとなかなか難しいんじゃないかと言う感じがするんで、稼げるようになった上で結婚した方がいいっていうのはオレも全くそう思う。》
《でー、カネがオレは無い方じゃなかった。だけど結婚は遅かったから。オレは43まで結婚してないからね。だから、あの早い…あるからする、ないからしないっていうもんでもない。こらぁ人それぞれだと思うから、だからこらぁうかつに言えないところだと思うけれども、ある程度生活をしていく、いけるというものがないと、やっぱり自信がない。》
:《それで女性から見ても旦那を見てやっぱり尊敬するところにやっぱりしっかり働いているっていうのは尊敬の対象になる、日本では。日本ではね。従ってきちっとした仕事を持ってきちんとした稼ぎをやってると言うことはやっぱり結婚をして女性が生活をずっとしていくにあたって、相手の男性から女性に対しても女性から男性に対して両方だよ、両方やっぱり尊敬の念がもてるかもてないかというのは凄く大きいと思うね。》
:《つまり稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかっていうと、余程の何かないとなかなか難しいんじゃないかと言う感じがするんで、稼げるようになった上で結婚した方がいいっていうのはオレも全くそう思う。》

今年は、ゴーヤ作りは失敗した。
出来の悪いゴーヤ君もさぞかし肩身の狭い想いであろう。
私は出来ただけで良しとして、大事にしてやろうと思う・・・。
「よく聞いてからモノを言え」なんて突っ込みもあれば尚更、やっぱり一言は言っておこうと思う。
まあ、どこかのおじさんが持論を言っているということなら、何もいう必要はないわけだ。
政治家であり、しかも総理大臣だからこそこの発言が問題なわけで・・・。
首相「金がねえなら結婚しない方が」 官房長官は釈明 (朝日 2009年8月24日)
麻生首相は23日夜、東京都内で開かれた学生との対話集会で、参加者から「若者に結婚するだけのお金がないから結婚が進まず少子化になるのではないか」と聞かれたのに対し、「金がねえなら結婚しない方がいい、おれもそう思う。うかつにそんなことしないほうがいい。おれは金はない方じゃなかった。だけど結婚は遅かった。稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい」と話した。
この発言について、河村官房長官は24日の記者会見で、「表現は直截(ちょくさい)的だが、むしろ若者の就職対策を進めなくてはいかんという思いが出たのではないか」と釈明した。
「金がねえで結婚はしねえ方がいい」
学生の質問には答えずに、「金持ちじゃないと尊敬に値しない」とのたまったそうだ。
「どうもすみませんね。尊敬に値しない男で・・・」
私も、若いときから障害者作業所にかかわり、金持ちとは縁の無い生活を送ってきた。
でも、私の稼ぎが悪いのは決して、私の自己責任ではなく、この国の甲斐性が無いからだと、福祉を良くするために頑張ってきたつもりだ。
障害のある人や福祉を必用とする人たちを大事にしないから、それに関わる福祉労働者の低賃金は改善されてきていないのだ。
幸い出合った妻が、そこそこの稼ぎが出来る職業であったために、私は「ヒモ稼業」などと冗談を言いながら、好きな仕事を続けることが出来た。
妻が無事に勤め上げられないと、我が家は生活が成り立たないから、妻に負担がかかり過ぎないように家事も育児も分担して協力してやってきたのだ。4人の娘達の保育園の送り迎えも15年以上続けたし、育児や炊事等の家事もずっと一緒にやってきた。
低賃金でも、仕事は超過密で労働時間も長い(どこまでが拘束かわからない、殆ど必用に迫られ仕事を自分でどんどん作っていくのだから・・・)、そうした中で、調整し合い、子育てをしてきたのだ。
カネのねえ奴は「うかつにそんなこと(結婚)しないほうがいい」というが、うかつにしたわけでもなんでもない。好きな人ができ、その人と一緒に人生を築き上げたい、平たく言えば、一緒に幸せになりたいと思ったものだ。
そして二人とも、誰かの不幸を横目にして自分達だけが幸せになることは出来ないし、みんなと一緒に幸せになれるような道を歩もうと、ささやかな頑張りを続けてきたのだ。
どちらかが、お互いの重しになったりしないように、助け合ってお互いの人生が豊かになれるようにと結婚してやってきたのだ。
稼ぎの少ない私を、妻が「尊敬」しているかどうかは・・・。「尊敬」などというこそばゆい言葉じゃないところで私たちは十分に信頼し合い、大切にし合っていると思っている。
結婚の問題も少子化の問題も、すこぶる政治の責任に関わることではないか。
麻生太郎は、下々とは違った生活をしてきたのだから、恐らく学生が言わんとすることも理解できないんじゃないだろうかと思う。
私たちはたくさんの人や保育園や、色々な社会的な或いは個人的な支えをいただいて何とかやって来れた。
そして今時の若者達は、本人の希望に関係なく学校に行くにもカネに左右され、まともなというより普通の就職の機会さえも奪われた社会に生きざるを得なくなっている。
そこにこそ思いを致し、政治の力で解決しようというのが政治家というものではないか。
何よりも若者達をそういう苦境に追い込んだ張本人が、自民党政治ではないか。
語るに落ちた麻生の発言をいちいち相手にするのもはばかるのだが、どうしても許すわけにはいかない。
溺れかかった奴を叩くのは趣味じゃないが、麻生は自民党もろともに奈落の底に突き落として、再起不能にしてやりたい!
投票日まで、あと4日。
「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
応援よろしくお願いします。 ランキングー



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