NO.1361 「・・・はゲンゼイ、いまならホジョキンも!」
「エコカーゲンゼイ、今ならホジョキンも・・・。」
このコマーシャルが流れ出してから、なんともえげつないと思っていたのだが・・・。
加藤清四郎君、小学2年生の8歳だとか。
実年齢よりは幼く見える、名子役だ。
NHKの「天地人」で、直江兼続の幼少時代の与六役で全国区の人気者になった。
今度は兼続の長男・竹松で再登場らしい。
兼続が「民栄えてこその天下・・・」なんて名言は吐いたかどうかは知らないが。
「大企業栄えて国滅ぶ」「大企業栄えて地球滅ぶ」なんてことになりかねない地球温暖化問題。
地球温暖化を止めるために科学が要請する水準は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、CO2削減の中期目標は2020年までに90年比25~40%削減だと言う。
麻生総理は、05年比15%減=90年比8%を打ち上げ、世界の笑いものになった。
一方、民主党の鳩山由紀夫代表が温室効果ガスの2020年までの中期削減目標で「1990年比25%減」を、国連気候変動サミットで世界に宣言するとしている。世界も歓迎の方向だ。
これに対し、財界からは「荒唐無稽(むけい)。国益に反する」とか、「日本から逃げ出さなくてはならない産業も出てくるかもしれない」などの“非難”と”恫喝”の声があがっている。
要は、温暖化に大きな責任を持つ大企業に応分の役割を果たさせることが出来るのか、この問題を通じて、新政権が「財界主導」から舵を切れるのか、である。世論と運動での国民的な支えが必用だ。
詳しい話は、またの機会に譲るとして、・・・何がえげつないのか。
「エコ、エコ」と、環境問題を国民の前では前面に出して車の売り上げを図ろうとする。新政権のCO2削減対策には恫喝と非難を向ける大企業の身勝手さである。
しかも、最もえげつないのは、いくら国民的人気があるとは言え、子どもを大人の高価な買い物のためのコマーシャルに使うかということだ。子どもも儲けのための道具として使って恥じない。
儲けのためなら何でもありのトヨタらしいが・・・。
このコマーシャルが流れるたびに不快になるのは、私だけだろうか・・・。
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2009.09.12 | | Comments(5) | Trackback(2) | ・社会評論Ⅱ
