NO.1374 紙漉き班が正式にスタート
(歩み NO.32)
シルバー・ウィーク最終日。皆さんの休日はいかがでしたか?
鳩山君は外遊で奮闘中のようだが、こちらは4日間も、何もせずに過ごしてしまった。落ち込みそう・・・。
ブログも数日間更新せずにほったらかしておくと、何から書いたらいいか困ってしまうもんだ。書きかけの記事は、政治や社会に関するものは日が過ぎると微妙に違ってきて、書き直しが求められる。そこで、気楽な話からアップしようと思います。
ドラゴン・フルーツ。
種子島の知人から届いた。このごろは種子島でも栽培しているようだ。
味はアバウト・・・。珍しさが売り物?
四女が珍しがって、喜んでいた。ありがとう。
1997年4月には、紙漉き班が正式にスタートした。
「下請けをしたり・・・安定的に打ち込める仕事が確立できずに、色々と不安な思いをしてきた仲間たちも、この4月に2名の職員の援助で昨年末より試行して来た紙漉きの仕事を班として確立して取り組むようになりました。・・・牛乳パックのリサイクル。
仲間5名、職員2名。ワイワイガヤガヤの濃厚な支援体制。今は細々とですが、ゆくゆくは地域と結び地球環境を守る新たな生産活動・・・?
仲間たちが安心して取り組める場の条件が出来たことが何よりです。」(陶友通信 NO,33 より)
自分達で作る
この取り組みは、上から作ってやる方法ではなく、自分達が試行錯誤で体験しながら作り上げて行くという方法で進めました。
職員も若い新人ですから、自ら主体的に仕事に取り組むという体験をさせる必要がありました。まどろっこしくイライラもしましたが、大事なのは結果ではありません。その取り組みのプロセスで、何を学び身につけ成長するかが大事なことです。仲間たちも職員も。
「仲間が主人公」です。
決して仲間たちをお客さんにして、あてがってはいけません。あらゆる取り組みに最大限の参加を保障しなければなりません。効率が悪くもどかしいのですが・・・。
やったことは、何も大げさなことではなく、恥かしいぐらいささやかなこと。
20坪あまりの陶芸作業場の片隅に、紙漉きができるコーナーを作っただけのもの。パルプを溶かす水槽は、例の衣装用のプラケースです。ミキサーは、学校給食用の大きなのを廃棄処分用を譲り受けたり・・・。
こういう一つ一つを、目で見て、話し合って決めてみんなで買いにいったり・・・、そうしてこそ「自分達の仕事」になって行くのです。
八女の紙漉き工房まで行って本場の紙漉きを体験をしたりして、職員のモチベーションも仲間たちのテンションも盛り上げつつ・・・。
こうして班が確立し「作業」らしい取り組みが出来るようになると、しばらくして「紙漉き班のスペースがもっと欲しい」という声が仲間たちの中からあがりました。無理も無いことです。設備もスペースも「お仕事ごっこ」レベルですから・・・。
経営がアップアップの所長は、心の中で「贅沢言うなよ、それほどのことをしているのかよ」・・・まだ借金だってたくさんあるのにと思いながらも・・・。(つづく)
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2009.09.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・陶友の歩みと出会いⅡ
