NO.1379 反省無き者たち(1)
鳩山総理の国連での活動に注目が注がれている。
こちらはちょっと目先を変えて、自民党に注目し「おさらい」をしておきたいと思う。
自民党の総裁選が行われているのだが、その中身が「反省」のかけらもないというか、自民党らしいと言うべきか。
いよいよ、秋本番ですね。皆さん寝冷えなどしませんように・・・。
国民の審判への反省なし
総裁選には、元財務相の谷垣禎一氏と若手の河野太郎氏、西村康稔氏の3人が立候補している。
彼らに問われるのは総選挙での審判にどう向き合うかですが、まるで反省はなし。
谷垣氏は「みんなでやろうぜ。自民党再生」、河野氏は「自由民主党を抜本的に改革」、西村氏は「出直そう自民党」などがスローガンだ。総選挙大敗のショックはあっても、反省の中身はない。
最大の問題は、財界の利益優先で国民の暮らしを破壊した、「構造改革」路線への態度。
谷垣氏はもともと小泉内閣で財務相を務め、「構造改革」路線の先頭に立った人物だが、「必要な構造改革はしないといけない」と、まったく反省がない。
河野氏も、「構造改革をやり遂げることで自民党が本来めざすべき小さな政府や安定した社会保障が実現できる」、西村氏も「『官から民へ』のプラス面は大きなものがある」と、「構造改革」路線を評価している。
そもそも自公政権が退場に追いやられたのは、長年にわたった大企業中心の政治が批判されたためだ。とりわけ「構造改革」路線は大企業のもうけを増やすだけで、国民の暮らしも中小企業も、農業もメチャクチャにした。「規制緩和」は、大企業のぼろ儲けは保障したが、国民にとっては使い捨て自由の「非正規」雇用の急増など、弱肉強食の経済をはびこらせた。「小さな政府」も、福祉を後退させ、「最低限度の生活」さえ困難にしている。
今なお「構造改革」路線は間違っていないと言い張る自民党の総裁候補に、国民の暮らしとこの国の未来を語る資格などありようがない。
メディアに訴え、国民の関心を引きながら総裁選を、自民浮揚の機会にとの目論見が外れ、「鳩山外遊などに注目が集まって・・・」と嘆いて見せる候補者たちだが、・・・いやいや、その反省のない姿をこれ以上さらしたら・・・、と同情してしまいそうだ。
総裁選挙でも総選挙での自らの大敗の根本原因に向き合わないなら、この党は、いよいよ消えてもらうしかない。奴らに息を吹き返させるようでは、日本の未来は決して明るくはないと言わねばならないだろう。
民主政治への前進には、自民党政治のゆがみを大本からただすこと、すなわち「構造改革」に象徴された財界・大企業優先政治を打ち破ることが、避けて通れない道となる。
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2009.09.25 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・政治一般Ⅱ
