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NO.1394 「NHKスペシャル セーフティーネット・クライシス・・・」② 子どもは社会の宝であり、子どもを育てることは社会の共同の責任なのだ。 

 子どもは社会の宝であり、子どもを育てることは社会の共同の責任なのだ。

 番組は、日本の子どもたちの現状をVTRで検証し、さらにフィンランドの先進的な取り組みも紹介しながら、子どもたちのための社会保障・セーフティーネットのあり方について考えていくものです。。

     ぜひともお薦めします!→再放送 7日(水) 深夜0時45分~2時13分

        作品22899

 湯浅誠氏は、これまで貧困問題への政府の対応が「企業のグローバル競争優先」や「財源が無い」などの理由で、いつも後回しにしてきたことを指摘し、「貧困の連鎖が止まらない」と告発。

 「貧困は人間を再生産できないという日本社会の危機なのだから、社会全体で取り組まないといけない。このままでは、日本社会の持続可能性が無くなるということを、社会全体が共有して、貧困対策の優先順位を上げていく必要がある。」
 そして、貧困問題解決のスタートラインに立つために、「日本政府がきちんと貧困率を測定する必要がある」と、新しい政府に求めた。


 関西学院大学・神野直彦教授は、国際的に見て、日本の子どもの社会保障の水準は低いと、以下のように指摘する。
 「新政権による子ども手当は第一歩に過ぎない。生活費の支援だけではなくて、医療や教育、様々な分野で体系的に取り組まなければならな。これまでは、企業と家族でなんとかやって来た。しかし、企業そのものも生活保障の機能から撤退し始めた。そして家族の機能も小さくなっている。今からは、国民の暮らし全体、社会全体を包摂するような社会保障体系を早く作らないと、子どもの貧困は固定化さる。」

 そして日本の教育費の低さについて、その考え方を批判します。
 「日本という国は、教育費や子育てのお金は社会にとって負担だと思っている。ヨーロッパでは、教育は社会の進歩と発展を可能にする未来への投資だと考えている。教育は負担ではなく投資だと。教育の英語=エデュケーションは、「引き出す」という意味です。すべての子どもにかけがえのない能力があって、それを「引き出す」のが教育だということだ。教育によって、それぞれがかけがえのない能力を発揮することによって、経済全体が発展していくのだ。」と。

         作品22903


 番組は、続いてVTRで、フィンランドの事例を紹介した。
そこには子育てや教育に関する考え方、社会がその営みを「自己責任」とせず、社会全体の責任で取り組むという明確な理念、国民の合意があります。

   ■参考ブログ:すくらむ・・・「セーフティーネット・クライシス - 子どもの貧困は社会の損失、子育ては「自己責任」ではない」
  ノックオンさんが、湯浅氏らの発言を具体的にまとめられた労作です。以下は、引用して紹介させていただきます。

 フィンランドでは、子育ては、親だけの責任ではなく、社会全体の仕事だと考えられています。
 子どもに平等な教育を提供するのは、親にではなく政府の責任にあると考えられています。ノートや鉛筆など学校で必要なものはすべて教室にそろっています。理解するまで一人ひとりに丁寧に教えていく授業。フィンランドに学習塾はありません。子どもに授業の内容を理解させるのは学校の責任です。

 フィンランドでは、教育は子どもの可能性を引き出すものと考えられています。家庭の経済状況によって、子どもの未来が閉ざされてしまうことはありません。家庭の経済状況にかかわらず、すべての子どもに平等な教育機会を保証するフィンランド。

 その背景には社会全体で支え合う国民全体の合意があります。
フィンランドの企業の社会保険料負担は日本の2倍です。1991年の不況で、フィンランドの失業率は18.4%に跳ね上がり、財政危機に陥りました。しかし、フィンランド政府は、教育費を増額したのです。財政危機にもかかわらず、教育費を増額したのには次のような裏付けがあったのです。

 教育が受けられないため、働けない人に対する国の負担は、生活保護など年間1人当たり96万円、生涯で2,230万円もの負担になります。一方、教育を受けて働くことができれば、国に税収が年間1人当たり76万円、生涯で1,770万円の税収を得ることができるのです。

 教育への投資を最優先することが財政危機を解決することなのです。教育への投資は、将来の経済成長につながり、税収が拡大するのです。教育にかかるコストよりも教育で得られる利益の方が大きく、「平等」と経済の活力というものは相反するものではなく、「教育機会の平等」があってこそ、活力ある社会が生まれるのです。



 神野 北欧のコンセンサスは、「子どもは社会の宝物」であるということです。子どもを育てる責任というのは、社会全体で負う。社会の共同責任です。したがって、共同事業で子育て、教育をやっていく必要があるのです。

 そして、教育は、「経済成長」「雇用確保」「社会的正義」という3つを同時に達成することができます。

 第1に教育は「経済成長」を達成することができます。人間が能力を高めて、より能力を発揮することができれば、生産性は高まって、経済は成長していきます。さらに重要な点は、転換期において、産業構造を変えなければならないときに、新しい成長産業の方に変えていくのは、再訓練を含めた教育しかありません。

 第2に教育は「雇用確保」を達成できます。つまり、教育によってすべての国民の能力が高まれば、能力を高い人間を雇わないわけはないのです。そして、誰もが社会のために貢献したいのだけども働くことによる貢献を奪われているなどという人々がいなくなり、社会的損失が無くなるのです。

 第3に社会的正義を達成できます。すべての国民の教育水準を高めれば貧困がなくなるからです。フィンランドは、重厚長大な工業社会から、ソフトな知識社会へ転換しています。これを日本は学ばなければいけない。日本は依然として重厚長大の輸出産業に依存するような経済構造ですが、これをやっている限り、経済成長はおぼつきません。コンクリートは新しい産業を支えるインフラではすでになく、人的な投資こそインフラなのです。

 (※以下、番組の最後の一言での神野さんと湯浅さんの発言です)

 神野 子どもの貧困を解消していくために必要なのは、現金給付だけではなく、保育サービスや医療ケアなど、公的サービスの拡充が必要です。その長期的ビジョンを作ることが必要です。

 そして、長期ビジョンを作る上で重要なのが、「声無き声の民主主義」を確立することです。「声無き声の民主主義」といのは、子どもたちには選挙権もなければ、自ら権利を主張したり、政治的な声をあげることもできないわけです。したがって、社会保障は、そうした声をあげられない子どもたちから優先的にやられなければいけないのです。

 湯浅 今まで大人たちは、子どもたちに無責任に「夢を持て」と言ってきたように思います。
 でも夢を見るためには、夢を見る条件というものが必要です。その条件を作らないと夢は見れません。子どもの貧困というのは、夢を見ることの機会不平等です。

 子どもの貧困が広がって、夢も見れない子どもたちが増えているということです。中期長期でいろんな手を打たなければいけないのですが、今の高校生がどうやって卒業するのかという直近のことも含めて、子どもの貧困対策が、先送りされないように、政権交代が実感できるような緊急の施策を今から打っていただきたい。いま目の前の貧困で、子どもの可能性が奪われないよう緊急の施策を打つべきです。 (以上、引用転載)


 教育を、経済効果で図るのはどうかとも思うが、しかし、フィンランドの29歳の教育相は、財務相との予算編成のやり取りで、上記の試算をさせ、その数字で、教育に第一に予算を回すように交渉したという。経済成長か教育かという対立した議論ではなく、それを統一した視野で解決するというところに、合意形成に向けたヒントがあるのではないだろうか。

 子どもは社会の宝であり、子どもを育てることは社会の共同の責任なのだ。

 手抜きで、最後は他人様のフンドシをお借りしましたが・・・、是非、再放送をご覧ください。

  関連過去ログ:
     ■NO.1393 「NHKスペシャル セーフティーネット・クライシス vol.3 しのびよる貧困 子どもを救えるか」を観た。①  http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1433.html

     ■NO.945 子どもたちを貧困の連鎖から救い出すのが政治の仕事
            http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-954.html


「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
           http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
 
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関連記事

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2009.10.06 | | Comments(4) | Trackback(2) | ・マスコミ・テレビ・新聞Ⅱ

コメント

私も見ました。
同感!と何度もうなづきながら見ました。なかなか感想が書けずにすぎましたが、私も他人様のフンドシをお借りして、お勧めしたいと思います。

福岡市では、今「新・福岡市子ども総合計画(案)」のパブリックコメントを14日締め切りで行っています。

2009-10-06 火 19:31:31 | URL | 嶽村 #- [ 編集]

ご紹介いただきありがとうございます。

友さん、こんばんわ。
うちのブログをご紹介いただき、
どうもありがとうございます。
友さんのブログは、ほぼ毎日、
読むのが私の日課になっています。
今後ともよろしくお願い致します。

2009-10-06 火 21:26:53 | URL | すくらむ(ノックオン) #- [ 編集]

嶽村さんへ。

こんばんわ。

実は仕事詰めで、疲れて寝ようかなどと思っていたのですが、
観てよかったです。
「他人様のフンドシ」もたまにはいいかも・・・!

2009-10-06 火 22:30:26 | URL | 友さん #- [ 編集]

すくらむ(ノックオン) さんへ。

こんばんわ。
> うちのブログをご紹介いただき、
> どうもありがとうございます。

勝手にフンドシをお借りして、恐縮です。
しかしよくもまあまとめられましたね。感心しました。
ビデオで回しながらでしょうか?

> 友さんのブログは、ほぼ毎日、
> 読むのが私の日課になっています。

なんだか励まされてうれしいです。

公務労働論を武器に、「公務員たたき」=労働者・国民の分断攻撃に正面から反論していってください。
期待しています。
こちらこそ、よろしくお願い致します。

2009-10-06 火 22:34:58 | URL | 友さん #- [ 編集]

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