NO.1460 やればできるんだ!
今週は、食品班でリヤカーを引いて近所を回り、豆腐や野菜を売る仕事をしてるんだ。
最初は不安だったけど、・・・何とか頑張ってるよ。
最初はラッパの音が気になってイヤだったけど、じきに慣れたし、
電卓でのお釣りの計算は、先輩達よりも上手だったよ。
先輩が、「とうふ、いかがですか~~」というので、
僕も、「おいしいお豆腐、いかですか~~」と、大きな声で言ったよ。
今日は、途中で職員さんがいなくなったけど、先輩と一緒に出来たよ。
帰ってきてすぐに、給食。
ホントは、やっぱり不安だったので、すぐに給食で気分転換をしたんだ。
「楽しかったよ、楽しかったよ」といいながら、わき目も振らず、すぐに給食にとびついたもの。
おからコロッケつくりも、35グラム、ちゃんと計れたし、
「寒いから、上着していいですか」といって、上着も着たし・・・。
お母さんは、
「いつも気温が変化してきる枚数とか種類が変わると着衣でもめています」と、連絡帳に書いていたけど・・・、普通に出来たんだよ。
「家に帰ると不安が強く、確認が続きます。身体を使っているせいか、寝つきはよく、10時には寝ています。」とも、書いているけど・・・。
僕は、不安なると、「・・・ですか?」「・・・ですか?」と、自分で見たり考えれば分かることも、すぐに確認しないと安心できないんだ。
最近特に鬼瓦所長はつっけんどんだよ。
「自分で考えれば分かるだろ?」とか、「見れば分かるでしょ!」とか。
リヤカーに一緒についていってくれた職員のトクイさんが、途中からはなれることを気にして、相談した時も、鬼瓦は、
「なんも起こらんから、自分達でやらせろ!」
って、怒ったように言ってたらしいんだ。
「周りが不安そうにしてるから、本人が不安になるんだ」ということらしい。
・・・そういうこともあるかもしれないけど、ちょっと冷たいなあ。
でも、色々不安もあるけど、やってみればできるもんだね。
「陶芸班は手一杯だが、同じ作業を自分のペースで出来る。食品班は、他の仲間や職員たちと関わりながら、流れの中で対応しなければならないから、自閉症にはストレスが大きすぎるかも」ということで、最初は陶芸班で僕の様子見だったらしいけど。
「多少のストレスはあっても、やれるだろう」との判断で、食品班に回されたわけだ。
もしかしたら、鬼瓦さんが言うように、
「不安が無いように先回りして整理してもらうよりも、少々のことは自分でぶつかりながら、乗り越える体験が必要」なのかもしれないな。
そりゃそうだ。
ずっといつまでも今のままの僕でいいはずが無いもんね。
挑戦しながら、僕も少しづつ変わらなきゃね。
(試練の中の実習生)
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2009.11.19 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・仲間とともにⅣ
