NO.1478 前言を訂正します。 鳩山総理が「米領グアム」なんていうものではない!
マスコミに載らない海外記事さんより[グアム島住民、アメリカによる太平洋の島への150億ドル軍事力集中計画に反対して団結]と言う記事をトラックバックいただきました。
私は前言を訂正しなくてはなりません。
NO.1416 鳩山総理 「首相の念頭にあるのは、米領グアムだという」 それが本当ならその方向を支持します。と書きましたが、これは実質的にアメリカの植民地になっているグアム住民に対する自治権の侵害(自治権すらないのだが)に手を貸す議論であり、許されるものではありません。
米軍のグアム移転計画に関し、グアム島チャモロ人の公民権弁護士、ジュリアン・アグォンさんは次のように述べています。
記事の紹介者は、「日本本土の人々は、いやなものを、すっかり沖縄の人々に押しつけたまま。沖縄の方々が、基地反対の声を上げられるのは当然だが、その先のことは知らずにいた。当たり前ながら、一番弱いところに、一番しわ寄せはゆき、くる。」と。(詳しくは是非ともリンク先でどうぞ。)グアム島の先住チャモロ人社会は、我々は未だに自決権を行使していないのです。グアム島は、世界中でわずか16の非自治地域、つまり国連が認めた植民地の一つのままなのです。我々はアメリカ大統領選挙にすら投票しません。私たちは、アメリカ議会に、議決権をもった、意味のある代表を持っていないのです。それなのに、集中が発表され、それは基本的に、いかなるチャモロ人も蚊帳の外なのです。我々は全くこの決定に関与していません。アメリカから、こうした何万人もの外部の人々を移転させるつもりだと、単に通知されただけです。
私が鳩山総理を支持するとしたのは、「国外」を選択肢に持っているという点ではあったが、アメリカのグアム住民へのこのような態度を支持し手を貸すわけには行かない。
鳩山首相は、アメリカに気を使い移転先の心配をしてやる必要など全くないのだ。
総理がアメリカに言うべきは、
「世界でもっとも危険な普天間基地は、住民・国民の暮らしと安全を守る日本国総理として、即時閉鎖・撤去していただきたい。これが、私の国民と沖縄県民への公約であり、新政権の立場です。」
そこに立つ以外のあれこれは全く無用だということでしょう。
閉鎖・撤去後どうするかはアメリカ自身が決めることです。もちろん我々はグアム住民に連帯して応援することもあるでしょうが。
以上のように訂正しておきます。
普天間基地閉鎖、米軍は自国に帰れ!と思われる方は



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2009.12.07 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・普天間基地問題Ⅰ
