忍者解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

NO.1483 沖縄の民意か日米同盟かの二者択一ではない・・・「国民的たたかいで米軍基地を撤去させたフィリピンの経験」に学ぼう。

   NPJ お薦め ブログ  推薦御礼

 普天間基地問題に関するテレビや新聞の論調を見るに、「県外に移すとなると、アメリカとの約束に反し、日米関係が悪くなる」という危惧がいつもついて周っているようです。あたかも、最終的には「沖縄県民に我慢しろ」とでも言わんかのように。
 これは鳩山総理も同じで、「沖縄の民意は大事だが日米同盟も大事だ」という言い方をしています。

      otiba3088.jpg

 しかし、苦難の解決を求める地元の声に応えるべく論陣を張る沖縄の新聞は違います。
「日米同盟の維持」か「沖縄の負担軽減」か、という二者択一ではない新しいアプローチを求めています。

[普天間大詰め]二者択一こそ日米軽視(沖縄タイムス2009年12月08日 社説)

 鳩山由紀夫首相は近く沖縄基地問題について基本的な姿勢と考え方を米側に説明する方針だ。「変革」を掲げた新政権に私たちが期待するのは、「日米同盟の維持」か「沖縄の負担軽減」か、という二者択一ではなく、新しいアプローチだ。

 鳩山首相に早期の決断を迫る意見がある。しかしそれは名護市辺野古への移転をためらうな、と迫っているに等しい。急ぐ理由が分からないし、むしろそれこそ無責任だ。

 県内では普天間の「県外・国外」を求める声が日増しに高まっている。基地問題は政府間の合意があっても、それが地元の頭越しであっては実現が難しいのは、分かり切ったことだ。

 13年も進展しない普天間問題ばかりか、1974年に返還合意した那覇軍港も移転先が見つからず塩漬けされたままだ。米国の不満の矛先は、難しい移転計画に空手形を連発してきた日本政府のあいまいな態度に向けられている。米政府をおもんばかったように「早く決めろ」という主張こそ、うわべだけの外交・安保論ではないか。(以上、部分引用)

 解決のために新しいアプローチが必要だと。

 私は、過去ログNO.1481 政権の命取りになるぞ! 普天間は沖縄の問題ではなく日本の問題で次のように述べました。

 「安保があるから」という議論については、「安保が日本を守る」などという事実はなく、むしろ「安保」のお陰で日本が常にアメリカの戦争の片棒を担がされてきたというのが歴史的事実でしょう。基地問題の根源は安保であり、安保をなくすことそこが沖縄の基地問題解決の根本的な保障であるといわなければなりません。

 実際、日米安保条約の下では基地の「移設」や撤去のためには両国の合意が必要ですが、安保条約そのものを廃棄するためには「合意」は一切必要ではありません。
 安保条約第10条には、一方の国が終了を通告すれば1年後に条約は自動的に終了することが謳われています。

第十条
この条約は、日本区域における国際の平和及び安全の維持のため十分な定めをする国際連合の措置が効力を生じたと日本国政府及びアメリカ合衆国政府が認める時まで効力を有する。

もっとも、この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行なわれた後一年で終了する。

 つまり、日本側が廃棄の通告をすれば、1年後には条約は終了します。合意ではなく通告でよいということです。安保条約がなくなれば、米軍基地もなくなりますし、しかも撤退の費用はアメリカ負担です。
 「基地問題の根源は安保であり、安保をなくすことそこが沖縄の基地問題解決の根本的な保障である」というのはそういう意味です。

 しかし、安保をなくすことについてはまだ国民の合意は形成されていません。
そうした中で、「安保=日米同盟か」「普天間の撤去か」が二者択一で問われているのではないでしょうか。日米安保=日米同盟がある限り、日米合意に基づき普天間は辺野古に「移設」する以外にはないんだとする考え方では、結局、沖縄県民の苦難を取り去ることを不可能なものにしてしまいます。

 そこで次のように書きました。

安保に対する立場の違いを超えて
 しかし、普天間基地問題の解決には、安保に対する立場の違いを超えて国民的な団結の力が必要でしょう。安保をなくすことができない段階でも基地撤去はできるという見通しは、米国と軍事協定を結んでいるフィリピンなどでも基地撤去を実現させた例がいくらでもある事を見れば明らかであり、教訓とすべきでしょう。


 日本共産党の志位和夫委員長が5日、沖縄で開かれた基地問題シンポジウム「いま沖縄の米軍基地問題を考える」でおこなった発言のなかで、フィリピンの経験が詳しく報告されています。その部分を転載して紹介します。

2009年12月8日(火)「しんぶん赤旗」
沖縄基地問題の解決の道はどこにあるか
沖縄・基地シンポ 志位委員長の発言
より。

国民的たたかいで米軍基地を撤去させたフィリピンの経験

 同時に、私たちは、沖縄の現状について、「日米安保条約がなくなるまでは仕方がない」という立場に立つものでは、もちろんありません。この異常な現状は、日米安保条約のもとでもただちになくすべきです。安保に対する態度の違い、立場の違いを超えて、団結してなくすべきだと考えます。

 現に世界では、米国と軍事同盟や軍事協定を結んでいた国で、堂々と基地を撤去させた例はいくらでもあります。1992年にはフィリピンで、最近ではエクアドルで米軍基地を撤去させています。

 私は、今回、改めて調べてみまして、フィリピンの経験は、日本のいまの問題と深くつながる教訓を示していると思いました。1986年、フィリピンで、アキノ政権が、マルコス前大統領の独裁政治を打倒する国民のたたかいのなかから生まれました。米国は、米軍基地を維持するために、国内政治に介入し、独裁政治を支えた。その経験からフィリピンの人々は、米軍基地があるかぎり独立と自由はないことを身にしみて知ることになりました。当時のサロンガ上院議長は、「米軍基地がある限り、われわれの対米関係は健全で正常なものにならない」と語りました。アキノ氏を支えたグループは、発足時の宣言で「外国基地の撤去」を掲げました。

 ところが大統領になったアキノ氏は、米政府の圧力のなかで、しだいに基地存続容認に転じていきます。そしてフィリピン国民から「公約違反」だと厳しく批判されました。いま日本で新政権の一部閣僚がたどっているような道です(笑い)。しかし、独裁政権打倒を進めたグループから誕生した上院議員らは勇気をもって国民の意思を貫きました。

 フィリピン側が米軍の「段階的撤退」を主張したときに、米国の交渉団長を務めたのがアーミテージ氏です。役者も同じです(笑い)。当時、国防次官補だったアーミテージ氏は、フィリピン側が「撤退」といったことに激怒し、「これでわれわれの関係はおしまいだ」と怒鳴り、会談を決裂させ、アメリカに帰ると脅しにかかりました。

 「米軍基地がなければ経済は破たんする」、「外国に攻め込まれる」、上院審議の最中に激しい攻撃がなされました。しかし、上院は基地存続の新条約を否決し、スビック海軍基地とクラーク空軍基地は返還されたのです。

 上院の議論のなかでは、「いかなる国においても外国軍が存在することは異常な状態である」、「米国との友好、協力、貿易は望むが、服従は望まない」という堂々たる演説が、議場を圧しました。(大きな拍手)

 基地返還の跡地は、フィリピンで大きな雇用を生み出しました。フィリピンが加入するASEAN(東南アジア諸国連合)は、東南アジア友好協力条約(TAC)を、ユーラシア大陸全体に大きく広げ、TACには、ついに米国も加入することになったではありませんか。フィリピンと米国は、外交関係が決裂するどころか、非軍事の協力関係が発展しているではありませんか。私は、新政権は、この先例こそ見習うべきだと考えます。(大きな拍手)

 「沖縄の民意」か「日米同盟」かという二者択一の議論を超えて、沖縄県民の苦難を取り除く新しい道を開く教訓がここにあるのではないでしょうか。

 鳩山総理は、公約どおりに、「安保・日米同盟」の呪縛から逃れ、「普天間の即時閉鎖・撤去」を求め「対等な立場」で、対米交渉に本腰を入れるよう重ねて強く求めるものです。


 尚、志位委員長の発言の小見出しは以下です。リンク先で是非ともご一読下さい。

  ○普天間基地の即時閉鎖・撤去――“政治以前”の“人道問題”
  ○「県内たらい回し」は破たん――この13年間の事実が証明している
  ○鳩山政権の後退と動揺――その根本にあるものは何か
  ○海兵隊は、平和を守る「抑止力」でなく、戦争のための「侵略力」
  ○「米軍再編」の目的は、「負担軽減」でなく、基地強化にある
  ○普天間基地は無条件撤去を――この立場で本腰の対米交渉を求める
  ○安保改定50年の年に、その是非を問う国民的な議論を
  ○国民的たたかいで米軍基地を撤去させたフィリピンの経験
  ○本土と沖縄が連帯して「基地のない沖縄」をめざす一大国民闘争を
  ○たたかいの展望に確信をもって――まとめの発言

  

二者択一ではないんだ!と思われる方はポチッとよろしく。
人気ブログランキングへ     

「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
           
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html


関連記事

テーマ:沖縄問題 - ジャンル:政治・経済

2009.12.09 | | Comments(8) | Trackback(3) | ・普天間基地問題Ⅰ

コメント

沖縄の心、フィリピンの勇気

トラックバックありがとうございました。昨日の目取真俊さんのテープ、沖縄の人たちの訴えは、心の奥底を揺らしました。また今日のフィリピン国民の勇気をはじめて具体的に知りました。沖縄を見殺しにしてまで日米関係を大事にしたいのであれば、これでは自公政権と同じではないかと腹立たしい思いです。いや期待させた分、もっと沖縄の人たちの気持ちをもてあそんだことになるのではないかと思います。

2009-12-09 水 02:15:49 | URL | jeanvaljean #- [ 編集]

ラプラトリーから南沙へ

アメリカ軍がフィリピンから撤退した後、
すぐにラプラトリー諸島を中国に占領されましたね。
日本共産党は、沖縄自治区にしたいのでしょうか。
調べればすぐに判ることを、都合良く書いていると笑われます。

2009-12-09 水 20:49:42 | URL | 太郎の嫁 #czwcMj9s [ 編集]

海兵隊の役割ってな~んだ?

まず大前提として、
日本にいる米海兵隊は、
「日本を守るためにいるわけじゃない」んですけどね。
そこんとこ分かってるのかなあ。

海兵隊っていうのは、攻撃部隊なんですよ。
すなわち侵略部隊なわけで。
だから今こうして日本にいるわけでしょうに(苦笑)。
で、あちこちへと「外国へ」飛び立って行ってるわけでしょ。

守ってくれる、なんていうのは幻想です。

2009-12-10 木 00:13:18 | URL | イカリヤ #3hJF0j0w [ 編集]

イカリヤ さんへ。

こんにちわ、コメントありがとうございます。

> 海兵隊っていうのは、攻撃部隊なんですよ。
> 守ってくれる、なんていうのは幻想です。

おっしゃる通りですね。

2009-12-10 木 07:34:47 | URL | 友さん #- [ 編集]

>守ってくれる、なんてのは幻想

 しかし「いるだけ」で一定の抑止力になりますが何か?
 現に尖閣諸島が危ぶまれ、東シナ海のガス田が盗掘されてるってのに、中国側の暴挙を見過ごすと言うのは、ダブスタじゃありません?

2009-12-13 日 16:51:09 | URL | KY #mQop/nM. [ 編集]

沖縄のために米軍がいる?

>しかし「いるだけ」で一定の抑止力になりますが何か?

「一定の抑止力」を全否定するつもりはありませんが、
だから「日本を守ってくれる」というのは、飛躍するにも程があるそれこそ都合のいい考え方だと思いますが何か?
中国側の暴挙を見過ごす、なんて誰も言っていませんし、
米軍っていうのは、
沖縄が占領されないためにいる
とでもおっしゃるのですか?

2009-12-15 火 22:07:33 | URL | イカリヤ #bD1RGRgI [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010-01-29 金 18:19:32 | | # [ 編集]

海保と中国漁船の衝突

そして、9ヶ月後に事件は起こりました。

2010-09-26 日 03:42:09 | URL | 通りすがり #- [ 編集]

コメントの投稿


秘密にする

トラックバック

http://toyugenki2.blog107.fc2.com/tb.php/1535-b27b472a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『事業仕分け』と『論文盗用』

 民主党政権による「事業仕分け」の第一弾(?)が終わり、見えないものが私たち庶民に見えるようになってきた。  その一つ一つの成果がどの程度であるかは即断できないが、ここに手を出した新政権に拍手を送りたい。  他方で、K学会は「論文盗用」問題(10月23日付け...

2009.12.09 | 関係性

 連続テロ、127人死亡=政権中枢再び標的に-イラク

アメリカ軍が居なくなっても簡単には混乱は収まらないと思いますが アメリカ軍が居る限りは混乱は絶対に収まらないはずです。 アメリカは命までかける必要はない、お金だけかけ軍は撤退させればいい。 お金だけの支援を私は馬鹿にしません。少なくとも軍事支援よりはまし

2009.12.09 | 政治

続 「ズルは千年 カメは観念」 亀井さん・・カメは噛むほどボロを出す・・・ってアンタのことでしょ!亀井静香

昨日のエントリー。 「ズルは千年 カメは観念」 亀井さん・・・アンタ "菅違い" してますよ! 菅直人副総理 ですが、タイトルとエント...

2009.12.09 | ラ・ターシュに魅せられて

«  | HOME |  »

プロフィール

友さん

Author:友さん
軟弱オヤジの「硬派道場」へ、ようこそ。障害者作業所所長やってます。福祉や政治、日々の思いを気ままに…。
コメント、TB、リンク歓迎。お茶やお酒はセルフでごゆっくり。
なお、気が弱いので「道場破り」はお断り。
070727 スタート

アクセスカウンター

全記事(数)表示

全タイトルを表示

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

つぶやいとっと。

カテゴリー

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

オープンソースCMSホームページ制作 スリーピースコミュニケーションズ

福岡のホームページ制作会社はTPC


ホームページ制作
出会い
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。