NO.1515 せっかくだったら、前向きに見習ったらどうよ?!
・・・コメントいただきながら、お礼も出来ずにごめんなさい。
明日は、遅ればせながら福祉会グループの「合同成人式」です。
ちょっと郊外の作業所が会場なので、雪や寒さを避けてのこの時期でしたが、昨日は雪がちらつき・・・。
明日はどうなることやら・・・。
お休み前に、せっかくですから、「せっかく」の話を。
「せっかく持ってきたから、検討しましょうと言っただけ。前向きではありませんが・・・」なんて言わず、しっかり前向きに見習ったらどうよ?!
こんな報道がありました。
【鳩山ぶら下がり】「せっかく共産党が持ってきた案だから…」(産経17日夕)
こんな報道も。共産党との会談
--共産党の志位和夫委員長との会談で、大企業の内部留保への課税、所得税の最高税率の引き上げ、中小企業の優遇税制の導入検討について前向きな発言があったようだ。その真意と具体的に今国会での法案提出などのスケジュール感があれば
「うん。具体的なスケジュール感があるというわけではありません。やはり、志位委員長はこっちの方が本当のQTだよという話をされていましたけれども、実質、今の国民の皆さん、特に中小企業の皆さんの大変な窮状というものの中で、何か解決策はないのかということで案を持ってこられた。一つ一つ具体的に申し上げるつもりもありませんが、せっかく共産党さんが持ってこられた案ですから検討してみましょうということは申し上げたのは事実です。いつまでに、どうのということは申し上げていませんが、松野官房副長官が基本的に引き取って、その中で検討してみましょうということにはなっています」
--民主党としても前向きに?
「民主党としてという話ではありません。政府としてであります。前向きということではなくて検討してみましょうと。確かに中小企業の皆さん方のお困りな状況というのは私も分かっていますから、その中でやはり良い案があればね当然、どの政党が来られたとしても良い案があれば採用したいと思うのは政府の当然の考え方だと思います」
首相、発言また迷走 「検討」は「前向きではない」(中日新聞 2010年2月18日 朝刊)
鳩山首相が17日、大企業の内部留保への課税にいったんは前向きな姿勢を示しながら、後になって取り消した。
共産党の志位和夫委員長と国会で会談した際のこと。志位氏によると、首相は「大企業の内部留保に適正な課税を行うことも検討したい」と述べた。会談後、記者団が発言内容の確認を求めると、首相は「せっかく(内部留保対策を)持ってきたから、検討してみましょうと申し上げた。前向きではない」と説明した。
米軍普天間飛行場移設問題をはじめ、首相の八方美人的なリップサービスによって事態をこじらせるケースが目立つが、この悪い癖がまた出たようだ。
いちいち、「首相、発言また迷走」と書きたてる必要も無いでしょうが、「八方美人的なリップサービス」の感は否めないでしょうね。
当の共産党・志位氏側は、しんぶん赤旗では、以下のように述べています。
志位氏が「大企業の過度な内部留保を国民の暮らしに還元させる政策が必要だ」と求めたのに対し、首相は、「大企業の内部留保を還元させる具体的な方法を検討してみたい」と発言。志位氏が「雇用のルールや中小企業の公正な取引のルールをつくることが大事だ」と指摘したのに対し、首相は「大企業の内部留保に適正な課税を行うことも検討してみたい」とのべました。
また、志位氏は中小企業の問題で、首相が8日の志位氏の質問に対して「町工場は日本の宝――この灯を消してはならない」と語っていたことにふれ、「町工場の機械のリース代や家賃などへの直接の固定費補助に踏み切ってほしい」と要求。首相は「機械のリース代については、融資と同じ扱いにして、利子分だけですむようしていく扱いも検討してみたい」と表明しました。
課税の問題では、志位氏が、所得税の最高税率引き上げと証券優遇税制の見直しはすぐにでもできるはずだと提起。「格差拡大に追い打ちをかける税制にするのか。格差を是正する税制にするのかが問われている」と富裕層優遇税制の見直しを迫ると、首相は「これは民主党の中でも、税調で検討できるのではないか、検討課題にする」と発言しました。
志位氏は会談後の会見で、「私たちは今の政権とは根本的に立場を異にしており、政策の抜本的転換を求めていくが、同時に国民の経済的困難が深刻なもとで一歩でも二歩でも前向きに政治を動かす働きをしたい」と語りました。
志位氏は会談で、旧来の自公政権が「構造改革」の名ですすめてきた「強い企業をもっと強くすれば、経済が成長し、暮らしもよくなる」という路線が立ち行かなくなったもとで、どんな転換が必要なのかを提起したいと語り、「いまの政府の予算案では、『政治を変えてほしい』と国民が願っている肝心要の点で問題点がある」と指摘し、「旧来の悪政の根本にメスを入れ、政治の転換にふみだす予算に」と題する2010年度予算の組み替えを要求する日本共産党の提案」を提案したそうです。
その骨子は以下。
●提案の骨子
〈1〉自公政権の社会保障費削減路線がつくった「傷跡」をすみやかに是正する
改悪された医療・介護・福祉制度を元に戻し、拡充への第一歩を踏みだす
総合的な子育て支援策、教育条件拡充を実行する
〈2〉経済危機からくらしを守るため、雇用と営業の安定、地域経済の活性化をはかる
大企業の内部留保と利益を社会に還元させ、雇用と中小企業の経営の安定をはかる
農林漁業、地域経済の活性化、環境対策などの予算を拡充する
〈3〉「二つの聖域」にメスを入れ、財源を確保する
「米軍再編」と自衛隊の海外派兵体制づくりのための予算を抜本的に見直す
大企業・大資産家優遇減税を改める
あらゆる分野の無駄にメスを入れる
消費税増税へのレールを敷く動きに反対する
提案全文はこちら。
前向きに検討し取り入れれば、支持率回復間違いなしなのだが・・・。
前向きに見習ったらどうよ!
と思われたら



「大脇道場」消費税増税反対キャンペーン中!
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
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2010.02.19 | | Comments(0) | Trackback(4) | ・民主党政権批判Ⅰ
