NO.1534 とんでもない!みんなの党が民主批判層の受け皿、「第三局」となる傾向?
二つの世論調査がある。
こんなもの鵜呑みにはできないが、いくつか気になることについて・・・。
開花宣言の福岡市。我が家は山に近く、ソメイヨシノはまだだが、こちらは陽光桜。
内閣支持率、続落30.9%=参院選投票先、民・自並ぶ-時事世論調査(3月12日15時28分配信 時事通信)
時事通信社が5~8日に実施した3月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は30.9%となり、前月から4.8ポイント下がった。不支持率は3.8ポイント増の48.5%。参院選比例代表の投票先でも、民主は2.9ポイント減の21.1%で、自民の20.5%(前月比2.5ポイント増)との差が一段と縮まった。
内閣支持率が政権運営の「危険水域」とされる20%台目前となったのは、鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題に続き、小林千代美同党衆院議員をめぐる違法献金事件が表面化し、鳩山政権への批判が高まったことなどが背景にあるとみられる。
(中略)
参院比例の投票先では、民主と自民の差は前月の6.0ポイントから0.6ポイントに縮小した。公明は5.1%で横ばい。みんなの党は3.2%で、共産2.4%、社民1.7%を抜いた。
<鳩山内閣>支持率続落43%…不支持が逆転 本社世論調査(3月14日21時4分配信 毎日新聞)
二日の違いでこの大きな数字の差は・・・?ま、その程度の調査だということだろうが、二点だけ。毎日新聞は13、14日、鳩山政権発足から16日で半年となるのに合わせて全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は43%で前回調査(2月5、6日)から6ポイント下落。不支持率は8ポイント増の45%となり、初めて支持と不支持が逆転した。鳩山由紀夫首相の半年間の政権運営を「評価する」との回答は31%で、「評価しない」の66%を大きく下回った。発足当初77%の高支持率を誇った鳩山内閣への期待は急速にしぼみ、今夏の参院選へ向け政権を取り巻く環境は厳しさを増している。
内閣支持率は、民主党の小沢一郎幹事長が資金管理団体の事件で不起訴となった直後の前回調査で50%を割り、今回も低落傾向に歯止めがかからなかった。小沢氏について「幹事長を辞任すべきだ」との回答は前回より7ポイント増えて76%。今回は北海道教職員組合から小林千代美衆院議員の陣営への違法献金事件も加わり、参院選で同党の「政治とカネ」問題を「投票の判断材料にする」と答えた人は63%に上った。
(中略)
参院選が今行われた場合、比例代表でどの政党(候補者を含む)に投票するかを尋ねたところ、民主党は31%で、前回調査から5ポイント減らした。ただ、自民党は前回と同じ22%と伸び悩んでおり、2大政党のはざまでみんなの党が躍進。前回比3ポイント増の12%と公明党の5%を7ポイントも上回った。政党支持率も7%で前回から第3党の座を固め、民主批判層の受け皿となる傾向が一層鮮明となった。
第一は、いずれも、「政治とカネ」問題が響いているという分析について。
それは当たっているだろう。しかし、それをどう解明し解決するのか。現実の政治は、この問題をウヤムヤにしてしまう空気が漂っている。二大政党がお互いに汚れきっている中で、解決策を見出しきれないという悲しい政治の現実がある。これで疑惑の解明と解決を逃がしてはならない。
二つ目は、みんなの党の評価の問題。
毎日新聞は、「2大政党のはざまでみんなの党が躍進。前回比3ポイント増の12%と公明党の5%を7ポイントも上回った。政党支持率も7%で前回から第3党の座を固め、民主批判層の受け皿となる傾向が一層鮮明となった」としている。
13日のTBS「サタデーずばッと」でも、みのもんたが、みんなの党を支持率上昇で「第三極」に浮上したと紹介した。
その番組の中で、みのもんたが、みんなの党・渡辺喜美代表に、米軍普天間基地「移設」問題での立場を質問していた。
渡辺氏は、「すでに名護市辺野古沖への『移設』という国家間の合意がある」「国家間の合意を変えるのであれば、よほど念入りに説明をしないといけないが、鳩山政権にそれができるのかできないのか、お手並み拝見ということだ」と述べていた。
さらに、みのもんたが、「みんなの党として“こうあるべきだ”という打ち出しはないのか」と突っ込むと、渡辺氏は、「みんなの党ができる前に、国家間で合意ができてしまっている。だから、これをどう変えるのかと、それをみている。お手並み拝見だ」と繰り返していた。
いくらなんでも、これほどの大問題について明確な立場も示さず、日米間「合意」があるからと、「お手並み拝見」と他人事のように言い切るとは・・!
政権交代を託した民主党がいかに頼りなく失望したからからといっても、こんな無責任な政党の支持が伸びているとしたら・・・、民意は信頼したいが、暗澹たる気分だ。
メディアがあおる政界再編議論の一貫か?
安保改定50年。「密約」もあばかれ、日本の平和と外交の問題が鋭く問われている。戦後のどさくさにまぎれ銃剣とブルドーザーで奪って作った米軍基地の居座りを許すのか、殴りこみ部隊の駐留を許すのか、それとも無条件撤去を求め、基地のない沖縄、日本にするために政治を前に進めるのかが問われているのである。
沖縄県民・国民の願いに心を寄せ、行動する日本共産党の姿を多くの人に知って欲しいものです。
みんなの党なんて、とんでもない!
と思われたら



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2010.03.15 | | Comments(6) | Trackback(2) | ・政治一般Ⅱ
