NO.1535 福島瑞穂・・・社民党党首と消費者・少子化担当大臣
かつての社会党が村山富一総理とともに消えてなくなったような道を行くのだろうか。福島瑞穂社民党は。
我が家では、富士桜ももう終わり。色濃く小さな花がいい。早くもっと大きくならないかな。
社民党の福島瑞穂党首が、消費者・少子化担当大臣として自衛隊を「合憲」と認め、周辺事態で自衛隊が出動する際には大臣としてサインすると答弁したと報じられた。
自衛隊合憲、渋々認める=答弁窮し、たびたび審議中断-福島氏(時事通信 2010/03/12-19:02)
メディアもブログもあちこちで取り上げ話題になっている。12日午後の参院予算委員会で、自衛隊の憲法判断や有事対応などの見解を問われた福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)が答弁に窮し、審議がたびたび中断する場面があった。
自民党の佐藤正久氏は、社民党が自衛隊の憲法判断を示していないと指摘した上で、福島氏に閣僚としての見解を示すよう求めた。福島氏は「社民党党首だから、閣僚としての答弁は控える」と回答を拒否。佐藤氏がしつこく追及しても、「内閣の方針に従う」と繰り返した。
そこで、佐藤氏が菅直人副総理兼財務相に矛先を向けると、菅氏は「内閣は自衛隊は合憲という形ですべてのことを進めている」と答弁。これを受け、佐藤氏が「合憲を認めるか」と福島氏にただすと、「そうです」と渋々認めた。
なおも佐藤氏は「周辺事態が認定され、自衛隊が出動するときに閣議でサイン(同意)するか」と追及。福島氏は「仮定の質問には今の段階ではどうするか言えない」「未来の状況に関して言われても答えられない」とかわしていたが、最後は「閣議の中で議論し、その方針に従う」と答弁するのがやっとだった。
「政権に入って中から変える」などと言っていた。
もともと頼りない社民党だが、政権への恋慕から自らの立場(不確かな立場だが)さえもかなぐり捨てていく。過去にもあった話だ。
「あなたに振られたくないわ。あなた好みになるから、ずっとそばにおいてね。」
・・・好きになれないタイプ、哀れではある。
二つ紹介したい。
一つは、天木直人の「情けないぞ社民党」より。
天木氏は「今や私は誰よりも強い護憲論者である。」と言うが、もとより、私は氏を支持・評価してはいない。しかし、以下の一文は支持できるし、いい線いっている。
社民党が「天下の護憲政党」かどうかはさておき、である。この福島社民党党首の対応ぶりに腹立たしさを禁じえなかった。
憲法9条もさぞかし泣いていることだろう。
たかが一佐あがりの一年生議員に天下の護憲政党の党首がこの体たらくでどうする。
ダメ社民党でも護憲政党だ。なんとか応援しなくてはいけない。
福島大臣は佐藤議員をこう一喝すべきだったのだ。
「そんなおろかな質問をするものではない。あなたは日本の戦後史を知らないのか。
憲法9条が出来た時は自衛隊など想定されていなかった。もちろんその時は違憲だ。
なにしろ吉田茂総理さえも、憲法9条は自衛のための戦争まで禁ずると答弁したくらいだ。
しかし朝鮮動乱が起きて米国が自衛隊を作らせた。冷戦が本格化して米国が自衛隊を強化しろと命じた。
そんな自衛隊であったが、その後半世紀をへて、災害救助などで活躍する自衛隊を国民は受け入れた。日本を守って くれる自衛隊であると信じて自衛隊を尊敬している。
そのような自衛隊の存在を私は否定しない。
しかし、今の自衛隊は違憲状態にある。一昨年4月の名古屋高裁の判決でも、バクダッド空輸は明白な違憲だと断じた。
それよりも何よりも、今の自衛隊は米国の戦争に加担させられ、その手駒として使われている。
情けないとは思わないのか。日本を守るはずの専守防衛の自衛隊が、米国のために命がけで戦地に赴く。あなたはそんな事でいいと本気で思っているのか。
国民を裏切っていると思わないのか。
ところで、あなたは、サマワに派遣された時に「駆けつけ警護」をするつもりだったとかつてテレビで発言した。
あえて巻き込まれなければ正当防衛にならないからそうするのだ、と話した。
その思いは今も変わらないのか。この国会の場で国民に向かってもう一度答えるがいい。
憲法99条に基づく国会議員の憲法遵守義務を知らないような者に、合憲かどうかの質問を私にする資格はない。
いや、あなたは国会議員を続ける資格はない」
二つ目は、違った観点から。
上脇博之氏が「内閣の意思決定と少数派政党の大臣答弁のあり方の憲法論」で、「この答弁内容そのものの是非ではなく、閣議決定のあり方と大臣の答弁のあり方の憲法論について」書いている。
以上、部分引用なのでリンク先で、こういう問題もあるんだなあと、読んでみてはいかがでしょうか?・・・前略・・・
(7)全員一致説では、異なる民意を代表している大臣全員の意見を内閣として一致させることになるため、少数派の大臣が多数派の大臣の意見に従えば、少数派大臣は自らが代表している民意を裏切ることになる。
他方、多数決許容説では、異なる民意を代表している大臣全員の意見を内閣として一致させる必要がなく、各大臣が民意を裏切る必要が基本的にないことになる。
それゆえ、私は、後者が議会制民主主義により適合的な憲法解釈である、と考えているのである。
(8)連立政権が今では政権のあり方として常識になっている以上、議会制民主主義に適合的である、内閣の意思決定のあり方は、どうあるべきなのか、もっと検討すべきではなかろうか。
同じ轍を踏むなよ、社民党!
と思われたら



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2010.03.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | ・政治一般Ⅱ
