NO.154 金子みすずの詩「こだま」にたしなめられて・・・。
仲間の一泊旅行で長門市を通過した。
長門と言えば、童謡詩人金子みすず。
昼食休憩に寄ったお土産センターに、みすずの詩集が置いてあった。
パラパラめくりながら、気になる詩にぶつかった。
「こだま」・・・何冊かの詩集を見て買ってきたのだが、この詩が載った詩集じゃなかった!
呼べば帰ってくるこだまを、みすずタッチで書いたものだったが・・・。ザンネン!
どなたかご存知の方がいましたら教えてください。
気になったのは、その詩の解説。
そこには、子どもが転んで「イタイ、イタイ!」というと、お母さんから「イタイネ、ああ痛かったね」と、こだまが返ってきて、痛みは半分になる・・・、と言う風な解説があった。
過去の記事(クリック→「共感すること、理解すること」)と関わることだが、
例えばこういう事が日常的にある。
誰かが、何処そこが痛いとか、具合が悪いとか言う。
仲間たちが寄ってたかって「大丈夫?だいじょうぶ?」と声をかける。
すると当人は決まって、もっと「具合」悪くなり、そこでとぐろを巻いてしまう。
こういう時、私は「はい、大した事無いから」といって、取巻きを散らす。
勿論、前後も見て顔色も見ての判断で、自分で立ち直ることを求めてのことであり、
殆どの場合が正解なのだが・・・。
大体が、気を引く行動、かまって貰いたい行動で、ほっておくと、伝染するのも特徴だ。
次に必ず誰かが気を引こうとして、「仮病」を使う。
(彼らには仮病と言う意識は無く、そうなってしまうのだが・・・。)
私はこのひ弱さが嫌いなのだ。可愛くないのである。
誤解を恐れずに強く言えば、「(障害を持ってるからと言って)なんでもかんでも甘えてかまってもらえると思うな!」と言う気持ちだ。
自ら乗り越えられるであろう課題にも向き合うことを教えられていない、この経験の貧しさからくる「甘え」が許容しがたいのである。
だから、本当に具合が悪いと認めらない時は、「自分で立ち直れ!」と、課題に向き合わせるのだ。たまにはやさしく「もう大人だからね」と一言添えて。
技術的には、大体の場合このやり方でその場は解決しているのだが、100%納得はいかないものがある。
例えばわが子の場合だと、その痛みや寂しさやかまって欲しい気持ちが先ず胸に響いてくる。
しかし、仲間たちを見てると「またか、」が先に立つ。
この詩の解説を見て、自分のいやな所があぶりだされてしまった・・・。
そんな事が、昨日からずっと引っかかっている。
今日は、ここにさらけ出す事で、弱点を克服する契機にしなければ・・・。
3行日記

午前、わが庵にもフレッツ光がやって来た。酒飲むだけでなく、当初の建築目的どうり「人生を思索する空間」になるでしょう?午後から、ツンクンとジュンクンと釉薬掛け。腰が痛くてはかどらず・・・。土曜の蕎麦うちが心配・・・。でも気休め以上はあったかな。


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みすずにたしなめられて、ちょっと恥ずかしい友さんなのでした。
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2007.11.15 | | Comments(5) | Trackback(0) | ・仲間とともにⅠ
