NO.1571 こどもは”明日への架け橋”
きのうのNHK「ダーウィンが来た」で、面白い話があったので、
簡単に記録し、紹介しておきます。
クリック→「ダーウィンが来た!生きもの新伝説 「サルの赤ちゃん 明日にかける橋」」
これでほとんど全てを物語っているのだが、解説は以下。
中国東部の黄山。岩山に絶えず沸き上がる雲海。山水画の世界が広がる秘境です。4月、私たちはチベットモンキーを求めて黄山の森に分け入りました。観察してみると、いつもけんかばかり。チベットモンキーはサルの中でも指折りの荒くれ者なのです。群れのオスはけんかを収める時、相手のお気に入りのサルの赤ちゃんを差し出します。
相手が受け入れれば、オス2頭で力を合わせて赤ちゃんを持ち上げます。まるで橋が架かるように見えることから、「ブリッジング」と呼ばれます。
チベットモンキーがブリッジングを発達させた理由は、住んでいる地形と深い関係があります。険しい渓谷に暮らすため、限られた食べものを巡って、隣接する群れとの争いが耐えません。他の群れと戦うためは、群れ内にオスの数が増えた方が有利。オスの数が増えた群れの中では順位争いが激化し、その緊張を和らげるために、相手と仲良くなろうと始まったのがブリッジングだと考えられています。
ある日、群れに入ろうして、ひどくいじめられている新参者のオスに出会いました。体じゅうケガだらけ。このオスが頼りにしたのもやはり赤ちゃんでした。赤ちゃんを抱き、リーダーの元へと向かう新参者。リーダーに赤ちゃんを差し出し、ブリッジングを行うためです。もし、リーダーが応じてくれれば、群れの一員になることが出来ます。果たしてその結末は?オスが赤ちゃんを頼りにして、明日を築くまでの波瀾万丈のドラマをじっくりと見つめます。
チベットモンキーは、進化の過程で山地に追いやられてしまい、
エサが少ないために、テリトリーを守るために常にケンカをしている、猿の中でも最も荒くれ者らしい。
しかし、赤ちゃんを見ると一変、もう一つの優しい顔を見せる。

赤ちゃんを利用して、つながるといえば、ちょっといやらしいが、
赤ちゃんは赤ちゃんで、こうして大人にかかわることで群れの中に存在の位置を獲得していくのだという。
赤ちゃんの魅力がブリッジになり、仲間の心と心を結ぶ。
赤ちゃんは、”明日への架け橋”だという。
「子は鎹(かすがい)」というが・・・。
自然はよくできたものだと思う。
同じく昨日、福岡で3歳の子どもが虐待され、意識不明になっており、
両親が逮捕されたというニュースが流れた。
もちろん、人間にとっても子どもは希望である。
しかし、現代社会では、信じられないような人間の姿があぶりだされている。
人間は難しい・・・、のだろうか?
・・・やっぱり子どもは”希望”だと思うな。

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2010.04.19 | | Comments(0) | Trackback(2) | ・マスコミ・テレビ・新聞Ⅱ
