N.1616 ヤワラちゃん・谷亮子 「選挙でも金」? &「死に票」53% 小選挙区制に疑問噴出
「母の日」に帰省してきたが、その時の話題から。
ヤワラちゃん?
柔道ファンの一人として応援はしてきたが、・・・私の中では、もうこれでオワリ!
母も、
「政治のことがわかるのかね?
柔道はやめないで、次のオリンピックを目指す?
何考えてるんだか、バカにしてるよ!
そんな人に入れるもんね!」
堀内恒夫が自民党から、中畑清が立ち上がれ?ナベツネが手繰っているのだろうか?
谷のダンナは、居心地どうなるんだろう・・・、なんて俗なことを考える。
ま、根っこは一緒だし、問題ないか。
参院選に向けてタレント担ぎが盛んなようだ。
会見に同席した小沢一郎幹事長は「百万、千万の味方を得たような気持ちで心強く思っている」と言った。「民主党は知名度が高い谷擁立で、無党派層を中心に比例票の底上げにつなげたい考えだ。」と報道されている。
あの、谷亮子と小沢一郎のツーショットをテレビで見ていて、恥かしくなり気分が悪くなってしまった。
いや、タレント出身でもスポーツ選手出身でもかまわないんです。
どういう政治がしたいときちんとしたものがあれば、誰だって立候補するする権利があるわけですから。
「地球を覆うほどの愛で...」?
「3月に話をいただき、4月下旬に決断した。わたしならできると思った。現役はもちろん続け、ロンドン五輪で金メダルを目指す。国政の場でも一生懸命頑張りたい」?
「わたしならできる」?
なにができるというのか、自惚れも甚だしい。
記者会見では、政治課題について質問されても詰まってしまい、「より良い方向にこれから向くと信じている」と述べるだけだった。
ただの客寄せパンダで比例票を狙うとは、昨今の政治課題や政権の混迷振りを見れば、許されるものではないでしょう。「民主政治」を語る民主党の程度が明らかになったということでしょうか。
要するに票だ!民主党の国会議員は、数さえあれば、オリンピックをめざし現役続行しながらでも十分に務められますから・・・。採決の時、柔道着のまま国会に駆け込んで来てくれれば。
なめんなよ!
これは、つまるところ、小沢の民度評価だ。
「有名人田村亮子で票が取れる。有権者はその程度・・・」
国民は怒るべし!
そして一方で、支持率も危険水域に達し追い詰められた民主党の小沢主導選挙が「有名人・タレント志向」になるところに、政策や理念では打つ手がない民主党・小沢の弱点の表れだと見ておかねばならない。
それにしても、はっきり言って、どんどん劣化してますね。
もともと「劣」ではあったが。
・・・二大政党制による政治劣化の見本が進行している。
その二大政党制と、政権交代を支えてきたとされる小選挙区制。
お手本・ご本家のイギリスでは、比例代表制への改革の機運が高まっていると報道されている。
当地のローカル紙、「南日本新聞記事」から。(クリックすると、別窓で読めます)
「公正な1票が欲しい」と、20代の若者が中心になって集会がもたれたそうだ。英国の単純小選挙区制に、疑問が噴出している。
6日の総選挙の投票は53%が「死に票」。
二大政党に有利で、多様な民意を反映しにくい点が改めて示された。
せんきょご、第三極の中道左派、自由民主党のクレッグ党首は、連立政権参加を求めてきた第一党、保守党に対して、比例代表制導入で合意を求めるなど、改革機運も高まる。二大政党制を支え、日本も参考にした制度の将来は・・・。
小選挙区制は死票が多く少数政党に不利な制度。
第1党の保守党は36%の得票で議席占有率44%となったのに対し、第3党の自由民主党は23%の得票で議席占有率は8%弱。自民党は、84万票の伸ばし約680万票でも、議席はたったの5議席減。
初議席を獲得した緑の党は、30万票で1議席。
「労働党は議員一人当たり得票は3万3000票で、一議員が背負う民意は緑の党の10分の1に近い不公平だ」
イギリスは小選挙区制の本家本元。
「1党が過半数を取りやすく安定した決断力のある政府ができる」からだそうだが、50%以上も死に票が出る選挙制度が、民主主義などとは程遠い。
参考:■NO.1272 国会議員定数削減・比例削減反対への共同を呼びかけます。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1306.html
以下も。
■「本家イギリスで明らかとなった小選挙区制の問題点」(五十嵐仁の転成仁語)
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2010-05-10
・・・イギリスの変化を待つ必要はありません。日本でも、小選挙区制の害悪は、もはや明瞭になってきています。
本家の動向にかかわりなく、日本は自主的に小選挙区制というインチキ選挙制度をきっぱりと捨て去るべきです。そして、小選挙区制抜きの比例代表制度を採用し、民主社会にふさわしいまともな選挙制度への舵を切るべきではないでしょうか。
■「小選挙区制のあらゆる根拠は崩れた――イギリス下院総選挙と自民党の没落」(カネダのニュースクリップ)
http://ksnewsclip.exblog.jp/14342041
・・・イギリスをモデルとみなすのならば、その政治に変化が起きようとしている時、日本もまた変化を目指さなければならない。イギリス自由民主党は他党との連立の条件として、比例代表制の検討を持ちかけている。これまで「イギリス病」に罹っていた知識人やマスメディアが、こうしたイギリスにおける議論を無視するならば、それは一貫しない不誠実な態度である。
既に新聞社の社説には、この先のイギリスの帰趨を見定めた上で小選挙区制に対する態度を決めようとする日和見がありありと見て取れる。しかしこの先のイギリスの動向が不明であっても、既に小選挙区制の不公平さは示されているのだ。
小選挙区制のあらゆる根拠は崩れた。言い訳はごめんだ。
なめたらいかんぜよ!

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http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
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2010.05.11 | | Comments(4) | Trackback(0) | ・小選挙区制・国会議員定数削減問題Ⅰ
