NO.1689 最後の最後まであきらめない!障害者自立支援法「延命」法案は廃案に!
障害者自立支援法を巡る一人の障害のある人の思い。先ずはこの良記事をお読みください。
私の講釈は不要でしょう。
2010参院選
【遠い政治@福井 参院選を前に】
消えた文言 障害者困惑(1)(朝日コム 2010年06月08日)
「応益負担という重い負担と苦しみを皆さんに与えている、尊厳を傷つける障害者自立支援法を廃止する」
集まった障害者と支援者、1万人がどよめいた。
昨年10月30日。東京・日比谷公園で目の当たりにした長妻昭厚生労働相(当時)の発言に、福井市栄町の山内敬一郎さん(56)は「この一言が聞きたかった」と、車いすの上で胸を高鳴らせていた。
ヘルパーの介助で外出する山内さん。一人だと、車に乗り込むまでに転んでしまうことが度々ある=福井市栄町
山内さんは当時、自立支援法が定めた「サービス利用料の原則1割の自己負担」の廃止を求める訴訟を支援していた。自分を苦しめる法律の廃止を、政治家が眼前で約束した。縁遠い「政治」に、自分の思いが届いたと感じられた瞬間だった。
□
山内さんは脳性マヒで両足が不自由だ。手でアクセル操作をするよう改造した乗用車なら運転できるし、車いすで移動もできる。しかし、借家での一人暮らしには、食事づくりや車への乗り込み、目薬を差すのにもヘルパーの介助が欠かせない。
50代も半ばを過ぎ、近頃は体力の衰えから入浴や着替えが自力では難しくなった。それでも介護や家事援助を必要最小限にしている。「なるべく人に頼らず自分の力で暮らしたい」からだと言う。
勤続20年の眼鏡工場で、リストラに遭ったのは9年前。心機一転しようと実家を離れた。障害者通所施設で商品の箱詰めやチラシ折りを始めた2006年10月、自立支援法が全面施行された。
収入は、8千~9千円の工賃と障害基礎年金を合わせて月額9万円余。父親が残してくれた月4万円の共済はすべて家賃に充てている。自立支援法に基づく自己負担は当初、通所施設の利用料の月1万3千円と給食費などの実費で、自ら働いて得る工賃の倍以上に達していた。
ヘルパーのつくってくれた料理と一緒にたしなむビールや焼酎が、一日のささやかな楽しみ。軽減措置が順次導入されたが、時に親が残した貯金を取り崩した。「晩酌をいつまでできるか心配した時期もあった」と振り返る。
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山内さんは昨秋、自立支援法の違憲訴訟第3次原告団に加わる予定だった。いくら軽減措置が追加されても、「応益負担」の発想のもと、重い障害の人ほど負担が増える仕組みが受け入れがたかった。
「水を飲むのもトイレに行くのも、介助されれば『益』なのか。障害は『自己責任』か」。膨らんだ障害福祉費を抑えるため、小泉政権下の「自己責任論」が持ち込まれたとしか思えず、障害者作業所の全国組織が主催した国会請願にも度々同行した。
政権交代で、状況は一変した。昨年の総選挙で自立支援法の廃止を公約にした民主党が政権につき、就任した長妻厚労相も「廃止」を公言。9月に国が訴訟を争う姿勢からの転換を表明、山内さんは提訴を見送ることになった。
今年1月の原告と国の合意文書は「障害者の人間としての尊厳を深く傷つけた」と、反省の文言が盛り込まれた。13年8月までに自立支援法の廃止をうたい、新たな福祉法を制定するとあった。
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しかし、不安の種が生まれた。5月28日、1割負担の発想が残る自立支援法改正案が議員提案され、衆院厚生労働委員会で唐突に可決されたからだ。
自公両党と民主党が妥協して採決を急ぎ、民主党案にあった同法「廃止」の文言が消えていた。障害者施策に当事者も参画していくはずだったのに、議員提案で蚊帳の外に置かれたと、山内さんは感じている。
不可解さを残し、鳩山政権は退陣。山内さんには難点の多い改正法案すら、参議院本会議の採決を直前に政局の行方に成否を委ねられた。
「当事者が意見を言え、蚊帳の外にされない『見える政治』を確立してほしい」。山内さんは参院選を前に、そう思っている。
◇
政局が激動を重ねた昨今、私たちの暮らしに政治は何をもたらしたのか検証する。
「延命」法案は参院のまな板の上。本会議が開かれればボタン一つでアウトになる状況だ。
最後の最後まであきらめずに廃案に!
「めざす会」の呼びかけを紹介します。
◆(1)来週山場! 連日、参議院前へ
私たちは、絶対にあきらめません!
太田事務局長の訴え
太田修平です。
このメールを転送転載するなど、一人でも多くのお知り合いに伝えて下さい。
6・8緊急大集会は、お蔭様で2000名の方々が参加してくださり、
運動の弾みをつけることが出来ました。
どうもありがとうございました。
それにもかかわらず、自立支援法一部「改正」案、厳しい状況です。
マスコミは会期延長はなくなるかのように報じていますが、
「改正」案は、衆議院本会議だけでなく参議院委員会も可決されており、
民主・自民・公明の圧倒的多数が賛成し、
参議院本会議の最後の「ボタン一発可決」を待つだけの状態です。
最終日であっても本会議があれば可決可能なのです。
でも、私たちは絶対にあきらめません!
そこで、6.8緊急大集会を行った幅広い人々の参加による、
国会行動を毎日行っていきたいと考えます。
6月14日(月)から毎日です。
規模は小さくてもかまいません。組織に属しているか、いないかは問いません。
幅広い人たちの参加が重要です。
私たち市民の手で間違った政治をただしていきましょう。
「改正」案は参議院本会議のある16日(水)の可能性もあります。
14日、15日、16日とだんだん大きくなればベストです。
集合は午後1時から3時
参議院議員会館前に集合してください。
状況によっては、その時間を越える場合もあると思いますが、
お一人お一人のご都合に合わせて参加して下さい。
どうぞよろしくお願いします。
私たち抜きに、私たちのことを決めるな!
廃案めざして引き続き抗議・要請を続けます。
★国会に駆けつけられない方は、 メールやファックスでの抗議・要請も有効かと思います。
参議員議員名簿はこちら、民主党を中心に地元選出議員に集中をお願いします!
抗議・要請文案:
障害者自立支援法一部「改正」案は、廃案にされるよう要請します。
政府・民主党は障害者自立支援法の廃案を約束しました。
約束を反故にし、”悪法”を延命させる事は許されません。
期待させて裏切る「普天間基地問題」の轍を踏む ことなかれ!
成立に手を貸したら、議員を首にするぞ!・・・とか。
政府は約束守れ。私たち抜きに私たちのことを決めるな!

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2010.06.13 | | Comments(1) | Trackback(0) | ・障害者自立支援法2
