NO.1698 民主党の国会軽視 「高支持率の中で選挙に突入したい」党利党略
第174通常国会があっけなく閉幕した。政府は夜の臨時閣議で、第22回参院選の日程を「24日公示、7月11日投開票」と決定し、選挙戦が事実上スタートした。
障害者自立支援法「延命」法案は廃案が決定したのは収穫だが、それにしても、民主党の国会軽視は目に余る。
昨日東北まで、全国的に入梅したそうですね。
選挙に勝てば全てよしとする党利党略以外の何物でも無い。
メディアの「脱小沢」報道から、民主党は低迷する支持率をV字で回復した。高支持率のもと参院選に突入するチャンスだ。これまで、国政選挙があるにもかかわらず、首相が交代後に予算委員会を開かなかったのは、過去20年自民党政治の時代にもなかったことだ。
衆院代表質問 これでは論戦に値しない(新潟日報 社説 6/15)
菅直人首相の所信表明に対し、きのう14日の衆院、きょう15日の参院における各党代表質問が、7月11日に実施される参院選挙に向けた最後の国会論戦とは情けない。
代表質問は言いっ放し、聞きっ放しの一方通行である。まずそれがあって、一問一答式、双方向の予算委員会審議などで論議を深める。この手順を踏んでこそ論戦の名に値する。
ところが予算委審議どころか、党首討論さえカットされてしまった。こうした与党の国会運営は、「選挙至上主義」のそしりを免れまい。・・・
衆院代表質問―これでは判断ができない(朝日社説 2010年6月15日)
・・・そもそも国会の会期延長をめぐる民主党の対応は、鳩山前政権までの悪弊を脱していない。
首相交代時の慣例となっている予算委員会審議を十分確保するためにも、一定期間延長するのが筋だった。
民主党は参院選の投開票日が変わらないよう1日だけ延長し、衆参で1日ずつ予算委員会を開く選択肢を野党に提示していた。不十分な延長だが、その提案さえきのう撤回してしまった。
一問一答形式で論戦を交わす機会を一度も設けないのでは、ボロが出ないうちに参院選を迎えることを狙った党利党略と言われても仕方がない。
今国会では採決の強行が繰り返された。そんな乱暴な政治手法を菅政権はいの一番に改めなければならない。
・・・
首相交代は看板の掛け替えに過ぎないという野党の難詰に、首相はきのう「これから実際に何が実行されるかをよく見ていただきたい」と応じた。
だとするなら今からでも遅くはない。わずかでも会期を延長し、予算委員会での論戦に臨んでもらいたい。
国民世論無視、国会審議軽視の異常な国会運営は、論戦にも現れた。
管総理の原稿棒読み答弁は、その低調さを物語っていた。
そうした中にあって、胸のすくような質問。質問時間が短いのが 惜しまれる。
ぜひとも視聴してください。(最後は、その管首相の棒読み答弁です)
衆院本会議 志位委員長が代表質問
志位委員長の代表質問 衆院本会議→2010年6月15日(火)「しんぶん赤旗」
項目だけ紹介しておきます。
・口蹄疫問題
被害拡大防止、農家の経営を守るためにあらゆる施策を
・「政治とカネ」
小沢氏の証人喚問に民主党代表としてリーダーシップを
・普天間基地問題
日米合意の白紙撤回、無条件撤去を求める
・「強い経済、財政、社会保障」
誰にとって「強い」かが問われる
・経済――大企業応援から国民生活応援への転換の意思はあるか
〈雇用〉
〈中小企業〉
・社会保障――社会保障費削減路線による「傷跡」をどうするのか
〈後期医療〉
〈窓口負担〉
〈B型肝炎〉
・財政――大企業減税の穴埋めに消費税増税、こんな財界の身勝手につき従うのか
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2010.06.17 | | Comments(1) | Trackback(1) | ・2010参院選
