NO.176 ラブレター書いてみました。
先日のヒロコの件(こちら→「悪い心」の連鎖?)で、オサチンのお母さんにラブレターを書きました。
ヒロコのことをよく知っていただくためと、先日の件のお礼で手紙を差し上げていたのです。そしたら、今日返信が来ました。
ご自分の対応が優しさに欠けていて、後でヒロコが可哀そうになって落ち込んだことや、職員の奮闘へのエールがしたためられていました。
早速返信を書きました。
「お手紙有難うございました。
ヒロコの場合は、大変複雑で困難ですが、職員一同話し合いを重ねながら取り組んでいます。その点での不安は一切ありません。全力を尽くすのみです。
私たちのつたない努力を評価して頂いた事に、先ず感謝しています。それこそが私たちの力になり、やがてヒロコに還って行くことでしょう。ありがとうございました。
さて、オサ母さんの対応が悪くヒロコを傷つけたなんてことはありません。
あの対応の仕方は、私たちがお願いしたことであり、オサ母さんは、オサ母さんなりの、傷つけない優しい対応がきっと出来たと思っています。
しかし大切なのは、ばらばらな対応をしたのでは、本人を混乱におとしめるだけだと言う事です。ですからこちらの考えと、対処の方針を提起させていただいたのです。
オサ母さんには、心身ともに大変だったでしょうが、ご協力いただいたが故に、私たちも認識を新たにし新しい方針を立てることが出来ました。
そういう意味でご自分を責めることは、何らありません。むしろ、一生懸命に向き合ってくださり、新しい方向性と可能性を一緒に探して下さったのです。
あの時、あのようにお願い出来なければ、今の私たちの認識には至らなかったでしょう。
その意味でオサ母さんに感謝しています。
「自分が嫌になるくらいに反省」したい時は、私も多々あります。個人的には嫌だなあと思うことも。しかし、これが「方針」に基づく役回りなのです。
各々が必要な役回りに責任を果たし、全体として仲間たちを支えていくのです。
「職員の皆さんにいちいち電話で指示を仰ぎ・・・」
そうして頂いたからこそ良かったのです。ご自分の判断で対応されても、その場がとりあえず収まっても、長期的に観ればヒロコにとっては、何ら役に立たないマイナスのことだって起こりえたのです。
るる書きましたが、私たちにとっては、「ご協力有難うございました。お身体お大事にしてください」です。
ついでに言えば、私がこちらの現場にいて、相手がオサ母さんであったればこそお願いできたことでした。困難な中、一緒に作業所つくりをしてきたオサ母さんだからこそ、私も信頼して無理なお願いも率直に出来たのです。
本当に、ありがとうございました。
お身体お大事に、無理されませんように・・・」
私は常々、仲間たちとの関わりは個人的な関わりではなく、集団的な関わりだと職員に言っています。
「集団的人格」とも「集団化した人格」とも表現したりしますが・・・。一人では、支えきれないのです。だからこそ、不断に話し合い、認識を共有することが不可欠です。
そうした視点に立ってこそ、一人ひとりの個性的な関わりが生きて行くのではないでしょうか?
それは可能であれば、職員と言う枠組みをも超えて、そうありたいものだと思った出来事でした。


1)よろしければ、一言でもコメント頂ければとても嬉しいです。
(右下Commentsをポチッとどうぞ。小さくて見にくいですが。)
2)ブログランキングに参加中です。
より多くの人に読んで欲しいと思って書いてます。
ポチッと一押し、応援してください

↓

- 関連記事
-
- NO.264 「タイシコン」=対市懇・・・福岡市との懇談会。 (2008/01/17)
- NO.256 みんな頑張ってるんだ。 (2008/01/13)
- NO.193 きょうは何の日?「トラ トラ トラ」?それと・・・。 (2007/12/08)
- NO.188 陶友祭にお越しください! (2007/12/06)
- NO.176 ラブレター書いてみました。 (2007/11/30)
- NO.165 「自立支援法」が出来てから・・・! (2007/11/23)
- NO.135 受容はするが迎合はしない。 (2007/11/02)
- NO.83 「この仕事のノルマあるんですか?」・・・・はあ? (2007/10/03)
- NO.82 日本も捨てたもんじゃないな。・・・中学生の福祉職場体験の感想です。 (2007/10/03)
2007.11.30 | | Comments(2) | Trackback(0) | ・実践的福祉労働論
