NO.1806 普天間問題解決の道は
「政治とカネ」とともに、埋没してしまった感がある「普天間基地問題」。
無条件撤去しか解決の道はない。
【社説】普天間問題 政権党が語らぬ異様さ(東京新聞 2010年7月10日)
異様ではないだろう。争点を外し、隠して逃げたい無責任与党・民主党のそのままの姿と言うべきだろう。投開票日をあすに控えた参院選で、米軍普天間飛行場の返還問題をめぐる論争が低調だ。前首相を退陣に追い込んだこの問題を、政権党である民主党が語ろうとしないのは異様な選挙風景でもある。
民主党代表である菅直人首相は六月二十四日の参院選公示後、沖縄県を訪れていない。県出身の比例代表候補はいるが、選挙区での候補者擁立を見送ったからだ。・・・
沖縄県議会が日米共同声明の見直し要求を決議した。
日米共同声明見直しを決議 県議会 (沖縄タイムス 2010年7月9日 13時16分)
県議会は9日の本会議で、米軍普天間飛行場移設の日米共同発表の見直しを求める日本政府あての意見書と、米政府・議会あての決議を、退席者2人を除く全会一致で可決した。
意見書と決議の内容は同じで、日米共同発表(声明)について「県内移設反対という沖縄県民の総意をまったく無視するもので、民主主義を踏みにじる暴挙として到底許されない」と強く批判している。・・・
以下は、「普天間問題解決の道は」のデフォルメ版です。



太平洋戦争で凄惨な地上戦を体験し、米軍占領下で土地を無法にうばわれ、戦後65年にわたり基地の重圧をおしつけられてきた沖縄県民。もはや忍耐の限界をこえています。 “新たな基地をつくってもいい”という場所は、沖縄はもちろん、日本のどこにもありません。「日米合意の白紙撤回」「無条件撤去」─この日本の要求をはっきりとアメリカに伝え、そこから交渉をスタートさせることしか、普天間問題を解決する道はありません。

「海兵隊は(日本を)まもる部隊ではない。地球の裏側まで飛んでいって、攻める部隊だ」「沖縄に海兵隊がいるかいないかは、日本にとっての抑止力とはあまり関係がない」(菅民主党代表代行・06年6月1日の講演)
かつては、「海兵隊撤退を米国にもとめていく」(01年)「日本の抑止力と関係がない」(06年)といっていた菅首相。志位和夫委員長が国会で、この事実を指摘すると、“過去にいろいろいったが、変わるのは政治家として当然だ”とひらきなおることしかできませんでした。 アメリカいいなりに自分の態度を180度変え、国民への約束もホゴにして平気─こんな政治が許されていいわけがありません。参院選では、日本共産党を大きくのばすことで、基地おしつけ勢力にきびしい審判をくだしましょう。


米国務省でメア日本部長(右から2人目)と会談する志位委員長(左から2人目)=5月7日、ワシントン

「4・25県民大会で、沖縄の怒りをあらためて痛感した。アメリカに、その声を直接とどけたい」 ─志位委員長は5月、米国務省の日本部長と会談しました。 志位委員長は、「沖縄県民の怒りは、限界点をこえた。『抑止力』というが、もはやその言葉は県民には通用しない。この事実を直視すれば、無条件撤去しかない」と、はっきり提起しました。

会談では、意見がまっこうから対立しましたが、米国の担当者は、「見解はちがっても意見交換するのは有益です。民主主義の基本です。これからも大いにつづけましょう」と発言。志位委員長も「その言葉には完全に同意します」と応じました。 かつて共産党員を入国させなかった国が、「共産党とも対話すべき」と大きく変化しています。国民の立場にたって、アメリカにたいしてはっきりとモノをいう─これは本来、日本政府がおこなうべき外交ではないでしょうか。

「沖縄県民には立派なことをいう国会議員も、アメリカではなにもいわなかった。私は、今回の共産党の訪米がいちばん意味があったと思っている」 ─町の面積の83%を基地に占領されている嘉手納町の宮城町長は、志位委員長の訪米をこう評価しました。 事実と道理にたって、アメリカにもきちんとモノがいえる党・日本共産党がのびてこそ、日本の政治を前にすすめることができます。
くわしくは↓
「普天間基地問題――“アメリカいいなり”政治から、日本国民に顔をむけた政治に転換を」(日本共産党の参院選公約。部分)

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2010.07.10 | | Comments(0) | Trackback(1) | ・日本共産党Ⅱ
