NO.1812 参院選結果 二大政党離れの傾向 二つの政治悪の転換を
オクトパス・パオル君が評判です。
世界は平和なようです・・・(笑)
さて、選挙の結果について、いろいろとご批判やご意見をいただいています。
あ、長期低落傾向に歯止めがかからない共産党についてですが・・・。
一つ一つにお答えできませんが、真摯に受け止めて(まるで枝野民主党幹事長みたいな言い方ですが・・・笑)自分なりに考えて行きたいと思います。コメントいただいた皆さんにお礼を申し上げます。
ということで、、参院選挙全体についてですが・・・。
民主党の敗北・与党過半数割れという結果は、普天間基地の「沖縄県内たらいまわし」の強引な押し付けや、後期高齢者医療制度の廃止見送り、障害者自立支援法の「延命」策動など、政権交代への期待を裏切り続けてきたことや、突然の消費税10%増税提起などに対する国民の審判としては、当然の帰結だと思います。
その上で、自民党が改選第1党になったわけだが、民主党への批判票が自民党に戻ったわけではないところに、大事な点があることを見てみたい。
参院選比例代表の得票を見ると、
・民主党は1845万140票(得票率31・6%)
昨年総選挙比 マイナス1139万4659票
前回参院選比 マイナス480万6107票
・自民党は1407万1671票(24・1%)
昨年総選挙比 マイナス473万8546票
前回参院選比 マイナス247万3090票)
数字は、民主党から離れた票が自民党に戻ったとは言えないことを示している。
大敗した民主党だけでなく、改選第1党になった自民党も後退した事実は、国民の「二大政党離れ」を鮮明に物語っているといえる。
一方、躍進したみんなの党は794万3650票(13・6%)である。
主に自民と民主、それに後退した共産や社民の減った分の票がみんなの党に流れていると見て良いだろう。
「政権交代に期待したが、民主にはガッカリした。かといって自民には戻りたくない」という多くの声を吸収したみんなの党の一人勝ち・・・、今回の選挙結果は、将に「新しい政治への模索」を示しているといえるのではないか。
しかし、多くの方が指摘しているように、みんなの党は典型的な新自由主義政策=小泉構造改革路線を踏襲するものであり、その聞こえがいい「小さな政府」論の本質は、今後の政治過程の中で国民の支持をひきつけ続けるものとは到底思えない。
ねじれ国会という状況の中で、それぞれの政党がそれぞれの姿をまた見せることだろう。
連立問題などで簡単に馬脚は現さないだろうが・・・。
消費税増税問題、普天間基地問題、雇用と労働問題、社会保障問題、衆院比例定数削減問題・・・選挙で問われたくらしと平和、民主主義に関わる重要問題が具体的な政治場面で問われることになる。
その中で、内政においては「財界・大企業言いなり」、外交においては「アメリカ言いなり」の政治の基本を変えることの必要性がますます明らかになってくるだろう。
当道場は、「財界・大企業言いなり、アメリカ言いなり」の「二つの政治悪」を転換しようという立場で、これからもシコシコと書き込んで行きたいと思います。
もちろん主戦場は、生活と労働の現場で、顔を見せ自分の生き様と言葉で!ですが・・・。
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2010.07.13 | | Comments(5) | Trackback(4) | ・2010参院選
